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日本ダービー(JpnI 東京芝2400m 6月1日) “POG大魔王”こと丹下日出夫が先行予想!!

 ディープスカイの末脚さく裂!史上まれにみる激戦といわれる競馬の祭典、「第75回日本ダービー」(JpnI 東京芝2400m 6月1日)。昨年度の競馬専門紙回収率ランキング1位の競馬評論家、丹下日出夫氏はディープスカイがNHKマイルCで見せた33秒台の末脚を再現、GI連覇に太鼓判を押す。

 今年の皐月賞は、夜来の雨もあって、馬場は良発表とはいえ渋っていた。前半5F61秒4というスローペースもあったが、同日に行われた古馬1000万の鹿野山特別2分2秒3と、わずかコンマ6秒差。過去10年間で、下から数えて2番目の、2分1秒7では、レベル的に心もとない。
 もともと今年の明け3歳世代は、「これ」という時計やラップを有する有力馬は少なかったが(いたとしても、ダービー前に全滅だったりする)、そうした数字面の不備が多い前哨戦において、ひと際異彩を放つ存在が、ディープスカイの制したNHKマイルCですか。
 当日は、稍重というよりは重馬場に近い、時計の出にくい芝もあって、芝1600m1分34秒2は若干平凡に映るものの、上がり3Fはレースのソレ(35秒0)を1秒1も上回り、ただ1頭だけ33秒台の末脚で他馬を串刺し。皐月賞6着のブラックシェル(2着馬と0秒1差)を、悠々2馬身近く振り切る完勝だった。
 そのブラックシェルとの着差を比較すれば、皐月組を凌駕。2400mへの距離延長が課題になるが、2走前の毎日杯(芝1800m)では、マイル通過・1分33秒8というハイペースをさばき、1分46秒0という好タイムで勝ちあがっている(これなら2〜3Fの延長にも対応が利く)。
 なんせ近年のダービーはスローの瞬発力勝負が大半。マイラー有利の傾向が強い。馬体のつくりというか完成度も、3歳世代ではちょっと抜けた存在なんだよなぁ。
 相手本線も、前記毎日杯2着を経由して、わずかキャリア3戦でダービーに到達したアドマイヤコマンドのセンス。
 道中、舌越ししたり、フワフワとして若さを残すものの、前走の青葉賞は、好位のポケットから、鞍上のゴーサインに鋭く反応し、メンバー中最速の34秒4をマーク。
 確かに、前走比12kg減の馬体は気がかりだが、典型的なスローの上がり勝負だっただけに、まだオツリはある。
 一角崩しがあれば、皐月賞3着のマイネルチャールズですか。
 皐月賞というレースは、1コーナーにさしかかるまでに、勝敗の大勢が決まるようなところがあるが、発馬でモタつき、道中後手。圧倒的な1番人気を背負っていたこともあって、動くに動けず。
 他馬のマークを一身に集め、中団でもまれっぱなしの中、何とか地力で3着に追い上げたが、今度は比較的マークも薄くなる。鞍上の松岡クンも、気楽というか。果敢に立ち回れるだろうし、一角崩しはあると思うよ。
 「皐月賞で、もっとも印象に残った末脚を使った馬こそが、ダービーの穴馬」という格言にならえば、惑星はレインボーペガサス(雨よ降れ)。
 以下、連下に大崩れのないタケミカヅチ。クリルタルウイング、モンテクリスエスの青葉賞2、3着馬。極端な不良馬場になった際のサクセスブロッケンを大穴に一考。

〈プロフィール〉
 丹下日出夫(たんげ・ひでお) ガンジーと浜崎あゆみと同じ10月2日生まれ。競馬専門紙ホースニュース「馬」の本紙予想を長く担当して、現在フリーの競馬評論家。昨年は専門紙の年間回収率ランキング首位だった。グリーンチャンネル、UHFの「中央競馬ワイド中継」などでも活躍していた。POGの専門家で自称POG大魔王。特別編集長を務めた「最強のPOG」(青本、KKベストセラーズ刊)が好評発売中

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