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芸能 2018年03月26日 22時00分
リアル『逃げ恥』の展開もありそうな星野源とガッキー
歌手で俳優の星野源(37)が、ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)で共演した女優の新垣結衣(29)と同じマンションに引っ越したことが、一部で報じられた。 記事によると、星野が引っ越したのは都心のデザイナーズマンションで、同じ敷地内に数棟建っているタイプ。星野と新垣は同じ棟ではなく、隣同士の棟になるという。 「ドラマの撮影時には、多忙な星野を新垣が気遣ったり、撮影中には楽しそうに談笑するなど、かなりいい雰囲気だったそうです。とはいえ、互いの連絡先は交換していなかったようで、プライベートでの交流はなかったみたいですね」(TBS関係者) 現在も互いに多忙な2人だが、“ご近所さん”ということもあり、今後、2人の関係が大きく進展する可能性がありそうだというのだ。 「星野はラジオ番組などでAV女優・高橋しょう子の大ファンを公言していますが、プライベートではあまり女性になれていないようです。最近は、仕事のストレスも溜まってか、現場では大勢のスタッフを引き連れ、言いたいことを言いまくるので評判がガタ落ち。一方、新垣は完全なインドア派。プライベートでも特に趣味もなく、家に引きこもっていることが多いのだとか。星野も新垣も“リア充”からはほど遠い状態。互いの息抜きに2人で密会していてもバレないはずです」(芸能記者) 2人が交際だったら、互いのファンも後押しするはずだ。
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スポーツ 2018年03月26日 21時45分
篠塚辰樹に工藤政英がキックの洗礼!藤田大和快勝に天心パパ「強いねぇ」【RISE】
『RISE123』▽24日 後楽園ホール 観衆 1,800人(超満員札止め)▼第7試合 第3代RISEフェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R○工藤政英(2R 1分34秒 KO)篠塚辰樹●※3ダウン。工藤が決勝進出 同い年の盟友で、同じTEPPEN GYMに所属する“神童”那須川天心とこの春から二人暮らしを始めたという篠塚辰樹。先月のデビュー戦に続いてこの日も天心がセコンドに付き、サポートした。 1R、戦前に放ってきたビッグマウスを有言実行するべく、元プロボクサーの篠原は重く鋭いパンチを繰り出した。これが工藤の顔面とボディを捉え、会場からどよめきが起こる。余裕の表情を見せ、時には蹴りも繰り出しながら工藤との距離をキープしていたようにも見えたが、工藤は1R終盤、ガードしながら三種の神器のひとつ「きもロー」(ローキック)を打ち始めてこれを凌ぐと、2Rは一転して篠塚が工藤のローキックに苦悶の表情を浮かべた。篠原は3回ダウンし、規定により試合終了。デビュー2戦目にしてKO負けを喫した篠塚は天心の肩を借りショックを隠せぬ表情で、控室に戻った。 戦前、散々挑発してきた篠塚に対して「パリピ感がある」と切り返していた工藤。篠塚にキックで文字通り洗礼を浴びせた形となったが、「今までたくさん試合をしてきたが、あんなパンチを食らったのははじめて。ズバ抜けていた」と篠塚のパンチの強さに驚いた様子。ただ試合に関しては「完全なる作戦勝ちですね」と満足げだった。 今回はひたすらローを練習していたという。「パンチの練習はしませんでした。『きもロー』があって良かった。でもその代償で今、僕の足は西野カナみたいに震えてます」と最後は足を指さし、報道陣の笑いを取っていた。決勝はライバル森本“狂犬”義久と6.17幕張メッセ大会で対決する。 KO負けを喫した篠塚は「まだ生の足の免疫がないのでは」と関係者は分析している。さらに関係者は「工藤はくるぶしのあたりに蹴ってくるので、キックがかなり痛い」と試合を分析していた。 天心のような不敗神話を頭に描いていたであろう篠塚にとっては悔しい敗戦になったが、19歳とは思えぬ色気や、新星の到来を感じさせる独特のオーラ、そしてあの強力なパンチは天心が言う「キックを広めるため」に必要な選手だ。幕張メッセ大会で王座を獲得する目標は流れてしまったが、1年はまだ長い。年内の王座戴冠に向け、今回の敗戦を前向きに捉えてもらいたい。▼第3試合 (-58kg契約) 3分3R延長1R○藤田大和(1R 2分18秒 KO)泰良拓也●※右ストレート 那須川天心と闘いたいと公言する日本人選手がたくさんいる中、昨年2回も天心と対戦し、両試合とも地上波ゴールデンタイムで放送され注目を浴びた男がいる。藤田大和だ。アマボクシング全日本選手権バンタム級優勝(2011年)の肩書きを持つ藤田は、昨年10月にRIZINマリンメッセ福岡大会で、MMAルールで天心と対戦。最後は判定で敗れたものの、天心が5分3Rで仕留められなかったことや、試合後に天心が「藤田選手は強かった」と発言したことから、注目度、知名度は一気に上がった。入場テーマ曲が、高田延彦統括本部長が現役時代に使用していた『トレーニングモンタージュ』だったことも格闘技ファンから好意的に見られている。 2度目の対戦は昨年の大晦日にさいたまスーパーアリーナで行われたRIZINキックトーナメントの決勝戦。1回戦で砂辺光久をKOし、再び天心の前に立ったが、「何もさせてもらえぬまま」1RでKO負け。完敗だった。この悔しさを胸に、天心の主戦場であるRISEへの参戦を決めた藤田。対戦相手はRISEフェザー級7位の泰良拓也だ。 藤田は序盤からパンチで試合の主導権を握り、右フックで最初のダウンを奪うと、続けて繰り出した右ストレートが泰良を捉えてダウンを奪った。キック団体のデビュー戦で見事なKO勝ちを収めた。完勝である。 「今年はしっかりキックをやって天心君に追いついて、追い越すまで頑張りたいと思います」 リング上でこう叫ぶと客席からは大きな拍手と歓声が上がっていた。藤田は退場する際、すれ違った「天心パパ」ことTEPPEN GYMの那須川弘幸会長から「強いなぁ」と声をかけられた。コメントブースに現れた藤田は「もう少し軽い感じでパンチを打ちたかった」と反省しながらも「ジャブが当たった時点で『いけるな』と思いました。被弾したけれど、効いてなかった。自分の持ち味のパワーと強さは出せたと思う。(天心に関しては)もうあんな悔しい思いはしたくないので、やり返したいと思います」とリベンジ宣言。初のRISEマットに関しては「後楽園ホールは最高でした。お客さんの顔が近かった。ここから1個ずつ勝ち上がっていきます」と笑顔で前を向いた。 天心との対戦が地上波のゴールデンタイムで放送されたこともあり、藤田はRISEにとって大きな新戦力と言ってもいいだろう。幕張メッセ大会に出場するかはまだ未定だが、天心と三たび遭遇するのか?篠塚も含めて、天心とゆかりのある2選手を長い目で見守りたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年03月26日 21時30分
「大雅も殴らないと」森本“狂犬”義久激勝!清水は大物ヘビー級選手との対戦を要望【RISE】
『RISE123』▽24日 後楽園ホール 観衆 1,800人(超満員札止め)▼セミファイナル 第3代RISEフェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R○森本“狂犬”義久(判定 3-0)宮崎就斗● 工藤政英が篠塚辰樹をKOした余韻が冷めやらぬ中、宮崎と森本が入場。場内は早くも“狂犬”コールの大合唱だ。1Rから宮崎が得意としているローに森本はローを返して、スパートをかけた。森本は2R、左ストレートからのパンチのラッシュでスタンディングダウンを奪う。その後、宮崎、森本ともに鼻血を出しながらも、最後まで見応え十分の大激戦を繰り広げ判定にもつれ込んだ。間違いなくこの日のベストバウトだ。結果はダウンを奪っていた森本が3-0で勝利を収め、決勝に駒を進めたが、宮崎の今後にも期待したい。 「生意気なガキ(篠塚)が来るかと思ったけど、うさぎ(工藤)が上がってきた」 試合後に森本は“狂犬節”を爆発させたが、コメントブースでは「きょうはスタミナが切れて万全な状態じゃなかったけど、やってて途中から楽しくなってきました」と試合を振り返ると、決勝の相手について「どっちでも良かったけど、篠塚より工藤選手の方が良かったかな」と語った。 森本にとって工藤は昨年5月20日に対戦し、延長でも決着が付かず、11月23日に行われたDoAトーナメントの決勝で対戦する約束をするも、お互いに決勝まで進めず対戦できなかったライバルだ。工藤と6.17幕張メッセ大会というRISE史上最大のビッグマッチで拳を交わすことに、素直に喜びを爆発させていた。工藤も「森本戦は引くつもりはないので、かなり面白い闘いになります」と約束した。 またK-1との契約問題から、RISEへの参戦が噂されている大雅が後楽園ホールに来場し、森本の試合を観戦した。大雅が来場していたことに気づいていたという森本は「あいつはいつか殴らないといけないですね。『殴りたいリスト』に入りました」と宣戦布告。獲物に階級は関係ないようだ。▼メインイベント SuperFight!(-92kg契約)3分3R延長1R○清水賢吾(2R 1分27秒 KO)“Hitter”デビッド・トラレッロ● メインでは貴重な日本のヘビー級選手である極真会館の清水が登場。全身タトゥーのトラレッロと対戦した。肉を切らせて骨を断つスタイルの清水だが、序盤はトラレッロのゆったりとしたペースに合わせ、様子を見る。1R、トラレッロが清水の左フックをもらいダウンすると、逆にトラレッロはギアを一気に上げ怒涛の攻撃を見せる。これには清水も「焦った」ようだが、一気に攻めては休み、一気に攻めては休むトラレッロのスタイルを見切ると、2R、左フックでダウンを奪いレフェリーが試合を止めた。 しばらく納得がいかない様子だったトラレッロだが、まもなく35歳になるヘビー級戦士は健在。6.17幕張メッセ大会では「知名度の高い大物選手とやりたい」とアピール。RISE関係者も「これまでヘビー級戦線を引っ張って来られた功労者。期待に応えられるように交渉したい」とコメントした。 この日が娘の卒園式だったという清水は、卒園式に参加し娘の晴れ姿に号泣してから試合に臨んだという。「きょうは娘のために勝ちたかった。勝ってリング上で写真を撮れば記念になるじゃないですか」。そう笑う清水の顔はファイターからパパの顔に戻っていた。 6.17幕張メッセ大会は日本キック界最高クラスのビッグマッチとして、世間からの注目度も高い。日本人ヘビー級選手と、RISEだから提供できる名勝負、そして那須川天心兄妹の参戦で動員8,000人を目指す。取材・文・写真 / どら増田
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社会 2018年03月26日 19時30分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 財務省へのペナルティー
森友学園への国有地売却に関する決裁文書について、財務省がついに改ざんを認めた。野党や大手メディアは、削除された部分に安倍昭恵夫人の名前があったことで、再び「総理の関与」を追及する方針だが、それでは財務省の思うツボというものだ。 まず、忘れてならないのは、今回の文書改ざんが、森友学園の事件が発覚したあとで、本省理財局で行われたということだ。だから、最初にこの改ざん事件の始末について考えなければならない。 財務省が国会に提示した決裁文書の改ざんは、有印公文書偽造にあたる。懲役10年以下の重罪だ。だから、まず改ざんに関わったすべての財務省職員を懲戒免職にするとともに、改ざんを指揮した当時の佐川宣寿理財局長と、理財局の幹部を逮捕しなければならない。 それをしたうえで、なぜ財務省が森友学園に国有地を8億円もの値引きをしてたたき売ったのか、という点をしっかりと解明する必要があるのだ。 ある元経済産業官僚は、官邸で経産官僚が重用されるようになり、危機感を覚えた財務官僚が、安倍総理を喜ばそうとしてやったのではないかと言う。それもあるかもしれないが、私の見立ては違う。 安倍総理は、一昨年の秋頃から、消費税率の引き下げを画策していた。それは、財務省にとって許しがたい蛮行だ。そこで財務官僚が、安倍総理を失脚させるために、自らの危険をも顧みず、あえて決裁文書の改ざんをしたのではないだろうか。 昭恵夫人の名前を削除しておいて、後からそれが発覚すれば、世間は安倍総理の関与を疑い、自民党総裁選での敗北、あるいは総理辞任が期待できるからだ。だから、いまの安倍総理の責任追及の動きは、まさに財務省の思惑通りということだ。 財務省が起こした前回の大きなスキャンダルといえば、大蔵省時代の'98年に起きた「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」だった。大蔵官僚が過剰接待を受けていたのだが、その後始末として大蔵省は、金融庁を分離させられ、大蔵省という名前自体も捨てざるを得なくなった。 今回は、それ以上のスキャンダルなのだから、財務省にそれ以上の制裁を与えなくてはならない。 一つのアイデアは、国税庁を分離して歳入庁として独立させることだ。いままでは、財務省に逆らうと国税が査察に入ってくる恐れがあるので、誰も財務省に逆らえなかった。しかし、国税庁を分離してしまえば、財務省は普通の官庁のひとつになる。日本の政治をコントロールしようなどという妄想は抱かなくなるはずだ。 ただ私は、最も望ましい制裁は、消費税率の引き下げだと思う。財務省が一番嫌がることだからだ。 また、安倍政権の発足以来、国民の大部分が景気回復を実感していないのは、実質賃金が安倍政権発足後の5年間で4%も下がっている点だ。 そして、その実質賃金減をもたらした大部分の原因が、消費税率の引き上げなのだから、消費税を元に戻せば、デフレからの完全脱却が可能になる。安倍総理が、支持率回復のため、今回の事件を利用して消費税引き下げに踏み切る可能性は、十分あるだろう。
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スポーツ 2018年03月26日 18時30分
センバツ甲子園 王者・大阪桐蔭の連覇を阻む有力出場校の戦力
球春到来――。90回目の記念大会となるセンバツ高校野球。注目は甲子園大会で初めて導入される「タイブレーク制」と、史上3校目となるセンバツ連覇を狙う大阪桐蔭だろう。 「今年の大阪桐蔭は、とにかく選手が揃っている。投打ともにスターが多く、同校史上最強とも称される学年が最年長となったチームです。個人的には、投手、内野手、外野手の“三刀流”根尾昂が楽しみ。足も速く、スケールの大きい松井稼頭央といった感じです。『野手・根尾』をたくさん見たいと思いますが、本人は『ショートを守ることで投手のコツが掴めた』と話していました。自身は投手中心で考えているみたいですね」 高校野球に関する著書を多く持つスポーツジャーナリスト・手束仁氏がそう語る。根尾は昨秋の近畿大会・準決勝で、今大会にも選ばれた近江(滋賀)相手に完封勝利を収めている。それも、16Kという奪三振ショー付き。プロ12球団のスカウトも、「マルチな才能がどこまで伸びるのか?」と、“最優先チェック”であることを伝えていた。 「1チームから同時にドラフト指名された最多人数は、'77年の法政大など5人でした。当人の進路希望はともかく、それを上回る可能性もあります」(スポーツライター・美山和也氏) 外野手・藤原恭大もすごい。走攻守3拍子揃った左のスラッガーで、前述の近畿大会・履正社戦では2本塁打を放ち、「本当に高校生か?」とスタンドをどよめかせた。また、守備も巧いため、「プロですぐ通用する」との声も聞かれた。 「昨秋の神宮大会で背番号1を付けた柿木蓮も注目です。スライダーと落ちるボールを駆使し、それと手首の使い方がいいのでしょう。ボールに伸び、キレがあって、球速以上のスピードを感じさせます。また、控えの左腕・横川凱が駒大苫小牧戦に投げたのも見ましたが、身長190センチの長身から投げ下ろすボール、カーブのキレは一級品でした」(スポーツライター・豊島純彦氏) 内野手の山田健太と主将の中川卓也、そして、強肩捕手・小泉航平もドラフト候補だ。当人たちの希望もあるだろうが、プロ予備軍7人を擁するスター軍団を破るのは並大抵ではない。 「7年ぶり10回目出場の東海大相模(神奈川)もいい。森下翔太は昨秋5本塁打と評判通りの活躍でしたが、遊撃手の小松勇輝に注目しています。神宮での作新学院戦の初回、小松はやや中堅寄りの右前打を放つと、躊躇することなく一気に二塁まで走りました。普通ならシングルヒット。足が速く、積極的な走塁が大量4得点の契機になりました。理想的なリードオフマンである小松が打てば、東海大相模は勝ち上がっていくと思います」(豊島氏) 昨秋の神宮大会の覇者・明徳義塾(高知)や静岡、東邦(愛知)、聖光学院(福島)、創成館(長崎)、明秀日立(茨城)も前評判が高い。 「明徳義塾は相手のミスに付け込み、スチールやエンドランを仕掛けてきます。エース・市川悠太は強気のピッチングで試合を作ってくれます」(同) 手束氏は新2年生ながら伝統校・東邦の4番を任された石川昂弥をポイントゲッターに挙げる。さらに、 「ダークホース的存在なのが日本航空石川。打撃のチームです。昨秋11試合で96得点と破壊力も抜群。一気に波に乗るかもしれません。近江も面白いですよ。新3年生のエース左腕・金城登耶も好投手ですが、神奈川県に遠征した試合では同じ左腕の林優樹が投げていました。スリークオーター気味のフォームで、いわゆるムービングボールを投げてくるんです。実力なら創成館。エースの川原陸はプロ注目の左腕です。少ない投球数で完投でき、それでも奪三振数が2ケタに届いています」 東北の雄・聖光学院は右肘故障から這い上がったエース衛藤慎也がカギを握る。打線は「同校史上最強」といわれ、東北大会4試合で1試合平均13安打、11得点の破壊力を持つ。神宮4強の静岡は、鈴木翔也、春翔一朗の二枚看板がウリだ。 「明秀日立のエース細川拓哉はDeNA細川成也の弟。1番・遊撃の増田陸は走攻守3拍子揃っていて、ソフトバンクの松田宣浩に似ています。金沢成奉監督は光星学院時代に坂本勇人(巨人)、北條史也(阪神)らを育てており、能力の高い選手が多い。初出場とはいえ侮れません」(美山氏) また、明徳義塾と初戦でぶつかる中央学院(千葉)には“大谷”がいて、関東圏では注目度も高かった。 「大谷拓海は投手で4番、投げない日は外野を守ります。『大谷』がコールされるだけでスタンドから拍手が沸くんです。こういう選手は貴重ですよね。相馬幸樹監督は社会人・シダックスで野村克也さんの薫陶を受けており、チームもまとまっています」(手束氏) 明徳義塾の馬淵史郎監督も大谷には一目置いていた。すでに神宮大会で対戦しているが、左打者の大谷が左翼席に運んだ一撃を見て、「あそこまで飛ぶとは…」と驚いていた。星稜・松井秀喜、早実・清宮幸太郎とも対戦してきた名将は、彼らに勝るとも劣らない逸材に警戒を示す。 「大谷のマイナスを挙げるとしたら、左バッターに投げにくそうにしている点。ボールがシュート回転するので痛打される。でも、右打者には得意のスライダーを外角に決めていました。スリークオーター気味の投球フォームをオーバースローに改造したようですが、シュート回転の悪癖が克服されれば…」(豊島氏) 中央学院の試合を見た美山氏は“同校2人目の二刀流”西村陸もポイントとなる選手に挙げていた。 「右サイドスローで、技巧派ではなく、スピードでも勝負できるタイプ。大谷だけではなく、他にも好投手が控えています」 馬淵監督は「甲子園通算50勝」に王手を掛けている。二刀流退治で、節目の勝利を飾れるかにも注目が集まる。 16日に行われた組み合わせ抽選会では“身内対決”も話題になった。順調に勝ち上がればの話だが、準々決勝で智弁学園(奈良)と智弁和歌山の“同門”が激突するかもしれない。 また、今大会では新ルールのタイブレーク制がいきなり見られるかもしれない。過去10年、甲子園大会808試合を調べ直したところ、延長戦にもつれ込んだのは78試合。うち、タイブレーク制の対象となる13回以降に突入したのは10試合。つまり、1.2%の割合でしか新ルールは適用されないことになる(本誌調べ)。 しかし、そのタイブレーク制となる10試合の内訳は、春9試合、夏1試合。つまり、センバツはタイブレーク制に突入しやすい大会ともいえる。 「昨年のセンバツでは、『延長15回引き分け再試合が2回もありました。これにより、導入が加速されました』(手束氏) タイブレーク制は延長13回に突入した場合に行われる。「無死一、二塁」から開始され、前イニングに7番バッターで攻撃を終了させたら、「6番打者が二塁走者、7番打者は一塁走者」となり、8番バッターが打席に立つ。人為的な措置のため、それまでの試合の流れを遮ることが、導入反対の主な理由だった。 「センバツは投手力の大会といわれています。無死一、二塁からの試合再開となれば、作戦の選択肢が広がります。重盗、エンドラン、バントで好投していた投手が一気に打ち崩されてしまう事も。守る側もバント処理、牽制、守備位置を変えるサインプレーなど基本的な動きが問われます」(美山氏) 90回目の記念大会は、新たなドラマを生みそうだ。
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スポーツ 2018年03月26日 17時50分
オリックス担当記者が分析する開幕展望〜開幕ローテ編〜【オリックス】
オリックスは25日、本拠地でのオープン戦で阪神と引き分け、全日程を終了した。14試合を戦い、7勝5敗2分。5位というまずまずの成績を収め、レギュラーシーズンを迎えることになった。 「いよいよ3月30日より2018年シーズンが始まります。われわれ選手一同、優勝目指して、熱く、強く、気持ちを持って試合終了まで全力で戦います。皆さんの声援が力になります。2018年シーズンも熱い声援をよろしくお願いします」 試合後にファンクラブ会員をグラウンドに招いて行われた出陣式で、選手会長のT-岡田がこのように挨拶すると、ファンは期待を込めて大きな拍手を送った。 「今年こそ…って毎年言ってるんですけどね」 エースの金子千尋は自虐気味に話していたが、チームもファンも「今年こそ」優勝したい、してほしいと思う気持ちは強い。それは取材している私たち「オリックス番」にとっても同じ思いである。球団統合後、優勝は2010年の交流戦のみ。金子はオリックス・バファローズの1期生ということもあり、優勝したい気持ちは強いし、ファンの悔しさも肌で感じている。 ケガによる出遅れがあった年を除けば、ほぼ毎年開幕投手を務めてきた金子。実際、2016年からは2年連続で務めてきた。しかし、今年は登板数を抑えて登板間隔を維持するため、高卒10年目の西勇輝に大役を譲ることになった。西は初の開幕投手を務める。現時点での開幕ローテーション予想は次の通りだ。3月30日(金) 西勇輝(対ソフトバンク/ヤフオクD)3月31日(土) 田嶋大樹(対ソフトバンク/ヤフオクD)4月1日(日) 山岡泰輔(対ソフトバンク/ヤフオクD)4月3日(火) 金子千尋(対千葉ロッテ/京セラD)4月4日(水) 山本由伸(対千葉ロッテ/京セラD)4月5日(木) ディクソン(対千葉ロッテ/京セラD) 新外国人アルバースとローテーションの残り1枠を争う高卒2年目の“オリの神童”山本だが、23日のファームの広島戦(舞洲)で最速157キロを記録し、8回を3安打無失点の好投。球数も103球と100球を超えた。福良監督は昨年から「由伸は100球投げさせたときどうなるか」と課題を口にしていただけに、ファームとはいえ課題をクリアしたことは大きい。スタミナ面で監督の信用を勝ち得てないアルバースをロングリリーフもできる中継ぎに回し、山本を先発で起用する可能性が高まっている。 「上で何かあったときのために、準備はしてもらわないと困る」 オープン戦の最後に支配下登録されたばかりの高卒2年目、榊原翼が阪神の上位打線を三者凡退で打ち取る好投を見せると、福良監督は榊原の投球を称賛するとともに、ファームの選手にメッセージを送った。ファームでは吉田一将、松葉貴大、山崎福也、山田修義、東明大貴、吉田凌、佐藤世那ら、1軍の試合で先発可能な選手が声がかかるのを手ぐすねを引いて待っている。佐藤達也、塚原頌平、比嘉幹貴、齋藤綱記、鈴木優、ルーキーのK-鈴木ら中継ぎ陣も同じだ。投手層の厚さはソフトバンクに引けをとらない。 オープン戦では防御率1位の好成績を収めた。今シリーズから3年ぶりにチームに復帰した高山郁夫投手コーチのもと、「投手王国復活」に向けて期待がかかる。シーズンが始まり、ルーキーの田嶋や2年目の山本にある程度計算できるようになれば、ソフトバンクともいい勝負ができるはずだ。田嶋と山本がローテの鍵を握っていると言ってもいいだろう。 ソフトバンクとの開幕3連戦は投手力で強力打線をねじ伏せたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年03月26日 17時45分
センバツで再注目 ノムラID野球を巡るNPBの裏話
高校球界にも「ノムラID野球」が浸透――。甲子園球場では第90回記念大会のセンバツ高校野球大会が繰り広げられている。大会3日目の3月25日、明徳義塾(高知県)が中央学院(千葉県)にサヨナラ勝ちした。同校を率いる馬淵史郎監督(62)は、これで甲子園通算50勝である。劇的なサヨナラ3ランアーチで節目を飾ったわけだが、両校の対決は異様な盛り上がり方を見せていた。「馬淵監督は冬の期間、基礎体力面で徹底的に選手を鍛え上げます。対する中央学院の相馬幸樹監督は社会人野球・シダックスの出身、野村克也氏に薫陶を受けた若い指導者です」(アマチュア担当記者) 馬淵監督はやみくもに選手を鍛えているのではない。また、中央学院の練習量が少ないという意味でもない。ノムラID野球とは,平たく言えば、対戦チームの傾向をまとめ、それに応じて作戦を立てていく。ID野球と名将がぶつかったら、どんな試合になるのかが注目されていたのである。 野村氏に学んだ選手のなかには指導者となった者も多い。氏が専任監督を務めたヤクルト、阪神、楽天以外にも散り、ID野球は現プロ野球の戦力の礎となったと言っても過言ではない。「ID野球は各球団でさらに改良されています。今日ではメジャーリーグ式のデータ収集法、選手能力の分析法も広まっていて、各球団とも、事細かな戦略を立てています」(プロ野球解説者) ID野球は監督・野村のミーティングで説明されていったという。そのせいだろう。こんな声も聞かれた。「今さらだが、そのミーティングノートがほしい」――。それも、一部のプロ野球関係者、現役の球団スタッフからそんな声が出ているのだ。「実は、ミーティングノートのオリジナルを持っていないのは、ヤクルトなんです」(球界関係者) ヤクルトはID野球を提唱した最初のチームでもある。野村氏がヤクルトの指揮官を務めたのは1990年から98年、その後、阪神、シダックス、楽天を渡り歩いているが、ヤクルト球団だけがミーティングのオリジナルノートを持っていないそうだ。 ヤクルトOBの一人がこう言う。「その通りですよ。野村さんが監督を務めていらした9年間のミーティングノートのオリジナルはヤクルトにはありません。だって、個人財産ですから」 この「個人財産」なる言葉が意味深い。同OBによれば、当時の野村氏のミーティングはホワイトボードで行われたという。学校の授業のように野村氏がボードに書き、それを選手たちがノートに書き記していく。話に熱が入ると、ボードを消してすぐに次のことを書きなぐっていく。そのスピードに付いていけない選手も出て、隣の席に座っている者のノートを覗いて書き足していくという、まさに学校の授業のようなミーティングがされていたそうだ。 この話を阪神OBの元プロ野球選手に聞いてみた。「阪神でのミーティングはちょっと違いました。プリントが配られ、それを教科書のように使って野村さんが説明してくれました」 阪神に詳しいプロ野球解説者によれば、当時のナインから、「野村さんの筆記が早すぎる」との苦情が出て、球団スタッフがプリント物を作成することに改められたのだという。阪神指揮官に就任した1年目の途中からそのように変更されたという。また、シダックス、楽天の関係者にも確認してみたが、「メインは野村氏の話」としつつも、ノート記述以外にも、プリント物やプロジェクタースクリーンなどが使われていたそうだ。 つまり、ヤクルトだけは”ミーティングの副教材”を作らなかったため、結果的にIDノートが残らなかったわけだ。「野村さんがヤクルトで指揮を執られた9年間でIDノートが完成するとすれば、そのミーティングに皆勤賞で出席できた選手だけが『原本』を作ることができたと言えます。その間、トレードなどで移籍してしまった選手もいれば、9年間在籍したとしても二軍降格で野村さんのミーティングに出られなかった選手もいます。でも、苦労してノートを書いた甲斐もあって、だいたいのことは記憶しています」(前出・ヤクルトOB) 戦略の説明、選手に喝を入れる、スケジュールの伝達、ミーティングにはいろいろな要素があるが、プロ野球各チームに「副教材作成」が定着しなかったのは、「有効な戦略」を作れる指揮官が現れなかったためか…。30日にプロ野球ペナントレースが開幕する。12球団の指揮官は試合前のミーティングでどんな言葉を掛け、選手をグラウンドに送り出すのだろうか。
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社会 2018年03月26日 17時30分
石破茂・小泉進次郎が安倍倒閣へ多数派工作エンジン全開
学校法人森友学園の国有地売却を巡る財務省の決裁書改ざん問題で、3月7日に土地取引にかかわった近畿財務局の男性職員が自殺。さらに関連は定かではないが、今年1月下旬に理財局の男性職員が自殺、同省の女性職員も自殺未遂後に行方不明になっているとの情報まで流れ、その闇の深さはとどまることを知らない。 「ここまで来ると、今秋の総裁選での安倍首相の3選は難しい。それに対し、新たに有力候補として急浮上しているのが、2012年の総裁選で敗れた石破茂元幹事長。さらにここへ来て、小泉進次郎筆頭副幹事長が石破氏の支援に回るとの話も飛び出している。そんな流れの中、各派閥の安倍離れも露骨になり始めているのです」(自民党関係者) 安倍内閣の支持率は、時事通信社が3月9日〜12日に実施した世論調査によれば、前月比9.4ポイント減の39.3%と急落。調査直前に森友疑惑のキーマン、佐川宣寿国税庁長官が辞任し、証人喚問が濃厚になったことが大きく影響したと見られている。 「まだこの程度の支持率下落で済んでいるのは、佐川氏の辞任で踏みとどまっているからだ。世論的には、麻生太郎財務相辞任も当然との声が高まり、土地取引に絡んで頻繁に名前が取り沙汰されている安倍昭恵夫人にも、ますます厳しい視線が注がれる。夫人の証人喚問はハードルが高いが、このままいけば麻生氏の辞任は時間の問題だろう。そうなれば今度は、丸裸になった安倍首相の政治責任が問われ、内閣支持率はさらに急降下する」(自民党ベテラン議員) 安倍内閣の支持率は昨年7月、学校法人加計学園が獣医学部新設にあたり、安倍首相夫婦に近い同学園理事長が恩恵を受けた疑惑が浮上した際に30%を切ったが、今回はそれを下回るとの見方もある。 「あの時は、北朝鮮のミサイル危機と小池百合子東京都知事の失速ぶりに目が向けられ助かった。しかし、今回ばかりは佐川氏が辞任、自殺者も出た財務省にすべての責任を擦り付ける安倍政権に対し、世間は“真っ黒”という印象を持ってしまった。頼みの北朝鮮問題は完全に“蚊帳の外”状態で、挽回のきっかけは今のところ見当たらない」(同) 森友問題については、捜査を進める大阪地検特捜部の動きも気になる。 「朝日新聞による決裁文書の書き換えのスクープは、地検のリークとも言われている。原因は、1月の法務省の人事が官邸の横ヤリによって、事務次官候補だった林真琴刑事局長が名古屋高検検事長に弾き出されたことが発端になっているとの話もある。特捜は国会招致の動きを見ながら佐川氏の事情聴取、場合によっては逮捕を視野に入れているともっぱらで、そうなれば安倍政権はさらに窮地に立たされる」(全国紙政治部記者) 一方の石破氏は、時事通信社と同じタイミングの3月10、11日に産経新聞とFNNが合同で行った“次期首相にふさわしい自民党議員”の世論調査で28.6%と、トップの安倍首相の30.3%に迫る勢いを見せている。 「次期首相候補として名が挙がっていた岸田文雄政調会長などは10%以下で、今回の世論を無視することはできない。総裁選では、安倍首相と上がり目の石破氏の激突となることは間違いないだろう。その石破氏がいま、進次郎氏との結託を模索中で、さらに追い風を呼ぼうとしている話がある」(石破氏周辺関係者) 小泉進次郎氏といえば、自民党若手国会議員ら約30人を集め、「2020年以降の経済社会構想会議」と銘打つ勉強会を立ち上げたばかりで、これが先々“進次郎派閥”になるのは必至と目されている。 「『安倍さんでは自民党は変わらない』と公言してはばからない進次郎氏は、'12年の総裁選で石破氏に票を投じている。石破氏も進次郎氏の実力を認めており、『“ポスト安倍”ではないが、必ず首相になる人だと思っている』とも発言しています。つまり、“次は自分で、その次に進次郎氏”との青写真を描いているということ。そのため、総裁選で進次郎氏周辺の反安倍勢力を味方につける動きに出ているという」(前出・記者) 進次郎氏に今も多大な影響を及ぼしているのは、何と言っても父親である小泉純一郎元首相。3月13日に放送されたBSフジの番組で、森友問題について「(佐川氏の国税庁長官就任を)安倍首相も麻生さんも“適材適所”と何度も言い切った。これには呆れたね。判断力がおかしくなっているんじゃないか」「財務省は(昭恵夫人が)関係していると知っていたから、答弁に合わせるために改ざんを始めた。(財務省が)忖度したんだよ」と言い放っており、進次郎氏も6日、「今までの問題とは質が違う」と痛烈に政権を批判している。 前出の石破氏周辺関係者は、こう続ける。 「進次郎氏が加われば鬼に金棒だ。額賀派は分裂騒動で竹下亘総務会長を担ぎ4月にも竹下派に移行。バックにいる、今や石破氏の支援にまわった“参議院のドン”青木幹雄氏は、岸田派名誉会長の古賀誠氏と通じ、“石破首相”を念頭に安倍限界説を唱え出した。石破氏の地道な働きが、ついに実を結ぼうとしている」 “安倍一強”は今や昔の事態となった。
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スポーツ 2018年03月26日 17時24分
それでも中日は一軍で使う? オープン戦登板も結果が出ない松坂大輔の起用法は…
25日、ナゴヤドームで行われたプロ野球オープン戦中日対ロッテに、松坂大輔が登板した。 先発を任された松坂だが、かつてのような速球は鳴りを潜め、スライダーなど変化球を中心。それでも3回までは走者を出しながらも無失点に抑える。 ところが、打線が一巡した4回に捕まる。先頭の藤岡にストレートを弾き返され二塁打を許すと、続く中村もセンター前ヒット。4番井上は三振に抑えたが、5番鈴木大地に真ん中に入ったスライダーをライト線に運ばれ、2失点。 さらに、6番のベテラン福浦には、外角140キロのストレートをレフトフェンス手前まで運ばれ、二塁打でまたも失点。その様子に、かつて「平成の怪物」と言われた面影はまったくなかった。 それでもなんとか後続は抑え、5イニングを3失点にまとめた松坂。メジャーリーグでは「クオリティスタート」と呼ばれ、一定の評価が与えられる投球だけに、地元テレビ局の中継では、「4月4日巨人戦は松坂投手が投げるかもしれません」とアナウンスし、登板を煽る。 試合中にもかかわらず、インタビューを受けた森繁和監督は、松坂の投球について「いい場面もあったけど、まだまだというところもあったし、いろんなやらなきゃいけないことがたくさんあると思いますよ」とコメント。 そして、松坂の先発ローテーション入りについては、「今はそこにあてはまるかどうかは。彼もリハビリ中っていうか、状況を見ながら投球してますから。これから本人がどの程度まで持っていくか」と冷静に分析する。 今日の試合で「ローテーション確約」とまではいかなかった松坂。この様子にネットユーザーからは「二軍に行くべき」「勝てる気がしない」などと厳しい声が。その一方で、「今の中日では使わざるを得ない」「人気だけで十分」など、擁護する意見もあった。 「現在の中日には、全国的に知名度が高く客を呼べるようなスター選手がいません。松坂の獲得は、戦力というより、客寄せという側面が強い。 実際、名古屋のマスコミは盛んに松坂を取り上げ、盛り上げに躍起になっている。なんとか目玉を作りたいのでしょう。 しかし、松坂はオープン戦3試合すべてで失点し、かつてのようなストレートの勢いもなく、コントロールもアバウトで、勝てる内容ではない。 営業側としては松坂で盛り上げたいのでしょうが、若手投手の士気を考えると、二軍スタートが妥当。首脳陣もそのあたりはわかっていると思いますが、巨人相手に公式戦で松坂が投げるとなれば、そこそこ注目もされるはず。 勝負度外視で、4月4日の巨人戦に先発させるのではないでしょうか。本来なら、若い選手を投げさせ、育成させるべきなのですが」(野球関係者) 厳しい声の多い松坂大輔。今シーズン、かつてのような輝きを取り戻すことができるのだろうか?
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社会 2018年03月26日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 生涯年収が高い業界はどこか
学生が就職する業界を選ぶときに、重視するのが生涯年収だ。就職して定年まで勤めたときに、残業代や賞与を含めて、総額でいくらもらえるのかという数字だ。 業界別の生涯年収を見るときには、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」が使われる。この統計では、1歳刻みで、標準労働者の給与や賞与のデータが取れるからだ。 この統計で、2017年の全産業平均大卒男子の生涯年収を見ると、2億8531万円となる。かつて大卒の生涯年収は3億円と言われたが、いまは3億を若干下まわっている。しかし、この生涯年収のデータというのは、22歳から60歳までの年収を単純に足し上げたものとなっている。実は、このデータには重大な問題があるのだ。 例えば、大手テレビ局は、かつて内定を取った瞬間に生涯年収8億円確定と言われた。しかし、その後、広告収入低迷が襲いかかってきたため、給与体系を大きく下方修正している。ところが、我が国では正社員の賃下げが事実上できないので、80年代に入社した中高年層は、テレビ黄金時代の高い給料をそのままもらっているのだ。 もちろん、これから大手テレビ局に入社しても、そんな高給には絶対に手が届かない。だから、いま入社した社員が定年まで勤めた時に、一体いくらもらえるのかを考えないといけないのだ。 そこで、生涯年収を賃上げ積み重ね方式で推計することにした。 例えば、今年23歳の社員は、昨年22歳だった。そこで、今年の23歳の年収から昨年の22歳の年収を差し引くと、22歳から23歳にかけての年収増が分かる。この年収増を1歳刻みで計算し、22歳を起点に賃上げ額を定年まで積み上げていくのだ。つまり、いまの加齢による年収増が今後も続くと仮定したときの生涯年収だ。これを新生涯年収と呼ぶことにしよう。すると、驚くことに新生涯年収は、全産業平均で2億4201万円と、通常の生涯年収より4330万円も下がるのだ。 年齢ごとに見ると、元のデータでは、50歳台になると年収がほぼ1000万円になるが、新生涯年収では、最高でも700万円台にとどまる。 さらに業種別にみると、給与の高い金融保険業の生涯年収は、3億3448万円と非常に高い水準にあるが、新生涯年収にすると2億7903万円と、全産業平均との差は、3700万円に縮まる。銀行や証券は、昇給ペースを相当抑え込みにきているのだ。 そして、今回の新生涯年収推計で異彩を放ったのが、電気・ガス・水道・熱供給業だった。通常の生涯年収でも3億1090万円と、金融保険業に近い報酬を得ているのだが、新生涯年収では、2億6994万円と金融保険業と909万円差に迫ったのだ。 しかも、銀行業界が低金利の定着で構造不況業種になり、今後大規模リストラが見込まれるのに対して、電力やガス業界は、競争が始まったとはいえ安定している。 サービス業や卸・小売業といった競争の激しい業種の生涯賃金が低いことを考えると、やはり高い生涯年収を得ようと思ったら、競争の少ない業種に限るということなのだ。
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