夜11時以降に放送されるドラマとしては異例の快挙だが、毎回、放送するたびに大きな反響を呼んでいる。4月28日の第2話終了後にも多くの視聴者がSNSに感想を書き込むなど、徐々にその評判が広がっている。
いつまでも高校生男子のようなノリで過ごし、女性にモテないサラリーマンの春田創一(田中圭)が主人公。ある日、上司の部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)から告白され、困惑しつつその恋心に翻弄されるというストーリーだ。後輩の牧凌太(林遣都)も春田に想いを寄せており、上司と部下という関係を超えた三角関係も見逃せない。
第2話ではヒロインの黒澤と、ライバルの牧が春田をめぐってバトルを繰り広げる場面があった。そのバトル中、牧が黒澤に「春田さんの嫌なところ、10個言えますか?」と質問するなど、鋭い視点から相手の「好き度」を測ろうとする名セリフも生まれた。
そんな中、ネットで話題になっているのは、「黒澤部長と牧、どっち派?」というもの。ネットでは黒澤部長役の吉田と、牧役の林の人気が二分した。「おっさんずラブ面白い!私は絶対に牧派」「黒澤派と牧派で、早々に友人と決裂してしまった(私は牧派)」「私は、超絶可愛い部長派!」「私は牧くん派!彼氏は部長派!」などと大いに沸いた。
この光景を見て、「『おっさんずラブ』もBL作品のように牧さん派、部長派と分かれ、いがみ合うのだろうか」「牧派か部長派かで論争が起きるんじゃない?」などと、BL好き界隈の過酷な争いを「懸念」する声も出た。現在までに大きな論争は起こっていないものの、SNSは単なる「盛り上がり」を超えて「カオス」と化している。
『おっさんずラブ』は自分の“推し”を決めて視聴すれば、楽しめるかもしれない。