『Missデビル』は菜々緒演じる人事コンサルタント・椿眞子が、佐藤勝利演じる新入社員の斉藤博史を振り回し、強引な方法で会社の人事を見直していくというストーリー。第3話では斎藤が損害サービス部に派遣され、前話に引き続き部署内でリストラすべき社員を1人選ぶという過酷な業務を椿から命じられていた。
椿の過去など気になる展開もあったものの、第3話の中で特に注目されたシーンは別にあった。若手社員の吉田(前田公輝)が、損害サービス部課長・簑島(金子貴俊)からの業務命令に対し「それ、単純作業だから僕の経験値になる感じではない」と抵抗。上司がノルマ分の遂行のために早朝出勤を頼むと、「じゃあ、まずは労基に掛け合ってもらっていいですか?」などと業務を放棄した。いわゆるモンスター社員に関するエピソードに注目が集まったのだ。
最終的には吉田のせいで割を食わされた課長・簑島が苦しむ展開となった。ネット上では、「吉田、ムカつくわ…腹立つ!」「若い子ホントにこういう奴いるよね」「こいつをクビにしてやりたい!」と共感する声が集まっていた。
調査によると、部下や後輩を持つ男女に対する調査で「部下・後輩に対する不満はあるか」という質問に対し、「ある」という答えは全体の54.6%と半数以上に達した。また、具体的な不満の内容について聞いたところ「責任感がない」が46.1%、「指示がないと動けない」が37%だった。「やる気がない・向上心がない」も28%に達した。部下の向上心のなさに困惑する上司も多いようだ(モッピーラボ調べ/2014年4月)。
「会社の現状をうまく描いている」と評判を集めている『Miss デビル』。次回以降の展開も見逃せない。