トレンド
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トレンド 2010年12月18日 10時00分
佐々木友輔 映像個展『新景カサネガフチ』
12月18日(土)と19日(日)、イメージフォーラム・シネマテーク(東京都渋谷区渋谷2-10-2)にて、佐々木友輔監督の新作映画『新景カサネガフチ』上映会が行われる。朗読:菊地裕貴、出演:石塚つばさ、ロゴデザイン:藤本涼、音楽、田中文久、制作:佐々木友輔。佐々木監督の映画2本が上映される他、社会学者2名を交えたトークイベントも組み込まれており、18日のゲストは若林幹夫さんで、19日は宮台真司さん。 「2011年、関東鉄道常総線に新しい駅ができて、その土地の名前も「ゆめみ野」に変わった。ゆめみ野の誕生と時を同じくして結婚し、街のめまぐるしい変化に寄り添って暮らしてきた一組の夫婦は、ある出来事をきっかけにして、街の歴史と夫婦の時間を、交差させ、かさね合わせるようにしながら追憶していく。そこに浮かび上がってくるのは、いつか夢に見た景色−−累(かさね)伝説発祥の地、累ヶ淵。『夢ばかり、眠りはない』に続く、「風景」映画最新作。」(パンフレットより) カサネガフチ=累ヶ淵は、茨城県常総市羽生町にある法蔵寺裏手の鬼怒川沿岸のことで、落語や歌舞伎における怪談の舞台として有名な場所。実話に基づいているそうで、法蔵寺にある累(るい)一族の墓は、常総市の指定文化財にもなっている。1617年(慶長17年)に羽生町の百姓・与右衛門(よえもん)は、後妻お杉の連れ娘・助(すけ)を川に捨てて殺す。助は人相が悪く足が不自由だった。その翌年に産まれた娘・累(るい)の風貌は、助にそっくりだった。累は「かさね」とも読めることから「助がかさねて生まれてきた」と噂される。両親に先立たれた累は、婿に迎えた谷五郎に裏切られ殺される。谷五郎の後妻は次々に他界。6人目の後妻きよとの間に生まれた娘・菊に累と助の霊が憑き、弘経寺の祐天上人が成仏させたという。作品は発信者と受信者のイメージがかさなりあうことで完成する。江戸時代と現代がリンクした光景は、僕らの現実とかさなることで確かな重力を得るだろう。 同時上映される『彁 ghosts ver.4』は未公開の大作映画とのこと。どう読むのか分からなかったため調べてみたところ「彁」は「タカ」と読むらしく、使われることは殆どない「幽霊文字」だそうである。「国道6号沿いの廃墟に残されていたminiDVカセットテープ、そこに映っていた青い服の女。物語の主人公は、そこに残された映像を頼りに、彼女の見た景色を辿る旅に出る−−。この世に溢れる無数の映像を出会わせ、結び合わせ、一枚のディスクに刻み込むことで、他の誰でもない新しいひとつの人格=幽霊を生み出すための映画実験。『新景カサネガフチ』、『夢ばかり、眠りはない』の原型であり、佐々木友輔の見たゼロ年代映像環境の総決算。」(パンフレットより) 秋葉原事件を題材にした前作『夢ばかり、眠りはない』もそうだったが『新景カサネガフチ』や『彁 ghosts ver.4』にも一貫して「夢」あるいは「霊」がテーマに据えられている。それは必ずしも人霊とは限らず、自然に宿りし精霊をも含む「神霊=神の御魂」であり、可視/不可視に囚われず森羅万象の実体を捉えようとすれば、決して無視できない物影。その「影を撮る」行為こそが映画の「撮影」であり、それが現実の影なのか夢の影なのか観客には区別が付かない。CG(コンピュータ・グラフィック)や特撮ということではなく、僕らが住むこの現実を含む、全ての「風景」においても。(工藤伸一)佐々木友輔映像個展『新景カサネガフチ』公式サイトhttp://qspds996.com/kasanegafuchi/・開催日:2010年12月18日(土)、19日(日)・料金:当日700円/イメージフォーラム会員500円・会場:イメージフォーラム・シネマテーク(東京都渋谷区渋谷2-10-2:渋谷駅から徒歩8分、表参道から徒歩10分)・企画:イメージフォーラム(http://www.imageforum.co.jp)・お問い合わせ:qspds996@gmail.com(佐々木)・タイムテーブル 14:00 彁 ghosts ver.4 上映 17:00 トークイベント(18日ゲスト:若林幹夫、19日ゲスト:宮台真司) 18:00 新景カサネガフチ 上映
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トレンド 2010年12月18日 08時00分
昭和60年生まれの人って、今いくつ? 「西暦⇔年号」
「昭和55年生まれって何歳?」、「1985年って、昭和でいうと何年だ?」。仕事でもプライベートでも、誰しも一度はこういう会話をしたことがあるだろう。 そういうときのためのお役立ちアプリが「西暦⇔年号」(http://itunes.apple.com/jp/app/id389516185)だ。その名のとおり、西暦と年号を簡単に換算してくれるアプリで、使い方も簡単。年齢と干支も同時に教えてくれる、便利ツールだ。常に画面下に、「現在、平成22年です。」と表示されているのも意外と嬉しい。 このアプリ、製作者はなんと小学生だという。もう、ただの「ケータイ世代」じゃなくて、「スマートフォン世代」が生まれているようだ。作者のNorinmura君の今後にも注目!(谷りんご)
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トレンド 2010年12月17日 19時15分
「世界内戦」を生き抜くために
限界小説研究会の新著『サブカルチャー戦争−−「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショーが、12月18日(土)に青山ブックセンター本店(東京都渋谷区)で行われる。出演者は笠井潔さん、白井聡さん、鈴木英生さんで、司会は藤田直哉さん。 共にミステリなどを手掛ける小説家でもある笠井潔さんと小森健太郎さんを中心に、若手評論家が集い結成された「限界小説研究会」は、2008年に西尾維新や谷川流、竜騎士07、桜庭一樹らの作品を扱う評論集『探偵小説のクリティカル・ターン』(南雲堂刊/笠井潔/限界小説研究会編:小森健太朗/飯田一史/蔓葉信博/福嶋亮大/前島賢/渡邉大輔)を上梓。以降、SFやミステリやアニメやゲームや映画など様々なエンターテインメントのフィクションを論じてきた。 昨年出版された『社会は存在しない』(南雲堂刊/限界小説研究会編:笠井潔/小森健太朗/飯田一史/岡和田晃/小林宏彰/佐藤心/蔓葉信博/長谷川壌/藤田直哉)では、ゼロ年代(2000-2009年)のエンタメをリードしてきたと目される「セカイ系」を論じた。「セカイ系」とは『新世紀エヴァンゲリオン』や『最終兵器彼女』や『涼宮ハルヒ』シリーズなど「君と僕」の閉じた関係が「社会」をすっとばして「世界の滅亡」やら「この世の果て」と直接リンクしてしまう作品群を示す。タイトルはマーガレット・サッチャー元英国首相の言葉から来ている。「セカイ系」を思わせるようなこの発言が、現実の政治家から出てきたものであったように、フィクションとノンフィクションを横断する問題系に、執筆者それぞれの観点から着目した。 そして今年12月2日に発売されたばかりの『サブカルチャー戦争』(南雲堂刊/限界小説研究会編:笠井潔/小森健太朗/飯田一史/海老原豊/岡和田晃/蔓葉信博/藤田直哉/渡邉大輔/白井聡)では、その「セカイ系」の先に続く「世界内戦」をテーマに据え、9.11以降に変化した「戦争」の意味を問い質す。この「戦争」とは世界大戦など日常を覆う「大きな戦争」のみならず、経済戦争など日常に潜む「小さな戦争」も含まれる。戦争が遍在する「例外状態」がデフォルトの現実をいかに生き抜くべきかを、やはりフィクションとノンフィクションをひもづけながら解き明かしていく。 扱われる題材は総じて新しい作品だが、それを意味づける言葉は古びた思想だったりもする。両者をぶつけることで思想はリニューアルされ、作品はルーツを獲得する。新しいものばかり持て囃して、古き良き伝統を腐らしてしまっては元も子もない。だからこそ古いセカイを発酵させるための新しい菌が必要だ。兵器ではなく利器としての毒が。ラディカルな言説で世界をアジる限界研の仕事も、暴力社会を毒抜きするワクチンのひとつに他ならない。(工藤伸一)以下、青山ブックセンター本店イベント情報ページより転載http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201010/1218.html『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショー「世界内戦とロスト・ジェネレーション」・出演:笠井潔×白井聡×鈴木英生/司会:藤田直哉・日時:2010年12月18日(土)18:30〜20:00(開場18:00〜)・会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山・定員:100名様・入場料:500円・参加方法:2010年11月26日(金)10:00より [1] ABCオンラインストアにて予約受付いたします。 [2] 本店店頭にてチケット引換券を販売。 ※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。 ※当日の入場は、先着順・自由席となります。 ※電話予約は行っておりません。・お問い合わせ電話:青山ブックセンター本店 ※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。<イベント内容> 9・11と、リーマンショックによって、グローバリズムの破綻が顕著になってきている。様々な国の内部で分裂が生じ、日本国内でも「格差」や「ロスジェネ」が問題となっている。 そのような「世界内戦」状況下において、『東のエデン論』を書いた笠井潔と、「物質の蜂起」を説いた気鋭のレーニン研究者・白井聡、『新左翼とロスジェネ』で学生叛乱の精神の現代的な形を模索した『蟹工船』ブームの立役者鈴木英生。三人にくわえて、司会として実際にロスジェネ的生活を送っている藤田直哉が参加し、「世界内戦」の現実において総ロスジェネ化とも言うべき事態にどう対処すべきか、「新左翼」と「ロスジェネ」が激論を交わす。 限界小説研究会論集『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショー。<プロフィール> 笠井潔:1948年東京生まれ。1979年に『バイバイ、エンジェル』で第5回角川小説賞受賞。主な小説に『ヴァンパイヤー戦争』、『哲学者の密室』、『群衆の悪魔』、『青銅の悲劇』、など。評論は『テロルの現象学』(筑摩書房)、『国家民営化論』(光文社)、『例外社会』(朝日新聞出版)など。 白井聡:1977年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。多摩美術大学・高崎経済大学・早稲田大学非常勤講師。著書に、『未完のレーニン』(講談社)、『「物質」の蜂起をめざして−−レーニン、〈力〉の思想』(作品社)。 鈴木英生:1975年、仙台市生まれ。京都大学経済学部卒。2000年、毎日新聞社入社。青森支局、仙台支局を経て、05年より学芸部。著書「新左翼とロスジェネ」(集英社新書)。雑誌掲載記事に「実存か政策提言か」(現代の理論21号)、「森崎和江の世界」(環38号)「論壇は長く続く……」(朝日ジャーナル別冊1989-2009)、「『六八年』ブックガイド」(情況09年12月号)など。構成を手がけた本に姜尚中東京大教授と中島岳志北海道大准教授の対談「日本」、中島准教授の対談集「中島岳志的アジア対談」。<書籍紹介>『サブカルチャー戦争−−「セカイ系」から「世界内戦」へ』 限界小説研究会 編 四六判上製/416ページ/税込2625円/12月2日発売 9・11以降、アニメや映画などに描かれる戦争はどう変わったのか?2000年代前半に隆盛したセカイ系作品の戦争像と2000年代後半以降の戦争像。9・11テロを境に大きく変化したサブカルチャーに描かれる戦争。現実の戦争や経済戦争に影響を受けたアニメ、映画、マンガなどの作品を中心に論じたサブカルチャー評論!
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トレンド 2010年12月17日 17時00分
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第10回>
毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第10回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。◇今週のこの1枚◇キリング・ジョーク「Killing Joke」(1980年/E.G.) 広い意味でのpunkというジャンルの中では、一番好きなバンドかもしれません。industrialミュージックの元祖とも言えます。punkサウンドを一番最初にアート的に仕上げたバンドだと思います。 このアルバムはキリング・ジョークの1stで1980年に出されたものです。セックスピストルズやクラッシュなどのサウンドとは異なり、ドラムパターンやギターを繰り返すフレーズで、今のclubサウンドにも繋がる手法を確立したと思います。ボーカルのジャズ・コールマンが元々progressive rockのファンということもあり、その辺の影響が出たのではないかと思います。歌詞的にはこのアルバムでの代表曲「Wardance」のタイトルで分かるように、メッセージ色の強いものが多いです。2ndアルバムの「What's THIS For...!」までこのサウンドの特徴が生かされています。 3rdアルバムから80年代の後半まで徐々にシンセサイザーも増えて、new wave色が強くなっていきます。 去年来日して、1日目が1stと2ndから、2日目が全体からのメニューという夢のような体験をしましたが、待ち合わせをしている訳でもなく、昔の友だちが10人ほど集まりキリング・ジョークを酒の肴に、2日間続けての同窓会のようになってしまいました。 参考までにニューアルバム「Absolute Dissent」(宣戦布告)が今年出ています。タイトルから分かるように相変わらずですね(笑)。■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html■2010/12/24(FRI) &25(SAT)※両日、別メニューです。『MAGUMI & THE BREATHLESS ワンマンLive』下北沢だよ!毎月、全員集合!at 下北沢「club 251」OPEN18:30/START19:00前売¥3,500/当日¥4,000(+D) 251下北沢「club 251」 http://www.club251.co.jp
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トレンド 2010年12月17日 16時30分
『犬と結婚した男』が語る本当の愛とは?
−真剣にモテない目線で恋愛を考えるメディア・非モテタイムズがシリーズ企画「童貞・処女の生態」。今回は、「本当の愛」にまつわる話題です。− 童貞の皆さん。「愛ってなんだ」と思ったことはないでしょうか。 童貞・彼女ナシの筆者からすると、自分は愛とは何かをまだ分かっていないような気がしてならないのです。愛する人と結ばれるのは、さぞ素晴らしいことなのだと思うのですが、それがどれくらいのレベルかが見当がつきません。心も体も結ばれたこともないので当然ですが。 しかし、私に愛とはこういうものかと教えてくれるニュースが話題になっています。 伝えているのは「【オーストラリア発】 5歳のラブラドール犬と結婚した男性/海外セレブのゴシップ&B級ニュース」(http://kaigaigossip55.blog28.fc2.com/blog-entry-519.html)。 「新郎のジョゼフ・ギソさんが結婚を決意したのは、新婦のハニーを散歩中にパークで催されていた結婚式に出くわしたとき。「次は僕たちの番かな、って言ったんです。彼女は何も言いませんでしたが、僕は『イエス』と受け取りました」と語る」 新婦のハニーは犬です。 犬でいう5歳は人間年齢でいうと35歳とされます。結婚を意識せずにはいられない時期ですから、ハニーもさぞかし嬉しかったことはず。何も言わなかったのは突然のプロポーズに驚き、ハニーという名の犬だけに、はにかむ(=ハニー噛む)のが精一杯のリアクションだったのでしょう。 上手くもなく分かりづらいダジャレはさておき、ギソさんが一言がとても印象的です。 「キミは僕の親友であり、いかなる時も僕の人生を明るく照らしてくれる」 愛犬家でもあり非モテ童貞の皆さん。これが愛ってやつなんですね。愛犬の顔が見たくて早く帰りたい。愛犬が喜ぶ顔が見たくておやつを選んでいるときのあの感情。いつも抱いているあの感情のことなのです。 愛とは何か。そのニュアンスが分かっただけでも脱童貞の焦りから解放された気がしませんか? いつの日か愛犬に抱いているような感情にさせてくれる女性と出会うのを楽しみにしたいと思います。 どうせなら、私の愛犬も受け入れてくれる女性がいいですね。なんだかバツイチの子持ちみたいですが。(近藤)【参照】非モテタイムズhttp://himo2.jp/
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トレンド 2010年12月17日 14時30分
水嶋ヒロデビュー作大ヒットの裏で思わぬ誤算も
水嶋ヒロのデビュー作『KAGEROU』が出版され、様々なメディアで反響や書評、作者である水嶋自身のコメント等が報じられている。 予約だけで40万部という驚異的な数値を記録し、大手書籍店チェーン等では数100冊単位を仕入れているところもザラであり、ポプラ社も「発売翌日から売り切れ店続出し、なお書店からの注文が殺到している」とのコメントを発表している。Amazon等のインターネットショップにおいては入荷待ちも見られるほどだ。 メディアでの報道やインターネットショップ上での動向を見ると、確かにセールスは好調なように見えるが、実際に書店を回ってみると意外と在庫は豊富で、大手チェーンともなれば10冊〜20冊の店頭在庫はザラ。売り切れ店続出という報道とはかなりギャップを感じる光景があちこちで見受けられる。 実際、売り切れを続出するほどの成果を上げているのは、駅近郊のアクセスの良いところに立地を構えた大手書籍チェーン店が中心で、特に個人営業の本屋となると報道とはまるで正反対の現実が待ち構えていた。 「受賞から出版に至るまでマスコミでも大々的に報じられた話題作なので、多めに仕入れたのですが、まだ発売から2日経過した現在数冊しか売れていません。週刊誌等の雑誌やコミックの方がまだ売れているかも知れません」(埼玉県内書店) 「ポスターも店の前に掲示して、一押し商品として推してるんですけど…。未だ在庫は山積みです。正直、これから捌けてくれるのか不安になってきたというのが本音です。これは店舗の大小問わず、結構流通在庫が生じるんじゃないでしょうか?」(豊島区個人経営書店) 「水嶋ヒロというタレントのイメージとポプラ大賞に関連したマスコミの報道に踊らされてしまったかな、という後悔が若干あります。所謂、僕らみたいな“本屋さん”たちは、思ったより売れないなと思ってる人が多いんじゃないでしょうか?」(練馬区書店店員) 「テレビとか見てるとホントに? って思っちゃいますよね。発売前までは売り切れ&入手困難必至、なんて言われていたけれど蓋をあけるととんでもない。朝から並んで買った人もいるそうだけれど、発売直後だと言うのに何処のお店も在庫に余裕はあるし、ネットオークションでもう投げ売りされている他、ブックオフ等の古本市場にまでこんなに早く出回っている。こういった状況では多分ウチの店では新しく注文することはないと思います」(千葉県書店) 異例の発行部数43万部という数値を打ち出した本作であるが、大手・個人店を問わず店頭においては入手困難・売り切れ続出とはちょっと程遠い在庫状況が現実のようである。 そして16日付でポプラ社は更に25万部の増刷を決定したが、果たしてそんなに上手く水嶋フィーバーは順調に続くのであろうか?
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トレンド 2010年12月17日 13時00分
新感覚音読劇「ON“DOKU”劇場」がスタート!
「ON“DOKU”劇場」は音読の『(本などを)声を出して読み聞かせる』という行為から、一歩進んで、“言魂”の本質に近づくことを目指して始まった企画だ。 「読み手の声を『楽器』に、演出家を『指揮者』だと見立て、その様々な組み合わせから奏でられる『声=音』がオーケストラやカルテット、そして、ソロの醍醐味を感じてもらえるようなライブになれば」と、本企画で『K2 project』を立ち上げた演出の加門幾生監督と西垣克啓プロデューサーは語る。 「ON“DOKU”劇場」の上演スタイルは、“読み芝居”でありながら一般的に知られる“朗読劇”とはかなり異なる。その試みをプロデューサーの西垣さんは歌舞伎でいう『素踊り』に例える。通常の劇構成から照明・音響といった要素を極力そぎ落とし、演者の身一つで作品を表現していくのだ。 次回の公演開催日は、2011年1月6日木曜日。1stステージが18時30分開演。2ndステージが21時開演。開場は共に30分前。 出演者は、伊喜真理、大江千文、木村理座、佐藤修幸、下牧慎治、高久ちぐさ、高荷邦彦、千代田貴子、富山聡子、長島竜也、みうらりょうこ、めんじょうひろみ 他を予定している。■ON“DOKU”劇場 概要企画:K2 project演出:加門幾生構成・制作:K24gaki (西垣克啓)開催日:毎月第1木曜日開催ステージ時間:70分(基本)ステージ:1回につき2ステージを予定チケット:2500円+ドリンク 事前メール予約制・各ステージ30名 計60名限定開催場所:池袋・DINING karlyscrum(カーリースクラム)〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-30-20 音羽ビルB1FDINING karlyscrum HP:http://www.karlyscrum.com/■「ON“DOKU”劇場」の取り上げる月毎のテーマ(予定)1月6日『ことの始まり』2月3日『鬼と福』3月3日『雛と桃』●ON“DOKU”劇場公式HP:http://www.goodpopjapan.com/ondoku/●加門幾生公式HP:http://www.goodpopjapan.com/kamop/(小野寺浩 山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年12月17日 11時30分
ローソンでうどん!
近年のコンビニのファーストフードの進化には目を見張るものがあります。 おでんに肉まんにフライドポテトにと少々高カロリーではありますが、本格的に寒くなるこの時期にはコンビニで売っている温かい食べ物が恋しくなりますね。 数多いコンビニチェーン店の中でファーストフードの筆頭の言えるのは、やはり「からあげクン」を売っているローソンではないでしょうか? ところで、みなさまは去年からローソンでうどんが売っているのをご存知でしょうか? うどんといっても冷凍やチルドの麺がそのまま売っているわけではなく、その場で安く温かいうどんが食べられるサービスがローソンにはあるのです!★おでんの風味のうどん ローソンのうどんはおでんの汁がダシになっています。つまりはおでんの一種類としてうどんを売っているのです。関東や関西ともちょっと違う味に、やや抵抗を受ける方もいるかと思いますが、全然違和感がありません。 頼み方は簡単で、レジに「うどんください」と言えばすぐに買う事が出来ます。★ローソンのうどんは安い ローソンのうどんでまず驚くのがそのお値段。素うどんの「さぬきうどん」ならば、たったの120円で食べる事ができます。さすがに量は「はなまるうどん」より少ない感じですが小腹がすいた時には十分すぎる量で提供されています。★トッピングのバリエーションが豊富 うどんが売っている店舗では七味唐辛子と乾燥ねぎが無料でもらえますが、その他のトッピングも豊富で『わかめ』(20円)『あげ玉』(20円)、ミドルサイズの『うどんあげ』(40円)と、どれもリーズナブル。特筆すべきは『カレーうどんの素』(45円)でこれを一降りすれば、素うどんがカレーうどんに早変わりできるスグレモノ。また、ダシ汁がおでん汁なのでおでんとの相性も抜群。おでんの種を使えば『おでんうどん』も作る事が可能です。おでんの種を使えばそのバリエーションはほぼ無限と言っても過言ではないでしょう! 惜しむらくは、うどんを売っている店舗がかなり限られているという事。筆者の家の近所には3店のローソンがあるのですが、うどんを売っているローソンは1店しかありませんでした。 ローソンに入った際には要チェック!・ローソン公式サイト2009年8月7日ニュースリリース『“おでん”のつゆをかけていただく“うどん”がコンビニに初登場』http://www.lawson.co.jp/company/news/010999/(昭和ロマン探求家・穂積昭雪(実は蕎麦派の24歳)山口敏太郎事務所)【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年12月17日 10時00分
ニューヨークレポート アメリカのインフラが危ない! NYの地下鉄も悲惨
世界で最も美しいと言われるブルックリン・ブリッジ他、マンハッタンブリッジ、ウィリアムズバーグ・ブリッジなどニューヨークの橋は軒並み完成から100年ほど経っている。 古い橋なのだ。橋ばかりでなく、アメリカ全土の高速道路、トンネル、ダム、堤防、港、水やガスのパイプラインといったインフラが古くなり、崩壊しつつあるとヒストリーチャンネルが伝えていた。NYの北部にかかっているタッパンジー橋に至っては防腐剤を処置していない木の杭が使われており、穴が開いていていつ崩壊してもおかしくないというので車で通行する人々は川に落ちた時に窓ガラスを割って逃れられるようハンマーを常備し、携帯の電源をいつも入れているというから命がけ。 NYの水はボトル詰めされて売り出されるほど美味しいという触れ込みだが、上下水道にも色々と問題があるという。ハドソン河の下を通ってニューヨーク市民に水を供給しているデラウェア導水路の水道管が腐食して水漏れを起こして地上にシミ出しており、ワワーシンという小さな町で地盤沈下を起こしているという。 ニューヨーク市内では地下鉄の汚なさと古さが目立つ。かつてのグラフィティだらけの電車は全く見なくなったが、エレベーターが動かなかったり、天井から水が洩れていたり、線路の間をネズミが走り回ったりと東京とは比べ物にならないほど古くて不潔。 「100年も動いてるんだからね、不具合はあるさ」と地下鉄の作業員も利用者もさして気にしていないようだ。 赤字続きで何度も料金を値上げしているぐらいなのだから24時間稼動は止めた方がいいと思うのだが。 東京ではもう当たり前の「次は○○です」という電光掲示板、これがお目見えした時にはニューヨーカーはびっくりしたものだそうだ。付いている電車の方が少なく、付いていても運行途中で「今から急行になります」といきなりアナウンスされたりするからおちおち乗っていられない。 いい加減で当てにならない地下鉄に慣らされたニューヨーカーはイライラもせずなかなか来ない電車を大人しく待っている。最近「次の電車が近づいています」というアナウンスを聞くようになったが、10分以上も待つなど、せっかちな日本人には苦行である。(セリー真坂)
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トレンド 2010年12月16日 17時00分
新イルミネーションスポット 『目黒川みんなのイルミネーション2010』
目黒川みんなのイルミネーション実行委員会は、大崎で育つ子供たちの心に“ふるさとへの愛着”と“夢をもつことの大切さ”を届けることを目的としたプロジェクト「目黒川みんなのイルミネーション2010」を実施。第一弾として2010年12月3日から「桜並木のイルミネーション」、12月17日から「子供たちの夢ツリー」の点灯を開始する。 「桜並木のイルミネーション」では、12月3日〜26日の期間、目黒川の桜並木と五反田ふれあい水辺広場に約156,000球のLEDを使用したイルミネーション点灯を行っている。「冬の桜」が見られる新スポットとして、幻想的なクリスマスを演出するという。 「子供たちの夢ツリー」では、12月17日に点灯式を行い、26日までの期間点灯を行います。本ツリーは、事前に地元小・中学校で開催されるスポーツアスリートによるワークショップの中で、地元の子供たちが夢を込めたペットボトル約1,300本を使用した全高約6mの巨大ツリー。トップスター(頂上飾り)には、上を歩くことにより発電する“床発電”を、導入しており、見るだけではなく来場者が楽しめる仕掛けもご用意しいる。また、その他イルミネーションにおいても、温室効果ガスや有害ガスの排出量が少ないグリーン電力を使用した、地球に優しいイルミネーションとなっている。■正式名称 :目黒川みんなのイルミネーション2010■会場(住所) :品川区立五反田ふれあい水辺広場(東京都品川区東五反田2-9)、及び目黒川沿道■アクセス :JR「大崎」駅より徒歩6分(品川区立五反田ふれあい水辺広場まで)■点灯期間 : (1)イルミネーション点灯期間/2010年12月3日(金)〜12月26日(日) (2)大崎みんなの夢ツリー点灯期間/2010年12月17日(金)〜12月26日(日)■点灯時間 :17時〜22時■電球の数 :156,000球■料金 :無料