すぐそばには台東区による「見られていますあなたのマナー。やめよう!ポイ捨て、あぶない!歩きたばこ」との標語が掲げられている。本紙が確認しただけでも25本。いくらヘビースモーカーでもいっぺんに2本吸う人はいないから、単純に25人がマナー違反をしたことになる。
午後10時に巡回警備員がやってきた。大バサミで黙々と吸い殻を広いあげていく。1時間きざみに3回と終電の午前0時半の計4回、吸い殻を拾い集めているという。たばこのポイ捨てについて思うところを聞いた。
「正直情けない気持ちですね。たばこを吸う人の気持ちは分かるけど、こうしたマナー違反が減らないから喫煙者全体がどんどん悪者になってしまう。吸える場所がもっと狭くなるんじゃないですかね。台東区は条例で歩きたばこを禁止していますけど、拾っているそばでポイ捨てする人もいます。マナーを守って気持ちよく吸ってほしいですね」(男性警備員)
1回の収集で20〜30本、計4回で1日あたり100本前後を拾うという。心当たりのある100人とその予備軍に注意を呼びかけたい。