スポーツ
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スポーツ 2020年01月15日 11時57分
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
「復活」ということも十分にあり得る。 二軍本拠地でもあるジャイアンツ球場で、汗を流しているベテランがいる。陽岱鋼外野手だ。この時期、実績のある主力選手は若手を従えて、海外などで自主トレを行うもの。しかし、陽はあえて自分を追い込む環境を選んだという。 「ゲレーロが退団しても、チームはワールドシリーズ覇者・ナショナルズでも活躍したヘラルド・パーラを獲得しました。パーラはレフトでの起用が予定されており、センターには丸がいて、ライトにはベテランの亀井がいます。今季、結果を残さなければ、陽は本当にアブナイ」(スポーツ紙記者) 昨季の陽は110試合に出場したが、うち68試合は途中出場だ。2020年は5年契約の4年目だが、成績次第では球団が契約破棄を突き付けてくるかもしれない。そんな危機意識が陽を必死にさせたと見るメディアもあったが、そうではないらしいのだ。 「パーラは日本のピッチャーに対応できないかもしれませんよ」(米国人ライター) そんな懸念も聞かれた。パーラが巨人と契約した当初から指摘されていたことだが、メジャーリーグでは「30歳を過ぎた野手」に対しては、ドライな評価を下している。移籍先を決めるオフの米フリーエージェント市場において、これまで積み上げて来たキャリアまで否定されるような低年俸提示しかされず、「だったら、レギュラー扱いしてくれる日本へ」という流れがあるそうだ。今季、日本球界にやってきた他球団の元メジャーリーガーも、そんな事情を抱えている。 もっとも、日本球界で活躍してくれれば、米FA市場での低評価なんて関係ないのだが、パーラに関してはこんな声も聞かれた。 「守備は本当に巧いですよ。でも、低めの変化球が苦手で…。日本のピッチャーはコントロールが良いので、失投も少ないし、厳しい結果になると思われます」(前出・同) 「パーラに弱点アリ」の情報は、すでに他のセ5球団にも広まっている。そうなると、陽にもスタメン復帰のチャンスは十分にある。 「亀井は今季38歳ですよ。休みながらの起用になるでしょうし、陽だけではなく、石川、重信、山下といった他の外野手も出場機会が増えそう」(ベテラン記者) 原辰徳監督を始めとする首脳陣は、山下航汰に期待しているという。昨年は高卒1年目ながら支配下登録を勝ち取り、イースタンリーグ(二軍)で首位打者のタイトルも獲得した。巨人ファンの間でもイチオシの若手だが、山下は左打ち、陽は右打ち。対戦ピッチャーによっては、陽が優先的に起用されるケースも出てくるかもしれない。 一部報道によれば、元木ヘッドコーチが陽に「もう、後がない」とハッパを掛けたとあったが、これも「パーラに弱点アリ」の状況によるものなのかもしれない。外野のレギュラー争いが熾烈化すれば、連覇も見えてくる。しかし、巨人移籍以降、パッとしなかった陽が期待されるところからして、「オフの補強失敗が響いているんだな…」と言わざるを得ない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月14日 22時30分
「お前はワシには勝てへん」アスカ、WWE2大ブランド王座戴冠に向けて毒霧で先制!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間14日、ケンタッキー州レキシントンのラップ・アリーナにて主力ブランドのロウを開催した。 日本時間27日に開催される年間4大ビッグマッチのひとつ、PPV「ロイヤルランブル」で、ベッキー・リンチのロウ女子王座に挑戦する“女帝”アスカ(withカイリ・セイン)が調印式を行った。ベッキーと向かい合ったアスカは「お前はワシに勝てへんて何回言わせるんじゃ。バカバカバカバーカ!」と“大阪”弁でまくし立てると、カイリは和傘でベッキーを突っついて挑発した。 アスカとベッキーは契約書にサインすると、ベッキーが「強い方が勝つ」と逆に挑発。すると突如アスカがベッキーの顔面に毒霧を噴射。ベッキーが目を開けられず悶絶する中、アスカとカイリはベッキーをあざ笑いながらリングを後にした。バックステージでアスカは「ベッキー見たか!めっちゃ笑けたな。めっちゃ負けてんねん、あいつ、ワシに。アホちゃう。もうロイヤルランブルも勝っちゃうで。私、強すぎるからしゃーないな」とカイリと共に王座戦に向けて余裕の勝利宣言。アスカがベッキーに先制パンチを成功させたと言ってもいいだろう。 アスカはスマックダウンの女子王座は獲得したことがある。もうひとつのメジャータイトルであるロウの女子王座も戴冠し、歴史に名を刻みたいところ。ロイヤルランブルで良い結果を残せばその先には、世界最大のプロレスイベント・レッスルマニアでも中軸を担うことになる。アスカにとってはどんな手段を使ってでも勝っておきたい一戦だ。(どら増田 / 写真・©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2020年01月14日 21時30分
中日指導陣にファン反発 ドラ1ルーキーへの“柵越え禁止令”、人手が足りない中での強行に「元々予定になかった?」と疑問も
2019年のドラフトで中日、ソフトバンク、オリックスの3球団から1位指名を受け、抽選の結果中日が指名・獲得に成功した石川昂弥(愛知・東邦高)。その石川に対する球団の指示が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、石川が13日に行った打撃練習。石川は自身の他に中日に入団した6名の新人選手と共に、二軍本拠地のナゴヤ球場(愛知・名古屋)で11日から始まった新人合同自主トレに参加中。この日は屋外で打球を遠くに飛ばす打撃練習、いわゆる「ロングティー」を敢行した。 しかし、この様子を伝える『中日スポーツ』(中日新聞社/電子版)によると、球団側は球拾いを行うスタッフの人数が少なかったことを理由に、ロングティー開始前の石川に対して「(打球を)柵越えさせるな」と指示を出したという。 ロングティーの目的は打球を遠くに飛ばす中で、体全体でのスイングやボールをバットに乗せる感覚を養うこと。にもかかわらず、指導者が選手に「打球を遠くに飛ばすな」という指示を出すことは極めて異例のことで、『中日スポーツ』の該当記事内でも「前代未聞」という表現が用いられている。 ネット上のファンからは「ロングティーで飛ばすなはおかしい、一体何のための練習なんだ」、「人足らないから全力出すなってひどすぎる」、「スタッフいないなら別の練習をすればよかっただろ」、「石川の打撃に変なクセついたらどうするんだ」といった批判が噴出。 同時に、「人手不足なのにロングティーを強行した理由を知りたい」、「スタッフがいないってことは、ロングティーは元々の練習予定にはなかったんじゃないか?」、「飛ばすな云々は後付けで、本当は単純に柵越えが無かっただけなんじゃ…」といった疑問の声も複数見受けられた。 高校通算55本塁打を記録し、昨年8、9月に韓国で開催されたU-18W杯でも日本の4番を務めた石川。2018年のドラフト1位である根尾昂(大阪・大阪桐蔭高)と共に次代を担う金の卵と目されている選手なだけに、球団がしっかりと育成できるか気がかりなファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月14日 17時30分
新日本、次期シリーズは日米同時開催!棚橋&飯伏らアメリカへ
新日本プロレスは次期シリーズで、日本でのツアーと並行して、1月24日~2月1日(現地時間)にアメリカツアー『THE NEW BEGINNING USA』を5大会開催する。IWGPタッグチャンピオンチームのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーをはじめ、棚橋弘至、飯伏幸太、ジェフ・コブ、永田裕志、小島聡、矢野通、YOSHI-HASHI、コルト・カパナ、ロッキー・ロメロ、ランス・アーチャー、タマ・トンガ&タンガ・ロア、高橋裕二郎、チェーズ・オーエンズ、邪道らが参戦。さらに、“リビングレジェンド”ロックンロール・エクスプレスがアメリカ大会に再登場。LA道場入りをした成田蓮もLA道場の一員として帯同する。 注目はシリーズ最終戦となる2.1ジョージア州・アトランタ大会。メインイベントではIWGPタッグ選手権をラインナップした。1.4東京ドーム大会で、新タッグ王者組となったジュース&フィンレーが、“前チャンピオンチーム”のタマ&ロアを相手に初防衛戦を行う。1.4東京ドームでは、フィンレーがACID DROPで格上のタマから3カウントを奪取する番狂わせを演じており、G.o.Dは怒り心頭だ。一方、ジュース&フィンレーは、棚橋&飯伏との防衛戦も視野に入れているだけに負けられないところ。棚橋&飯伏とG.o.Dのタッグ戦も今ツアー中に実現するだけに、こちらの試合内容にも注目したい。 セミファイナルでは、飯伏とオーエンズがシングル対決。オーエンズは1.6大田区総合体育館大会で、飯伏をバレットクラブに勧誘するも飯伏は拒否。棚橋との連携からカミゴェでオーエンズから3カウントを奪取するも、試合後、オーエンズは飯伏との一騎打ちをアピール。この対戦がアメリカで実現することになった。 オーエンズは棚橋が逆に「俺に預けろ」と勧誘した過去があるほど、可能性のある選手。飯伏とシングルを行うことで、お互いに芽生えるものが生まれるのだろうか?その他、コブ対アーチャーの大型対決や、棚橋とロックンロール・エクスプレスのドリームトリオも再結成する。オープニングマッチでは、成田、カール・フレドリックスのLA道場コンビで、永田&小島の第3世代とタッグ対決が実現。成田の“途中経過”を永田&小島がどのように見るのか。試合後のコメントが期待される。 新日本は“雪の札幌2連戦”北海道・北海きたえーる大会2連戦というビッグマッチを開催するが、アメリカ遠征組は不在。それでもチケットの売り上げは順調だという。これは東京ドーム2連戦を見ても分かったことだが、アメリカWWEのように地上波のレギュラー放送が週にもうひと枠あれば2大ブランド制の導入も可能なぐらい選手層は厚い。今後も日米(または日英)同時開催のシリーズは開かれることだろう。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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スポーツ 2020年01月14日 12時00分
張本氏「こういう人になりたい」ラグビー元日本代表主将・廣瀬に嫉妬?「これからも頑張って」の声も
12日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が自分の境遇を嘆くかのような発言を行ったことが話題だ。 この日のゲストは、元ラグビー日本代表、慶應義塾大学ラグビー部、東芝ブレイブルーパスでそれぞれキャプテンを務め、2019年にTBSで放送されたドラマ『ノーサイド・ゲーム』で俳優デビューした廣瀬俊朗。 廣瀬は非常に高いキャプテンシーを持っていることで知られ、オーストラリアやイングランドでヘッドコーチを務め、2015年には日本代表でも指揮を執ったエディー・ジョーンズ氏がその統率力を高く評価していたことで有名だ。 初ゲストと言うことで、冒頭に廣瀬の紹介VTRが流れる。そして、関口宏から「印象」を聞かれた張本氏は、「年代が違うからプレーは見たことないんですよ。私らの時は瀬下とかね、松尾とか藤原とか。どこ行ってもキャプテンやられたから、非常にナイン(原文のまま)に人望があったんじゃないんですか? 生まれ変わったらこういう人になりたいわね」と笑う。これを聞いた関口は思わず、「え、そうなんですか」と驚きの声を上げた。 張本氏の自虐発言に視聴者も反応。「人望がないってわかっているんだろうね。でも、その発言じゃ無理だと思う」「あれだけの実績があるのにコーチや監督は無縁。人望がないのは明白」「ラグビーはナインじゃなくてフィフティーン」など、厳しい声が挙がる。 一方で、「なんだかんだずっと『サンデーモーニング』に出ている。人望がないなんて嘘」「張本勲氏はヒールに徹して注目を浴びていることを自覚している。本当は善玉になりたいと思うのも無理はない」という声も。 また、「日曜の朝は張本勲氏の発言が話題になる。炎上も多いがそれだけ注目されているということ。愛情の裏返しでは」「自分も『良い者』になりたいのはわかるけど、嫌われ役が張本氏。これからも頑張ってほしい」「張本氏は職人。リーダーシップはないが、3,000本安打は金字塔。胸を張ってほしい」というエールなども多く上がった。 敢えて番組のために「憎まれ役」を演じていると言われる張本氏。誰からも信頼され、高いキャプテンシーを評価される廣瀬俊朗の能力を、羨ましく思ったのかもしれない。
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スポーツ 2020年01月14日 11時53分
大仁田厚が追悼!“セメント最強”ケンドー・ナガサキさん急逝、日米マットで活躍
プロレスラーのケンドー・ナガサキ(本名・桜田一男)さんが12日に急逝したことを、プロレスラーのレジェンドたちが交流するアメリカの親睦団体『カリフラワー・アレイ・クラブ』(ブライアン・プレアー会長)が13日未明、明らかにした。ナガサキさんの死亡説は、日本でも12日の夕方になってSNSで話題となり、Facebookでは5日に一緒にイベントに出演した元プロレスラーの木村健悟氏が藤波辰爾に報告をするなど、関係者からも訃報が発信された。享年71歳。 ナガサキさんは1971年、大相撲から日本プロレスに入団。日プロ崩壊後は故・ジャイアント馬場さん率いる全日本プロレスに合流するも、天龍源一郎氏とともにアメリカへ遠征。フロリダ地区をテリトリーに大暴れし、一時帰国した際には、ドリーム・マシーンのリングネームで外国人サイドの選手として試合を行っている。その後も、アメリカを主戦場にペイントレスラー、ケンドー・ナガサキとして世界のトップレスラーと抗争を展開。日本に帰国すると、新日本プロレスに参戦。メイクをしないランボー・サクラダと改名するも、すぐにケンドー・ナガサキに戻り、故・ミスター・ポーゴ氏とのペイントコンビで、IWGPタッグリーグにも参戦している。 プエルトリコでは、新日本から海外武者修行をしていた武藤敬司の面倒を見ていた。1980年代後半には、アメリカWCWでドラゴン・マスターのリングネームで、グレート・ムタとタッグを結成している。“ケンカ屋”のイメージが強いナガサキさんは、その後、大仁田厚率いるFMWに1シリーズのみ参戦すると、メガネスーパーが巨額を投資した新興団体SWSの旗揚げに参加。SWSが崩壊すると、派生団体NOWを経て大日本プロレスをグレート小鹿らと設立。当時のプロレス界では、“セメントマッチをやらせたらナガサキさんが最強”という幻想があり、現在の総合格闘技にもチャレンジしたが、結果は振るわなかった。新日本との対抗戦にも出陣したナガサキさんだったが、大日本を退団。 以降、フリーランスのレスラーとして、国内のインディーマットにスポット参戦していたが、飲食店を経営したり、体調を崩すなど、引退試合は行っていないが、現役生活はフェードアウト。一昨年は自伝も発表し、5日のイベントには、ザ・グレート・カブキ氏、キラー・カーン氏らとともに、全米でヒールレスラーとして活躍したOBたちと元気な姿を見せていただけに、今回の訃報を「信じられない」と思うファンや関係者が多いのは無理がないだろう。 全日本時代の後輩にあたる大仁田厚は「俺の全日本プロレス時代に練習でしごかれた先輩であり!レスラーは素人になめられたらあかんのや!が口癖だった。パイプ椅子で殴られたら死ぬほと痛かった。だからどんな時にも耐えられた気がします。心からご冥福をお祈りします」とナガサキさんを追悼するメッセージを発表している。 合掌(どら増田)
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スポーツ 2020年01月14日 11時44分
中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2年目のキャンプは「重圧」との戦いとなりそうだ。 2020年シーズン、中日の開幕戦は、「ルーキー・石川が一軍、2年目の根尾が二軍」なんてことも十分にあり得る状況だ。 「与田剛監督は高橋周平を中心とした若い、新しいチームに作り替えようとしています」(地元メディア) 昨秋のキャンプ中もそうだった。記者団にチームビジョンを聞かれると、必ず名前が出ていたのが高橋。そして、根尾昂、昨秋ドラフト1位の石川昂弥(東邦)を指して、「高橋が」と、また彼の名前を出して、2人の兄貴分になってもらいたいとも期待していた。 3人とも、ドラフト1位だ。高卒1位である。地元ファンの注目度も高く、経験者にしか分からない苦しみもある。それを乗り越えた高橋に、根尾、石川を牽引してもらいたいと思っているのだろう。しかし、高橋に続く根尾、石川はキャンプ、オープン戦で明暗を分けそうなのだ。 根尾は昨秋から外野守備の練習にも取り組んでいる。その外野守備について、与田監督のビジョンも見えてきた。 「根尾にとっては試練のシーズンとなりそうですね。それも、オープン戦までに結果を出さないと…」(関係者) 根尾が外野守備の練習を始め、地元メディアには「1つの疑問」も芽生えた。外野の守備練習は出場機会を増やすためだが、2020年は「外野手として、二軍でフル出場させるのか」、それとも、「一軍に帯同させ、守備固め要員、代打で起用するのか」――。与田監督と一軍首脳陣は、春季キャンプの選手振り分けを話し合うミーティングで、根尾の起用法を改めて確認したそうだ。 根尾がオープン戦期間中、打撃で結果を出したら、一軍待遇。ダメだったら、二軍、と。 前出の関係者がこう続ける。 「根尾に対する期待の大きさですよ。走攻守の全てにおいて、トップレベルに育てなければならない逸材です。オープン戦で打てなかったら、二軍落ち。好成績を残したら、一軍でスタメンを争わせるつもりですが」 バットで結果を出さなければならないが、「この数字以上を残したら」という、打率、ホームラン数などの具体的なノルマは決められていない。与田監督が合格点を与えるか否かで一軍入りの当落が決められるそうだ。 一方の石川については、こんな情報も聞かれた。 「これも高橋中心のチーム作りの一環ですが、高橋を安心させないため、石川と競わせます。例えば、打撃練習の組分けをいっしょにして、高橋に常に緊張感を与えていくつもり。その流れで、石川は開幕戦も一軍で迎えることになりそう。プロ1年目の石川に一軍の雰囲気を勉強させる目的もあって」(前出・地元メディア) 根尾は不慣れな外野守備の練習に加えて、打撃練習にも相当な時間を割かなければならない。「バットで結果を出せ」ということは、ある意味、与田監督からオトナ扱いされたわけだ。ここで踏ん張らなければ、「後輩の石川が一軍で、自分が二軍」となってしまう。根尾にとっては、試練のキャンプ、オープン戦となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月13日 18時00分
箱根駅伝“関東ローカル大会”から全国区へ 2024年に実現か
令和初の箱根駅伝は、青山学院大学が2年ぶりの総合優勝で幕を閉じた。連覇のかかっていた東海大学、11年連続3位以内の東洋大学、平成で6度の優勝を誇る駒澤大学、前哨戦の出雲駅伝を制した国学院大学による“接戦”も予想された中、往路では4位だった東海大までもが大会新記録という、驚異的なスピードレースとなった。「今年が96回目で、どのテレビ番組も視聴率が伸び悩む中、箱根駅伝は確実に高い数字を上げている。ただ、同駅伝は全国大会ではなく関東ローカル大会で、出場は関東地方の学校に限られています。2024年の100回目のメモリアル大会に向け出場校を全国に広げようとしており、その動きに弾みが付くと思います」(スポーツ紙記者) 箱根駅伝の実況中継においても“全国化”が進んでいる。「出場選手の出身地、出身校をしっかりと紹介しています。これは甲子園と一緒。全国大会化している証しですよ」(関係者) 箱根駅伝が“甲子園化”する中、「箱根駅伝に出たい!」との夢を持って、関東圏の大学への進学を目指す学生は多い。その意味では、すでに全国大会になっているのかもしれない。 しかし、全国化する前に再考しなければならない問題もある。その1つが、留学生の出場枠だ。「各校ともエントリーできる留学生の人数は2人まで。実際に走ることができるのは1人です」(同) 往路3位の東京国際大をけん引したのは、ケニア人留学生のイエゴン・ヴィンセント・キベット。3区の区間新記録を塗り替える快走を見せ、留学生が大きな戦力となることを証明した。 一方、青学大を始め、日本人選手だけの学校も多い。ひと昔前のように、留学生の有無が優勝を左右しなくなったせいか、「彼らはマジメに練習しています。留学生の出場枠も見直す時期にきたのでは?」との声も、出場校関係者の中から出始めている。 一筋縄ではいきそうにないが、全国化すれば盛り上がることは確実だ。
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スポーツ 2020年01月13日 17時30分
RIZIN視聴率半減も「神興行」の声が多数!前売り券完売の大盛況
「視聴率が取りたいんです!紅白には勝てないと思いますが、ガキ使を超えたいです!」 昨年の大晦日、さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN.20』の休憩前、リングに上がったRIZINの榊原信行CEOは客席のファンに対してこのように訴えた。その上で「まだできることがあります。みんなが家族と友達に電話してテレビを見ろと、フジテレビを見ろと今からひとり10件電話してください」とユーモアな表現を交えながら呼びかけた。 しかし発表された視聴率は、第1部(19:00〜20:45)が3.2%、第2部(20:45〜22:30)が5.2%、第3部(22:30〜23:45)が3.7%と、民放ではテレビ東京と最下位を争う結果に。視聴率で考えれば大惨敗である。一昨年は那須川天心対フロイド・メイウェザーJr.との一戦が話題を集め、終盤には7.5%を記録しており、大幅に下がってしまった。 榊原CEOは「今回はお茶の間には(引きが)弱いと思う」と大会前に話しており、「魔球を用意したい」とも語っていたが、今回は「豪速球のストレート」な格闘技大会となった。その結果、格闘技ファンが早くからチケットを買い始め、一昨年発売された当日券は販売されず前売りで完売。関係者席も大会前夜に会場側と打ち合わせて増席したという。 「ホントにこの4年間“継続は力なり”という言葉にもあるように、フジテレビさんにも感謝をする限りですけど、地上波のみなさんも、数字が大して上がらないコンテンツを諦めることなく一緒に育ててくれた。その結果、ホントに多くのファンの人たちが、RIZINの中での選手たちの生きざまを見に、確実に何を見に来るっていう目的を持って見に来てくれている人たちがこの1年で本当に増えたなあと、その実感というか手応えはあります」 大会終了後、榊原CEOはフジテレビとファンに対して感謝の意を述べていた。この日は第1試合から好試合のオンパレード。浜崎朱加や、朝倉海の敗戦は残念だったが、会場のファンや報道陣の間からは「RIZIN史上最高の神興行」という声が多かった。 29日に同所で開催された『ベラトールジャパン』も15,160人、大晦日はアリーナバージョンギリギリの29,315人を動員。2日間で45,000人近くが来場したことになる。かつてPRIDEで使用していたスタジアムバージョンに挑戦する気持ちはないのだろうか。榊原CEOに聞いてみた。 「まあ、ゆくゆくはそうなったらいいですよね。PRIDEの時代は2カ月に1回、ヘビー級グランプリのときなんかはですね、2カ月に1回スタジアムバージョンが満席になってですね。今でも一番の記録を持っているのは、2005年の小川直也とエメリヤーエンコ・ヒョードルがグランプリの準決勝で戦ったときですね」 「その時の記憶が今でも忘れられないんですけど、過去にできたことですから。過去自分が中心になってやらせていただいて、作り出した数字、そのレコードは超えてみたいなってのもありますけど、もう少しだなと思いますね。今年は堀口(恭司)選手が怪我で欠場するという大きなハプニング、サプライズでアゲインストな状態になりながらもこういう結果になったことは自信にはなってますけど、もう少しだと思います」 スタジアムバージョンでPRIDEを開催していた頃は地上波の視聴率も取れていた。榊原CEOは地上波向けに「たまには変化球は投げる」「飛び道具は必要」と語っている。やはり会場と地上波の両輪が飛躍して初めて、真の格闘技時代が到来するのだろう。 榊原CEOは「オリンピックイヤーで、この2020年が一つの分岐点になると僕は思ってます。それはアマチュアアスリートたちの、アフター東京オリンピックの去就がこの数カ月、各競技で決まってくる」と分析した。 「その先の方向性の一つのチョイスとして、オリンピックに出て、メダリストになって、その先にその競技をもう4年間次のオリンピックを目指す人もいると思いますし、逆にRIZINという舞台を目指してくれる人も必ずいると思う」と五輪出場選手のプロ格闘家転向の後押しをしていく意向を示した。 今年、RIZINは6、7大会を開催予定。その初陣は『RIZIN.21』2.22静岡・浜松アリーナ大会。朝倉兄弟のお膝元で幕を開ける。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月13日 09時00分
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
契約保留選手名簿に記載された状態にもかかわらず、米メジャーへの移籍を目論んでキューバを出国・失踪したと報じられているソフトバンク・コラス。契約保留の状態でメジャー球団と契約することは不可能という現行ルールを無視するかのような“暴走”は、球界に大きな波紋を広げている。 各メディアの報道の中では、「前代未聞」という表現が用いられているこの一件。ただ、過去の歴史を振り返ってみると、コラスに負けず劣らずの形で契約を反故にしたお騒がせ助っ人が存在する。 2010年オフに入団したオリックス・フィガロは、翌2011年シーズンに「24登板・8勝6敗・防御率3.42」とマーク。2012年は「11登板・0勝5敗・防御率3.09」と最終的な数字自体は振るわなかったものの、開幕投手にも起用された助っ人だった。 しかし2012年12月19日、フィガロはまだオリックスの契約保留選手名簿に入っているにもかかわらず、米メジャー・ブルワーズとマイナー契約を締結。この一件を報じた同年12月20日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)によると、フィガロの“二重契約”を受けたオリックス関係者は不快感をあらわにし、ブルワーズからの身分照会がなかったことも明かしたという。なお、オリックスは翌2013年1月28日にフィガロを保留名簿から外し自由契約とした。 2011年1月7日に巨人が獲得したバニスターは、メジャー時代にシーズン12勝をマークしたこともあった先発投手。そのため、チームのローテーションに入ることも期待されていたが、同年3月11日に発生した東日本大震災の影響による原発事故への不安を理由に同月15日にアメリカへ無断帰国した。 再来日の要請に応じなかったため、巨人はバニスターを他球団への移籍が制限される「制限選手」として申請。NPBもこれを受理して4月2日に公示したが、その後当人から「もう野球はやらない」という申し入れを受けたことにより、同月26日に通常の引退選手と同じように「任意引退選手」として公示された。 1974年3月26日に日本ハムに入団したスノーは、元々は一般の貿易会社に勤めていた異色の経歴の持ち主。仕事で来日した際に受けた日本ハムのテストに合格したためチームに加わることになったが、二軍初登板の前日で、給料日でもあった同年4月25日に突如として失踪した。 滞在先のホテルなどを捜索しても消息がつかめなかった球団は、同月30日にスノーの契約解除、及び日本球界でプレーする資格を失う「失格選手」の適用をパ・リーグ連盟に申請。その後5月2日になって、スノーは母国アメリカに帰国していたことが判明したが、状況が変わることはなく同月4日に契約解除、同月9日に無期限の「失格選手」として公示されている。 過去のお騒がせ助っ人と同じように契約を反故にしようと動いているコラスだが、果たして所属元のソフトバンクはどのような対応をとるのだろうか。文 / 柴田雅人
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