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日本サッカー協会顧問・釜本邦茂氏が渇! 覚せい剤所持逮捕者も出た元Jリーガーの堕落

 「まず言えるのは、最近のJリーグには“プロはお金が全て”という間違った意識に取りつかれている選手が多いということ。プロである前に常識ある社会人たれ、ということを忘れている」
 犯罪者が続出する元Jリーガーにこう苦言を呈するのは、日本サッカー協会顧問・釜本邦茂氏だ。

 11月21日、サッカーJリーグ・京都パープルサンガ(現・京都サンガ)に所属していた元Jリーガー、後藤純二容疑者(42)が、警視庁に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されていたことが判明した。自宅で覚醒剤約0.1グラムを所持していた疑いなどが持たれている。
 後藤容疑者は'96年にJリーグ引退後、会社員やサッカースクールのコーチなどをしていたが、最近は覚醒剤の売人に手を染めていた模様で、'03年にも同法違反容疑で逮捕され有罪判決を受けていた。
 元Jリーガーが引き起こした事件では、10月13日に元日本代表でもあった前園真聖(40・元東京ヴェルディ他)がタクシー運転手への暴行で逮捕されたことが記憶に新しいが、今年に限ってみても、4月には西脇良平(34・元ジェフユナイテッド市原)がサッカー指導中の傷害容疑で、6月にも元日本代表の奥大介(37・元ジュビロ磐田他)が、妻(現在は離婚)への脅迫容疑で逮捕されている。

 元Jリーガーに犯罪者が絶えないのは、冒頭で釜本氏が語った個人の自覚の無さに加え、選手を抱える側にも問題があるという。
 「各クラブが、選手のセカンドキャリアの問題を形式的にしか考えていないということ。Jリーグの選手は、他のプロスポーツと比べても選手生命が短い。20代半ば、つまり、やり直しのきく年齢で引退するものですから、クラブが行うセカンドキャリア支援もつい軽く見られてしまい“辞めたらあとは選手自身”になりがちなんです。しかし、この状態のままでは問題の解決にはならない。後に続く選手のためにも、クラブ側がもう少し責任を持ってやってもいいんじゃないでしょうか」(釜本氏)

 改革が待たれる。

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