スポーツ
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スポーツ 2020年01月13日 06時30分
【新日本プロレス】ライガー「僕は人に恵まれた」産みの親・永井豪氏「長い間活躍してくれた」感謝の念に包まれて獣神はリングを去る
2020年1月5日東京ドームの大舞台。第一試合で行われた獣神サンダー・ライガー引退試合で、ライガーは自らの望んだ「現在の新日ジュニアの最前線」にいる高橋ヒロム&リュウ・リーと対戦し、華やかに散った。 試合後の会見では、31年間の長きに及ぶマスクマン人生に関与した、さまざまな人の名前が挙げられた。「僕の前にいてくれた、エディ・ゲレロ、ディーン・マレンコ、ブライアン・ピルマン、ワイルド・ペガサス」と、中には世を去ってしまったライバル、そしてパートナーだった名レスラーに引退を伝えたいと語った。また思い出に残る試合として挙げていた「天国にいる橋本真也」にも当然同じ思いを抱いているとし、会見を後ろから見ていた橋本真也氏の息子でレスラーの橋本大地を呼び寄せ、記念撮影した。 さらに「カルガリー(修行)時代のミスター・ヒトさん、藤原(喜明)さん、(アントニオ)猪木さん、山本小鉄さん、そして永井先生。そういう方々のおかげで今の僕があると思います」と発し、この場に同席した永井豪氏にも直接お礼。 さらに「マスクマンになりたかった。しかも永井豪先生のずっと見ていた、マジンガーZ、グレートマジンガー、デビルマンの(作者の)先生の(作品である)ライガーができる(チャンスを与えるよう)“やらせてください!”」と直訴したことも明かした。これに永井氏も「31年前に“自分にやらせてくれ”という情熱と熱意がすごくうれしくて、即お願いした。その自分の判断は間違いではなく、三十何年もの長い間、活躍してくれて本当にうれしい。ライガーさん自身の戦いは、伝説を具現化している。いつも試合を興奮して見ていました」と賛辞を送った。引退後も「ライガーのままでいたい」と直訴し、永井氏も「そのままでいてください」と快諾。「これからも獣神サンダー・ライガーとして」活動することを明らかにした。 1994年、まだ小規模プロレス団体へのアレルギーがある中、団体の垣根を越えた「スーパーJカップ」を提唱し開催。それによりFMWのハヤブサ(故人)やスペル・デルフィン、TAKAみちのくなど、ステップアップしていったレスラーは枚挙にいとまがない。ライガーが先輩やライバルたちに送った感謝の念は、後を継ぐレスラーたちから続々と届いている。 これからも獣神サンダー・ライガーのプロレス愛DNAは、新日本だけにとどまらず、全国、いや全世界にしっかりと受け継がれていくことであろう。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年01月12日 18時00分
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
今オフ、それぞれメジャー球団への移籍を果たした秋山翔吾(西武→レッズ)、筒香嘉智(DeNA→タンパベイ・レイズ)の両名。純粋な日本人野手のメジャー挑戦は2013年の田中賢介(日本ハム→サンフランシスコ・ジャイアンツ)以来の出来事となる。 どちらも日本球界ではトップクラスの打者ということで、これまでの歴史を塗り替えるような活躍が期待されている両名。ここではその歴史の一つとして、日本人野手のメジャー1年目における打撃3部門の歴代1位記録をそれぞれ見ていきたい。 メジャー1年目における日本人歴代1位の打率は、2001年にイチロー(オリックス→シアトル・マリナーズ)がマークした「.350」。2000年オフにオリックス(1992-2000)からマリナーズへポスティング移籍したイチローは、前年まで7年連続でパ・リーグ首位打者を獲得。ヒットを打つことに関しては、日本で右に出る者はいないといっても過言ではない打者だった。 日本人野手初のメジャーリーガーとなったイチローだが、海の向こうでも変わらず快音を連発。1年目にしていきなり首位打者、最多安打(242本)、盗塁王(56盗塁)のタイトルを獲得し、さらにマリナーズが所属するアメリカン・リーグの新人王やMVPにも選出されるなど、まさに記録ずくめのルーキーイヤーとなった。 日本人ルーキーの最多本塁打記録は、2018年に大谷翔平(日本ハム→ロサンゼルス・エンゼルス)が放った「22本」。投手と打者を両立する“二刀流”の選手として日本ハム(2013-2017)で活躍した大谷は、2017年オフにエンゼルスへポスティング移籍。高校時代から公言していたメジャー挑戦の実現は、数多くのメディアによって広く伝えられた。 注目のメジャー1年目。大谷は右ひじの靭帯を損傷したことにより、投手としては10試合しか登板できず。しかし、打者としては104試合に出場し、日本時代の2016年に並ぶ自己最高タイの数字となる22本塁打をマークしている。 メジャー1年目の日本人打者が残した最多打点記録は、2003年に松井秀喜(巨人→ニューヨーク・ヤンキース)が記録した「106打点」。巨人(1993-2002)で長らく4番を務め、この間に本塁打王、打点王にそれぞれ3回ずつ輝いた松井。その実績を引っ提げ、2002年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使しヤンキースへ移籍した。 前年に50本塁打を放っていたこともあり、異国の地でもアーチを量産することが期待された2003年の松井だったが、迎えたシーズンで松井が放った本塁打は16本と激減。一方、打点については日本時代とそん色ない数字をマークしている。 現時点での打撃3部門の最高記録はどれもハードルの高い数字となっているが、もし塗り替えた場合は大きな注目・話題を集めることは確実。アベレージヒッターの秋山には打率、そしてパワーヒッターの筒香には本塁打、打点の記録更新を大いに期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月12日 11時00分
「ホームランを40本打つ」日本ハム・清宮、手術を乗り越え勝負の3年目へ 先行する同期村上に並べるか
ホームランアーティストとして、飛躍の3年目を迎える。今月6日、自主トレを公開した清宮幸太郎は今シーズンへの抱負として、「ホームランを30~40本を打ちたいと思っている」と語った。新シーズンへ懸ける意気込みと、ホームランへの渇望がその言葉からは伝わり、ファンの期待を膨らませるには充分なコメントだった。 2020年、プロ3年目の清宮がさらに多くの注目を浴びることとなる格好の理由がある。ヤクルトスワローズで昨シーズン、セ新人王に輝いた村上宗隆の存在だ。高卒2年目では史上最高となる36本塁打を放つなど、シーズンを通して驚異的なインパクトを放った。高校卒でのプロ入団同期、同じ左のスラッガーである村上とはこの先、否が応でも比較対象として、ファンからの視線を集めることは必至だ。 村上に対し、数字の上では実績が劣っていることは確かだ。だが清宮も、2年間で計14本塁打を記録しており、昨年は200打席を越えるなど出場機会も順調に増やしてきている。今シーズン、清宮がさらに数字を伸ばすことが出来れば、村上と共に球界を引っ張る存在になり得るはずだ。リーグを越えたライバルとして、若きホームランアーティストの競演は多くのファンが待ち望むところだ。 また昨年、春先には日本代表にも選出(後に辞退)、シーズン中には日本ハムの4番にも起用されるなど、潜在能力の高さはファン、そして球界全体が認めている。何より、誰よりも鮮やかなプロ選手としての「華」を持ち、3年目の今季こそ開花の期待を抱かせている。 昨年10月に手術を受けた右ひじの回復具合は万全ではないものの、「違和感はない」と語っており、先月末には既に打撃練習を再開している。そして年明け早々から、バットを握っての自主トレの公開は、コンディションの順調さのアピールとも感じ取れる。 昨季、チームが5位と低迷し、チーム本塁打数93もリーグ最少に終わった。清宮がスタメンに定着を果たすことで、チームの活性化が図られることは間違いない。また主軸としての地位も充分に狙える能力を秘めている。日本ハムの覇権奪還、さらにはプロ野球界の新たなスターへ上り詰めるべく、清宮の鋭いスイングは今季も多くの夢を見させてくれることは確実だ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年01月12日 06時30分
新日本が年間日程を発表!G1は初の秋開催、夏は新企画検討中か?
新日本プロレスは2020年の主なビッグマッチを発表した。・2月1、2日「THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~」北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる・2月9日『THE NEW BEGINNING in OSAKA」大阪・大阪城ホール・3月3日「旗揚げ記念日」東京・大田区総合体育館・3月20、21日「NEW JAPAN CUP 2020 ~決勝戦~」新潟・アオーレ長岡・3月31日「SAKURA GENESIS 2020」東京・両国国技館・4月29日「レスリング薩摩の国」鹿児島・鹿児島アリーナ・5月3、4日「レスリングどんたく 2020」福岡・福岡国際センター・6月6日「BEST OF THE SUPER Jr.27 ~優勝決定戦~」東京・大田区総合体育館・6月14日「DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL」大阪・大阪城ホール・10月16〜18日「G1クライマックス30」東京・両国国技館 2020年はオリンピックイヤーとあって、プロレス界にも「会場問題」が発生。特に毎年夏の恒例シリーズだった新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス』の会場がどこになるのか注目されていた。記念すべき30回大会は初の秋開催、会場は3年ぶりに両国国技館3連戦となった。昨年、アメリカ・ニューヨークMSG大会があったため、開催されなかった春の両国も復活する。 木谷高明オーナーは初のG1秋開催について「これは仕方ないですよね」としながらも「今回は7月から9月の発表が抜けてるわけで、それは現場が今発表するタイミングじゃないと判断したのでしょう。何か考えてるとは思うので楽しみにしていてもらえれば」とコメント、夏あたりに何らかの新企画が計画されていることを示唆した。 秋のG1は9月のシルバーウィークから開幕すると考えるのが妥当かもしれない。G1決勝から来年1.4東京ドーム(未発表)までの期間が短いのも気になるところだ。 今年の東京ドーム2連戦では、2日間で7万人の動員に成功した。4日の大会は1992年に開催された最初の1.4東京ドーム大会と遜色ない入りだった。当時の発表は6万人である。外野席を完全に開放して埋めると、現在なら43,000人から45,000人の動員が可能とされている。 今回の日程発表では昨年ほどのサプライズはなかったが、新日本の攻める姿勢は変わらない。ビッグマッチのたびに、追加のビッグマッチなどが発表されることもあるだろう。オリンピックイヤーに負けじと新日本の勢いは増すことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月11日 17時30分
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
松坂大輔は古巣・西武で馴染めるのか? 辻発彦監督が2月1日スタートのキャンプにおける“選手分け”についてコメントを出した。注目の松坂大輔は一軍キャンプに振り分けるという。ベテランはスロー調整になりがちだ。松坂が西武一軍の練習から落ちこぼれるなんてことにならないだろうか。 懸念材料はいくつかある。その一つが「前倒しされた開幕戦」だ。「東京五輪の開催中、プロ野球ペナントレースはいったん中断します。その関係で例年よりも約1週間早い開幕戦となります。松坂のようなベテランになれば、調整もできるでしょうが…」(スポーツ紙記者) ベテランには経験値がある。しかし、松坂は実戦からは遠ざかっている。また、西武に限らず、今年は五輪の影響でどの球団も紅白戦、対外試合&オープン戦など実戦形式の予定は前倒ししている。投手出身のプロ野球解説者がこう続ける。 「ベテランは調整が遅れがち。だから、開幕戦から逆算して、個々に調整するのが一般的です。ベテランが一軍ではなく、二軍キャンプで調整することが多いのはそのため」 一軍と二軍のボーダーラインにいる選手、先発ローテーション入りを争っている中堅クラスの投手はキャンプ序盤から“飛ばす”。そのペースで練習が進めば、実績のあるベテランは潰される。だが、今年は開幕戦の日程が前倒しされているので、ある程度、早めの調整をしなければならない。この流れに実戦から遠ざかっている松坂を加えるのは、やはり危険だ。 話は松坂の西武帰還の会見(2019年12月11日)に遡る。渡辺久信ゼネラルマネージャーはこう語っていた。「1勝でも2勝でも、一軍で戦力になってほしい」と――。 渡辺GMは松坂帰還の仕掛け人でもある。この言葉が出る前のやり取りをちょっと整理しておきたい。会見終了後と同時に、渡辺GMも記者団から囲まれた。その時、「松坂を戦力として獲得した」と改めて訴えた。すると、記者団から「何勝くらいを期待しているのか?」の質問が出た。そのとき、返ってきたのが「1勝でも2勝でも」の言葉だったのだ。 勝ち星で計り知れないもの、松坂の存在感そのものがチームのプラス材料になると言いたかったのだろう。しかし、穿った見方かもしれないが、渡辺GMも「松坂には先発ローテーション入りして投げ続ける力は残っていない」と思っているようにも解釈できた。 昨季、12球団トップのチーム打率(2割6分5厘)と総得点数(756)を誇る西武打線の援護があれば、1勝か2勝なら、できるだろう。「1勝でも、2勝でも」の言葉を「チームの精神的支柱」と捉えるのなら、松坂は若手投手のお手本となるような練習態度を見せなければならない。 「昨季、一軍で1球も投げられなかった内海哲也がクビにならなかったのは、若手を圧倒させる練習量と、リハビリに取り組む真摯な姿勢が認められたからです」(ベテラン記者) 一方の松坂だが、日本球界帰還後は故障や年齢的理由で常に別メニュー調整だった。内海と同じことはできないだろう。勝ち星を重ねる“戦力”としてもチームに貢献するつもりだから、二軍でのマイペース調整組に変更してもらったほうが良さそうだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月11日 11時00分
日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
妻子持ちの選手や外国人選手を除けば、ほぼ全てのプロ野球選手が通る道である球団選手寮への入寮。今オフも年明けの1月4日から各球団の新人選手が連日入寮し、各メディアも広くこの模様を報じている。 食事面やトレーニング面など、選手にとって多くのメリットがある各球団の選手寮。ただ、その中には「不可思議な現象が起こる」、「幽霊が出る」と、まことしやかにささやかれている寮も複数存在する。 2015年11月に野球賭博問題で解雇となり、現在はユーチューバーとして活動する元巨人・笠原将生氏が「出ます」と証言したのが巨人の選手寮「ジャイアンツ寮」(神奈川・川崎)。笠原氏が2019年7月1日にアップしたユーチューブ動画によると、寮内には誰も住んだことがない上に、室内の天井にお札も貼られている416号室という部屋があるという。 動画内では詳しい時期は明らかにされていないが、ある日416号室の隣室で笠原氏を含めた4人が麻雀をしていたところ、深夜3時頃に2回ドアをノックする音が。しかし、ドアを開けると廊下には誰もおらず、近辺の部屋にも人はいなかったという。結局真相は不明とのことだが、笠原氏は「完全にあれは416号室の仕業ですよ、100%」と結論付けている。 2017年11月16日の『東京スポーツ』(東京スポーツ新聞社/電子版)で取り上げられたのが日本ハムの選手寮「勇翔寮」(千葉・鎌ヶ谷)。記事内では「突然部屋のどこかで大きな音がしたり、冷蔵庫が妙な音を出したり、今でも起こっていますよ」という若手選手の証言や、球団を代表する選手である中田翔もかつては幽霊の存在に怯えていたということが記されている。 なお、中田が幽霊に怯える様子は、2008年1月18日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)でも伝えられている。当時ルーキーの中田は寮にまつわる心霊現象に関する数々の証言を他の選手から耳にし、「ヤバいっすね」、「ホンマらしいっすね」と不安を募らせていたという。 あまりの体験談の多さに、球団が対応に動いたのがヤクルトの選手寮「戸田寮」(埼玉・戸田)。2010年1月11日、同年3月5日の『日刊スポーツ』によると、寮では誰もいない階にエレベーターが止まったり、浴室の鏡に不自然な人影が映るといった不可思議な現象に複数の選手が遭遇。これを受けた球団関係者は「おはらいも検討しなくてはいけない」と口にし、実際におはらいを行ったという。 ただ、おはらいを行ってもそれほど状況は好転しなかったようで、翌2011年12月4日のファン感謝祭の中では当時ルーキーだった山田哲人を含む複数の選手に「(おはらいは)効いてない」と断じられている。 以上のような現象をもたらすのは、苦いプロ生活に終わった過去の選手たちの怨念か、それとも球団に不満を抱くファンの生き霊か…。いずれにせよ、今オフ新たに入寮した選手たちはこうした思わぬ“洗礼”を浴びることがないよう願いたいところだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2020年01月11日 06時30分
「まだ諦めない」飯伏幸太、ドーム2連敗も“多方向”から巻き返しへ!
「切り替えはできてます。今日はちょっと負けてしまって、何も考えられないというか…せっかくのドームなのに良い結果が残せなかったということ。ちょっと自分の夢につなげられなかったというのが残念だなという部分はあるんですけど、僕は諦めない。マイナスの方に捉えないでもらえたい」 新日本プロレス年間最大のビッグマッチ『レッスルキングダム14』(4、5日、東京ドーム)で、4日はオカダ・カズチカのIWGPヘビー級タイトルマッチに敗れ、5日は無冠となったジェイ・ホワイトに負けてドーム2連敗を喫した飯伏幸太。「プロレスを盛り上げるため、もっと広げるために必要」と話していたIWGP2大王座の戴冠を逃すも、4日の試合後には既に「切り替え」られたという。 オカダとの試合後はノーコメントだった飯伏に、改めて40分近くに渡った激戦について振り返ってもらった。「負けちゃったんですけど、これ多分、プロレス2004年にデビューしたんですけど、だから16年?3本に入るくらい気持ちいい試合でした。負けたけど、なんですかね、プロレスを正直伝えられたのかなと。きのう(4日)の試合に関しては。でもきのう勝っていれば違う景色が見せられたかなと」 加えて「僕がプロレス見てた頃、東京ドームって、年に1回の、プロレス界全体の、僕の中では全世界で一番すごい大会だと思ってるので、そこを大爆発させられたというのは満足していますけど、まだ諦めない。まだ止まれないです。まだまだ全然諦めてない。先はまだまだありますから」と語るなど、プロレス人生においても大きな試合だったと明らかにしつつ前を向いた。 6日の大田区総合体育館大会では、バレットクラブに勧誘してきたチェーズ・オーエンズを、棚橋弘至との連携で破り、連敗をストップさせた。試合後、オーエンズはシングルマッチを迫り、棚橋からはタッグ王座への挑戦ラブコールを送られている。IWGPタッグチャンピオンチームのジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーも同じ新日本本隊の仲間ながら、棚橋&飯伏を挑戦者に逆指名した。 「初めての2日間のドームで、まず初めてのメインイベントを飾れたこと。これは確実に収穫、自分のプラスです。この2日間のドームでシングルマッチで連戦できたことも自分の人生にとってもプラスかと思います。2冠っていうものは、もちろんどちらのベルトも僕は欲しい。それは多分全レスラー当たり前だと思ってる。それは当たり前の前提として、違う方向でもプロレスを盛り上げていきたい。その作戦も自分なりにもあるんで」 プロレスを盛り上げる方法は「ひとつじゃない」とも話す飯伏。2020年は連敗スタートとなったが、昨年の『G1クライマックス』を制したときよりもさらに精神的に強くなっているのは事実だ。飯伏の巻き返しは次期シリーズから始まる。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月10日 19時03分
大相撲、石浦の処遇に「フェアじゃない」と批判の声 貴ノ富士・拓郎とは対照的、軽度な処分の理由は
大相撲の幕内・石浦に対する日本相撲協会の対応が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 石浦は所属する宮城野部屋で4日に行われた朝稽古中、兄弟子の幕下・宝香鵬にダメ押しをされたことに立腹して膝蹴りや拳で殴るなどし、宝香鵬もこれに応戦したことで殴り合いの喧嘩に発展。これを受けて協会はコンプライアンス委員会からの意見も踏まえ、9日の臨時理事会で処分を決定するとしていた。 協会が定める暴力禁止規定では、関取の暴力は1場所出場停止が基準とされている。しかし、9~10日の各メディアの報道によると、協会は石浦を1場所出場停止にはせず、1カ月の報酬減額(20%減)とけん責処分に。また、応戦した宝香鵬についてもけん責処分のみにとどめたため、両名は共に初場所へ出場する見込みであるという。 基準より軽い処分を下した協会に対し、ネット上のファンは「処分が甘すぎる、こんなのお咎めなしと変わらないじゃないか」、「石浦が先に仕掛けたんだから、基準通りの出場停止が妥当だろ」、「こんな処分で済ませてたらまた同じようなことが起こるぞ」と反発。 同時に、「貴ノ富士と扱い違いすぎるだろ」、「拓郎よりも軽い処分なのは意味不明」、「貴ノ富士や拓郎と比べても明らかに不公平な処分」と、元十両・貴ノ富士や元立呼び出し・拓郎を絡めた批判も複数寄せられている。 「貴ノ富士はしこ名が『貴公俊』だった2018年3月に付け人への暴力により1場所、拓郎は2019年10月に後輩呼び出し2名へ手を上げたことにより2場所の出場停止処分を受けています。協会に異議を唱えるファンは、今回の処分内容が過去の事例と比べて『フェアじゃない』という思いを抱いているようです」(相撲ライター) 処分を伝える報道の中では、協会やコンプライアンス委員会が“石浦、宝香鵬は共にこれまで暴力を振るったことはない”、“両名に怪我はなくどちらも猛省している”、“いじめや制裁といった要素もない”といった事柄を理由に、今回の一件を「悪質性は高くない」と判断したと伝えられている。しかし、その判断に納得していないファンも多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月10日 11時40分
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
正規のコーチスタッフは、やるせない気持ちでいっぱいではないだろうか。 阪神がスタッフミーティングを行った(1月8日)。どの球団もそうだが、この時期に一、二軍の全首脳陣を集め、春季キャンプにおける選手の「一軍か、二軍か」の振り分けを決める。今年は東京五輪が開催されるため、その期間中、ペナントレースがいったん中断となる。そのため、開幕戦が例年よりも約一週間、前倒しとなる。キャンプのスケジュールも実戦形式の練習を早める必要があり、調整の遅いベテラン、注目の新人選手をあえて二軍スタートにするなどの配慮が行われている。スタッフミーティングとは、意思統一と確認の場でもあるのだ。 そんな全首脳陣が結束を固める会合の場で、衝撃的な決定もされていた。 「外部からの協力者がさらに増えることになりました」(球界関係者) 同関係者によれば、今季8人にまで膨れ上がった外国人選手のことが話し合われ、彼らとのコミュニケーションを円滑に行うため、駐米スカウトにキャンプに同行してもらうことになったそうだ。 駐米スカウトとは、阪神での在籍経験も持つアンディ・シーツ氏と、ジェフ・ウィリアムス氏の2人。状況次第では4番もあり得るとされるジャスティン・ボーア内野手や、ジェリー・サンズ内外野手の他、ジョン・エドワーズ、ジョー・ガンケル、ロベルト・スアレス投手の3投手が新たに加わり、先発の一角を担うだろうオネルキ・ガルシア投手とも契約を延長した。シーツ、ウィリアムス両氏はキャンプ常駐ではないが、長時間の練習など日本球界の習慣や阪神の雰囲気を説明するという。 関西地区で活動するプロ野球解説者がこう続ける。 「阪神フロントは『矢野監督は外国人選手とのコミュニケーションが巧くない』と見ています。サポートするつもりで、シーツ、ウィリアムス両氏のキャンプ訪問を決めたのだと思います」 しかし、今春のキャンプでは山本昌氏が昨秋に続いて臨時コーチを務めることがすでに決定している。山本氏の指導が好評だったことは繰り返すまでもないが、こんな指摘も聞かれた。 「昨秋キャンプ中、投手陣への指導内容を統一させる意味で、現任コーチは『練習中、口を挟んではならない』と通達されていました。今春キャンプもそうなるんですかね?」(前出・関係者) 山本氏と阪神の福原、金村両一軍投手コーチが異なる指導をしているのではない。選手側に伝わる言葉のニュアンス、捉え方があるので、その誤解を生じさせないために、昨秋キャンプでは山本氏に一本化させたのだ。 外国人選手には活躍してもらわなければ困る。投手陣の飛躍のためにも指示系統の一本化は必要だ。とは言え、これでは、現任コーチの存在意義がないのも同然だ。 「臨時コーチや、キャンプ期間中の協力者はあくまでも『外部の人』。ペナントレースの勝敗に責任を持つ必要はありませんからね」(ベテラン記者) 関西地区では「山本氏のコーチ就任の待望論」も出ているそうだ。今春キャンプでは、現任コーチの“ヤル気”も継続させなければ、矢野監督はペナントレースで苦しむことになるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月09日 22時30分
新日本初!2月の大阪城決戦、内藤哲也がKENTAと2冠戦で制裁へ
新日本プロレスは『THE NEW BEGINNING in OSAKA」2.9大阪・大阪城ホール大会の全カードを発表した。新日本は例年この時期に大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)を使用してきたが、今年は初めて大阪城ホールにスケールを拡大している。 メインイベントはIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合。2冠王者の内藤哲也に、“Mr.バッドエンド”KENTAの挑戦が決定した。1.5東京ドーム大会では、ジェイ・ホワイトを下してIWGPインターコンチネンタル王座を奪還した内藤、飯伏幸太を破ってIWGPヘビー級王座を防衛したオカダ・カズチカがダブル選手権として対決。“2冠戦”の提唱者である内藤が、大死闘の末にオカダをデスティーノで下して史上初の“IWGP2冠王者”となった。 しかし、その直後に内藤が公約通り場内のファンとの“大合唱”、「デ・ハポン」の締めを行っている真っ最中に、この日後藤洋央紀に敗れ、NEVER無差別級王座から陥落したばかりのKENTAが内藤を襲撃!東京ドーム大会史上最悪のバッドエンドにファンからは賛否両論が起こっていた。 続く1.6大田区大会では、メインイベントでKENTA&ジェイと内藤&SANADAが実現。試合はSANADAがジェイから勝利したものの、試合後にはジェイとKENTAがパイプイスでSANADAと内藤をメッタ打ち!マイクをつかんだKENTAは「大田区にお集まりのお客様、昨日の東京ドームは楽しんでいただけましたでしょうか?」と内藤のマネをしながら、ファンを挑発。さらに「俺が何が言いたいかっていうと、この2本のベルト、俺、いただいちゃうよってこと!」と言い放って、改めて2冠王座強奪をぶち上げた。 内藤は「彼は俺に遊んでほしいんでしょ?遊んでやるよ。でも(2冠を争った)オカダ、飯伏、ジェイに比べると3枚落ちる」とタイトルマッチには否定的な考えを示していたが、タイトル戦が決まると「相変わらず偉業を達成した俺に、まだこれからも嫌がらせを続けるのか? まあ決まった以上はやらせていただきますよ。大阪城ホールで、2つのベルトを懸けてKENTA選手とやらせていただきますよ。当日リングでおいしく料理してやります」とKENTA制裁に向けスイッチが入った様子。 KENTAはツイッターなどで、内藤哲也と武田鉄矢をかけて「このバカチンがぁ」などと挑発を続けている。内藤はKENTAの行動に腹は立てているが「いちレスラーとして、KENTA選手はいろいろなリスクを背負いながらも動いたわけですよね。ホント、その行動に関しては俺は素晴らしいことだと思いますね」と、認めている部分もあるようだ。 ただでは転ばないKENTAだけに、この一戦だけで内藤が制裁できるかは分からないが、2020年の新日本マットを占う試合になるのは間違いないだろう。 セミファイナルでは、IWGP USヘビー級王者、ジョン・モクスリーに鈴木みのるが挑戦。1.5東京ドーム大会、1.6大田区大会で対戦の機運が高まっていた。IWGPジュニアタッグ王者、SHO&YOHはエル・デスペラード&金丸義信の挑戦を受ける。またSANADAとジェイ・ホワイトのスペシャルシングルマッチや、中西学の大阪ラストマッチもラインナップ。このシリーズには帯同しない棚橋弘至と飯伏幸太も出場する。 新日本は6月14日にも毎年恒例の大阪城大会「DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL」が決定している。年2回の大阪城大会を定着させる意味でも今大会は大成功させたい。(どら増田)
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フジ「世界柔道」決勝戦生中継中に連日のCM中断も、「見ている人が少ないため苦情はない」というトホホな現実
2013年08月29日 15時30分
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祝4000本安打も束の間 低迷ヤンキース来季大改革でイチロー放出
2013年08月29日 12時00分
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タイトルなんてどうでもいい? 中日・ルナが首位打者放棄
2013年08月28日 15時30分
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ロンドン五輪金メダリスト・村田諒太 “注目”だったはずのプロデビュー戦は注目されなかった!?
2013年08月27日 15時30分
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もはやなりふり構っていられなくなった メッツ移籍の松坂大輔
2013年08月26日 15時30分
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“負けない男”日本ハム・大谷が無傷3連勝で不敗神話崩れず
2013年08月24日 17時59分
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イチローの日米通算4000安打の“価値”に米国内で異論続出
2013年08月23日 15時50分
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引退後の部屋継承で頭がいっぱい 新弟子スカウトに躍起だった白鵬の夏休み
2013年08月23日 11時00分
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2013年 夏の甲子園 一位指名候補の気になる進路情報(2)
2013年08月22日 11時45分
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インディアンス傘下3Aの松坂大輔 出場機会を求めて志願の自由契約に
2013年08月21日 15時30分
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テッパン情報入手 ドラフト目玉大阪桐蔭・森、桐光・松井が“プロ入り拒否”の理由
2013年08月21日 12時12分
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スポーツ
2013年 夏の甲子園 一位指名候補の気になる進路情報(1)
2013年08月21日 11時45分
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スポーツ
アスレチックス・中島裕之が今季のメジャー昇格が絶望的に
2013年08月20日 15時30分
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2013年 夏の甲子園特集 「3年生よりも2年生!」と評される球児採点表
2013年08月20日 11時45分
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レッドソックス・上原浩治 ノルマ達成で早くも来季契約勝ち取る
2013年08月16日 17時30分
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“超優良助っ人”中日・ルナが豹変 “サボり病”発症で球団困惑
2013年08月15日 17時00分
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楽天が本拠・宮城での日本シリーズ開催に向け悪あがき! 異例のシーズン中の増席計画発表
2013年08月13日 16時00分
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壇蜜の悩殺始球式にヤクルト投手が「ハァハァ」して完全昇天!
2013年08月12日 15時30分
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名古屋場所成績に大甘の横審
2013年08月12日 11時00分