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上原が胴上げ投手に! レッドソックスが悲願のワールドシリーズ制覇

 上原浩治投手(38)、田沢純一投手(27)が所属するレッドソックスが、10月30日(日本時間31日)のMLBワールドシリーズ第6戦で、カージナルスを6-1で破り、通算4勝2敗で、07年以来、6年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を果たした。

 5点リードの9回表に登板したクローザーの上原浩治投手(38)は、3者凡退で抑え、ア・リーグ地区優勝決定シリーズに続き、ワールドシリーズでも胴上げ投手となった。田沢も7回表、2死満塁の場面で2番手として登板し、ピンチをしのいだ。この日は1/3回の投球だったが、世界一に大きく貢献した。

 上原は11年、ワールドシリーズに進出したレンジャーズに在籍していたが、プレーオフでの不振から、ワールドシリーズの出場選手登録を外される屈辱も味わったが、メジャー5年目で同シリーズのMVP級の活躍を見せた。

 試合後、上原は「うれしい以外ないです。休みたいです。とにかく勝たないと意味がないと、ブルペンで思っていた。勝てばいいと思っていた。1点、2点はいいかなと思って上がった。アウトだったら、どんな形でもいいと思っていた」と歓喜のコメント。

 今季、レンジャーズから移籍した上原は開幕時、中継ぎでスタートしたが、6月下旬にクローザーに転向し、完ぺきな投球を続けて大役を務めた。9月には37打者連続凡退を始め、27試合、30回1/3連続無失点の驚異的な記録も残した。

 レギュラーシーズンで残した成績は73試合登板、74回1/3を投げ、4勝1敗21セーブ、防御率1.09。

 昨オフに年俸425万ドル(約4億1800万円=推定)の1年契約を結んだ上原は、2年目は55試合の登板で自動更新されるオプションとなっていたため、すでに来季の契約が確定済み。14年シーズンは、開幕からクローザーとして、チームの2連覇を目指すことになりそうだ。
(落合一郎)

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