スポーツ
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スポーツ 2020年01月07日 22時40分
DeNA・伊勢が衝突事故 軽い接触から裁判沙汰になった過去例も、交通事故を起こしたプロ野球選手たち
4日に熊本県内で車を運転中に衝突事故を起こし、自身もむち打ちなどの怪我を負ったことが6日に球団側から発表されていたDeNAドラフト3位・伊勢大夢。7日、その伊勢が球団の選手寮で取材に応じ、事故を謝罪したことを複数メディアが報じている。 事故後は警察への連絡などしかるべき対応を取り、8日から始まる球団の新人合同自主トレも怪我の状態を見ながら参加するという伊勢。これを受けたネット上のプロ野球ファンからは、「ちゃんと対応してるしあまり引きずらずに自主トレに臨んでほしい」、「どっちが悪いかは分からないけど、いずれにせよ車の運転にはもっと気をつけないと」と賛否両論の反応が寄せられている。 プロ生活が始まる直前というタイミングもあり、大々的に報じられることとなった伊勢の事故。一方、伊勢ほどの規模ではないが、交通事故を起こしたことが伝えられたプロ野球選手は近年も複数存在する。 巨人・小林誠司は2019年1月7日、自主トレ先の大阪・岸和田市内で信号待ちをしていた際に前方の車に追突。同年1月25日にこの件を報じた『FRIDAY DIGITAL』(講談社)によると、小林が停車中にホールド操作を忘れていたことが事故の原因だったという。 なお、小林は当日のうちに球団へ事故を報告するなど適切な対応を取っており、警察も小林、相手双方に怪我がなかったことから事故を人身事故ではなく物損事故として処理。また、球団も小林に対して処分等を公には課していない。 2018年5月13日に発生した交通事故に関与し、さらに後々話がこじれてしまったのが当時西武に所属していた炭谷銀仁朗(現巨人)。同年11月29日の『デイリー新潮』(新潮社)によると、炭谷は自身の愛車を友人に運転してもらっていたが、その最中立ち寄ったコンビニの駐車場内で急発進してきた軽トラックと接触。ただ、被害はドアが少しへこんだ程度で、軽トラックの運転手も自身の非を認めていたという。 ところが、示談交渉が不調に終わったことにより、炭谷は相手側に対し約300万円の損害賠償訴訟を提起。記事内には「互いの保険屋さんによる交渉の結果」という炭谷本人の言葉も記載されているが、その後どのように決着したのかは『デイリー新潮』を含めどの媒体も報じておらず、炭谷が当時所属していた西武と何かやりとりをしていたのかどうかについても不明となっている。 交通事故を起こしたプロ野球選手は近年だけにとどまらず、過去にはひき逃げ事故を起こし球団から解雇された選手や、自損事故により命を落とした選手も存在する。思わぬトラブルを被らないためにも、プロ野球選手たちには十分注意して運転してもらいたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月07日 22時00分
横綱・白鵬“態度”豹変!? 相撲協会にペコペコの意味とは
大相撲界に不穏な空気が流れている。先場所、43回目の優勝を果たし「次の目標は優勝50回だ」と高らかにブチ上げたばかりの横綱・白鵬と、相撲協会の関係がおかしいのだ。 コトの発端は、先場所の白鵬の相撲内容にある。立ち合いに“かちあげ”というよりは“ヒジ打ち”“張り手”を連発し、場所後、横綱審議委員会が「見苦しい」と苦言を呈し、相撲協会に指導を要望したことに端を発する。 しかし、白鵬は全く意に介さず、巡業で沖縄を訪れる際、「10月に焼失した首里城の再興を祈願して土俵入りをしたい」と言い出した。 趣旨そのものは悪くない。問題はやり方だ。協会には事前に了解も取らず、「横綱土俵入りには、四股を踏んで地の邪気を払うという意味がある」とマスコミを通じて主張するが「その前に、もっとやるべきことがあるだろう」と協会関係者は猛反発。ついに土俵入りはお流れになった。「相撲協会の反応に、白鵬も悟るところがあったのでしょう。この後、急に言動がおとなしくなりました。協会に盾突いてばかりいると、念願の一代年寄をもらい損なう恐れがある。そうなっては、何のために日本国籍を取得したのか分かりませんからね」(担当記者) 態度急変の1つが12月7日、聖火リレーの墨田区代表の1人に白鵬が推薦されたときの発言だ。白鵬にとって東京五輪は憧れの舞台。前回の東京五輪に実父の故・ムンフバトさんが出場したこともあって、これまで何度も「そこまで現役で頑張って土俵入りをして、親子共演をしたい」と、口にしてきた。大いに喜んでいいはずだったが、「(まだ相撲協会からは何も言われていないので)何も言えない」と、口をつぐんだのだ。 沖縄では過激発言を控え、優等生そのもの。だが、関係者は、この豹変がいつまで続くのかと見ている。まだまだ“問題横綱”の動向から目が離せそうにない。
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スポーツ 2020年01月07日 17時49分
新日本、第3世代の一角“野人”中西学の引退を発表!2.22後楽園で
新日本プロレスは7日、都内の事務所で会見を開き、菅林直樹会長が中西学の引退を発表した。『中西学引退記念大会』 は、2月22日東京・後楽園ホールで開催する。 中西は4日に東京ドームで行われた『レッスルキングダム14』の第0試合に永田裕志とのタッグで出場。天山広吉&小島聡と第3世代タッグ対決を行ったが、小島のラリアットで3カウントを奪われた。 試合後、リング上で四方に礼をして去っていたため進退が心配されたが、インタビュールームでは「ドームで試合を組んでもらえたから、その喜びを永田選手と分かち合ったというか、まあいろんな意味で、いろんな思いがあるんで、それで、ああいうふうにしました。ホントに。やっぱレスラーですから」と説明。 「とにかくドームがあるなら試合したいのが当たり前じゃないですか、レスラーである以上。勝てたら一番良かったけど、永田の最高のサポートがあって、思い切り暴れられたんやけどね、最後勢い余ってやられてしまった」と振り返りつつ「まあ勢いもなくやられるよりは、勢い余ってやられるほうがまだええから。まだ初っぱなやから。まだまだ続くんで、よろしくお願いします」と今年の抱負を語っていただけに、来月に引退するとは意外だった。 中西は1992年のバルセロナオリンピックにレスリングの日本代表として出場。同年10月に開幕した『SGタッグリーグ』で、未定とされていた藤波辰爾のパートナーとして大抜擢され、サプライズ的なデビューを飾っている。1999年8月には『G1クライマックス9』の決勝戦で武藤敬司を下し初優勝。IWGPタッグ戦線では、永田や小島とのコンビで王座を獲得。2002年10月には東京ドームで、ボブ・サップと好勝負を繰り広げ、2003年には総合格闘技やK-1のリングにも登場、オリンピック経験者としての才能を発揮している。 2009年5月には棚橋弘至を大☆中西ジャーマンで下し、デビュー17年目にして悲願だったIWGPヘビー級王座を初戴冠。ファンはその姿に涙を流した。2011年6月、試合中のアクシデントにより、「中心性脊髄損傷」を負って手術を行い長期欠場へ。翌年10月に復帰を果たしたが、復帰前の動きを取り戻そうと苦悩の日々を送った。ここ数年は、天山、小島、永田らと“第3世代”として活動していた“野人”中西だが、昨年11月に開催した『ワールドタッグリーグ2019』では、永田とのタッグで過酷なリーグ戦を乗り切っただけに、今回の引退にはファンからの惜しむ声が多い。 中西の代名詞であるアルゼンチン・バックブリーカーを見られるのもあとわずか。新日本が厳しかった時代を支えた選手がまたひとりリングを去る。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月07日 17時30分
ライガー引退セレモニー、猪木氏サプライズ映像で14年ぶりに新日本登場!
新日本プロレス『NEW YEAR DASH!!』▽6日 東京・大田区総合体育館 観衆4,078人(札止め) セレモニーの前に、まずは4、5日と2日間にわたって行われた『レッスルキングダム14』東京ドーム大会を振り返ろう。新日本プロレス“世界の獣神”獣神サンダー・ライガーの引退試合。4日は、藤波辰爾、ザ・グレートサスケ、タイガーマスクとチームを結成した。 セコンドにはかつてのパートナー、エル・サムライがつき、“永遠の恋人”佐野直喜、大谷晋二郎、高岩竜一、田口隆祐、そしてこちらのセコンドにはライガーとしてデビュー戦の相手である小林邦昭がついた。レフェリーはライガーの“難敵”だった保永昇男が担当。選手コールは1980年代から2000年代初期にかけて、新日本の全試合をコールした田中ケロリングアナウンサーが務めるというスペシャル版だった。 佐野、大谷、高岩にはライガーと死闘を繰り広げていた当時の入場テーマ曲が使われるなど、演出面でも新日本のこだわりと歴史を痛感した。一夜限りのオールスターメンバーによる8人タッグマッチは、田口がライガーに必殺技どどんを決めて3カウント。佐野組が勝利を収めたが、試合後のライガーは「プロレスファンを担った頃からケロさんだったんで、うれしかったですね。とにかく感謝ですね。みんなに感謝」としながらも「きょうの試合見てさ、『うわぁ…ライガー引退も仕方がねえな』って思った?寂しさとかないでしょ?これでいいんだよ!これが俺の目指した引退試合!もっとすげえ試合、明日やるから!」と、すぐに5日の試合を見据えていた。 5日はライガーとの「約束」通り、4日の試合でウィル・オスプレイを破りIWGPジュニアヘビー級王者となった高橋ヒロムが、ドラゴン・リー改め、リュウ・リーとタッグを結成。ライガーは佐野とライバルタッグを結成し、師匠である藤原喜明がセコンドについた。 報道陣を驚かせたのは、久々の試合となる佐野の体型。佐野は「前から話をいただいていたので、2カ月前から調整しました」と話していたが、ジュニア時代をほうふつとさせる肉体を披露したのはさすがである。 ライガーは「僕と佐野さんの試合を見た先輩から『お前ら、いつか死ぬよ』と言われたんですよ。今、ヒロムとリーの試合を見て今は『ホントにいつか死ぬぞ』と思ってるので、佐野さんと組むのがいいかなと思いました」とコメント。現在進行形の新日本ジュニア勢を相手に、かつて新日本ジュニアを引っ張った2人が対戦することで、何かメッセージを残せたらと思ったようだ。 もちろんライガー自身、最後まで「第一線」で闘って終わりたいという気持ちも強い。この日はヒロムのTIME BOMBで最後の3カウントを喫したライガーだが、大の字になったライガーにヒロムは「あなたが作った新日本のジュニアをもっとデカくします」と耳元で叫んだ。起き上がったライガーは「平成元年、この東京ドームでプロレスラー獣神サンダー・ライガーは生まれました。そして今日!この東京ドームで、プロレスラー、獣神サンダー・ライガーは、終わりました!31年間、応援していただきまして、ありがとうございましたー!」とあいさつを終えると大ライガーコールの中、控室に向かった。 6日に行われた引退セレモニーでは、試合と同じフルコスチュームで入場。棚橋弘至ら新日本本隊、オカダ・カズチカらCHAOSのメンバー(石井智宏は除く)、菅林直樹会長、ハロルド・メイ社長兼CEO、家族から花束が渡される中、阿部誠リングアナウンサーが「この方からメッセージが届いております」と言うと場内のスクリーンに登場したのは新日本の創設者であり、ライガーにとって師匠でもあるアントニオ猪木氏だった。 映像とはいえ猪木氏が新日本に公式に“登場”するのは、なんと14年ぶりのこと。猪木氏はねぎらいのメッセージを送ると「1、2、3、ダァーッ!」が新日本の会場で久々に響き渡った。引退の10カウントを終え、棚橋の提案でライガーの入場テーマ曲『怒りの獣神』を会場全体で大合唱。鳴りやまないライガーコールの中、インタビュースペースに現れたライガーはスッキリした様子。猪木氏のサプライズに関しては「いや、ビックリしました。僕はアントニオ猪木の教え子の中では落第生だったので。よく怒られましたし、ロクなことをしなかったですからね。ああいうメッセージをいただいて、ありがたいです」と驚いていた。 今後はゆっくりする意向だが、しばらく取材も入っているそうで、「いろいろ計画されていることもある」とのこと。武藤敬司からプロレスリング・マスターズでの一夜復帰のオファーを受けていたが「絶対に復帰はありません」と完全否定。テレビ解説などお茶の間でライガーと接する機会はあるだろう。31年の激闘を経て、“世界の獣神”は伝説となった。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月07日 17時20分
ヤクルト、一部ファンが球団OBに「クビになったくせに」と暴言 奥川ら参加の自主トレ、サイン欲しさの暴走に批判殺到
ヤクルトの二軍本拠地である戸田球場(埼玉)で、6日に行われた新人選手たちのトレーニング。このトレーニングを巡り一部ファンが起こした騒動が、ネット上のヤクルトファンの間で物議を醸している。 7日から29日まで、戸田球場で新人合同自主トレを行うことを予定しているヤクルト。6日はその合同自主トレに向け、ドラフト1位・奥川恭伸(石川・星稜高)をはじめとした5名の新人選手がキャッチボールや走り込みなどで汗を流したことが複数メディアによって報じられている。 しかし、このトレーニングを観るため現地を訪れた複数のファンが、その際にトラブルがあったことを続々とツイッターに投稿。新人選手たちのサインを欲しがる一部ファンが、一般客の立ち入りが禁止されているバックネット裏などのエリアに侵入して選手との接触を図っていたという。 ツイッター上に寄せられた投稿によると、サインを求めて殺到するファンを、新人選手の引率役としてトレーニングに付き添っていた球団の打撃投手兼広報・江村将也氏が制止に入っていたとのこと。これに対し、一部ファンはグラウンドに背を向けながら「早く帰れ」、「クビになったくせに」と江村氏に対して大声で暴言を吐いたり、このままサインがもらえなければ騒ぎを大きくするという旨を口走ったという。 江村氏は、2013年から2015年まで3年間ヤクルトでプレーした後、2018年シーズンから打撃投手兼広報としてチームに所属している。一部ファンが口にした暴言は、現役時代の江村氏のキャリアをやゆするものと思われる。 これを受けたネット上のヤクルトファンからは「サインがもらえないからって江村に文句言うのはお門違い」、「江村は確かに3年でクビになったが、それとこれとは全く関係ない話だろ」、「元プロでも何でもない一ファンが江村をコケにするのは許せない」と批判殺到。 また、「どうせ転売目的だろ、こうした連中は二度と球場に来るな」、「こんなことしてたら自主トレ非公開になりそうだから本当にやめてほしい」、「行動がエスカレートする前に特定して出禁にした方がいい」といった意見や指摘も数多く寄せられていた。 24時間で消えるため既に見ることはできなくなっているが、江村氏は6日に自身のインスタグラムのストーリー機能を使い、「ファンの皆さん 今日自分に暴言をはいた方達がいるみたいですが責めないでください!」と呼び掛けている。しかし、不適切な行動・言動をとった一部ファンへの怒りが収まらないファンも多いようで、「江村が許しても俺は許さない」、「江村さんもこんな人たちフォローしなくていいですよ」といった反応が寄せられている。 7日に始まった新人合同自主トレでは16名の警備員を配置していると伝えられているヤクルトだが、新人選手たちをトラブルから守り切ることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について江村将也氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/masa43.21.99/
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スポーツ 2020年01月07日 12時00分
張本氏「去年のドラフト1位は全部ダメ」と発言で批判殺到 王貞治氏との違いも話題
5日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がプロ野球について事実誤認とも思える発言を行い、物議を醸すシーンがあった。 物議を醸しているのは、番組の終盤で張本氏がプロ野球の新人選手について言及した場面。ゲストの福岡ソフトバンクホークス会長・王貞治氏が、今の若い野球選手について、「我々の頃は外国の人とやるとちょっと引いちゃうところがありましたけどね、今は見下すってことはないけど対等になってますね」と姿勢を褒めると、張本氏は「新しい人が出ていない」と指摘を入れる。 続けて、「大体100人ぐらい入るんですよ。プロ野球界に新人が。今年は107人ですけどね、特に2、3人良いのが出てもらいたいんだけどね。去年もドラフト1位が全部ダメだったからね。ちょっとゲームに出た選手もいますけどね。主力を張ったり、クリーンナップを打つ選手は少なくなったよね」と苦言を呈す。 王氏は「レベルが上がっていますよ。入ってきた人がすぐ試合に出るっていうのはなかなか難しくなりましたね。日本の野球は上がっています」と、現在の選手たちをフォローした。 張本氏の「ドラフト1位全部ダメ」発言だが、阪神の近本光司がセ・リーグ新人最多安打記録を達成していることや、福岡ソフトバンクホークスの甲斐野央もセットアッパーとして活躍、さらに、楽天の辰己涼介や横浜DeNAの上茶谷大河も1軍でプレーをしたことから、「張本氏は本気で言ってるのか」「どこを見ているのか」「年を間違えているのではないか」「ただ叩きたいだけ」など、批判が殺到することになった。 今の選手を批判することが多い張本氏と、偉大な打者でありながら今の選手を立てる発言が多い王氏。2人は盟友関係にあるが、人間性の違いは明らかだった。
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スポーツ 2020年01月07日 11時32分
日本ハム・中田、侍ジャパンに復活? 後輩に押され気味の“元”4番、それでも稲葉監督が期待するワケ
東京五輪での金メダルを狙う侍ジャパンの稲葉篤紀監督が秘かに期待しているのは、“弟分”の打撃復活かもしれない。 稲葉監督が各メディアのインタビューに応じ、東京五輪への抱負や課題を挙げていた。「国際試合は左ピッチャーがポイント」といくつかのメディアで話していたが、NPBスタッフの前では「打撃面での懸念」もこぼしていたそうだ。 「4番を任せてきた筒香嘉智がメジャーリーグに移籍してしまいました。アメリカがメジャーリーガーの五輪派遣を渋っていることは説明するまでもありません。そうなると、4番は広島の鈴木誠也に託し、その前後を巨人・岡本、西武・山川、ソフトバンク・柳田らで固めることになるでしょう。鈴木が対戦投手から徹底的にマークされた時が課題ですね」(球界関係者) 稲葉監督が秘かに期待している選手がいるという。第4回WBC大会で筒香と4番を争った中田翔である。 「中田には一発があり、国際試合の経験も抱負です(前出・同) 中田は昨季、本塁打24、打点80と成績はイマイチだった。19−20年オフ、バットの形を変更するため、メーカーに足繁く通い、グリップエンドの形態や重さについて、細かな指示を出していたという。 このヤル気はもちろんだが、中田の名前が稲葉監督の中で再クローズアップされた理由はほかにもある。意外と器用な一面もあるからだ。 「五輪の野球競技ではベンチ入りメンバーは24人に削減されます。投手、捕手、内外野ともに人数構成を考え直さなければなりませんが、中田はけっこう便利屋なところもあるんですよね」(前出・同) 中田は主に一塁か、指名打者として日本ハムを牽引してきた。しかし、三塁と左翼の守備に着いた経験もある。「守備が巧い」という話はないが、左翼守備に関しては、 「強肩ですよ。(打球を)捕るまではぎこちないところもありますが、返球のコントロールも良いし、ナメて次の塁を狙った走者が何度か刺されています。肩は衰えていないはず」 と、パ・リーグ他球団のコーチも一目を置いていた。昨秋のプレミア12大会で招集された外野手は近藤健介、丸佳浩、周東佑京、吉田正尚、鈴木。近藤、丸、吉田が大会序盤で打撃不振に陥り、稲葉監督がスタメンを決めかねる場面もあった。内野と外野が兼任できる中田が代表復帰すれば、貴重なユーティリティ・プレーヤーともなる。 「中田は外国人投手特有の『動くボール』にも対応できるんです」(ベテラン記者) パ・リーグに詳しいプロ野球解説者によれば、「中田の名前が出たら、日本ハムは清宮を代表に推してくる」と予想していたが…。中田にも「まだ清宮には負けられない」の思いもあるだろう。 「中田はチーム内の若手選手が好成績を挙げると、貴金属やブランド品をプレゼントしています。これは彼がまだ若手だったころ、当時、現役だった稲葉監督がしてくれたことです」(前出・同) 中田が稲葉監督の胸中を選手たちに代弁する場面も見られそうだ。2020年、中田のバットに注目しておいたほうが良い。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月07日 11時00分
1.4は熱闘連発!1.5はサプライズ祭り!ノア後楽園2連戦大盛況
『後楽園ホール Day1 NEW SUNRISE』▽4日 東京・後楽園ホール 観衆1,539人(超満員札止め)『後楽園ホール Day2 REBOOT』▽5日 東京・後楽園ホール 観衆1,528人(超満員札止め) 今年旗揚げ20周年を迎えるプロレスリング・ノアが、新日本プロレスの東京ドーム2連戦が開催される4日と5日に、東京ドームのすぐ隣りにある後楽園ホールで2連戦を開催した。5日は11時30分試合開始のため、15時開始の新日本とは“ハシゴ観戦”が可能だったが、初日の4日は新日本が17時開始、ノアが18時30分開始と時間がモロ被り。会場の規模は違うものの両団体による興行戦争になった。これは1995年にベースボールマガジン社(週刊プロレス)が主催したプロレスオールスター戦『夢の懸け橋』を東京ドームで開催したのに対して、「先に予定が入っていた」天龍源一郎氏率いるWARが後楽園大会を強行した時と似たようなシチュエーションと言ってもいいだろう。この時はどちらの大会も超満員の動員に成功している。 今回はノアがまず4日の前売り券が完売。カードが当日発表となっていた5日も年末には前売り券がほとんどなかった。結果、両日ともに札止めを記録。新日本は4日に4万人、5日に3万人を動員し、2日間で7万人の動員に成功。令和のプロレスファンのパワーを見せつける結果となった。 「内容ではドームに負けない」を合言葉に臨んだノアの後楽園2連戦だが、4日は全選手のモチベーションが高く、ファンの熱気も凄まじいものがあった。試合は敗れてしまったが、田中稔が東京ドーム大会を最後に引退する“あの人”に捧げるシューティング・スター・プレスを47歳にして初披露。中嶋勝彦はマイケル・エルガンのパワーに必死に喰らいついて行った。GHCジュニアタッグ戦は鈴木鼓太郎&小峠篤司が防衛。GHCジュニアヘビー戦は小川良成が初挑戦にして、20分の激闘を制しタイトルを奪取。この時点で後楽園のボルテージは沸点に。GHCナショナル戦では杉浦貴がマサ北宮を相手にこちらも20分のパワフルな攻防を振り切って防衛に成功。バトンはメインに渡された。メインのGHCヘビー戦では挑戦者の潮崎豪が、なんと緑の新コスチュームで入場。王者の若きエース、清宮海斗と“真の”緑を争う一戦に。この試合はなんと27分に及び、最後はムーンサルトプレスで潮崎が3カウントを奪取。新王者になると「オレがノアだ!」と叫んだ。気がつけば新日本の東京ドーム大会の終了時間を超えていたのだから、この日の力の入れようが分かる。 一夜明け、5日はテーマ曲が流れるまで誰が出てくるのか分からない完全なシークレットスタイル。まず、第2試合終了後、ストロング・マシン風のマスクマン2人が登場。覇王と仁王に握手を求めるが、そのまま2人を急襲すると、1人がトップロープに上がり、ダイビング・セントーンを放ち、マスクを取るとディック東郷!もう1人はNOSAWA論外だった。東郷は『グローバルJr.リーグ2020』への参戦を表明した。続いて、井上雅央がエルガンとシングル対決も僅か8秒でラリアットからフォール負け。場内が騒然とする中、杉浦貴、鈴木秀樹のパートナーとして、桜庭和志がサプライズ登場。その次の試合には越中詩郎、齋藤彰俊、AKIRAの平成維震軍が令和2年も元気に登場し、敗れはしたが拳王率いる金剛相手にハッスルプレイで盛り上げた。セミファイナルでは武藤敬司が登場。小川との絡みはファンにとって痺れる展開だっただろう。 5日のメインはGHCタッグ戦が組まれ、潮崎&中嶋が、丸藤正道そしてサプライズパートナー、ドラゴンゲートの望月成晃とのタッグの挑戦を受けた。勢いのある潮崎組のパワーに押され気味だった丸藤組だったが、ファンの大声援をバックに徐々に盛り返していく。最後は中嶋の一瞬の隙を突いて望月が丸め込みカウント3。場内は大モッチーコールが発生。試合後、望月は「これを持ってドラゴンゲート行きますか!」とツインゲート王座獲りも視野に入れるなど、丸藤とともにご満悦な表情を浮かべていた。 2020年、東京で生まれたこの熱を地方にも届けることが出来るのかが、20周年を迎えるノアにかかる期待。清宮の巻き返しも、「新しい景色」を見せて行くには必至なだけに、今後も注目していきたい。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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スポーツ 2020年01月06日 22時30分
2020年大注目のキックボクサー“天心世代”原口健飛、スター街道を目指して「全部獲る!」
昨年は“なにわのスピードスター”原口健飛にとって大きく飛躍した年だった。9月にRISEワールドシリーズ幕張メッセメインアリーナ大会で、ノンタイトルマッチながら、「昔から大ファンで、むちゃくちゃ怖かった」というチャンヒョン・リーを相手に、何もさせず判定でストレート勝ちを収めると、11月に開催したINNOVATION『第6回岡山ジム主催興行』岡山市総合文化体育館メインアリーナ大会では、初代KNOCK OUTライト級チャンピオンのレジェンド、森井洋介を相手にTKO勝ちをスコア。勢いを見せつける形となった。 在阪の選手ということもあり、一昨年までは「RIZINに出たい」「RISEに出たい」と自らSNSでアピールしていたが、昨年はRISEから声がかかるようになり、RIZINに関しては「チャンピオンになって実績を積んでから」というスタンスに変えている。それほど2019年に得た収獲が大きく、自信になった証である。 “神童”那須川天心と同世代とあってまだ若い原口は、同じく“天心世代”の“令和のマッチ”鈴木真彦とともに、天心に続くスター候補として期待されている。両選手とも在阪とあって、これまでなかなかチャンスに恵まれなかったが、昨年のRISEワールドシリーズで結果を残したことにより、RISEは今年一発目となる1.13東京・後楽園ホール大会で2人にタイトルマッチを用意した。バンタム級王者の鈴木は良星と防衛戦を、原口は秀樹と“ヴァンパイア・プリンス”白鳥大珠が返上したRISEライト級王座決定戦を行う。秀樹は白鳥をあと一歩というところで、自らのスネをカットしてしまい白鳥の王座戴冠を許したが、白鳥は初防衛戦の相手として秀樹を指名していた。この試合に勝てば白鳥が出場するワールドトーナメントに出場出来るとあって、秀樹はチャンピオンとして白鳥の前に再び立ちリベンジしたいところ。 しかし、それを良しとしない男が原口である。原口は「ベルトも白鳥の首も全部獲る」とスター街道をばく進するためにも、タイトル奪取とトーナメント出場は不可欠と考えている。白鳥が大晦日のRIZINで対戦した元K-1ファイターの大雅とは、一昨年9月の『RIZIN.13』埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会で対戦しており、引き分けながら、判定では1-0で大雅を上回る評価だった。あの頃よりも確実に進化しているだけに、秀樹戦の先には白鳥戦、そして世界一の称号を胸にRIZIN再出陣を見据えているのは間違いない。 日本のライト級戦線を白鳥とともに原口が引っ張っていけば、2020年は新時代のムーブメントが起こるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年01月06日 17時30分
ソフトバンク、ポスティングを巡り巨人と決別か 球界を牽引する両軍、王会長はOB会で既に宣戦布告?
巨人が山口俊投手(32)のポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を認めた。これで、同制度を適用していない球団は、福岡ソフトバンクだけとなった。この巨人の決断が両球団の亀裂のきっかけとなるかもしれない。 「ソフトバンクの千賀(滉大=26)はメジャーリーグ挑戦を球団に訴えていました。ソフトバンクは、フリーエージェント(以下=FA)による米球界挑戦は容認していますが、ポスティングシステムについては、制度そのものに否定的な見解を持っています」(ベテラン記者) エース・千賀の喪失は痛い。選手層の厚いチームでもある。球団外部からは「たしかに戦力ダウンだが、千賀がいなくなっても、彼の稼いだ勝ち星分を補う新しいピッチャーが出てくるだろう」なんて声も聞かれるが、それでも認めようとしないのは、勝利に対する執着心の強さとしか言いようがない。 去る12月7日のことだった。巨人OB会が開かれた。出席した王貞治氏はソフトバンク球団の取締役会長として、こんなコメントを各メディアに出している。 「もう一回、ジャイアンツとリーグ優勝した形でちゃんと戦いたい」 出席者が次々とマイクを渡され、原辰徳監督(61)を労い、新OB会長に選出された中畑清氏(65)へのエール、そして、原巨人を4連勝で打ちのめしたソフトバンクのことが語られた。それに対し、王会長は古巣へのエールも送っていた。それでも、「リーグ優勝していないから」という理由で、2019年シーズンを“敗北”と捉えていたのだ。 こうした勝利への強い執着心が王会長から語られたところからも、エース・千賀が海外FA権を取得する前に手放すようなことはないだろう。そのことが改めて感じられた。 「千賀以外にもポスティングシステムによる米球界挑戦を訴えたソフトバンク選手がいました。過去、選手と球団とのやり取りの中で、『巨人も認めていない』という話も出たと聞いています」(球界関係者) 「認めてくれ」「ダメ」のやり取りのなかで、感情的になった部分もあるだろう。従って、巨人の名前が出たところに大した意味はない。しかし、両球団はかなり深い関係で結ばれていた。 「両球団でコーチの移籍が、何度かされています。コーチ本人に移る気持ちがあるのかどうかを確かめる前に、球団が先に了承していたなんてこともありました」(前出・同) 育成選手枠の球団経営は、両球団が牽引したと言っていい。三軍制は巨人がソフトバンクに倣ったもの。ソフトバンクの球団オーナー、孫正義氏は「V9を超えたチームを…」と言って球界に参入した。 「ソフトバンクはパ・リーグ5球団と共同で、台湾などアジアで日本のプロ野球中継を広めています。巨人も追随しましたが、この事業におけるソフトバンクのパートナーは巨人ではなく、パ5球団です」(ベテラン記者) 山口のポスティグシステムを容認したことで、両球団は初めて意見を違えたわけだ。王会長が巨人OB会でリーグ優勝を果たしてからの再戦を表明したのは、「共闘」ではなく、「令和の新盟主」を目指すという“宣戦布告”でもあったのでは? (スポーツライター・飯山満)
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庇護する北の湖理事長の期待裏切った! 大関・稀勢の里の綱獲りが7日目で早くも消滅
2013年07月15日 17時59分
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“指導”規定緩和が難しい野球界
2013年07月13日 11時00分
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PL学園監督就任へ着々 統一球問題で鼻息荒い桑田真澄の“算段”
2013年07月12日 11時00分
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本誌スクープ! 未婚の母・安藤美姫が狙うソチ五輪“ペア”出場(2)
2013年07月12日 11時00分
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本誌スクープ! 未婚の母・安藤美姫が狙うソチ五輪“ペア”出場(1)
2013年07月11日 19時00分
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イスラム教徒の史上初のアフリカ出身力士・大砂嵐がラマダンと格闘中
2013年07月11日 15時30分
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「祖国を勇気付けろ!」大嶽親方に檄を飛ばされた 内乱エジプト出身・大砂嵐の動揺
2013年07月11日 11時00分
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前日本ハムのジャイアンツ・田中賢介内野手が“外野手”でメジャー昇格!
2013年07月10日 15時30分
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日本ハム・斎藤佑樹に厳しい現実 1軍昇格は遠し
2013年07月09日 15時30分
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KENTAが七夕決戦で丸藤を破りGHCヘビー級王座V4 “邪道”大仁田は杉浦に電流爆破デスマッチを要求
2013年07月08日 16時30分
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ダルビッシュ、岩隈が米球宴に選出 5年ぶりに日本人2人選ばれる
2013年07月08日 15時30分
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ボクシング界のレジェンドが7・15新宿に集結! 「TRY-F」がチャリティボクシングを開催
2013年07月06日 17時59分
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総合格闘家・石井慧が歌手・林明日香とまたもスピード結婚 今度は大丈夫?
2013年07月06日 17時59分
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風俗店経営者が面接に来た少女に、研修名目でわいせつ行為に及ぶ事件が関西で相次ぐ
2013年07月06日 17時59分