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能見・マートン問題で不安な阪神

 阪神タイガースは、現在、高知県安芸市で秋季キャンプの真っ最中だ。
 「レギュラークラスはキャンプを免除され、人気選手は藤浪晋太郎だけです。キャンプの目玉は、この藤浪の投球フォームの改造ですが、虎ファンの本当の関心はマートンが残留するのかどうかなど、内部的な問題のようですね」(現地取材陣の一人)

 藤浪に対しては“来季の開幕投手候補”なる声も出るなど、順調な調整が続いている。しかし投手陣全体を見ると、ひと波乱起こりそうな気配も。エース・能見篤史の精神面が心配されているのだ。
 「CS第1ステージで能見は初戦の先発を外され、第3戦にまわされました。和田監督は『作戦』と説明していましたが…」(同)

 CS敗退後の10月23日、能見は健康診断で球団事務所を訪れた。そのとき、記者団と談笑を交わしていたが、CSの初戦先発を外された質問を受けるなり「オレに聞かないで!」と、それまでの穏やかな表情を一変させている。
 「問題は投手陣だけではありません。マートンの残留交渉は11月上旬から始まる予定で、マートン側は強気です。メジャー帰還が希望でしたが、米球団の評価が予想以上に低く、阪神残留の可能性も高くなりました。ただ、マートン側は3年強の『複数年契約』を求めており、同時に残留交渉の年俸は大幅昇給の4億円スタートとなりそうです」(球界関係者)

 さらに阪神は一連の円高を指し、今オフは新外国人選手を獲得しない方針をすでに表明している。マートンは奇行も目立つが、今季は4番も務めた優良外国人選手。新たな外国人を探さないと知っているので、足元を見ているというわけだ。
 虎のオフは大波乱必至の様相である。

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