スポーツ
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スポーツ 2020年06月18日 18時00分
50歳の現役力士誕生に賛否両論…問われる立浪親方の指導方針
昭和以降では初となる50歳の現役力士が誕生した。西序二段六十八枚目の華吹(立浪部屋)が、5月28日に満50歳の誕生日を迎えたのだ。 初土俵は昭和61年春場所で、15歳だった。以来、昭和、平成、令和にわたって実に35年、204場所も土俵に上がり続けてきた唯一の力士。本人は多くを語らないが、師匠の立浪親方(元小結旭豊=51)は、この超ベテランの弟子を絶賛する。「50歳まで現役でやれるというのはなかなかできることではない。気力、体力とも充実している証拠で、部屋の中では大事なチャンコ番。いなくてはならない力士ですよ」 ただ、協会内には「どうして先の見込みもない力士に、こんな年齢までやらせているんだ」との批判的な声も多いという。「辞めるタイミングを逸した十両以下の力士というのは悲惨なものですよ。世話人や若者頭として協会に拾われるのは一握り。退職金もなく、相撲が取れなくなればポイ、ですからね。序二段の年収は、年6回の場所手当てだけで50万円程度しかありませんから、老後の蓄えがあるとは思えない」(担当記者) 普通の師匠は、まだつぶしの利く年齢で引導を渡し、次の就職先まで面倒を見るケースもあるというが、華吹の場合、誰も適切なアドバイスをしなかったのか。 NHK解説者で元横綱の北の富士勝昭さんは、コラムに次のように記している。「三段目あたりでウロウロしていたとき、早く辞めて田舎に帰った方がいい、と言われ続けた」 担当記者が続ける。「とはいえ、大相撲界は、食ったり寝たり、着るものまで部屋で面倒を見てくれる。割り切りさえすれば、こんな気楽に暮らせる環境はない。部屋にとっても協会から養成費が出るし、雑用係としても貴重な戦力となり得る。ズルズルと年齢だけがいってしまったのかもしれません」 大相撲界の史上最年長記録は、江戸時代の力士が作った52歳。華吹も、どうせならこの記録更新を目指すしかない!?
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スポーツ 2020年06月18日 17時30分
DeNA、開幕のトップバッターは梶谷隆幸! 復活の蒼い韋駄天が打線に勢いをつける
ベイスターズのラミレス監督が「ファンミーティング」で、開幕に先駆けてスタメンを発表。トップバッターの座は梶谷隆幸に任せることを明らかにした。 練習試合でも「1番センター」として起用し続けられ、5日の練習試合後には指揮官より「余程のことがない限りは、開幕の1番は梶谷」と指名されていたが、16日にはオンライン上のファンへ向けてキッパリと言い切った。 「今年は1月から“これで行く”と決めて、自主トレからキャンプ、オープン戦とやり続けた。今年は貫いていくというマインド」でフォームを固め、ラミレス監督からも「スタンスが良くなっているので、スイングもいい。引き付けて逆方向にも打てている」と評価。「立場上打たないと試合に出られないと思うので、打つことがレギュラーに近づく方法かなと思っています」と、全体練習が始まった際に残した言葉通りの活躍で、リードオフマンの座をゲットした。 昨年も、開幕は「インパクトがある」とのラミレス采配で1番を任されていたが、オープン戦は出場しておらず、ぶっつけ本番感は否めなかった。さらに、肩の手術の影響もあったのか状態は上がらず、4月8日には早くもファームでの調整を強いられた。しかし、今年はコンディションも整い、オープン戦では打率3割を超え、練習試合でも.324と好調をキープ。しっかりと数字も残し、万全を期して開幕を迎える。 今年のベイスターズのウリの一つは、2番に2年連続ホームランキングのネフタリ・ソト、3番に早くも横浜スタジアムの場外に2本の驚愕弾を飛ばしている新外国人タイラー・オースティンを擁し、佐野恵太、ホセ・ロペス、宮崎敏郎と続いていく強力打線。昨年チームOPS.713、打率.246とリーグ5位だった打撃成績をグッと上げるべく、身体能力抜群の“蒼い韋駄天”が、トップバッターとして君臨する。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月18日 17時00分
元中日・川上氏が西武優勝を予想 キーマンは“ダルビッシュに似た”投手? 独自の見解に「1人だけで補うのは難しい」と疑問も
元中日で野球解説者の川上憲伸氏が、17日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)にVTRでゲスト出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>元中日・川上氏、高橋由伸氏を「接したらいかん」と無視? 星野監督も“話すな”と指示、ルーキー時代の敵対心を明かす<< 今回の放送には川上氏と元広島で野球解説者の前田智徳氏がゲスト出演。両名は今シーズンのパ・リーグの優勝争いを、「本命」、「対抗」、「大穴」の3つに分けてそれぞれ予想した。 話題となっているのは、川上氏が西武を優勝の本命として挙げた直後の発言。川上氏は「投手力さえ良ければ(優勝できる)」と本命と予想した理由を述べた上で、「今井(達也)がダルビッシュ(有/カブス)と似たようなフォームになって球速が上がっている。中盤以降は先発の柱となって活躍しそうな感じがする」とコメント。昨年の西武はチーム打率はリーグ1位(.265)ながらチーム防御率がリーグ最下位(4.35)と投手力が不安だったが、プロ4年目の先発・今井の台頭で投打共に隙のないチームになるのではと予想した。 川上氏の発言を受け、ネット上には「確かに今井は練習試合の時点で155キロマークするくらい球が速くなってる」、「練習試合では確か1、2点しかとられてなかったから、シーズンでも投手陣を牽引する存在になりそう」、「ダルは2ケタ勝利、防御率1点台が当たり前の投手だったけど、今井がそのレベルになったら多少打線が湿っても優勝は固そうだ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「リーグ最低クラスの投手力を今井1人だけで補うのは難しくないか?」、「確かに今井は今のところよさそうだけど、他が微妙だから結果的に変わらない気がする」、「ニールやら高橋やらがボコボコに打たれてるから、今井1人が奮闘しても徒労に終わりそう」といった疑問の声も複数見受けられた。 「昨シーズン7勝を挙げブレークの兆しを見せた今井は、6月2日から16日まで行われた練習試合で『2登板・8回1失点・防御率1.13』と好投。10日楽天戦では自己最速を更新する155キロをマークするなど好調ぶりを見せつけています。ただ、他の先発陣を見ると、昨季12勝のニールが『2登板・10回11失点・防御率9.90』、10勝の高橋光成も『2登板・10回12失点・防御率10.80』と絶不調。そのため、川上氏の発言に対し、『今井1人だけがブレークしても劇的な変化はない』と考えるファンも多いようです」(野球ライター) 今シーズンリーグ優勝を果たせば、球団では1992年以来のリーグ3連覇(チームはその後1994年まで5連覇)となる西武。偉業の実現に向けては、今井だけでなく松本航(昨シーズン7勝)、本田圭佑(同6勝)といった他の先発の働きも必要と考えるファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月18日 11時50分
DeNA・ラミレス監督、守護神山崎を“封印”? 練習試合後の意味深な言葉、巨人・阪神も後に続くか
もう一度、「無観客試合」によって生じるリスクを考えた方が良さそうだ。プロ野球解説者たちが、セ、パ両リーグの優勝・順位予想を発表した。セ・リーグは巨人、DeNA、阪神を挙げ、パ・リーグは選手層の厚いソフトバンクに集中していた。しかし、プロ野球解説者たちには、メディアの前では“喋れないこと”もある。複数のプロ野球解説者、特に投手出身者が「無観客試合」によるリスクを指摘していたのだ。 「近年、プロ野球のスタンドは対戦カードを問わず、満員になります。その満員のスタンドからの声援、歓声が無観客試合によってなくなるわけだから、選手のモチベーションが心配」 その一例がオープン戦の順位だという。原巨人が最下位に沈み、連覇を危ぶむ声も多く聞かれた。その敗因は無観客試合だった。 「常に満員の球場で試合をやってきたチームだから、チャンスで打席が回って来てもモチベーション上がらないいんです。主力選手がこぞって打てなかったのはそのせい」 そう言い切るプロ野球解説者は少なくなかった。その「モチベーションが上がらない」というリスクが、全球団のクローザーに当てはまると指摘も聞かれた。 「僅差で勝っていて、9回の最終イニングにクローザーの名前がコールされるだけで球場全体が盛り上がります。その独特の緊張感、高揚感がクローザーを任された投手の発奮材料なんです」(投手出身のプロ野球解説者) 独特の高揚感。確かに練習試合では各チームのクローザーや、勝ち試合での登板を任されてきたセットアッパーが“痛打”を浴びる場面も少なくなかった。 「今季の延長戦は10回まで。クローザーが失点し、同点に追いつかれた後に出てくるリリーバーがカギを握るとも言えますし、クローザーの出来如何が優勝争いに大きく影響してくると思います」(ベテラン記者) クローザーのモチベーションという観点で見てみると、興味深いコメントを残している指揮官もいる。DeNAのラミレス監督だ。6月13日の中日との練習試合だった。9回、中日は2点リードしていた。与田剛監督は、今季のクローザーで起用する予定の岡田俊哉を投入したが、DeNA打線に逆転を許してしまった。 岡田の救援失敗は“モチベーション”のようだが、逆転勝利を収めたラミレス監督は「最終回のマウンド? 同点ならエスコバー、逆転したら山崎康晃と決めていた」と語った。 「山崎がマウンドに行った後、エスコバーをまだブルペンに待機させていました。練習試合に延長戦はありませんが、ペナントレース本番では『クローザーが救援に失敗したら、別のリリーフ投手を出して延長戦を戦う』ということを、改めて救援投手陣に伝えるためにエスコバーを待機させたようです」(球界関係者) 昨季までのラミレス監督であれば、「同点に追いついた」というチームの勢いを喪失させないため、同点でもクローザーの山崎を出していたはずだ。“無観客”という独特の雰囲気に流されないようにしなければ、連戦の続く特異なペナントレースを制することはできない。 「勝ち試合でしか使わないということを山崎に自覚させ、それでモチベーションを上げようとしているのかもしれません」(前出・同) ライバルとなる巨人も、クローザーのデラロサよりも、セットアッパーのビエイラや左腕リリーバーの藤岡貴裕の好不調を気にしている。矢野阪神も「クローザーは藤川球児で行く」と言い続けていたが、「スアレスも」と急に言い直している。無観客試合によって、9回の攻防が変わる。緊張感、高揚感のない最終イニングをどう戦うかがポイントとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年06月18日 11時25分
大阪府吉村知事からメッセージも!オリックス“リモート”開幕セレモニー概要決定
オリックスは『2020シーズン開幕戦セレモニー ~感謝の気持ちを力に変えて!~」』を開催すると発表した。 19日のプロ野球開幕にあたり、新型コロナウイルス感染症に立ち向かっている医療従事者を始め、この日が来ることを信じて待ち続けたファンに、感謝の気持ちを届ける内容にするという。 まず、吉村洋文大阪府知事によるビデオメッセージが流される。どんなメッセージを送るのか注目だ。 国歌斉唱は、昨年好評だった『バファローズ高校』でコラボした大阪桐蔭高等学校吹奏楽部によるリモート演奏を映像で流す。また、こちらも恒例になっていた松井一郎大阪市長によるバーチャル始球式も実現。マウンド付近にモニターを設置し、バーチャル始球式を行うとのこと。 オリックス、楽天両チーム代表選手による挨拶に続いて、練習試合でも行われたフライデー・オベーションを。ドーム内をブルーに染める照明の中で医療・介護従事者の皆さんに向けて、監督・コーチ・選手全員が感謝の拍手を送る。事前にZOOMにてオンライン収録したバファローズファン約150名も、ビジョン映像にて参加。 最後に『We are STRONG OSAKA』のスペシャルムービーが流れてセレモニーは終了。この模様は、Jスポーツなどテレビ中継や各動画配信サービスを通じて、お茶の間から見られるそうだ。 演出担当者は「これまで以上に笑顔と元気をお届けできるよう、決意を新たにスタートを切ります」。と史上初のリモート開幕セレモニーを成功させることで、チームの開幕ダッシュに繋げたい考えを明らかにしている。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月18日 06時30分
中日打者がサヨナラ弾も、走塁中に膝から崩れ落ちる! まさかの原因に星野監督も困惑? 史上初の“代走サヨナラホームイン”
新型コロナウイルスによる3カ月の開幕延期を経て、6月19日に遂に開幕する今シーズンのプロ野球。開幕が3カ月延期されたことで調整に狂いが生じたことや、開幕後も毎週6連戦、場合によっては9連戦という過密日程が組まれていることにより、選手の怪我が多くなるのではと危惧されている。 >>巨人、開幕ローテ確実の戸郷に黄信号? 「どこかが壊れやしないか」堀内元監督が“アーム投げ”を危惧、大手術に迫られた選手も<< もちろん、各球団は選手の故障が発生しないよう注意を払ってはいるが、それでも試合中に突発的な怪我が起こることはある。今から約30年前のこの時期には、誰も予想していなかった中で選手が怪我を負った試合がある。 1991年6月18日、ナゴヤ球場で行われた中日対大洋の一戦。試合は大洋が9回表終了時点で「6-4」とリードしていたが、その裏中日は大豊泰昭、中村武志が2者連続ホームランを放ち土壇場で同点に。その勢いのまま突入した延長10回裏、彦野利勝がサヨナラホームランを放ち劇的な勝利を収めた。 敗色濃厚からの逆転劇にスタンドは大歓声。ところが、ヒーローとなった彦野が一塁ベースを回ったあたりで膝から崩れ落ちるように転倒。右ひざを押さえたまま立ち上がれなくなり、球場は一転して騒然となった。 予想外の事態を受けた審判は、公認野球規則に記載されている「1個またはそれ以上の安全進塁権が認められた場合、走者が不慮の事故のために、その安全進塁権を行使することができなくなったときは、その場から控えのプレーヤーに代走させることができる」という規則に準じ、中日・星野仙一監督に代走を要請。星野監督は控えの山口幸司を代走に送り、山口がベースを一周したことでようやく得点が認められることになった。 プロ野球では史上初となる“代走サヨナラホームイン”という出来事を招いた彦野だが、その理由については試合後の報道で判明する。彦野が放った本塁打は左翼フェンスをギリギリで超えるライナー性の当たりだったが、打球が届かないことを想定した彦野は全力疾走。それがあだとなり、もともと古傷を抱えていた右ひざを痛めてしまったという。 怪我の程度については、「2、3日もあれば大丈夫」と報道陣に語った彦野。しかし、その後病院で検査を受けたところ、右ひざのねんざで3週間の加療が必要と診断されてしまう。さらに、同戦から半月後に受けた精密検査で、右ひざの靭帯が断裂していることが判明。古傷と関係があったのかは定かではないが、「2、3日」と思っていた負傷が全治3カ月を要する大怪我となり、彦野はその後のシーズンを棒に振ることになってしまった。 彦野は怪我の影響もあり1992、93年と2年連続で不振に苦しむが、94年に「.284・6本・49打点・103安打」と復活しカムバック賞を受賞。その後は98年までプレーし同年限りで現役を引退した。引退後は55歳となった現在に至るまで野球解説者として活動しており、2012年から13年にかけては中日で一軍、二軍打撃コーチを歴任している。 日本のプロ野球より一足早く5月5日に開幕した韓国プロ野球では、開幕直後に肉離れを発症する選手が続出したことが伝えられている。ようやく迎えた開幕に選手が張り切り過ぎたことが理由ともされているが、予期せぬ怪我を防ぐためには熱くなり過ぎずに冷静にプレーすることも重要な要素となりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月17日 22時30分
スターダムが遂に興行再開!全選手が抗体検査を実施「問題なし」と判断
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは16日、21日に東京・新木場1st RINGで『STARDOM is again. ~FC「My STARDOM」会員限定~』を開催すると発表した。 興行再開にあたり、スターダムは「いつも女子プロレス『スターダム』へのご声援ありがとうございます。3月24日の後楽園ホール大会より、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止しておりましたスターダム主催興行ですが、この度、開催が決定致しました。今大会はスターダム公式ファンクラブ『My STARDOM』有料会員限定にて、6月17日朝10時より先着順にて販売開始となります。チケットの販売枚数に限りがありますので売切れの際はご容赦ください」とコメント。 なお、今大会の模様はスターダム公式動画配信サービス「スターダムワールド」にて後日配信されるとのこと。また、スターダム参戦選手やスタッフへの抗体検査を実施。健康状態に問題なしとの医師の判断があったことを明らかにした上で、新型コロナウイルス感染症状況下におけるイベント実施の対策状況が整ったため、今回の開催決定に至ったと説明している。 今大会は、先月23日に亡くなられた木村花さんの追悼興行ではなく、通常の大会として開催されるという。花さんの追悼興行は、引き続き良きタイミングを見て開催を決定していく意向だ。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月17日 19時30分
阪神・藤浪「これ無駄じゃないですか」 コーチに反抗的な態度も? 恩師が入団当初のエピソードを告白、復活へ向けた助言も
元阪神で野球解説者の中西清起氏が、16日放送の『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神・藤浪晋太郎について言及した。 >>金村義明氏、阪神・藤浪に「西武にトレードしてやれば」二軍降格で辛らつな提案 「欲しいチームなんてあるのか」と賛否<< 2004~2015年にかけ阪神で一軍、二軍投手コーチを歴任し、プロ入りしたばかりの藤浪晋太郎を2013年から2015年の3年間指導している中西氏。番組では当時の指導方針や現在の藤浪の課題について語った。 藤浪が阪神に入団した当初から、「これは違うなと(思った)。キャッチボールを見てても『怖いな、すごいな』というボールを投げていた」と評価していたという中西氏。向こう3年間は体作りをさせながら一軍で投げさせるという方針の下、「外から見れば過保護と思われるくらいの球数制限」を課した上で起用していたという。 藤浪を指導する中では、「合理的で賢い子だったので、『この練習は何のためにするのか』ということを理解させた上でやらせなきゃいけなかった」という苦労もあったという中西氏。藤浪は時には「これは無駄じゃないですか?」と反抗することもあったというが、そのたびに「(今は)無駄かもしれないけど、お前が5年後、10年後にスランプに陥った時に『あっ、(中西コーチが)こういう事言ってたな』って思う時がくるから」と言い聞かせていたという。 こうした指導のかいもあり藤浪は2013~2015年の3年間で計35勝を挙げるなど活躍したが、中西氏が退団した翌2016年から2019年にかけては計15勝と一転して低迷。不振にあえぐ現在の藤浪に対し、中西氏は「力を目いっぱい入れないと抜くことは覚えられないので、まずは目いっぱい(投げて)いかないと。(今は)脱力、脱力と思い過ぎて、逆にリリースの瞬間まで力が抜けてる」と指摘した。 中西氏は続けて、「無駄なこと(教え)を吸収し過ぎて、頭でっかちになってるところがある」とも指摘。「無駄なところ(教え)を削っていって、シンプルに(練習を)やっていかないと」と、指導や助言を取捨選択して練習に取り組んだ方がいいとアドバイスした。 今回の放送を受け、ネット上には「中西は藤浪を大成させるために相当気を配ってたんだな」、「今の低迷ぶりを見ると、藤浪が反抗してもしっかりと手綱を握れる中西の存在は相当大きかったんじゃないのか」、「中西が今でもいたら藤浪の不振も無かったのかな」、「食事会でのコロナ感染やその後の練習遅刻についてはどう思ってるのかも聞きたかった」、「最近の藤浪はコロナ感染やら遅刻やら良くないニュースが続いてるから、中西さんにはその辺りにも喝を入れてほしかった」といった反応が多数寄せられている。 「中西氏は2015年、チーム投手陣が防御率、失点数ともにリーグ5位と振るわなかった責任をとる形で同年限りで退団。その翌年の2016年から藤浪の成績が下降しますが、一部ファンの間には『それまで指導していた中西氏がいなくなったから低迷したのでは』との見方もあります。また、中西氏も自身の退団後から低迷を続ける藤浪を心配しているようで、退団後から現在に至るまでたびたびメディアを通じて課題を指摘しています」(野球ライター) 2020年も3月下旬に新型コロナウイルスに感染、5月末には練習に遅刻し二軍降格と苦境が続く藤浪。それでも、中西コーチは教え子の復活を強く願っているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月17日 18時00分
阪神・藤浪晋太郎が事実上の無期限二軍で「制裁トレード」へ
人間、何をやってもうまく行かないときは、誰にでもある。まさに今、そんな“ドツボ”にはまっているのが、阪神の藤浪晋太郎(26)だ。 藤浪は今年3月27日、新型コロナウイルスの陽性反応が検出されて入院。全国的に行動自粛が求められていた中で、合コンに行って罹患し、猛烈なバッシングを受けた。 そんな藤浪が「無期限の二軍降格」を通達されたのは5月28日。この日、藤浪は練習に遅刻し、矢野燿大監督(51)の逆鱗に触れた。同日の練習参加も許されず、翌日から懲罰として二軍で調整を命じられていたが、立場をさらに悪くさせるアクシデントにも見舞われた。「6月3日のソフトバンクとの二軍戦に登板した藤浪でしたが、2イニング目に突然、球速が落ち、3イニング目には心配した二軍投手コーチや捕手がマウンドに行って様子をうかがうほどでした」(在阪記者) 検査の結果は、軽度の右胸筋挫傷。これで、再起のチャンスを生かしきれないどころか、さらに立場を悪くしてしまった。「試合後、平田勝男二軍監督に聞くと、『そりゃ心配だよ!』と藤浪の故障を気づかう言葉を発したものの、怒っていました。メディアにではなく、藤浪にでしょう。しばらくは懲罰的な意味で投げさせない予定でしたが、『腐らせたらダメ』と平田二軍監督は温情をかけたのに…」(関係者) 故障の陰には、焦りの気持ちもあっただろう。だが、これまで藤浪をかばってきた人たちも態度を変えつつあるという。「すべて空回りですよね。環境を変えるべきトレードの話は『出ては消えて』を繰り返していました」(同) 藤浪のしくじりに対し、こんな意見も聞かれた。「一歩間違えたら、チームは崩壊する」と――。「ひと昔前、球界には罰金制度がありました。支払う時は周囲に冷やかされるが、それでおしまいでした。でも、球界に賭博疑惑が起き、『罰金制もよろしくない』と指摘され、なくなりました。野球で失態を取り返すという抽象的な措置に変わり、そのため、1回のミスを永遠に引きずるような環境に変わってしまいました」(球界関係者) 今後、たとえ先発ローテーションに復帰したとしても、今回のミスを永遠に指摘され続けるのだ。「今後の処遇、再生法を巡って意見が分かれています。その議論が感情論になりかけているので、チームがバラバラにならなければいいのですが」(同) ミスを取り返すと口で言うのは簡単だ。自分を変える手っ取り早い手段が“トレード”である。
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スポーツ 2020年06月17日 17時30分
新日本NJC開幕!永田裕志と鈴木みのるが激しい前哨戦
新日本プロレスは16日、32選手が参加するトーナメント『ニュージャパンカップ2020』(NJC)開幕戦など5試合を、CSテレ朝チャンネル2で生中継、動画配信サービス新日本プロレスワールドで世界生配信した。 第3試合では、トーナメント1回戦で対峙する棚橋弘至とタイチ(6月22日)、飯伏幸太とザック・セイバーJr.(6月22日)、永田裕志と鈴木みのる(6月17日)、上村優也と金丸義信(6月17日)が、それぞれカルテットを組んだ前哨戦がラインナップ。 試合は鈴木軍がダーティーファイトで棚橋の左ヒザを集中攻撃。7年振りのシングル対決となる永田とみのるは、時代が平成から令和になっても激しい攻防を繰り広げる。この自粛期間中に体が大きくなったヤングライオンの上村が奮闘を見せるも、金丸がウィスキー瓶で一撃を加え、最後は鈴木がゴッチ式パイルドライバーで万事休す。試合後、因縁の深い永田と鈴木は番外戦を展開。この2人の対戦は、今年のNJC1回戦の中で最も注目すべきカードと言っでもいいだろう。 試合後、みのるは「タダで帰れると思うなよ、永田。腕、足、そしてお前の選手生命……ここで終わりだ。ぶち殺してやる…!」。と永田を挑発。明日が待ちきれない様子だった。(どら増田)
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