スポーツ
-
スポーツ 2020年06月19日 12時30分
ソフトボール女子日本代表の山田恵里「オリンピックがなくなって…」 自身の経験から学生らにエール
ソフトボール女子日本代表の山田恵里が18日、全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」の一環として開催された『オンラインエール授業』に登壇。高校生にエールを送った。 コロナウィルスの影響でインターハイが中止となり、高校生を勇気付けるプロジェクトとして開催されている本プロジェクト。山田は授業を終えると、「こういう機会でないと会えないだろう、たくさんの人と交流を持ててよかった」と充実の表情。「インターハイという目標がなくなって、高校生はすごく残念な気持ちだと思う。そんな中、(わたしの話を通じて)何か目標を持ってもらいたいという思いで参加した」と参加の経緯も話す。 >>全ての画像を見る<< 「接してみると、高校生は気持ちが純粋。ソフトボールに一生懸命打ち込む姿勢も素敵だと思った。逆に力をもらえた」と述べ、「わたし自身もオリンピックがなくなってモチベーションが下がってしまった経験がある。でも、周りの人に支えてもらったりして乗り越えられた。何かに気付けたらまた新たな目標は見つかる。高校生にも何か目的を持って活動を続けてもらえたら」とメッセージを送った。 山田がモチベーションが下がった経験とは、「北京オリンピックの後に、ソフトボール自体がオリンピックから除外されてしまったので、次の目標を見失ってしまった」ことだといい、この時期はソフトボールをやめてしまいたいという気持ちにもなったという。「燃え尽き症候群のようになってしまったけど、世界大会はあるわけだし、その中でいろんな人からの支えをもらった。それに対して、ソフトボールを通じてもっと恩返しをしたいと思う気持ちが出てきた」といい、その後、ソフトボールを続けることにしたという。 山田は高校生に対しても「自分で決めたことはやりきる。自分勝手にやるというのではなく、周りの人がいて自分が成り立っているということは忘れてはいけない。感謝の気持ちや恩返しの気持ちを常に持って頑張っていってもらえたら」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
-
スポーツ 2020年06月19日 11時50分
巨人・原監督、坂本に「自分で決めさせる」の真意は? 攻守で露呈する不安、新星・湯浅と明暗分かれるか
開幕戦前日、原辰徳監督が言った。「明日(6月19日)の14時59分くらいまでに決めてくれればいいと…」 新型コロナウイルスの感染が明らかになった坂本勇人と大城卓三がチームに合流した。開幕スタメン・遊撃手は、坂本か、それとも、3年目の湯浅大か…。その坂本の状態と開幕オーダーについて聞かれると、原監督は「坂本本人に決めさせる」と答えたのだ。取材記者の多くは「開幕・遊撃手は坂本になる」と予想した。坂本のキャリアを考えれば、当然である。しかし、原監督が通達するのではなく、坂本本人に決めさせるのは何故だろうか。 「本人に出ると決めさせれば、言い訳はできません。打てなかったら、かなり悔しい思いをするはず。そういう強い気持ちを持たせるためでは」(ベテラン記者) この原監督の「本人に決めさせる」発言が出るまでは、開幕2節目の広島戦からの復帰が予想されていた。理由は2つある。選手名鑑のデータ表を見れば分かるが、坂本は広島戦の打撃成績が3割4分と高いからだ。2つ目の理由は、「10日の入院生活による体力のダウン」だ。 「16日、楽天二軍との練習試合で坂本は『1番・指名打者』で出場しています。2打席目でクリーンヒットを放っていますが、問題は最初の打席ですよ。凡フライに終わりましたが、スイングした直後、坂本は『アッ!』と悔しそうな声を挙げました。本人は仕留めたと思ったんでしょう」(球界関係者) 守備には就いていない。“試運転”ということで無理をさせなかったと思われるが、翌17日、ジャイアンツ球場でのことだ。坂本は片岡治大・二軍内野守備走塁コーチのノックを受けたが、三塁方向の打球を捕り損ね、「ヤスさん(片岡コーチ)と(二遊間を)組んでいたころは捕れました~」と笑って誤魔化している。片岡コーチも「何年前の話だ?」と返したが、坂本自身、攻守ともにイメージ通りに動けていないと察したのではないだろうか。 「当然、そういう報告は原監督の元に届いています。勢いのある湯浅で開幕3連戦を乗り切ってという選択もあったんですが」(前出・同) これだけは、断言できる。坂本が合流した18日、チームの雰囲気が明るくなった。キャプテンシーを持っていて、チームをまとめていかなければならない唯一無二の選手なのだ。 開幕戦に勝利すれば、巨人は球団史上通算6000勝となる。そのメモリアルに坂本の名前をという、原監督の親心もあるのかもしれない。 「坂本が『出られない』と言ったら、チームの士気に影響します。でも、万全ではないので、途中交代で湯浅を守備に就けると思われます」(前出・ベテラン記者) マウンドの投手に声を掛け、他選手に守備の指示を出してきたのも坂本だ。その坂本をベンチに下げた後、走者を溜めるような場面になったら、チームが浮足立つかもしれない。かといって、無理をさせれば、大怪我につながってしまう。 対戦する阪神の開幕投手は、西勇輝と発表されている。エース菅野智之との投げ合いが予想されるが、試合前半に得点を挙げ、坂本を休ませてやる展開が理想的だが…。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年06月19日 06時30分
日本ハム・中田が怒りのフルスイング!「なめてんのか」で史上3人目の快挙も、過去の開幕戦で生まれた異例のプレー
新型コロナウイルスの影響により、長らく開幕が延期されてきた今シーズンのプロ野球。5月25日に正式決定された6月19日の開幕を、いよいよ本日迎えることになる。 >>マエケンも古巣にエール! 広島・鈴木ら現役選手が開幕へ気合の投稿 楽天・高梨は“故障説”を否定?「至って元気です!」<< 今年は特にそうだが、1年で最もファンの注目を浴びる試合の1つであるシーズン開幕戦。過去の開幕戦を振り返ると、ファンの注目を全てかっさらうような異例のプレーが飛び出た試合がある。 1997年4月4日、東京ドームで行われたヤクルト対巨人の開幕戦。ヤクルトは前年まで3年連続で開幕戦完封勝利を果たしていた巨人・斎藤雅樹と対峙したが、2回表に小早川毅彦が斎藤の直球をバックスクリーン右へ。値千金の先制ソロで斎藤の記録をストップさせた。 だが、小早川の打棒はこれだけにとどまらなかった。4回表に斎藤のカーブを捉えライトスタンドに運ぶと、6回表にも斎藤のシンカーをライトポール際へ。それぞれ異なる球種を捉えた3打席連続本塁打で斎藤を粉砕し、チームも「6-3」で勝利を果たした。 史上3人目となる開幕戦での3打席連続本塁打という離れ業をやってのけた小早川だが、実は前年オフに広島を戦力外となりヤクルトに拾われた苦労人でもあった。一度は所属先を失った小早川の活躍で勢いづいたチームは同年にリーグ優勝・日本一を達成。小早川も「.249・12本・33打点・77安打」といった数字を残しチームに貢献した。 2007年3月30日に横浜スタジアムで行われた巨人対横浜(現DeNA)の開幕戦では、誰もが予想していなかったスピードで試合が動いている。審判からプレーボールの合図がかかり、横浜・三浦大輔は開幕を告げる1球目を投球。すると、巨人の先頭打者・高橋由伸がこの球をフルスイングし、打球はあっという間にライトスタンドへ。審判の合図からわずか6秒後の先制アーチに球場からはどよめきが広がった。 史上2人目となる開幕戦初球先頭打者を放った高橋の活躍もあり、チームは「3-2」で横浜に勝利。なお、同年の高橋は開幕戦の1本を含め、プロ野球記録となる9本もの先頭打者本塁打を放っている。 最初から試合が動いた開幕戦があれば、最後にドラマが待っていた開幕戦もある。2019年3月29日、札幌ドームで行われた日本ハム対オリックスの開幕戦。両チーム「3-3」の同点で突入した延長10回裏、日本ハムは1死三塁と絶好のサヨナラ機を迎える。ここでオリックスベンチは西川遥輝、近藤健介を2者連続で申告敬遠し、それまで4打数ノーヒットの4番・中田翔で併殺を狙うという満塁策に打って出た。 この戦略に「なめてんのか」と激怒したという中田は、オリックス・岩本輝が投じた5球目をフルスイング。打球はレフトスタンドに飛び込むサヨナラ満塁本塁打となり、日本ハムが「7-3」と劇的な形で開幕戦を制した。怒りをパワーに変えた中田が放った開幕戦サヨナラ満塁本塁打は、史上3人目の非常に珍しい記録だった。 当初予定された3月20日から、約3カ月遅れで開幕する今シーズン。開幕を待ちわびたファンの注目が一斉に集まる中、後々まで語り継がれるようなプレーが生まれることは果たしてあるだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年06月18日 21時45分
巨人・坂本勇人に外野コンバート案 湯浅大と正遊撃手争い
新型コロナウイルスの陽性反応を受けて入院していた巨人の坂本勇人(31)と大城卓三(27)が退院し、6月13日より練習も再開させた。特に坂本はチームの精神的支柱。彼が開幕戦の約1週間前に帰還したことはチームにとって大きなプラスだが、これで頭角を現した“新星”との兼ね合いも難しくなったという…。「坂本の代役でショートを守った3年目の湯浅大(20)の開幕一軍は、ほぼ間違いありません。シーズンを通じて坂本の代わりを務める力はないでしょうが、代打や途中出場で他ポジションを守らせるだけでは、もったいない逸材。ショートで一軍のスピードを経験させないと、育成が遅れるだけです」(ベテラン記者) 近年の巨人では、「坂本が元気なうちに後継者の育成を」と指摘されてきた。“ワンチャンス”を活かした湯浅は立派だが、次世代の正遊撃手の育成は、原辰徳監督(61)を始めとする首脳陣の今季の構想には入っていなかった。「コロナ禍によるペナントレース開幕の遅延がなければ、坂本は史上最年少での名球会入りに挑戦していました」(スポーツ紙記者) しかし、湯浅の台頭があったことで、野手陣の“緊急配置換え”があった。13日に行われた日本ハムとの練習試合の途中、内野手の増田大輝が外野に入ったのもその1つ。急成長の湯浅を一軍で使うため、競争があまり激化していない外野でも増田大を使えるようにしておきたかったのだろう。 また、巨人の守備陣について、こんな指摘もあった。「湯浅をレギュラークラスに引き上げるには、しばらくショートで使い続けるしかありません。現時点で、開幕後しばらくは坂本を二軍戦で調整させて一軍合流させる案があります。その通りになればですけど、無条件でショートのスタメンを湯浅から奪うのはよろしくない」(同) 湯浅がこのまま奮闘を続けた場合だが、まず、三塁の岡本和真は動かせない。セカンドには期待の吉川尚輝がいる。ショートのスタメンは湯浅と坂本の二択になり、どちらかが控えにまわることになる。両方を使うとなれば、増田大を外野でテストしたように、どちらかに外野の練習をさせなければならない。「坂本のこれまでの実績を考えると、外野の準備を始めるのは湯浅のほう。彼の打撃好調が1年続くとはまだ思えませんが、育成のため、チームの将来のために、試合で苦しむ経験もさせないと」(同) 2000本安打達成を目前に控える坂本も、今年でプロ14年目の32歳。勤続疲労も溜まっているだろうし、数年後を見越して、湯浅をショートで使うケースも多く出てくるだろう。坂本が外野でノックを受ける日が出てきそうだ。
-
スポーツ 2020年06月18日 19時30分
マエケンも古巣にエール! 広島・鈴木ら現役選手が開幕へ気合の投稿 楽天・高梨は“故障説”を否定?「至って元気です!」
新型コロナウイルスの影響により、当初予定の3月20日から長らく開幕が延期されていた今シーズンのプロ野球。その後決定された6月19日の開幕戦が遂に明日に迫った。 >>巨人、開幕ローテ確実の戸郷に黄信号? 「どこかが壊れやしないか」堀内元監督が“アーム投げ”を危惧、大手術に迫られた選手も<< 6月19日の開幕は、5月25日に開催された12球団代表会議で正式に決定。それ以降、各球団の選手たちは6月2日から16日にかけて行われた練習試合やチーム内の練習などをこなし、開幕へ向けた調整を進めてきた。 その開幕を翌日に控え、複数の現役選手がSNSやブログを通じコメントしている。広島・鈴木誠也は18日に自身の公式ブログに投稿。「カープファン プロ野球ファンの皆さん、もちろん僕らも待ちに待ったシーズンが開幕します」、「僕たちは精一杯全力でプレーします。皆さんも、テレビ前で全力応援よろしくお願いします」と決意を述べた。 ソフトバンク・今宮健太は同日、自身の公式インスタグラムに投稿。「無観客の開幕となりますが 今年も皆さんと共に戦っていきたいと思います!」と意気込みを表明するとともに、「まだまだコロナに油断せず気をつけてください!ドームで会える日楽しみにしています!」とファンに引き続きコロナに注意するよう呼びかけている。 楽天・高梨雄平は自身の公式ツイッターに同日「いよいよ明日開幕ですね! 最近、怪我したのか?みたいな連絡よく頂くのですが至って元気です!」と投稿。高梨は同日にNPB公式サイトに公示された開幕一軍メンバーからは外れているが、怪我を負ったわけではないと明かしファンを安心させている。 開幕があと1日に迫ったことを受け、ネット上にも「もう待ちきれないから早く明日になってほしい、本当に開幕が楽しみ過ぎる」、「明日は早めに仕事切り上げて試合から夜のスポーツニュースまで全部見るぞ」、「開幕が近づくにつれCMやらニュースやらがバンバン出てるし、そんなにプロ野球って大きな存在だったのか。今まで興味無かったけどちょっと中継見てみようかな」、「最初に延期された時は今年の開幕諦めてたからここまで漕ぎつけたのは感慨深い、一生忘れられない特別な開幕になるだろうな」といった期待の声が数多く寄せられている。 開幕に向けてはファンだけでなく、ツインズ・前田健太も同日、自身の公式ツイッターに「日本プロ野球は明日開幕か!!楽しみ」と期待のコメントを投稿している。前田が戦うMLBでは開幕日決定に向けたMLBと選手会の協議が現在も難航しているが、そのような状況の中でも前田は日本球界のことを気にかけているようだ。 それまでの記録だった1973年シーズンの4月14日を大幅に更新し、史上最も遅い開幕となる今シーズン。ファンや選手のボルテージは最高潮に達しているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について鈴木誠也の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/11saesks/今宮健太の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/kntaaaaaaa高梨雄平の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/yuhei_takanashi前田健太の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/maeken1988
-
-
スポーツ 2020年06月18日 18時00分
50歳の現役力士誕生に賛否両論…問われる立浪親方の指導方針
昭和以降では初となる50歳の現役力士が誕生した。西序二段六十八枚目の華吹(立浪部屋)が、5月28日に満50歳の誕生日を迎えたのだ。 初土俵は昭和61年春場所で、15歳だった。以来、昭和、平成、令和にわたって実に35年、204場所も土俵に上がり続けてきた唯一の力士。本人は多くを語らないが、師匠の立浪親方(元小結旭豊=51)は、この超ベテランの弟子を絶賛する。「50歳まで現役でやれるというのはなかなかできることではない。気力、体力とも充実している証拠で、部屋の中では大事なチャンコ番。いなくてはならない力士ですよ」 ただ、協会内には「どうして先の見込みもない力士に、こんな年齢までやらせているんだ」との批判的な声も多いという。「辞めるタイミングを逸した十両以下の力士というのは悲惨なものですよ。世話人や若者頭として協会に拾われるのは一握り。退職金もなく、相撲が取れなくなればポイ、ですからね。序二段の年収は、年6回の場所手当てだけで50万円程度しかありませんから、老後の蓄えがあるとは思えない」(担当記者) 普通の師匠は、まだつぶしの利く年齢で引導を渡し、次の就職先まで面倒を見るケースもあるというが、華吹の場合、誰も適切なアドバイスをしなかったのか。 NHK解説者で元横綱の北の富士勝昭さんは、コラムに次のように記している。「三段目あたりでウロウロしていたとき、早く辞めて田舎に帰った方がいい、と言われ続けた」 担当記者が続ける。「とはいえ、大相撲界は、食ったり寝たり、着るものまで部屋で面倒を見てくれる。割り切りさえすれば、こんな気楽に暮らせる環境はない。部屋にとっても協会から養成費が出るし、雑用係としても貴重な戦力となり得る。ズルズルと年齢だけがいってしまったのかもしれません」 大相撲界の史上最年長記録は、江戸時代の力士が作った52歳。華吹も、どうせならこの記録更新を目指すしかない!?
-
スポーツ 2020年06月18日 17時30分
DeNA、開幕のトップバッターは梶谷隆幸! 復活の蒼い韋駄天が打線に勢いをつける
ベイスターズのラミレス監督が「ファンミーティング」で、開幕に先駆けてスタメンを発表。トップバッターの座は梶谷隆幸に任せることを明らかにした。 練習試合でも「1番センター」として起用し続けられ、5日の練習試合後には指揮官より「余程のことがない限りは、開幕の1番は梶谷」と指名されていたが、16日にはオンライン上のファンへ向けてキッパリと言い切った。 「今年は1月から“これで行く”と決めて、自主トレからキャンプ、オープン戦とやり続けた。今年は貫いていくというマインド」でフォームを固め、ラミレス監督からも「スタンスが良くなっているので、スイングもいい。引き付けて逆方向にも打てている」と評価。「立場上打たないと試合に出られないと思うので、打つことがレギュラーに近づく方法かなと思っています」と、全体練習が始まった際に残した言葉通りの活躍で、リードオフマンの座をゲットした。 昨年も、開幕は「インパクトがある」とのラミレス采配で1番を任されていたが、オープン戦は出場しておらず、ぶっつけ本番感は否めなかった。さらに、肩の手術の影響もあったのか状態は上がらず、4月8日には早くもファームでの調整を強いられた。しかし、今年はコンディションも整い、オープン戦では打率3割を超え、練習試合でも.324と好調をキープ。しっかりと数字も残し、万全を期して開幕を迎える。 今年のベイスターズのウリの一つは、2番に2年連続ホームランキングのネフタリ・ソト、3番に早くも横浜スタジアムの場外に2本の驚愕弾を飛ばしている新外国人タイラー・オースティンを擁し、佐野恵太、ホセ・ロペス、宮崎敏郎と続いていく強力打線。昨年チームOPS.713、打率.246とリーグ5位だった打撃成績をグッと上げるべく、身体能力抜群の“蒼い韋駄天”が、トップバッターとして君臨する。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2020年06月18日 17時00分
元中日・川上氏が西武優勝を予想 キーマンは“ダルビッシュに似た”投手? 独自の見解に「1人だけで補うのは難しい」と疑問も
元中日で野球解説者の川上憲伸氏が、17日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)にVTRでゲスト出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 >>元中日・川上氏、高橋由伸氏を「接したらいかん」と無視? 星野監督も“話すな”と指示、ルーキー時代の敵対心を明かす<< 今回の放送には川上氏と元広島で野球解説者の前田智徳氏がゲスト出演。両名は今シーズンのパ・リーグの優勝争いを、「本命」、「対抗」、「大穴」の3つに分けてそれぞれ予想した。 話題となっているのは、川上氏が西武を優勝の本命として挙げた直後の発言。川上氏は「投手力さえ良ければ(優勝できる)」と本命と予想した理由を述べた上で、「今井(達也)がダルビッシュ(有/カブス)と似たようなフォームになって球速が上がっている。中盤以降は先発の柱となって活躍しそうな感じがする」とコメント。昨年の西武はチーム打率はリーグ1位(.265)ながらチーム防御率がリーグ最下位(4.35)と投手力が不安だったが、プロ4年目の先発・今井の台頭で投打共に隙のないチームになるのではと予想した。 川上氏の発言を受け、ネット上には「確かに今井は練習試合の時点で155キロマークするくらい球が速くなってる」、「練習試合では確か1、2点しかとられてなかったから、シーズンでも投手陣を牽引する存在になりそう」、「ダルは2ケタ勝利、防御率1点台が当たり前の投手だったけど、今井がそのレベルになったら多少打線が湿っても優勝は固そうだ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「リーグ最低クラスの投手力を今井1人だけで補うのは難しくないか?」、「確かに今井は今のところよさそうだけど、他が微妙だから結果的に変わらない気がする」、「ニールやら高橋やらがボコボコに打たれてるから、今井1人が奮闘しても徒労に終わりそう」といった疑問の声も複数見受けられた。 「昨シーズン7勝を挙げブレークの兆しを見せた今井は、6月2日から16日まで行われた練習試合で『2登板・8回1失点・防御率1.13』と好投。10日楽天戦では自己最速を更新する155キロをマークするなど好調ぶりを見せつけています。ただ、他の先発陣を見ると、昨季12勝のニールが『2登板・10回11失点・防御率9.90』、10勝の高橋光成も『2登板・10回12失点・防御率10.80』と絶不調。そのため、川上氏の発言に対し、『今井1人だけがブレークしても劇的な変化はない』と考えるファンも多いようです」(野球ライター) 今シーズンリーグ優勝を果たせば、球団では1992年以来のリーグ3連覇(チームはその後1994年まで5連覇)となる西武。偉業の実現に向けては、今井だけでなく松本航(昨シーズン7勝)、本田圭佑(同6勝)といった他の先発の働きも必要と考えるファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年06月18日 11時50分
DeNA・ラミレス監督、守護神山崎を“封印”? 練習試合後の意味深な言葉、巨人・阪神も後に続くか
もう一度、「無観客試合」によって生じるリスクを考えた方が良さそうだ。プロ野球解説者たちが、セ、パ両リーグの優勝・順位予想を発表した。セ・リーグは巨人、DeNA、阪神を挙げ、パ・リーグは選手層の厚いソフトバンクに集中していた。しかし、プロ野球解説者たちには、メディアの前では“喋れないこと”もある。複数のプロ野球解説者、特に投手出身者が「無観客試合」によるリスクを指摘していたのだ。 「近年、プロ野球のスタンドは対戦カードを問わず、満員になります。その満員のスタンドからの声援、歓声が無観客試合によってなくなるわけだから、選手のモチベーションが心配」 その一例がオープン戦の順位だという。原巨人が最下位に沈み、連覇を危ぶむ声も多く聞かれた。その敗因は無観客試合だった。 「常に満員の球場で試合をやってきたチームだから、チャンスで打席が回って来てもモチベーション上がらないいんです。主力選手がこぞって打てなかったのはそのせい」 そう言い切るプロ野球解説者は少なくなかった。その「モチベーションが上がらない」というリスクが、全球団のクローザーに当てはまると指摘も聞かれた。 「僅差で勝っていて、9回の最終イニングにクローザーの名前がコールされるだけで球場全体が盛り上がります。その独特の緊張感、高揚感がクローザーを任された投手の発奮材料なんです」(投手出身のプロ野球解説者) 独特の高揚感。確かに練習試合では各チームのクローザーや、勝ち試合での登板を任されてきたセットアッパーが“痛打”を浴びる場面も少なくなかった。 「今季の延長戦は10回まで。クローザーが失点し、同点に追いつかれた後に出てくるリリーバーがカギを握るとも言えますし、クローザーの出来如何が優勝争いに大きく影響してくると思います」(ベテラン記者) クローザーのモチベーションという観点で見てみると、興味深いコメントを残している指揮官もいる。DeNAのラミレス監督だ。6月13日の中日との練習試合だった。9回、中日は2点リードしていた。与田剛監督は、今季のクローザーで起用する予定の岡田俊哉を投入したが、DeNA打線に逆転を許してしまった。 岡田の救援失敗は“モチベーション”のようだが、逆転勝利を収めたラミレス監督は「最終回のマウンド? 同点ならエスコバー、逆転したら山崎康晃と決めていた」と語った。 「山崎がマウンドに行った後、エスコバーをまだブルペンに待機させていました。練習試合に延長戦はありませんが、ペナントレース本番では『クローザーが救援に失敗したら、別のリリーフ投手を出して延長戦を戦う』ということを、改めて救援投手陣に伝えるためにエスコバーを待機させたようです」(球界関係者) 昨季までのラミレス監督であれば、「同点に追いついた」というチームの勢いを喪失させないため、同点でもクローザーの山崎を出していたはずだ。“無観客”という独特の雰囲気に流されないようにしなければ、連戦の続く特異なペナントレースを制することはできない。 「勝ち試合でしか使わないということを山崎に自覚させ、それでモチベーションを上げようとしているのかもしれません」(前出・同) ライバルとなる巨人も、クローザーのデラロサよりも、セットアッパーのビエイラや左腕リリーバーの藤岡貴裕の好不調を気にしている。矢野阪神も「クローザーは藤川球児で行く」と言い続けていたが、「スアレスも」と急に言い直している。無観客試合によって、9回の攻防が変わる。緊張感、高揚感のない最終イニングをどう戦うかがポイントとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2020年06月18日 11時25分
大阪府吉村知事からメッセージも!オリックス“リモート”開幕セレモニー概要決定
オリックスは『2020シーズン開幕戦セレモニー ~感謝の気持ちを力に変えて!~」』を開催すると発表した。 19日のプロ野球開幕にあたり、新型コロナウイルス感染症に立ち向かっている医療従事者を始め、この日が来ることを信じて待ち続けたファンに、感謝の気持ちを届ける内容にするという。 まず、吉村洋文大阪府知事によるビデオメッセージが流される。どんなメッセージを送るのか注目だ。 国歌斉唱は、昨年好評だった『バファローズ高校』でコラボした大阪桐蔭高等学校吹奏楽部によるリモート演奏を映像で流す。また、こちらも恒例になっていた松井一郎大阪市長によるバーチャル始球式も実現。マウンド付近にモニターを設置し、バーチャル始球式を行うとのこと。 オリックス、楽天両チーム代表選手による挨拶に続いて、練習試合でも行われたフライデー・オベーションを。ドーム内をブルーに染める照明の中で医療・介護従事者の皆さんに向けて、監督・コーチ・選手全員が感謝の拍手を送る。事前にZOOMにてオンライン収録したバファローズファン約150名も、ビジョン映像にて参加。 最後に『We are STRONG OSAKA』のスペシャルムービーが流れてセレモニーは終了。この模様は、Jスポーツなどテレビ中継や各動画配信サービスを通じて、お茶の間から見られるそうだ。 演出担当者は「これまで以上に笑顔と元気をお届けできるよう、決意を新たにスタートを切ります」。と史上初のリモート開幕セレモニーを成功させることで、チームの開幕ダッシュに繋げたい考えを明らかにしている。(どら増田)
-
スポーツ
2017年3月・WBC選手選考スタート 小久保監督がキーマンに挙げる意外な選手
2016年07月30日 17時05分
-
スポーツ
金本・阪神「自力優勝消滅」で早くも始まった戦犯探しトラ劇場
2016年07月30日 14時00分
-
スポーツ
25年ぶりのリーグ優勝を目指す 広島カープ圧倒的黒字経営の秘密
2016年07月29日 14時00分
-
スポーツ
良好関係に亀裂? 選手会とNPBを引き裂いたコリジョンルールと日程問題
2016年07月29日 12時24分
-
スポーツ
マリーンズ身売り!? 創業者の長女逮捕でロッテ財閥解体危機
2016年07月28日 14時00分
-
スポーツ
広島・黒田200勝達成で加速する「8月V」へ緒方マジック(2)
2016年07月27日 14時00分
-
スポーツ
契約満了の優良助っ人の気になる去就
2016年07月27日 11時30分
-
スポーツ
広島・黒田200勝達成で加速する「8月V」へ緒方マジック(1)
2016年07月26日 14時00分
-
スポーツ
暗黒時代突入? 金本監督の「鳥谷スタメン落ち」が遅れた真相
2016年07月26日 11時23分
-
スポーツ
プロレス解体新書 ROUND11 〈“選ばれし神の子”の試練〉 中邑真輔vsダニエル・グレイシー
2016年07月25日 14時00分
-
スポーツ
ライガー「これが『J-CUP』だ!」Jr.オールスター『SUPER J-CUP』開幕!
2016年07月24日 12時00分
-
スポーツ
友成那智 メジャーリーグ侍「007」 MVPは「田中将大」 最も期待を裏切った選手は?
2016年07月23日 14時00分
-
スポーツ
失速のトラを救う掛布プラン 二軍後半戦の戦い方が一変する?
2016年07月22日 16時00分
-
スポーツ
ラグビー国際親善試合ドタキャン “五郎丸効果”もナメられた日本
2016年07月22日 14時00分
-
スポーツ
阪神・金本監督が決断する「鳥谷スタメン落ち」ショック療法
2016年07月20日 14時00分
-
スポーツ
松山英樹に続き錦織圭もか リオ五輪辞退者続出裏にドーピング問題
2016年07月19日 14時00分
-
スポーツ
プロレス解体新書 ROUND10 〈第2回IWGP決勝戦〉 不透明な決着にファンが暴徒化
2016年07月18日 16時00分
-
スポーツ
美しすぎるアスリート・今野美穂の“ドテ盛り”五輪キャスター争奪戦
2016年07月17日 16時00分
-
スポーツ
メイン最多出場は内藤もオカダの16年ぶり快挙に期待【新日本G1展望】
2016年07月17日 12時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分