スポーツ
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スポーツ 2009年08月25日 15時00分
ノア 伊藤旭彦 挑発受け敵地に殴り込み
30日の全日本プロレス両国国技館大会に参戦するプロレスリング・ノアの伊藤旭彦が人気ユニットF4に対抗意識をムキ出しにし敵地に乗り込み、スランプ脱出を誓った。 ノアの“鉄人”小橋建太&菊地毅と組み、人気軍団のF4小島聡&KAI&大和ヒロシとの対抗戦に臨む伊藤。「小橋さんと小島選手に試合を持っていかれないように、同じくらいがんばります」と目をギラつかせている。 きっかけは、KAIのひと言。「対抗戦のつもりでバチバチいきたい」と挑発され、闘争心に火がついた。表情をこわばらせながら「自分も小橋さんと、同じ気持ちだった。ノアと絡めて楽しみって言われたら幻滅しますよね」。KAIや大和には、同世代として負けられない意地もある。 さらに、このアウエーに乗り込んでの対抗戦は「自分探し」の意味合いもある。かねてから、伊藤は自分のスタイルを模索しており「この一戦をきっかけに、ノアにすごいものを持って帰れれば」と、新たな刺激を受けレベルアップを狙う。 ぼんやりながら手ごたえは浮かんでいる。「KAI選手からドラゴンスープレックス・ホールドで勝ちたい」。ノアの選手がほとんど使い手がいない飛龍殺法に活路を見出そうとしている。 「ヤルかヤラレルか。その団体のプライドって持っているんで」。伊藤は今回の対抗戦を糧に飛躍を遂げる。
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スポーツ 2009年08月25日 15時00分
ノア前相談役・百田光雄氏インタビュー
プロレスリング・ノアの前相談役、百田光雄氏が退団してから早1カ月が過ぎた。そこで、現在はフリーランスとなった百田氏を改めて直撃。団体の象徴でもあった三沢光晴さんを失った方舟マットをどう思うのか。また、年内に日本武道館で開催予定だという自身の引退試合についても聞いた。 −−なぜ7月12日の後楽園大会に来場したのか。 「辞表を提出した日(7月7日)は会社に選手が数人しかいなかったので、選手全員に挨拶するつもりで行った」 −−辞表提出報道後、選手の反応は。 「いろんな選手から電話がかかってきた。小橋選手はオレの辞表が受理される13日の役員会まで慰留を求めてきた。秋山選手もそうだった」 −−12日は約50分間に渡り不満を爆発させていたが。 「不満という言い方はおかしい。基本的にはごく一部の事務方の人間に対しては不満は持ってるけど、選手はどこの団体にも負けないくらい素晴らしいし、会社に対して不満を持ってるわけではない。人事に関しては不満というよりは異議がある。誰が見ても納得できる人事ではないという風に感じたけどね。オレはスキャンダルを起こそうとも思ってないし、会社を潰そうと思ってないけれど、納得はいかない」 −−小橋を新社長に推していたが。 「小橋選手の体調もあるけど、『練習もビシっとやって、トップで頑張っている選手が社長になる方が他の選手も納得できる。信頼がおけるということで小橋選手がなるのがいい』と言った。丸藤を副社長にするのは問題ない。社長が将来的にそういう展望を持ってたかもしれない。だけど、あの段階で社長は自分が亡くなるなんて思っていない。現役引退を考えることはあっても、社長を辞任することはまず考えてないだろう。そういう意味であの人事は無理があり過ぎるんじゃないかとは言った。それに、ノアの旗揚げ当時から頑張っている秋山選手を役員にするのが普通じゃないかと。誰が見ても納得できるのはそういう人事じゃないかと言った」 −−三沢さん追悼興行(9・27日本武道館&10・3大阪府立体育会館)へのオファーは。 「何もない。だけど、三沢社長が選手として全日本に入った最初の頃はオレとよく試合をやっていたし、最期に社長が病院に行く時に付いていった選手はオレだけだから。看取ったのはオレだって気持ちはあるんでね。三沢社長に対する想いは人一倍あると思う」 −−三沢社長が亡くなって2カ月経った。 「四十九日が7月31日だったから、オレはオレで供養はしました。社長の遺品に煙をあてて拝むと供養になると人から聞いたんで、家族全員でやった」 −−退団後、これまでは何をしていたのか。 「いや別に。フリーターなんで(笑)。ただ、現役を引退したつもりはないから、引退試合だけはやりたいと思っている。ノアの選手に引退試合があるときは出てくれるかって聞いたら、全員『喜んで』って言ってくれてるし、フリーの高山とか健介もね。40年間のケジメとして最後はキチっと辞めたいなとは思っている」 −−引退試合はどこでやりたいか。 「スケジュールが合えばだけど、最低でも後楽園、できれば武道館ぐらいでやりたい気もする。別に武道館でやったからってメーンイベントに出ようとも思っていないし。オレは昔から“6時30分の男”って呼ばれてたんだから第1試合で構わない。61歳と10カ月の最年長出場記録を破りたいけど、あんまり間を空けても間延びして忘れられちゃうし。出来れば年内にやる方がいいのかなとは思ってる」 −−最後にノアについてメッセージを。 「田上社長に前向きに頑張ってほしい。社長だったら勝ち負けというより、試合に対する姿勢は厳しいものを求められて当然。社長の試合を見て他の選手たちが『オレたちも頑張らなきゃ』って気持ちになるんだろうから。社長業ももちろん大事だけど、まずは試合でやる気を見せなきゃいけないと思う」<プロフィール> ももた みつお=本名同じ。東京都港区出身。1948年9月21日生まれ。血液型A型。日本プロレス界の祖である力道山の次男で、実兄はノア取締役だった故・百田義浩氏。70年11月17日、日本プロレス長野・上田市民体育館でデビュー(対新海弘勝戦)。その後、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの旗揚げに参加し、ノアでは取締役副社長を務めた。今年7月10日付けで同社を退団。現在はリキエンタープライズに所属し、試合に向けて毎日練習している。
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スポーツ 2009年08月25日 15時00分
メジャーリーグ極秘情報・番外編 花巻東高校・菊池雄星編
来季の日本人メジャーリーガー市場は大不況に見舞われる。前年18勝の松坂効果の恩恵を被った今季のブレーブス・川上憲伸、オリオールズ・上原浩治だが、来季はその反動が出てくるからだ。高騰→暴落を繰り返すプロ野球界出身の日本人メジャーリーガー株に、メジャー球団側は食傷気味。新たな格安市場に目を向けている。 巨人、中日のエースだったからといって、もう最盛期を過ぎたオリオールズ・上原が年俸5億円、ブレーブス・川上は8億3000万円。日本球界からしたら、常識外のバブルだろう。「絶対に1年間もたない。故障持ちだから、パンクする」という巨人関係者の断言通りにケガで長期戦線離脱。復帰しても先発から中継ぎ転向予定の上原。それなりに奮闘はしているが、8億円プレーヤーとしては疑問符の川上。いずれも昨年、18勝したレッドソックス・松坂のおかげで日本球界のエースの相場が高騰したための高すぎる年俸だ。 ドジャース・野茂に始まり、マリナーズ・イチロー、ヤンキース・松井秀、そして直近のレッドソックス・松坂…と、日本球界を代表する日本人メジャーリーガーが大活躍すると、翌年にその御利益に預かる高すぎる年俸の選手が出て失敗している。 野茂の後にはヤクルトからポスティングでドジャース入団の石井一(現西武)がいる。野茂狂騒曲で日本のマスコミ、ファンが大挙してロサンゼルスに押しかけ、ジャパンマネーが転がり込んできたドジャースは、第二の野茂の期待をかけた。95年、野茂が1年契約で総額2億円といわれたが、石井一は4年契約、総額12億円と野茂超えの大金を手にしている。いきなり14勝はしたものの、ジャパンマネーはとらぬ狸の皮算用。ドジャースは石井一をすぐに放出している。 今季、アストロズで日米通算2000本安打を記録して話題になった松井稼もそうだ。ヤンキース・松井秀が大成功したために、同じニューヨークのライバル球団メッツが「リトル・マツイの成功も間違いない」と早合点。松井秀と同等の破格の待遇、3年契約、総額20億円以上の大金を支払った。結果は失敗で松井稼も放出されている。 カブス・福留にしても「イチローに長打力をプラスした選手」という過大評価で、もがき苦しんでいる。メジャー史上初の9年連続200本安打を目指しているイチローが大リーグ年俸ランク11位の18億円は分かるが、福留もなんと12億5000万円ももらっている。メジャーリーガーウオッチャーが、今後の日本人メジャーリーガー市場の変動をこう語る。 「さすがにメジャー球団側も、日本プロ野球界のスター選手を大金を積んで連れて来るデメリットの大きさに気づき始めた。年俸4000万円、総額でも数億円で、レッドソックスが新日本石油ENEOSの田沢を獲得、1年目からメジャー昇格するなどそれなりの成果を挙げたのに、他球団も注目している。甲子園で準決勝まで残った花巻東の菊池雄星に対して、メジャー数球団が徹底マークを始めている。アマ球界の逸材獲得の動きに拍車がかかるだろう。それと、日本よりも獲得費用が格段に安い台湾、韓国、中国のマーケットに力を入れ始めている」と。 ヤクルト・青木などのように、依然としてメジャー症候群の日本人選手は後を絶たないが、これまでと違って市場は甘くはない。日本人メジャーリーガー市場は急激に変化する。
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
メジャーリーグ極秘情報 カブス・福留編 イチローの呪縛から逃れられず大不振
シアトル・マリナーズのイチローに取り憑かれているのが、シカゴ・カブスの福留孝介だ。「イチローに長打力をプラスした選手」という、とんでもない評判で昨年カブス入りしたのに、不振が続いている。 2年目の今季は8月こそ好調をキープしているが、打率2割7分7厘、11本塁打、45打点、盗塁6(20日現在)。日本球界からは「メジャーなどに行かず、巨人にFA移籍しておけばよかったのに」というシビアな声まで飛び出している。 メジャー1年目の昨年、5番・右翼で出場した開幕戦で同点3ランを放つ華々しいデビュー。前半戦までは俊足、好打、強肩を披露し、イチローと共に球宴にもファン投票で出場した。だが、後半戦は徹底した内角攻めに急降下。結局、150試合に出場、打率2割5分7厘、10本塁打、58打点、盗塁12という、レギュラー失格の成績に、「もう福留を使う意味がない」と、ルー・ピネラ監督から最後通告まで受けた。 それでも、今季もチャンスは与えられているが、失地回復できていない。4年総額4800万ドル(約53億円)という破格の条件で契約しているだけに、地元ファン、メディアから冷たい視線を向けられている。 福留本人に罪があるわけではないが、イチローと比較されたおかげで最高級の待遇をされ、その反動で今は冷遇されるという、イチローの呪縛に苦しんでいる。監督がイチローがマリナーズ入りした時の監督であるピネラというのも、福留にとっては不幸だった。 ナマのイチローを間近で見てきただけに、「イチローに長打力をプラスした選手」という評判に胸を躍らせていただろう。だが、実際の福留を見て落胆、ダメージを受けた。 「福留本人は何が何でもメジャー挑戦ということではなかったんだ。最終的には巨人入りするのではないかと思っていた」というのは、中日OBの述懐だが、福留にとって結果的にアンラッキーだったのは06年の第1回WBCだった。韓国との準決勝で代打決勝2ランを放ち、奇跡の世界一達成のお膳立て。「福留孝介」の名前をメジャー球団に刻みつけた。 本家のイチローは第1回大会で「イチロー君があんなに日の丸に対する熱い思いがあるとは知らなかった」と世界の王貞治監督を感動させ、大型CMを獲得。今回も大不振でスタメン外しの声まで起きたのに、韓国との決勝戦、最後の最後でのひと振りでヒーローの座を獲得している。 WBCという世界の晴れ舞台をさらに飛躍する機会にしたイチローに対し、無名から一転して名前が売れ、本人も驚く破格の待遇のためにメジャー入りするしかなくなった福留。人生はどう転ぶかわからない。 「PL学園の時にも巨人軍は福留選手をドラフト1位指名している縁がある。日本球界のためにも、福留選手はメジャーに渡さない。巨人軍が獲得する」。こう大見得を切った巨人は「ケタが違いすぎる。メジャーとのマネーゲームには参加しない」とあっさりと争奪戦から撤退している。 今、巨人には強肩右翼手で、ここ一番でサヨナラホームランも打てる勝負強い5番の亀井義行が居る。福留を必要としていない。野球人生、一寸先はヤミだ。
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
猪木がゲキ!! 救世主に石井慧を指名
アントニオ猪木が現在のプロレス界にメスを入れた。本紙の独占インタビューに応じ、昨今のマット界の衰退を嘆くとともに、その一番の要因として「スター選手の不在」を指摘。一方で次代を担うべき選手として、北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリスト・石井慧をきっちり指名した。 −−テレビ放映の相次ぐ打ち切りなどプロレス界、格闘技界を取り巻く環境は日々厳しさを増している。 「まあ、寂しい限りだよね。ただテレビ放映に関しては、地上波からケーブルテレビ等の『ペーパービュー』による視聴に、ちょうど移行する時期なのかな、とは思っている。とはいえ、これだけ地上波からプロレスや格闘技の番組が消えていくってのはやっぱり悲しいよな」 −−一番の原因は? 「どの団体も自分たちで“安売り”しちゃってるじゃない。お安いベルトにお安いサクセスストーリー、おまけにレスラーまでお安いキャラときてる」 −−団体のあり方が問題か。 「それもある。プロレスファンは常に意表を突く対決、試合展開を望んでいるんだ。だけど最近、試合そのものでサプライズを起こせたようなものがひとつでもあったか? レスラーが試合そのもので魅せられないようじゃあダメなんだよ。もちろんオレのIGFにも責任はあるよ。リングが闘いの場であることを再認識しなくちゃいけない」 −−レスラーの力量不足はそんなにひどい状態か。 「まあ、それは誰もが感じるところだろうな。どの選手も次を考えながら恐る恐る一歩を踏み出してるって感じじゃない。もちろん考えて動くことは大切なんだけど、それを観客にさとられちゃダメだ。もちろん業界の衰退要因はさまざまなことが絡み合ってるだろうけど、ひとことで言うと、スター性のある選手がいなくなったってことなんだよ」 −−どんな選手に出てきてほしい? 「…う〜ん。インパクトのある選手、バカができる選手、バカをやって観客を盛り上げられる選手、そして一番大事なのはバカをやっても憎めない選手ってことだよな」 −−今の格闘技界に該当しそうな選手はいるか? 「石井慧はいいんじゃないか。ただ、彼は総合格闘技志向だろう? オレは、つぶれちまわないと良いけどってすごく心配してる。変な癖を付けられる前にプロレスに来ちまった方がいい。彼は間違いなくプロレス向きだよ。将来的に業界をけん引していってくれる人材だと思ってる」 −−猪木さん自身のIGFも結構苦戦していると思うし、何か策を施そうとしているはずだが。 「今は団体というより、イベントをプロデュースしている方が面白いんだよな。来年あたり、東京ドームクラスの箱で、リングを5、6台置いてさ、団体の垣根を超えたビッグイベントを打とうと思っている。石井にはぜひ出てほしいし、またこの大会を踏み台にして将来のスター選手が出てきてほしいって思ってるよ。オレが業界のためにできることってこれくらいだから」 −−内外タイムスも9月1日に大変身します。 「いまの新聞界もインターネットの影響を受けて大変な時期と思う。内外には思い切ってバカになって面白い新聞を作ってほしいね」
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
DDTプロレスリング 三四郎、両国で約9000人にインディー魂注入
男も女も『インディー祭』。23日、都内各地でインディー・プロレスが大爆発した。なかでも高木三四郎率いるDDTプロレスリングは両国国技館に9千人近い大観衆を集め、予告通りインディー魂をみせつけた。復興に懸命のプロレス界に、どうやら新しい波が起こりそうな予感がする。 DDTはもう、インディーという言葉ではくくれない。23日、初進出を果たした両国国技館大会は超満員札止めとなる8865人の観衆を動員。メジャー団体でも両国国技館、日本武道館は集客に苦戦をする時代である。用意された客席がビッシリと埋まる光景は、大健闘どころか驚異的である。 試合はダークマッチを含む全10試合で、ロイヤルランブル、ハードヒット戦、男色系マッチなど、実にバラエティに富んだラインナップ。色合いが同じ試合が一つとしてない。 観客を飽きさせない構成も見事だが、試合だけでなく映像を駆使してファンを楽しませてきた映像プロレスのパイオニアによる、今大会の作り込みもまた見事。 エンターテイメント色の強い試合では、選手たちがとことんバカらしく戦い、それが笑いと一体感を生む。高木三四郎いわく「いい大人がバカ騒ぎして、お客さんも一緒にバカ騒ぎするのがDDTのプロレス」。 メーンでは生え抜き選手の飯伏幸太、HARASHIMAがグレードの高い試合を見せつけ、きっちりと大会を締めくくってみせた。このふり幅の広さがDDTの魅力であり、若い力の躍進は団体の未来を明るく照らすものだ。 1997年5・14北沢タウンホールで旗揚げをしてから12年。高木は「ファンの人がもっと大きい夢を見続けるなら、一緒に日本武道館、東京ドームを狙いたい。この勢いをいかに継続させていくかが課題。毎年やっていかないと意味がない」と来年7月25日に再び両国国技館に進出することを発表。 さらに言葉を続ける。「プロレス不況と言われるけど、まだまだプロレスは死んでいない」。固定観念にとらわれず、限界を設けずにまい進してきたDDTは、プロレス復興の鍵を握る存在になってきそうだ。 高木はみちのくプロレス会長のザ・グレート・サスケと対戦。試合にはお互いの認定した凶器の使用可能のウェポンランブルのルールが適用された。おでん・携帯電話・お互いの嫁・和桶と様々な凶器が入り乱れたこの試合。高木は自爆で悶絶するサスケをシットダウン・ひまわりボム・オン・ザ・ロッカーで仕留め勝利をもぎ取った。試合後一致団結した二人はさっそくタッグを組み、9・27後楽園大会でヤス・ウラノ&KUDOの持つKO-Dタッグ王座に挑戦することにになった。 新日本プロレスの黒いカリスマ・蝶野正洋はポイズン澤田JULIEと対戦。ポイズンの呪文や得意技キャトルミューティレーションに苦しめられることはあったもののSTF・ケンカキック・コブラツイストなどを繰り出し、最後はKO勝ち。 ポイズンの呪文にかかり右手を震わせてしまった蝶野は「レスラーそれぞれお客さんの声援とかが一つのエネルギーになる。お客さん達の気持ちがそうさせた」と分析。 それに対し、してやったりのポイズンは「蝶野とやるのは100年早かった。それでも俺の勝ちだよな。通じただろ、俺の必殺技。見ただろ」と記者に息巻いていた。 メーンでは“ゴールデンスター”飯伏幸太が王者HARASHIMAの持つKO-D無差別級王座に挑戦し、見事奪取に成功、初戴冠を果たした。 蒼魔刀の必殺技に加えダイビングボディープレスなど空中戦も見せる王者に対し、飯伏が新技のフェニックス・プレックス・ホールドを放ち、勝負を決めた。 戦い終えた飯伏は今後について「今までと同じく、DDTだけでなく他団体にもあがる」とした上で「(ノアの)GHCジュニアと(新日本の)IWGPジュニアとこのベルト(KO-D無差別級)の3本を賭けてキャンプ場でタイトルマッチがやりたいです」とDDTのチャンピオンらしい野望を語っていた。 高木「サスケさん自身も大人げないが、あの自爆はもっと大人げない。試合には勝ったが勝負では負けた」 サスケ「いつかみちのくも両国やりたい。サスケ40歳になってもまだまだやれる」 蝶野「DDTとカラーの違いはあるよ、正直。でもプロである以上お客さんを楽しませないとな」 ポイズン「100年後、150年後にもう1回やろう。お前らもう死んでるかもしれないけど魂でプロレスやってやるよ」 飯伏「(連戦で)ずっと走りっぱなしで疲れている部分もあった。でも、王座が獲れて無くなりました。たくさんの人の前に立てたことがうれしい。DDTは今から出発です」
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
アイスリボン 後楽園に初見参したさくらは感激で涙・涙・涙
さくらえみは涙が止まらなかった。さくら率いる個性派女子プロレス「アイスリボン」が23日、後楽園ホールに初進出。聖地初登場で1012人の観衆を動員する大健闘をみせた。メーンで高橋奈苗と対戦したさくらがダイビングボディープレスを出せば、高橋はトップロープからのブレーンバスターと大技の応酬のなったが、最後は高橋が得意ナナロッカで勝負を決めた。 団体の代表としてさくらは「試合は負けたけど人生を変えちゃうぐらいの熱いプロレスがアイスリボンにはある」とファンの前で言い切った。 すでにその目は前を見据えている。「後楽園でもやりたいし、2000人規模の地方でもできれば。今日(23日)DDTが両国でやるけど私達もそれに向かってやります」と大きな目標を語った。 最後に、「今日来てるお父さんお母さん。さくらはまだ結婚しません」と一瞬“普通の女”に戻っていた。(柏木)
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
WAVE 桜花がアジャに沈没
「WAVE旗揚げ2周年大会」は23日、新宿FACEで行われ、アジャ・コングと5年ぶりの一騎打ちに臨んだ桜花由美は、痛恨の一撃をくらいごう沈。“夏休みの宿題”を終わらせることはできなかった。 同団体で初開催されたリーグ戦「Catch the WAVE」で優勝、初代波女の称号を手にして勢いに乗る桜花。この日は、2周年記念大会でアジャとの雪辱戦に臨んだ。 ところが、アジャに力比べで圧倒されるがそれでも、執念で立ち上がりDDT、タイガースプレックスで反撃したが最後は回転式の裏拳でトドメを刺された。 またしても、アジャ超えを果たすことが出来なかった桜花。 5年越しの宿題を解くことが出来なかった桜花だったが「フランス料理にたとえると、味わったことのないメインディッシュを味わったみたいな。今度はデザートとして、私が勝って終わらせたい」と3度目の正直を誓っていた。
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
DEEP “戦う元外タレ芸人”が再起V
元お笑い芸人で格闘家のベルナール・アッカが23日、「DEEP43」後楽園ホール大会で柳澤龍志を撃破。わずか7秒殺の高速決着をやってのけ、メジャーリング復活をアピールした。 かつては「HERO'S」や「Dynamite!!」で闘ってきたアッカは、現在DEEPで出直し中。この日はゴング直後の右ハイキックをサク裂させてダウンを奪い、そのまま鉄ついでラッシュをかけてKO勝ち。復活を印象付け、試合後は「俺も年だし最短距離でいきたい」「またあそこで闘いたい」と大舞台に舞い戻る決意を示した。 まさしく圧巻の勝利だったアッカに対し、一方の柳澤は決着に納得してないのか「(攻撃は)利いてない」とぶんむくれ。勝って古巣の新日本プロレスG1覇者・真壁刀義と闘う青写真も描いていたが、そんな事も一発でブッ飛ぶ敗戦となった。
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スポーツ 2009年08月22日 15時00分
新日本プロレス G1「名言・珍言」回顧録
プロレス界の真夏の風物詩・新日本プロレス「G1クライマックス2009」が、デビュー13年の苦労人・真壁刀義の初優勝で幕を閉じた。G1は幾多の名勝負が繰り広げられたが、その傍らでは報じられなかった珍場面など、リング内外でさまざまな出来事も起きた。プロレスの醍醐味ともいうべき舞台裏で飛び出した名言や珍言。本紙厳選の5本をお伝えする。 この夏に初めて真夏の最強戦士の称号を手にした真壁は、試合後のコメントでもMVPにふさわしいインパクトを残した。公式リーグ戦の大森隆男戦で連敗を喫した際に、ダジャレを交えて発した負け惜しみは、担当記者の中で語り草になったほど。 「大森のヤロウ、きょうだけ大盛り、特盛り、いやメガ盛りの力を出してきやがって。ぜんぜん大盛りじゃねーじゃねーか」 普段は強気一辺倒の暴走コングも、さすがに2連敗は応えたのか。予選突破に黄信号が灯った後だっただけに、「あのギャクをどうとらえたらいいんだ」と首をかしげる報道陣もいた。 アラフォー戦士の生き様を感じさせる名ゼリフだった。公式リーグBブロックの後楽園ホール大会で、永田が中西学と第三世代対決に臨んだ一戦は、大歓声が巻き起こる名勝負となった。 だが、この闘いのもうひとつの見所は、試合が終わってからのバックステージ。4年ぶりの盟友対決に敗れたにもかかわらず、闘いを終えて感無量の永田は、男気あふれるコメントでクールにキメた。 「俺たち第三世代といわれるヤツらをナメんなよ。俺たち生きてる」「腐っても第三世代、腐っても永田裕志、中西学」。真夏の暑さを感じさせない、まさにトレンディドラマさながらのアツいメッセージだった。 開幕2連勝で好スタートを切ったものの、因縁の飯塚高史の襲撃により負傷欠場に追い込まれてしまった夏男の天山。開幕前は「夏といえば天山や」と実に威勢が良かった。 そればかりか、タレント押尾学容疑者が合成麻薬MDMA(通称エクスタシー)の使用で逮捕されたばかりというのに「最後にあの両国でもう一度最高のエクスタシーを味わいたい」と発言した。 まさかの“エクスタシー宣言”に周囲も天山の身を案じたほどだったが、夏男はそんなエクスタシーを味わうことなく、途中リタイアを余儀なくされる散々な夏となってしまった。 準優勝した中邑は背筋がゾッとする異様なコメントで報道陣を凍りつかせた。新必殺技のヒザ蹴り「ボマイェ」(スワヒリ語でオマエを殺すの意味)を武器に公式リーグ戦を全勝で勝ち上がる快進撃だった。 勝っても試合後は言葉少なだったが、同門のCHAOS飯塚高史戦後につぶやいたひとことは実に辛らつ。飯塚の反則攻撃をかいくぐり、ボマイェで倒した中邑は「本当に殺せば良かった」とポツリ。集まった記者たちが一気に静まり返った。 G1クライマックス本戦以外でも注目の舌戦が展開された。G1開催中の愛知大会で行われた新日プロVSプロレスリング・ノアの対抗戦。団体のプライドがぶつかりあう闘いを制し、ノア杉浦貴から「オイ、マシン。オマエやっぱり平田だろ」と挑発されたスーパー・ストロング・マシンは返す刀で「俺は平田じゃねぇ。杉浦君がしょっぱい試合してスイマセンでした」と反論。大喝采をあびた。
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