スポーツ
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スポーツ 2011年03月30日 15時30分
日本人メジャーリーガーはどうなる? 「田沢純一=レッドソックス」 復活マウンドは連投役のセットアッパーか…
メジャーキャンプに参加していたが、オープン戦の突入と同時にマイナー施設に移動。田沢純一(24)は本格的なピッチングをまだ再開させていない。 田沢がメジャー挑戦を表明したのは2008年ドラフト会議前。過日、NPBは「日本帰還後のペナルティー」など新たな規則を設け、人材の流出阻止に躍起になっていた。田沢は日本のプロ野球を経験せずにアメリカに渡った3人目の選手となった。過去2人の挑戦者と違うのは「マイナー契約」ではなく、いきなり「メジャー契約」ができたこと。NPBが人材流出の危機を訴えたところからしても、将来性バツグンの好投手と目されていたわけだ。実際、1年目の09年は先発マウンドを経験するなど、その期待に応えた。しかし、昨季は故障に泣いた。右ヒジ靱帯損傷が見つかり、移植手術を受けている。 前述のマイナー施設への移動はリハビリの一環だが、「シーズン中盤、フランコーナ監督からお呼びが掛かるのではないか?」とも予想されている。 オープン戦にも帯同させず、慎重にリハビリをさせている投手を、何故、シーズン中盤に昇格させなければならないのか−−。今季のボストンレッドソックスは、リリーフ陣に不安を抱えていた。 先発スタッフは松坂大輔が当落ラインのギリギリにいるくらいだから、かなりの層の厚さである。だが、クローザーは“危険”だ。今季もジョナサン・パペルボン(30)を予定しているが、昨季は、ライバル・ヤンキース戦に10回登板して「被本塁打4、与四球9、総失点11」(10イニング)と不甲斐ない結果に終わった。救援に失敗したのは、ヤンキース戦だけではない。シーズンを通してなんとか37セーブは上げたが、回転が悪くなったのか、自慢のストレートで空振りが取れなくなってきた。豪腕、快速球のイメージは完全に薄れ、首脳陣はオフに『サブ・クローザー』を探したが、失敗した…。前ホワイトソックのボビー・ジェンクス(29)しか残っていなかったのである。 「ジェンクスは150キロ台前半の真っ直ぐと、スライダーが武器。通算173セーブを挙げていますが、ホワイトソックスはシーズン終了と同時に『契約更新はない』とダメ出ししています。セットアッパーならまだやれるかもしれませんが、1点を争う9回を託すのは危険」(米メディア陣の1人) パペルボンもそうだが、クローザーは30歳前後で年齢的な壁に直面するらしい…。 パペルボンがコケたら、ジェンクス。そのジェンクスにも不安要素が…。両方がコケる可能性も高く、そのときは「岡島、アチソン、ウィーラーの中継ぎ陣が日替わりクローザーとなる」というのが、米メディアの大方の予想だ。当然、シーズン突入後の補強も視野に入れているとされ、「先発スタッフの誰かが交換要員になる」という。(松坂の周辺が騒がしいのはそういうことか…) レッドソックスはブルペン陣の補強を迫られる。そのとき、「コントロールの良い田沢が真っ先に呼ばれる」というのも、大方の予想だ。将来的には先発5人枠を争わせるつもりだが、当面、田沢はセットアッパーか、ロングリリーバーとして起用される。 “日本的な発想”で考えれば、ヒジにメスを入れた投手に、連投も辞さない中継ぎをやらせるのは宜しくないのだが…。レッドソックスも故障を再発させる使い方はしないだろう。田沢自身も早く「フルシーズン稼働の実績」を作りたいと思っているはず。シーズン中盤以降、田沢はブルペンの重要どころを任されているかもしれない。(スポーツライター・飯山満)外国人選手の方仮名表記はベースボール・マガジン社刊『月刊メジャー・リーグ』を参考にしました。田沢純一投手は「田澤」と記すメディアもありますが、本編は共同通信社の表記にしたがいました。
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スポーツ 2011年03月30日 08時00分
2011年センバツ大会特集(4) 「商・工業校がない!」21世紀枠の意義とは
早いものである。3月23日に開幕した『第83回選抜高校野球大会』(以下センバツ)は、「21世紀枠」が導入されて11回目を数える。その「21世紀枠」が甲子園と、高校野球界にもたらせた影響とは何だろうか−−。 主催者側は今大会の21世紀枠の出場校を決めるにあたって、先に『改革検討委員会』を設けている。そこで選考に関する規定の一部が“微調整”された。 まず、推薦校となり得る条件として、「秋季・都道府県大会の8強以上」と記されていたが、そこに「原則として」の文言が加わり、「最後の(甲子園)出場から30年以上遠ざかって…」の一文から「30年」がなくなり、「より大会から遠ざかって」という表現に改められた。「8強」、「30年以上」なる数字的な規定がなくなった分、選考はむしろ曖昧になったと見るべきだろう。 しかし、曖昧もまた、大会の興味を高める要素にもなりそうである。 過去10回、21世紀枠で甲子園に出場した計23校のなかでベスト4に進出したのは、2校。ベスト16入りした高校は5校ある。初戦敗退を喫した高校も多いが、ワンサイドゲームを許した高校は1つもない。 今大会は大館鳳鳴(秋田)、佐渡(新潟)、城南(徳島)の3校が選出されたが、マスコミ各社は「きっと選ばれる」と予想していた高校もあった。その予想は見事に外れたのだが…。それは、昨秋の県大会で準優勝を果たした九州圏の商業高校である。同校は過疎・高齢化などの事情で、1学年3クラスにもかかわらず、野球部員が定年割れした年度もあった。僅か12人の部員でノーマークから決勝戦まで勝ち上がっていった。 「畜産業の被害を被った地域の高校なので、彼らの健闘は大いに話題になりました」 大多数のマスコミがその商業高校の当確を予想した理由である。 少し前だが、畜産農家の危機が全国でも大きく取り上げられていた。そんな地域の小さな商業高校の躍進は地元関係者のみならず、日本中の勇気になると思った。 高校野球界における商業高校の活躍は、「時代背景や社会情勢を表す映し鏡」ではないだろうか。 04年、アマチュア球界に関する拙著をまとめた際、四国・高校野球界の重鎮に話を聞くことができた。その方は地元の古豪・高知商などを指し、「昭和50年代の前半までは簿記、検定資格などが取得できる利点もあって、有望中学生は進んで商・工業高校に進学していた」と教えてくれた。 「でも、高校生が当たり前のように大学進学する時代になって、その人気は普通科の高校や私立の付属・系列高校に奪われてしまった。最近(04年当時)、商業高校の高校名を甲子園で聞かないのはそのせいかな?」 重鎮はそんなふうに語っていた。それから数年がまた経過し、商・工業高校の逆襲が始めた。それは学科の改編によるものだと言う。パソコンの普及後、コンピューター関連の学科、科目が新設されたことにより、有望中学生を再び振り向かせることができたそうだ。 今大会の出場校を見渡すと、校名に「商・工業」の付いた高校はない。新興高校もあった。大学の付属・系列校、常連校も多かったが、共学や新学科設置にともない、校名を改めた学校もあった。少子化という時代背景によるものだろう。 21世紀枠の3校は奇しくも、公立高校である。公立が旋風を起こす話も珍しくなくなった。昨今では、公立、私立で線引きをするのも、あまり意味がなくなってきた。高校野球とは、人(=監督、有望選手)、地域(=地元の支援、部員たちによる地元奉仕活動)、環境(=行政支援、練習施設)で、一気に勢力分布図も塗り変わる。生まれ育った郷里を思うだけでなく、高校名から「社会情勢」や「日常生活」を考えながら球児を応援するのも悪くない。センバツにはそんな楽しみ方もある。 21世紀枠のいちばん重要な選考材料は、「当該校の生徒、他校、地域に良い影響を与えた高校」と記されている。その規約文が曖昧になればなるほど、より幅広い候補校を選出できる。そんなふうに考えると、曖昧な規約も悪くないと思う。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2011年03月29日 15時30分
開幕延期で千葉ロッテ荻野に2年目のジンクスが!
開幕延期が『吉』と出るか、『凶』と出るか…。被災地の皆さんの状況を思えば、こんな言い方は不謹慎かもしれないが、この日程変更に大きな影響を受けそうなのが、千葉ロッテ・荻野貴司内野手(25)である。 荻野は昨年5月に右ヒザ半月板を損傷。そこからシーズンを棒に振ったが、機動力ではすでにファンに認知される。今季は『ポスト西岡』としてショートのレギュラーを狙うが、スローイングの難があり、二塁手・井口資仁とのコンビネーションもまだまだレベルアップしなければならないところにある。しかし、打撃は完全回復…、いや、ルーキーイヤーの昨季以上に期待できそうだ。オープン戦の打率は4割7厘(12球団2位)。三塁打も2本マークしており、「守備に少々不安があっても使うべき」という声も高まっている。 「盗塁にも定評があるし、荻野は『1番・遊撃』で決まりでしょう」(プロ野球解説者の1人) 専門家の見解にケチを付けるつもりはないが、今の荻野にとって、最大の負担は『守備』ではない。『盗塁』ではないだろうか。実は、荻野は初盗塁を決めたのは、3度目の挑戦だった。2度失敗しており、二塁盗塁で見せたスタートダッシュの速さはまだ蘇っていない。本人も「(盗塁のスタートダッシュは)実戦で感覚を取り戻したい」と、メディアに質問される度にそう応えていた。球界関係者がこう続ける。 「右ヒザの再発を恐れているんですよ。守備に関しては無我夢中だから感じていませんが、盗塁に関しては故障前のカンを取り戻していません」 荻野から恐怖心が払拭されるまで、『1番』は岡田幸文、清田育宏、新人の伊志嶺翔太あたりに譲ってもいいのではないだろうか。 「新人の伊志嶺も『実戦のなかで育てていくべき』との声が出ています。伊志嶺も高い機動力を持った選手です。西村(徳文)監督の性格を考えると、荻野を我慢して使い続けることも、伊志嶺を育てることも両方考えられます」(前出・関係者) おそらく、2週間強延期された開幕戦まで、荻野は「単独スチールのスタートダッシュ」に最重点を起いて調整していくだろう。チーム全体練習では、井口との併殺プレーの呼吸合わせにも時間を割かれるはず。そうなると、問題は『打撃』だ。「守備の不安があっても使うべき」と推された要因は打撃面での成長にあった。しかし、「打撃は水物」と称されるように、ちょっとした感覚のズレや、実戦からほんの少し遠ざかるだけで一気に調子を落としてしまう。荻野にとって、開幕延期は長短の両方があるようだ。 「パ5球団は荻野の足に一目置いています。対戦チームはペナント本番まで『対荻野』のクイックモーションを隠しているとの情報も交錯しています」(同) 相手球団の研究を乗り換えなければ、さらに上のステージには進めない。新人選手が2年目に躓くのはそのためだ。開幕延期をプラスに転じてもらいたい。
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スポーツ 2011年03月29日 15時30分
長島☆自演乙☆雄一郎がプロレスデビュー
カードゲームカンパニーのブシロードが今度はプロレスに参戦で「ブシロードレスリング」の記者会見が出場選手も同席して行われた。 今回の開催にはプロレスリングZERO1、DDTプロレスリング、新日本プロレスなどから選手が出場し団体の垣根を越えて開催させる。 目玉はK-1 MAX 日本王者の長島☆自演乙☆雄一郎がプロレスデビューとなり、気になる対戦相手はまだ未定の「X」で後日発表という事だが、長島は「特に不安はない、あえて決まらないなら公開募集してもいいのでは」と発言し、「プロレスはルーキーという事で絶対に負けたくない」と意気込みを強く語った。 さらにアイドル声優ユニットの「ミルキィホームズ」によるスペシャルライブも予定されており会場に華を添える。試合の模様は「TOKYO MX」、「FIGHTING TVサムライ」、ニコニコ動画「ニコニコ生放送」で放送される予定だ。なお今回の「ブシロードレスリング」の入場料、ファイトマネー、物販の10%を東日本大震災の義援金として寄付される。5月5日 後楽園ホール 18:00開始対戦カード長島☆自演乙☆雄一郎VS X(後日発表)ヴァイス&シュヴァルツVS大谷晋二郎&崔領ニブラック★ロックシューターVS謎のマスクマン出場予定選手田中将人、佐藤耕平、柿沼謙太(プロレスリングZERO1)飯伏幸太、男色ディーノ、中沢マイケル(DDTプロレスリング)中西学(新日本プロレス)
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スポーツ 2011年03月29日 08時00分
日本人メジャーリーガーはどうなる? 「川上憲伸=ブレーブス」 「あと1年我慢すれば!?」オフの移籍に向けた実績作り
昨季は「運に見放された1年」だった。 14試合目の登板でやっと「1勝」を挙げた。不振ならともかく、それなりに抑えても勝てない状況が続いていた。契約最終年となる今季は『別の意味』で辛いシーズンになりそうだ。 川上憲伸(35)はシーズン終了と当時に事実上の戦力外が通告され、2A降格となってしまった。したがって、今春のキャンプは『招待選手』として扱われている。 昨年オフ、ブレーブスは川上の放出しようとしたのは間違いない。日本の某在京球団職員によれば「ブレーブス側から川上を引き取って欲しい」との国際電話が入ったという。「667万ドル(約5億6000万円)の2A選手」は、メジャー球団にとって不良債権以外の何物でもない。しかし後日、「川上がメジャーで再起したいと言ってきた。その意志を尊重し、パイレーツにトレードをお願いしてみる」と断りの連絡があった。今春のキャンプ、オープン戦は、ブレーブスの招待選手として参加している。今のところ、パイレーツなど先発投手が不足しているチームから、「川上が欲しい」というトレードの申し込みはないという(3月23日/現地時間)。ただ、川上が『日本帰還』という退路を断って、2011年シーズンに臨んだのは間違いない。 川上が事実上の『戦力外』となった理由は、ブレーブスの先発投手陣のレベルが高さに尽きる。昨シーズン後半からオフの補強を見据えて動いていたため、リリーフ陣の量、質ともに充実している。そのなかに割って入るのは並大抵ではない。おそらく、2Aで投げながら他球団からお声が掛かるのを待つしかないのではないだろうか。 ブレーブスの先発5人枠は、ティム・ハドソン、トミー・ハンソン、デレク・ロー、ピーター・モイラン、ジャイア・ジャージェンス。ジャージェンスは昨季『故障離脱』もしたが、若手の成長株、マイク・マイナー、ブランドン・ビーチーが控えている。7月以降は昨季前半戦を牽引したクリス・メドレンも帰ってくる。マイナー、ビーチーはセットアッパーもできる万能タイプだ。 川上は昨季、9連敗中もクオリティー・スタートが6回あった(6回自責点3以下)。一般論として、勝ち星に恵まれなくてもここまで内容が良ければ、他球団が放っておかないだろう。高額年俸もネックではあるが、川上とその代理人が「契約を見直す意志」を表明すれば、どうにでもなるはずだ。 川上は「自分はまだやれる」と思っているはず。自分を信じ、お声が掛かるのを待つのもいいが、格下の2A相手で好投しても虚しくなるだけだろう。川上は自らの立場に不平不満はもらしていないが、その胸中は複雑だ。(スポーツライター・飯山満) 選手の方仮名表記はベースボール・マガジン社刊『月刊メジャー・リーグ』を参考にいたしました。
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スポーツ 2011年03月28日 11時45分
橋本大地が靖国神社で奉納プロレス
橋本大地(ゼロワン)が27日、東京・靖国神社の奉納プロレスでビックバン・ベイダーと激突した。 デビュー3戦目は師匠・大谷と組みベイダー親子とのタッグマッチ戦。ベイダーの巨体めがけ果敢に攻め立てたが16分32秒ビックバン・クラッシャーで圧殺された。 試合は大谷を制して先発を志願。「最初に体力があるうちにベイダーと当たりたかった」と父のライバルだったベイダーにミドルキックを連発。大谷とのダブルタックル、ダブルソバットの連携も見せた。中盤には逆エビから蝶野直伝のSTFでベイダーJrを締め上げ、ベイダーに対しては武藤ゆずりのシャイニングウィザードで追い込んだが、ベイダーの巨体の前に粉砕され、最後はビックバンクラッシャーでフォールを奪われた。試合後、大地は「すいません、ベイダーは大きく、重たかった。勝ちたくて色々頑張ったがどうにもならなかった」とポツリ。 大谷は「すべてにおいて未熟だが今日は合格だ」と評価した。また大地は「父に報告する事は今は何もありません、できるのは初勝利の時です」とキッパリ。 橋本大地のさらなる飛躍を期待したい。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2011年03月26日 18時00分
大相撲八百長問題は見切り処分へ 本場所再開へ前進
大相撲の八百長問題を調査する特別調査委員会が、3月25日、会合を開き、八百長に関与したと認定した力士・親方の処分案を大筋でまとめた。4月1日の次回会合で細部を煮詰め、その内容を踏まえた上で、同日に開かれる日本相撲協会の臨時理事会で処分が決定する。 世間を騒がせた八百長問題は、なんともすっきりしない幕引きへと向かいそうだ。調査委員会では14人の疑惑力士・親方を始め、全関取、一部の関取経験者を対象に、聞き取り調査を行ってきた。しかし、関与を認めたのは元前頭・春日錦の竹縄親方(春日野)、千代白鵬(九重)、仲介役と見られる恵那司(入間川)の3人だけ。関与と認定された清瀬海(北の湖)を始め、他の力士らは八百長関与を否定し続けた。 唯一の物証となり得る携帯電話は、なかなか提出協力が得られず、解析に出されたのはわずか2台。その解析結果が出るのは、4月半ばとなるが、その結果を待たずに処分が下されることになる。参考とされるのは、警察が野球賭博事件で捜査した竹縄親方、千代白鵬の携帯メールの内容と、聞き取り調査の結果のみという根拠がぜい弱なもの。調査委員会の伊藤滋座長は、「たった2台の携帯電話で分かるわけがない。(調査の達成度は)0%。カネをたくさんもらい、1年くらい調査し、警察のような捜査権があればもっとやれた。やれないところで最大限の努力はした」と半ばお手上げ発言。物証がほとんどないことで、処分された力士から訴訟を起こされる可能性も秘めているが、伊藤座長はそれも覚悟の上。 処分を受けるのは20人前後と見られ、処分内容は除名、解雇、出場停止などに分かれる。正直に調査に協力した者には処分の軽減も考慮され、非協力的でクロ認定された者には重い処分が科せられる見通しで、関与力士らの師匠は監督責任を問われる。 放駒理事長は本場所再開の条件として、調査、処分、再発防止策の3点を挙げていた。30日には八百長再発防止策をまとめる大相撲新生委員会が予定されており、4月1日の処分決定で、その3点をクリアすることになる。すでに、内外からは本場所再開を要望する声も上がっている。 日本中を大騒ぎに巻き込んだ八百長問題は、極めてグレーな決着で本場所再開へと進むことになりそうだ。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年03月25日 15時30分
T-1二見社長、フタミデーの大激白!「さくらえみ、引退する市井舞なんかどうでもいいから、文句があるならオレと戦え!」
平成23年2月3日(フタミイヤーのフタミデー)に開催の『T-1興行』(東京・新木場1st Ring)を満員の観衆を集め大成功に収めた、「チケット&トラベルT-1」の二見社長。興行が成功したとはいえ、この人がこれに満足するハズもなく、試合後の独演会でブチ撒けた怒りの炎は、今も渦高く燃え盛っているのだ! 「独演会の続きがあるから、来い!」と、2月23日(この日もまたフタミデー!)に水道橋「T-1」に呼び出されたリアルライブ記者は、またも二見社長の大断罪大会をナマで拝聴することとなった−−。 以下、二見社長の大激白を、2・3大会の総括&市井舞問題の前編、そして本題の大断罪大会の後編と、2回にわたりお送りする。ファン・関係者は震えて待たれたし!?<第1試合 松澤チョロデビュー戦 HGカップ対伝説の記者 シングルマッチ 23分1本勝負>○キラ☆アン(11分21秒 腕ひしぎ逆十字固め)●松澤チョロ【松澤チョロを断罪】 この試合はセコンドに付いたからな。まあ、ひどい試合だった。チョロが悪いよ。確かにドロップキックは上手かったが。でもこの試合は最低。 何よりもチョロが真剣にやってないのが全て。試合前エラソーに、笑いを取る気はないと言っておいて、安易な笑いを取ったりとか。笑いを取っておきながらテレもあったからな。話にならん。一番悪いのは、相手へのリスペクトが全くなかったところ。キラ☆アンは一生懸命試合を成立させようとしてた。 しかもチョロのヤツ、試合終わった後に、外で勝手にインタビュー受けて動画を回してたんだよ。主催者に話を通すのがスジだろ。回したヤツが、元kamiproの連中で。オマエら、オレのこと舐めてんの? 常識が分からないなら身体で教えてやろうか? で、その動画を観たら、キラアンを侮辱する発言までする始末。プロレスを貶めるのなら来ないで結構。ツイッターでもエラそうに呟いていたから、それは怒ったし。 チョロ曰く、猪木vsアリ戦ばりに制約だらけの試合だったとか…。言ったもん勝ちの世界だな。負けて、あんな試合をして、よくここまで吠えることができるわ(呆)。 チョロの一番いいことは、客を呼んだことだよ。これは主催者目線の意見だけどな(笑)。平日の新木場に20人のチョロファンを集めたのは大したモノ。レスラーとしては使うことは出来ないが、マネージャーとしてならアリ。まあ、出ないと思うけどな(笑)。<第2試合 アームレスリング世界王者対喧嘩女王 シングルマッチ 23分1本勝負>○山田よう子(8分15秒 KO)●押野愛子 ※右フック【賛否両論と女子格】 この試合は賛否両論。フィニッシュが衝撃的だったので、凄かったという意見と、あっけなくて試合がアマチュア、という批判もあったりと。観客のほとんどはプロレスファンだから、プロレスらしからぬ試合に違和感があったのかもな。 でもあのフィニッシュ見たら皆恐れて、誰も山田選手と試合やりたくないんじゃないか? ただ山田選手が良かったのは、この試合に対して本気で取り組んでいたこと。チョロとは違う。山田選手には女子格(女子格闘技)のパイオニア的な存在である、藪下めぐみと対戦してほしい。面白いと思うし。あんなバチバチに試合をやっちゃたら、藪下以外女子プロレスラーとは難しいな。おっしー(押野)は、今度はプロレスの試合でチャンスを与えたい。 あと女子格は興行が減って先が見えないね。実際、ヴァルキリーは今年に入ってから1回も興行が打ててないし、スケジュールも発表できていない。ヴァルキリーだけじゃない、ケージーフォースもDREAMもSRCもK-1も。これだけ試合が組めないというのは異常事態。今年に入ってから、一度も試合ができない女子格の選手が続出している状況もあって、T-1で女子格と女子プロの架け橋ができれば。プロは試合をやってナンボの世界。プロレスラーとは無理でも、女子格同士のプロレスの試合があってもいいんじゃないか。 女子格の選手で上がって欲しい選手? T-1興行を観に来た、ヴァルキリーフェザー級王者のV.V.Mei(ヴィー・ヴィー・めい)選手や、昨年末にトーチュウの一面を飾った、ヴァルキリー無差別級王者の中井りん選手は、私見になるが向いていると思う。<トークライブ 10分1本勝負 ターザン山本!(元『週刊プロレス』編集長)vs 草間政一(元新日本プロレス社長)>【消化不良】 これ観ていないんだけど、色んな方から聞く限り、草間氏が消化不良だったらしいな(笑)。うまく核心をはぐらかしちゃったとか。それじゃトークライブの意味がないよな。 「アレじゃ何しに来たのか、意味がわかってない」って、ターザン氏も呆れてたくらいだったし。ターザン氏は一生懸命盛り上げようとしてたみたいで。「新日本の○○の年俸が○万円」とか、ファンは実名でハッキリ聞きたいのに。何でもありのT-1で言わないでどうするんだって話だろ? 草間氏も、オレとのトークライブの時はガンガン喋ってくれたのに。リングに上がると警戒しちゃってダメなのか? ターザン氏の相手は、オレしか務まらないと思うな。 ファンからは「次にトークショーやる時は二見が直々に出てこなきゃダメだ」とか「トークショーや歌のコーナーをなくして独演会を長くしてくれ」と言われまくった(苦笑)。試合以外で何度も出るのはシンドイので、ご期待に応えて、次回大会はトークショー無しで独演会の時間を延ばそうか、と。<メインイベント お騒がせコンビ対最後のNEO戦士 タッグマッチ 23分1本勝負>二見社長、ザ・グレート・サスケ(5分5秒 無効試合)勇気彩、野崎渚 ※サバイバル飛田乱入により<再試合 フタ・ミ式タッグマッチ 23分1本勝負>○二見社長、ザ・グレート・サスケ(10分49秒 体固め)勇気彩、野崎渚、●サバイバル飛田 ※裏拳【あゆぷろ田中社長】 まず感謝したいのが、今回よりスポンサーになってくれた「あゆプロ」の田中忠幸社長が、サスケ選手と二見のコンビを実現させてくれた、と言っても過言ではない。田中社長に、サスケ選手を紹介したら、マット界随一のお騒がせコンビが実現する運びになったんだ。人と人との出会いって、ホント大事だね。【住宅ローン未払い問題】 サスケ選手が今回参戦してくれて、本当に良かったと思うよ。プロとは何たるかを、リングの上で周囲に示してくれたしな。T-1のリングに上がる同時期に、ちょうどタイムリーに住宅ローン未払い問題が起こって、そのこともリング上でしっかり話しただろ? あれこそがプロだよ。ファンのニーズに100%応えた。草間さんとは違う(笑)。【最後のNEO戦士】 今回は何よりも“最後のNEO戦士”の勇気と野崎をリングに上げたことが大きい。NEO所属の5選手のうち3人が引退し、残った2人こそが最後のNEO戦士なんだ。実はT-1旗揚げ以来参加してない団体がNEOだけだった。だから彼女たちは前々からT-1のリングに上げたかったんだ。 ちょうどNEO解散とT-1興行開催の時期が重なって、彼女たちが参戦表明した5日後に、井上京子選手がディアナの旗揚げを発表して彼女たちがディアナ所属となった。だから、勇気&野崎の二人を「最後のNEO戦士」と紹介できたのはT-1興行が最初で最後だったんだよ(笑)。サスケ選手の件といい、そういうタイミングが重なる運の良さというのが、T-1興行にはあるな。【因縁のサバイバル飛田と決着】 サバイバル飛田が乱入して来るのは、ネットであれだけ予告してたので想定内。はっきり言って、飛田はただのストーカー。ここで決着を付けておかないと、毎回大会を邪魔されるし。あの“CG攻撃”は予想外だった(苦笑)。会場からも厳重注意を受けた。それにしても、「井上京子の了承取った!」とかアピールしていたが、勇気も野崎も聞いていないと言っていたし、京子選手に確認をしたら、連絡なんか来ていないって。ヒドいヤツだよ。 オレと飛田の絡みは、殺伐したカタい緊張感が漲ってたとファンに言われたよ(笑)。思いっきりアイツの背中に蹴り入れてやったしな。しかし飛田へのブーイングが少なかったな。大ヒールとして客に迎えられると思った。ぶっちゃけ、飛田って誰? みたいな反応だったな(苦笑)。まあ飛田とは決着ついたから、アイツとやるのはもういいだろ。 しかしサスケ選手が飛田とやりたいと言っているから、次はサスケvs飛田のシングルでもいいかもしれない。状況次第にもよるが、もう一度二見&サスケ組を再結成するかもしれないし。そしたら相手は飛田&市井舞組になるのか? 飛田とやるのは嫌というより、生理的に駄目だな。あと面倒なヤツなんで(笑)。【トンパチ市井舞乱入とさくらえみを糾弾】 市井の狂ったマイク、アレは驚いた。飛田の乱入も食われたな(笑)。市井一人が全部持ってってしまった。それに飛田と市井が接点あるのも驚きだな。 市井が総合ルールで対戦するのもアリだし、オレが女子格の選手と練習積むのも面白いだろう?(笑)。市井とは最初はタッグが妥当かな。できれば、自分以外は女子でカード組めれば理想。二見&山田組vs藪下&市井組とかも面白いと思うし。次のT-1興行は6月頃を考えてるんだけど。 あれだけデカいことを言ったんだ。何がなんでも市井は、次のT-1のリングに上がってもらわないとな。実は、前々から市井のことは気になっていた。T-1に上げたいと思ってたんだよ。ヨソで活かせない選手をうまく扱うというのも、T-1らしいだろ?(笑)。市井は、T-1興行に出場したことがある長野美香のことを「あの中途半端な女」とか、好き勝手言ってたからな。そのことをオレがブログで批判したのを市井が根に持ってて、それでこの間乱入してきたらしいな(笑)。 しかしあの「クビだよ!」発言は呆気に取られた。同時に、市井らしくて面白いと思ったよ。 クビ発言は波紋を呼び、さくらえみ(アイスリボン代表)とのいきさつなんだが、まず2月6日の夕方に、「クビになったんですか?」というファンからのツイッターの質問に対して、さくらは否定したんだよ。しかも、「これからのプロレス人生でそういうことにしていきたいということなら、アイスリボンをどう利用してくれてもかまわない」とか、「他者を貶めたり、決してケンカをしたりしないでください。私たちはそれを望みません」と、さくらは保身と市井がアイスを貶めたかのような書き方をしやがった。 そしたら同じ日の23時に、市井が自身のブログで謝罪しちゃったわけだ。その日のうちにだぞ。女子の縦社会ならではだな。 さくらえみに言いたいのは、市井なんか気にするなと。これでは、大御所たちがやってきたことと変わらんぞ。プロレスラーならトラブルをリングの上で解決すりゃいいのに、何故密室で圧力かける形で済ますんだ! さくらは何年プロレスやってんだ! 市井はトラブルメーカーなんだから、クビにしたところでアイスリボンのイメージダウンにならないだろ。過剰反応するってことは、何かヤマしいところがあるんじゃないのか? せっかく市井は、T-1で生き返ろうとしているのに、彼女を潰そうとしている。迷惑というより、営業妨害。さくらよ、市井に圧力をかけるのは止めろ! 文句があるならオレに言ってこいや! さくらに対する一番の牽制は、T-1で市井をメインで抜擢すること。 アイスリボンは市井を、前座の第1試合とか、そういうポジションしか与えてなかった。市井は腐っていたからな。市井だけじゃないぞ。女子格の藤野恵実選手も飼い殺し。市井が問題児なことは確かだけど、その問題児をリングで活かせなかったのはさくら、オマエだよ! さくらも、市井も、どっちもプロとして問題があるよ。 女子の人間関係は難しい。市井も格闘技の下地があって実際は強いからな。その強さのせいで、団体内の人間関係をギクシャクさせてしまうというのがあるし。 しかしさくらはどうして、週プロにもサムライTVにも扱われないT-1を、そこまで警戒するんだ? 二見を警戒してるんだろうな。それにしてもリング上の敵である市井を、こんなに一生懸命擁護してるんだ(笑)? 新しい断罪パターンだな(笑)。※ところがこのインタビュー後の2月28日に、4月15日の『Beginning』新宿FACE大会の華名戦をもって引退することが電撃決定! 二見社長に電話取材を試みた。 −− 市井戦手の引退についてですが。 二見 最初は、ブラックジョークかと思ったよ。引退報道の第一報が断罪した週プロで、引退試合の相手が同じく断罪中の華名だろ。市井の居場所が無くなったけどな。この引退、裏があるかと思ったが。でも市井には呆れたよ。 −− 呆れましたか? 二見 公式発表で、市井が引退のコメントを出していないのが一番の問題。引退するのに、引退理由を述べないなんてあり得ない。一度市井からメールが来たが、1日も早く引退の理由を話すべきと指摘した。遅くなればなるほど、何かあるのかと思われても仕方がない。市井に言いたいのは、このまま辞めたら、本当の意味で中途半端な格闘技人生で終わる。T-1とジュエルスに出てから、辞めるのが筋だ。ただ、結局のところ、こういう不義理なことをする選手なんだなと。 −− 次回大会はどうするんですか? 二見 いずれにしても、市井は筋を通さないで辞める。放っておくしかない。それよりもさくらえみ、引退する市井なんかどうでもいいだろ。文句があるならオレと戦え! 市井舞のT-1参戦は、このまま幻と消えるのか!? どうなる市井舞、どうなるT-1興行!? 次回後編まで待て!!※このインタビューは、3月11日の東日本大震災以前(2月23日)に行われたインタビューです。震災の諸影響により、掲載が遅れましたことをお詫びいたします。二見社長、予告通りサバイバル飛田を返り討ちし、週プロ断罪&襲撃宣言! 2・3『二見記念日 T-1スペシャル』(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/52384035/チケットショップ『T-1』二見社長インタビュー「T-1興行に一番引っ張りたい女子レスラーは、風間ルミ! 最終目標は、大仁田厚とインリン様!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/15503228/なぜチケットショップの社長がリングに上がるのか? 『T-1』二見社長インタビュー「5万のグラサンも割られたし、離婚もした。でもT-1興行を続ける!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article/detail/45274121/
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スポーツ 2011年03月25日 15時30分
センバツ中継16時打ち切りで判った!? NHKは大相撲夏場所中継できない
東日本大震災の影響による電力不足からスポーツやイベントの自粛が相次いでいる中、「被災地を元気づけるためにも強行」された第83回センバツ高校野球大会。しかし、関東・東北地方での中継が電力事情を鑑み16時で打ち切られたことでアタマを抱えているところがある。それは日本相撲協会とNHK自身。 「この打ち切り措置を見て、大相撲は夏(5月場所)がもし出来ても生中継はできないなあ、と思った関係者が多かったようですね。幕内の取組がはじまるのが、だいたい16時ごろ。その後2時間に電力需要がピークになると言われては中継しようにも自粛せざるを得ないでしょう」と話すのは、あるテレビ関係者。節電の影響は本場所の中継にも影響するというのだ。 「センバツでの打ち切り措置が逆にNHKのクビを絞めたとも言えますね。もっとも、16時以降は両国国技館では中継やらないというNHK側の意志表示ともいえそうですが。もし夏場所から再開されるという決定を相撲協会がしても、所轄の文科省が節電を理由にクビを縦に振らないでしょう。取組時間を2時間前倒しする以外、方法はありませんね」(前出の関係者)。プロ野球開幕日程変更で揉めた原因のひとつ、東京ドームの照明問題は、とりもなおさず両国国技館の電力問題にもあてはまる。 八百長問題の影響で再開のメドの立たない角界だが、25日の特別調査委員会の会合で処分案などの内容を大筋でまとめる模様だ。それにともない、大相撲再開の声が起こってくるのは必至。しかし、両国国技館の照明問題やNHK中継の可否など、問題はまだまだ山積みだ。
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スポーツ 2011年03月25日 11時45分
横綱白鵬らが錦糸町駅前で募金活動
横綱白鵬、大関魁皇ら力士10名は、24日東京墨田区の錦糸町駅前で東日本大震災の被災者を支援する募金活動を行った。 被災地の慰問を希望しているという白鵬は、既にカップ麺10万個を現地に送ったという。「今は寒いので力士が作るチャンコを食べてもらえればいいですね。現地に行くことで心の傷を少しでも柔らげられたらと思います」と被災地に思いを込め話した。(アミーゴ・タケ)
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分