スポーツ
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スポーツ 2011年04月07日 15時30分
サプライズはあるのか…「落合竜の開幕投手は誰?」
中日ドラゴンズが見事な『開幕投手隠し』を展開している。5日、ナゴヤドームで行われたヤクルトとの実戦形式の合同練習で、落合博満監督(57)が「2人の開幕投手候補」を同時登板させた。しかも、翌6日には、『本命』と目される吉見一起(26=昨季12勝)も先発登板する予定(4日時点)。セ・リーグ5球団は「中日の先発ローテーションが読めない」と“悲鳴”を挙げている。 「普通に考えたら、オープン戦好調のネルソンか、中田(賢一)なんです。吉見の可能性もまだゼロになっていません。ひょっとしたら、全く別の投手が…」(ライバル球団スコアラー) 5日の対ヤクルト戦で、ネルソン(28)、中田賢一(28)の両候補が同日登板した。 まず、先発マウンドに上がったネルソンは「3回被安打1、無失点」。150キロ強の直球とスライダーのコンビネーションで5奪三振と結果を出した。2番手で登板した中田賢は2四死球と制球を乱す場面もあったが、「3回被安打2、2失点」と、投球内容を途中修正してみせた。 「1週間後の4月12日の開幕戦から逆算すると、今日(5日)か明日に投げる投手が開幕投手と見ていいでしょう」(前出・同) 同じ中6日の登板間隔を作るため、両候補を投げさせただけでも『陽動作戦』の効果は絶大だったが、ここに、翌6日登板の吉見の出来如何では、さらに開幕投手が読みにくくなる。在阪球団の職員がこう付け加える。 「3日の巨人との慈善試合で山内壮馬が好投しています。もともと力のある投手ですし、08年の大学・社会人ドラフトで1位指名されたエース候補です。山内が選ばれる可能性もゼロではない」 山内は昨季、プロ初勝利を含む2勝を挙げた成長株だ。“箔付け”で開幕投手の称号を与える可能性も捨てきれないという。 開幕投手といえば、本来なら『チームの顔』だ。調整の遅れているチェン・ウェイン(25)が間に合わないのであれば、多少の不調があっても、吉見で決まるはずだが、落合監督には04年、3年間一軍登板のなかった川崎憲次郎を送り込んだ『サプライズ』もある。その後、奇をてらったような投手起用はしていないが…。 「中田賢は開幕日が遅れたことで調子を落とした感も否めません。29日の合同実戦練習までは、オープン戦3試合で防御率0.54でした」(前出・ライバル球団スコアラー) 落合監督の強かさはネルソン、中田賢の両候補を同時登板させた5日だけではない。両候補は3月24日、29日も同日登板している。5日で3度目なのである。開幕カードでぶつかるヤクルトにすれば、「早く決めてくれ!」といった心境だろう。 「ヤクルトはオープン戦(実戦形式も含む)で打線が湿りがちなので、相手投手を絞り込んで対応策を打っておきたいところです。あと、巨人も中日の開幕投手を気にしていますよ。順調に行けば、巨人は5月中旬まで、中日の開幕カードから外れた先発投手と対戦することになります(4月22〜24日の巨人、中日ともに日程未定/5日時点)。中田賢、そして慈善試合で好投した山内を避けたいというのがホンネでは?」(前出・同) 中日以外の11球団は、開幕投手を明かしたのも同然の状態。チェン、吉見の出遅れでエース級の投手がいなくなったせいもあるが、日程問題やチーム事情を逆手に「対戦チームを混乱させている作戦」を繰り広げているのは、中日だけだ。 「落合監督にやられたよ…」 陽動作戦にはめられたセ5球団の偵察部隊は、首を傾げるだけ…。やっぱり、落合監督は凄い。
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スポーツ 2011年04月07日 15時30分
F1名門チームのロータスが今年は複数参戦
F1界で「ロータス」と聞けば誰でも、往年のF1界の名門であるイギリスのロータスを思い浮かべることであろう。かつてアイルトン・セナといった天才レーサーも、ロータスに所属していた。日本人初のF1ドライバーである中嶋悟も、ロータスでデビューしていたのだ。ロータスはコンストラクターズタイトルを7度も取った名門チームである。古いマニアには、ロータス78の活躍が脳裏に浮かぶはずである。 俗に、ロータス最後の輝きはセナの加入していた頃だと言われている。アイルトン・セナは1985年から1987年までの3年間、ロータスにて活躍した。セナはロータス時代に6度の優勝を遂げ、後にセナの定位置となったポールポジションを16回も獲得している。 セナは、後のマクラーレンでの黄金時代の礎をロータス時代に築いたのである。そんな名門ロータスも、1994年からはチームの不調もあり、F1から撤退をした。 ところが昨年=2010年のF1界に、突如名門ロータスが復活した。チーム・ロータスを名乗るマレーシアの実業家トニー・フェルナンデスが代表となり、かつての名門ロータスの使用承諾を得るに至ったのである。しかし、このチームはロータスとの関係はない。 そして2011年、ロータスの本家であるグループ・ロータスが正式にF1に参戦した。 ここに突如、F1界に二つのロータス名を持つチームが存在することとなったのである。グループ・ロータスはフェルナンデスに与えていたロータスの名称の使用を取り下げたが、フェルナンデスはグループ・ロータスの管理外にあったチーム・ロータスの権利を獲得し、今期のF1にチーム・ロータスとして参戦している。これに異を唱えるグループ・ロータスは、「ロータスという名を冠するのはグループ・ロータスだけだ」として、現在訴訟中である。 ちなみにグループ・ロータスは名門ルノーと組んでロータス・ルノーと名乗り、緒戦のオーストラリアGPでは3位に入る結果を得た。 今年のF1界は、名門ロータスの名を冠する2チームの争いに、ファンの注目が集まっていると言えよう。(藤原真)
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スポーツ 2011年04月07日 11時45分
大相撲5月場所は技量審査で無料公開 谷川親方は解雇
八百長問題で3月の春場所(大阪府立体育会館)を中止した日本相撲協会は、4月6日、臨時理事会を開き、5月の夏場所(両国国技館)の通常開催を断念。「5月技量審査場所」と称し、維持員席と一部の関係者席を除き、入場無料で公開することを決めた。 「5月技量審査場所」は予定通り、5月8日初日で、15日間開催。審査に基づく新たな番付を編成し、7月の名古屋場所で正式な本場所再開を目指す。天皇賜杯や外部表彰、懸賞金は辞退する。戦時中の45年夏場所を非公開で実施し、結果的に観客が無料で入場した例はあるが、このような形での無料公開は史上初めて。 協会では本場所再開に当たり、八百長全容解明の調査、処分、再発防止策の3点を条件付けしている。再発防止策は新生委員会で7日にもまとまる見込みだが、携帯電話の解析など、調査は完了しておらず、夏場所の通常開催を見送った。協会内外では、有料にして収益を義援金として寄付する案も出ていたが、現時点で3点がクリアされておらず、入場料を取っての興行は時期尚早と判断された。 これを受け、大相撲を中継しているNHK広報局は「詳しい内容は承知していないので、今後、日本相撲協会から説明を受けるなどして判断したいと考えています」とコメントした。 なお、八百長関与で処分された23人のなかで、ただひとり退職届を提出せず、無罪を主張した谷川親方(元小結・海鵬=八角)は、この日の理事会にて本人の弁明を聞いた上で解雇処分となった。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年04月06日 13時40分
大相撲八百長関与処分者の谷川親方 ただひとり退職届を提出しなかったワケ
日本相撲協会は4月1日に、八百長に関与したとして、23人の力士、親方の処分を決定した。 処分内容は八百長を否定した20人が引退(退職)勧告、認めた3人が2年間の出場(出勤)停止というものだった。処分者には、引退(退職)届の提出期限が5日とされ、応じない者には、解雇や除名の厳罰を下すことを放駒理事長(元大関・魁傑)は明言している。 処分決定当初、一部親方衆からは処分軽減の声が上がり、複数の処分者は法廷闘争も辞さない姿勢を示していた。2日には大半の処分力士らが会合を開き、抗戦を確認していた。 ところが、3日に開かれた臨時の評議委員会で、一部親方衆の処分軽減案は却下。これで風向きが変わった。関与を認めていた竹縄親方(元幕内・春日錦=春日野)、十両・千代白鵬(九重)、幕下・恵那司(入間川)の3人はもちろん、否定していた19人の力士たちも次々に引退届を提出。 会見に応じた幕下・白乃波(尾上)は「やっていないが、親方に迷惑はかけられない。今後の生活もある」と涙ながらにコメント。幕下・霧の若(陸奥)は「出さないと師匠に新たな処分が下るというから」と発言。関与者を出した師匠にもすでに処分が科せられたが、弟子を説得できなかった師匠には、さらなる処分が下されるプレッシャーがかけられていたことが明らかになった。 そんななかで、ただひとり屈服しなかったのが谷川親方(元小結・海鵬=八角)。師匠の八角親方(元横綱・北勝海)から、「オレのことは気にしなくていい」と言われたという谷川親方は、「提出することは(八百長を)認めたことになる。解雇されるかもしれないが、自分の気持ちに背いてまで従うわけにはいかない。14年の現役生活で一度も八百長をしたことはない」と涙。 八百長を否定してきた力士たちは一様に、「納得はいかない。やっていない」と言いつつも引退届を提出。いくら、師匠からプレッシャーがかかっても、やっていなければ貫けばいい。引退届を出せば、暗に八百長関与を認めたことになるだろう。その背景には“退職金”という、目の前にぶら下がっている大金の存在がある。素直に引退勧告に従えば、退職金が支払われるのだ。金額は三役経験がある十両・霜鳳(時津風)で、力士養老金と勤続加算金を合わせ、約1400万円になる。 そこで、谷川親方だが、昨年7月の名古屋場所限りで現役を引退した際、約1600万円の退職金を受け取っている。谷川親方は年寄としての勤続年数が浅いため、退職勧告に従っても元々退職金は出ない。つまりは、谷川親方に関しては、退職届を出しても、解雇や除名となっても、金銭的には変わらないのだ。それが、ただひとり抗戦した理由とも見て取れる。 谷川親方は10年初場所13日目、同年春場所7日目の春日錦との取組が八百長相撲として認定を受けている。それこそ、シロかクロかは当人同士にしか分からない。訴訟については「気持ちの整理ができていない。これから考えたい」と語るにとどまった。谷川親方の処遇については、6日に開かれる理事会で協議される。(※注※力士の地位は2月28日に発表された序列に基づいています)(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年04月06日 08時00分
プロ野球も大規模な義援活動を! 星野監督がぶちまけた「球宴私案」
被災地へ勇気を−−。東日本大地震による被災者の皆様に対し、星野仙一・楽天監督(64)が『新・義援活動案』をぶちまけた。オールスター戦の開催地の変更だ。 兵庫県・ほっともっとフィールド神戸での合同練習後だった(3月30日)。西武との合同練習後、星野監督は暫く報道陣とのお喋りに興じていた。話題は前夜に行われたサッカーのキャリティーマッチにも及び、こう呟いた。「野球界は、楽天がやらないといけないな」−−。さらに星野監督は、ベンチ前を通り掛かった鉄平(29)を呼び止めた。 「今年のオールスターは何処でやるのか知ってるか?」 星野監督の問いに、鉄平が即答する。 「はい。東京ドームとナゴヤドームとQVCです」 「仙台じゃないのか?」 鉄平の話が本当である。今季のオールスターゲームの日程は7月22日・ナゴヤドーム、同23日・東京ドーム、24日・QVCマリンフィールド(旧・千葉マリンスタジアム)で予定されている。 しかし、開幕ゲームが4月25日から4月12日に変更され、ペナントレースのスケジュールが過密化した。そのことは選手会も承知の上だが、首都圏では冷房機のスイッチが入れられる夏期に、さらなる計画停電が実施される可能性も高い。現時点では「変更」は全く議論されていないが、QVCマリンフィールドを含め、関東圏での公式戦には不確定要素も多い。そういった背景を説明した上で、星野監督は「サッカーのキャリティーマッチのような義援活動をしたい」とし、球宴開催地を仙台(クリネックススタジアム宮城)に変更できないかと“私案”をぶちまけたのである。 「Jリーグはプロ野球に先駆けて大規模なキャリティーゲームを開催しました。そのことを星野監督は残念がっていました」(関係者) 震災被害が直撃した『クリネックススタジアム宮城』は修復工事を開始したばかりである。しかし、被災地に本拠地を構える楽天ナインが牽引する義援活動であれば、大きな意義も生まれる。 「この発言を間接的に聞かされた」と前置きしつつも、在京球団要人はこう評していた。 「できるか、できないかと聞かれれば、その時期に、被災地の交通手段やライフラインが完全に復旧していることが条件となります。でも、実現させるとなると、東京ドームを始め、3球場とも今年の球宴開催を見越して、年度事業計画(収支)を立てているので、相当な根回しが必要になってきます」 日程問題でセ・リーグがゴタゴタしていたときも、星野監督は「(議論の)時間が掛かって、あれは(まるで)茶番だよ」(3月18日)と言い放った。 リーダー不在の球界の現状を嘆いていたわけだが、その過激な論調は、暗に星野監督が「俺にプロ野球界の要職をやらせてくれ!」と訴えているようにも聞こえた。 また、相当な根回しも必要となる「仙台への球宴地変更私案」について、こんな見方もされている。星野監督はまず、ファンの反応が知りたかったのではないか、と−−。 「プロ野球ファンの大多数が賛成すると思います。星野監督がそういう話をわざわざ報道陣の前で繰り広げたのは、私案に対するファンの反応が知りたいからでしょう。ファンが星野私案を後押しすれば、経営陣も議論せざるを得なくなる」(前出・同) 一見、怒ってまくし立てるような口ぶりだったが、全ては計算ずく…。その通りだとすれば、星野仙一監督は実に強かである。球宴開催地の変更はともかく、まずは楽天がペナントレースを勝ち抜くことが被災地への勇気となるだろう。
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スポーツ 2011年04月04日 11時45分
ガッツワールド「Truth#26」4・5蕨で開催!
ガッツワールド・プロレスリングの別ブランド「Truth#26」が、4・5蕨で開催される。2・15蕨大会以来、約2カ月ぶりの興行となる。 今大会のメーンイベントは、澤宗紀&矢野啓太&那須晃太郎のバチバチトリオと、ガッツ石島&CHANGO&アミーゴ鈴木の悪魔同盟による異色の6人タッグマッチ。悪魔同盟が、UWFの遺伝子を汲む選手と対戦する機会は少なく、どうような闘い方を見せるのか興味しんしん。 セミファイナルでは、ダイスケ&神威のレアコンビが、ジャニー田村&ヤッくん(山本SAN)のTruthジュニアと激突。これまた、珍しい顔合わせが多く、期待が高まる。 その他、第2試合では「吉野達彦〜エースへの道〜第15戦」として、吉野達彦が山田太郎と一騎打ち。 第1試合では、梁和平&gosakuの社長軍が、SECRET BASEの小川内潤&ベアー福田と全面対抗戦。両陣営にとって、負けられない一戦となる。 好カードが、ズラリ揃った4・5蕨に注目だ。 また、4・10北千住ではガッツワールド、STYLE-E、SECRETの3団体による全面対抗戦「三国列伝」が開催される。こちらも、見逃せない大会となりそうだ。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)●ガッツワールド・プロレスリング「Truth#26」4月5日(火)埼玉・蕨市イサミレッスル武闘館 19:15試合開始(19時開場)<対戦カード>▼メーンイベント 6人タッグマッチ 30分1本勝負澤宗紀&矢野啓太&那須晃太郎 対 ガッツ石島&CHANGO&アミーゴ鈴木▼セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負ダイスケ&神威 対 ジャニー田村&ヤッくん withヨシちゃん▼第2試合 『吉野達彦〜エースへの道〜第15戦』 20分1本勝負吉野達彦 対 山田太郎▼第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負梁和平&gosaku 対 小川内潤&ベアー福田<チケット情報>全席自由席=2500円(当日券は500円UP) ※プラス500円で席の指定も可能●ガッツワールド&STYLE-E&SECRET BASE3団体対抗戦『三国列伝 其ノ壱〜北千住の陣〜』4月10日(日)東京・北千住シアター1010ミニシアター 17時試合開始(16時半開場)<対戦カード>▼メーンイベント GWC認定シングル選手権試合 60分1本勝負<王者>ダイスケ 対 田村和宏<挑戦者>※王者・ダイスケは3度目の防衛戦▼セミファイナル “三国列伝3WAY戦線” 3WAYタッグマッチ 45分1本勝負梁和平&山本SAN 対 ベアー福田&豪 対 竹田誠志&柴田正人▼第4試合 “ガッツワールド対SECRET BASE〜ハードコア戦線〜”シングルマッチ 30分1本勝負gosaku VS 清水基嗣▼第3試合 “ガッツワールド対SECRET BASE〜軍団戦線〜” 6人タッグマッチ 30分1本勝負ガッツ石島&X&X 対 小川内潤&スパーク青木&フェリスト▼第2試合 “ガッツワールド対SECRET BASE〜タッグ戦線〜”タッグマッチ20分1本勝負マスクド・ミステリー&レオナルド高津 対 ヤマダマンポンド&黒シャチ▼第1試合 “ガッツワールド対STYLE-E〜若手戦線〜”シングルマッ 15分1本勝負吉野達彦 対 那須晃太郎<チケット情報>スーパーシート=5000円、自由席=4000円 ※当日券は各500円UP<前売券販売所>チケットぴあ(Pコード:818-039)、プロレスショップ・チャンピオン、各団体★両大会の問い合わせガッツワールド・プロレスリング事務局 http://guts-world.com/
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スポーツ 2011年04月02日 17時59分
大相撲八百長関与23人の処分決定も事態はドロ沼化の様相
2月2日に明らかになった大相撲の八百長問題。特別調査委員会が、その調査に当たり、4月1日に日本相撲協会に結果を報告。同日に協会が臨時理事会を開き、23人の力士、親方の八百長関与を認定し、処分を決定した。 処分は引退(退職)勧告と2年間の出場(出勤)停止に分かれた。引退勧告を受けたのは、幕内の徳瀬川(朝日山)、白馬(陸奥)、春日王(春日山)、光龍(花籠)、猛虎浪(立浪)、琴春日(佐渡ケ嶽)。十両の将司(入間川)、豊桜(陸奥)、境沢(尾上)、霜鳳(時津風)、旭南海(大島)、安壮富士(伊勢ケ浜)、若天狼(間垣)、清瀬海(北の湖)、幕下の保志光(八角)、十文字(陸奥)、霧の若(陸奥)、白乃波(尾上)、三段目の山本山(尾上)。谷川親方(元小結・海鵬=八角)は退職勧告。 早くから関与を認め、調査に協力した竹縄親方(元幕内・春日錦=春日野)、十両・千代白鵬(九重)、仲介役の幕下・恵那司(入間川)の3人は、反省の色が強いことから情状酌量が認められ2年間の出場停止。千代白鵬はすでに引退届を提出しており受理される予定。竹縄親方、恵那司も角界を去る意向。 また、関与者を出した部屋の師匠17人は監督責任を問われ、降格または平年寄据え置き3年の処分。この内、北の湖(元横綱・北の湖)、九重(元横綱・千代の富士)、陸奥(元大関・霧島)の3親方は理事を辞任した上での降格となった。 引退(退職)勧告を受けた20人には、4月5日までに引退届の提出が求められ、応じない者には、さらに重い除名か解雇処分が下される見込み。 物証が乏しいなかの調査は難航を極めた。認定の判断基準となったのは、1.聞き取り調査の内容と態度、2.(竹縄親方、千代白鵬の)メールの解析結果、3.取組の映像、4.携帯電話の提出を求めた際の対応の4点。グレー判定を受けた幕内・蒼国来(荒汐)と十両・星風(尾上)は継続調査となり、提出された携帯電話の解析結果が出る20日頃には、すべての調査が終了する予定。 処分は決まったが、これで落着とはなりそうにない。引退(退職)勧告を受けた者は不満をもらし、谷川親方らは訴訟も示唆。役員以外の親方衆で構成される年寄総会では、処分の再考を求めて評議員会の開催を要求。放駒理事長(元大関・魁傑)が承認したため、週明けにも開催されることが決定。協会執行部に対し不満が強く、評議員会は大荒れとなることは間違いない。八百長問題は幕引きどころか、ドロ沼化の様相すら呈してきた。(※注※力士の地位は2月28日に発表された序列に基づいています)(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年04月02日 17時59分
やっぱり影響が出る! 「3時間30分」の節電ルールで順位変動
東日本大震災による影響を受け、NPBは試合時間が「3時間30分」を越えた場合は、新しいイニングに入らないことを決めた。日本中が復興に向け、さまざまな苦難に立ち向かっている以上、“プロ野球界全体における節電対策”は当然だが、『時間制限』の野球形態はペナントレースを一変させる可能性も出てきた。 「3時間30分という『時間制限』を設けた目的は、試合時間の短縮です」(球界関係者) ペナントレースの開幕日、時間制限などが話し合われた臨時・実行委員会が開かれた際(3月15日)、『2010年シーズンの平均試合時間表』が議論のたたき台に上がっていた。昨季の試合平均時間だが、パ・リーグは3時間18分。セ・リーグは3時間17分。延長戦は両リーグで合計82試合(議論に使われたデータ表では交流戦が両リーグにカウントされていた)。この82試合のうち、「3時間30分を越えた延長戦突入の試合は「69試合」もあった。 延長戦で3時間30分を越えた場合、新しいイニングには入らない。ということは、この「69試合」は全て引き分けでカウントされるわけだ。その影響は大きい−−。プロ野球解説者の1人が、各球団の監督、コーチたちの胸中を代弁する。 「セ、パともに試合平均時間が約3時間20分ですから、試合終盤は時計を見ながら、救援投手を投入することになります。昨季、3時間30分を越えた延長戦が69試合もある? その69試合の延長戦の試合が全て『引き分け』に変わるわけですから、勝っているチームは投手を細かく投入するなどして時間稼ぎをし、新しいイニングに入れなくさせます。そういう姑息な時間稼ぎの作戦も増えるでしょうね」 昨季、延長戦10試合を経験した埼玉西武を例に取ってみると、たしかに『勝率』が変わる。西武の延長戦の成績は1勝8敗1分け。この延長10試合のうち、3時間30分を越えたのは7試合で、1勝5敗1分け。この7試合全てを「引き分け」で計算し直すと、西武のペナントレースの成績は、78勝65敗1分けから「77勝60敗7分け」と変わり、勝率は5割4分5厘から「5割6分2厘」まで上がる。 ペナントレース首位の福岡ソフトバンクは、3時間30分強の延長戦が15試合あった。成績は、7勝3敗5引き分け。埼玉西武と同じように、この15試合全てを引き分けに計算し直すと、69勝60敗15分け。勝率は5割4分7厘から「5割3分5厘」まで落ちる。 つまり、ペナントレース優勝チームは埼玉西武に入れ代わるのだ。 「昨季のクライマックスシリーズ第1ステージはロッテが2連勝で流れを掴みましたが、2試合とも延長戦で、試合時間は4時間を越えています」(前出・プロ野球解説者) 現時点で、ポストシーズンマッチの試合形態は『未定』…。 3時間30分を越える試合をすべて「引き分け」にカウントする計算式を、セ・リーグにも当てはめてみたが、こちらは、順位変動は見られなかった。ただ、首位・中日の勝率が少し落ちた。79勝62敗3分け・勝率5割6分0厘が、「73勝58敗13分け・5割5分7厘」に落ち込む。2位・阪神とのゲーム差は「1」から、「0.5」に縮まるので、甲子園の浜風が“イタズラ”を巻き起こす可能性もゼロではなかったわけだ。 埼玉西武が延長戦の勝率が悪すぎたのは、救援投手層の薄さと、別人のように豹変してしまう打線の脆さだろう。 「今季もシコースキーとグラマンをストッパーに予定していますが、両外国人投手とも帰国してしまいました。現地でどれだけ調整しているか分からないし、このままだと、西武はゲームセットの瞬間までハラハラさせられるでしょう」 救援投手がピリッとしないので、今季の埼玉西武は「勝ちゲームを同点にされる」危険性も高そうだ。 いずれにせよ、ストッパーの仕上がり具合が「時間制限」を設けたペナントレースに多大な影響をもたらすだろう。低反発の新・統一球の導入もあるだけに、投手力の強いチームが有利になったのは間違いない。
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スポーツ 2011年04月01日 15時30分
プロ野球OBも支援へ立ちあがった! 「キャッチボール募金」
プロ野球マスターズリーグ(一木良文事務局長)は、3月11日に発生した東北関東大震災による被災者への義援金活動を発表し、ファンや関係者に協力を呼び掛けている。「キャッチボール募金」の義援金は日本赤十字社を通じて被災地に寄付するという。 この活動は、元プロ野球のOBの有志が幅広い野球ファンとのキャッチボールをすることで交流を図り募金を促すもの。また、今後、被災地に赴き、実際に地元少年たちとキャッチボールをすることも予定しているという。 同リーグでは、この「キャッチボール募金」が各地に広がりを見せ、被災された東北地方まで届くことを願い、また、プロ野球OBが野球ファンへの「恩返し」を、今こそ見せなければいけない活動と位置付け、意気込みを見せている。<キャッチボール募金>期日 平成23年4月9日(土)場所 神宮外苑 日の丸球場時間 12:30から15:30まで参加選手(10名以上)下記選手は確定江夏豊(阪神)・大矢明彦(ヤクルト)・新浦壽夫(巨人)・尾崎行雄(東映)佐藤道郎(南海)・屋鋪要(巨人)・与田剛(中日)・小野和幸(中日)大塚光二(西武)・鈴木健(ヤクルト)・松沼博久(西武)・松沼雅之(西武)若生智男(阪神)・萩原康弘(巨人)・駒田徳広(巨人)・斉藤明雄(横浜)・他問い合わせ プロ野球マスターズリーグ事務局(http://www.89master.com)まで。
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スポーツ 2011年04月01日 15時30分
選手会長・新井の不振で阪神大ピンチ!
選手会長が苦悶の表情を浮かべている。阪神・新井貴浩内野手(34)が、1時間強に及ぶ早出特打ちを行った(3月28日)。新井は実戦24打席でノーヒット。2日前の全体練習でも「フリー打撃」を終えたところで、異例の『休養勧告』も出されたほど、深刻な打撃不振に陥っている。『プロ野球選手会の会長』として、東日本大震災にともなう公式戦の延期を訴え続けた気苦労のせいだろう。4番が予定されているベテランが長時間に及ぶ早出特打ちをする姿に、改めて肉体的、精神的疲労の大きさが窺えた。 選手会、そして、ファンの要望通り、プロ野球は「4月12日のセ、パ同時開催」となったが、“本当の戦い”はこれからではないだろうか。節電計画で本拠地球場を使用できないチームもそうだが、阪神も『日程調整』でかなりの打撃を被ることになるだろう。 「8月は本拠地・甲子園球場を使えません。そういうチームの事情も考えると、阪神が被る日程面での過密ぶりは他球団よりも負担の大きいものになる」(球界関係者) セ・リーグ全体としても、同時開幕による『リスク』は大きい。ドーム球場を本拠地に持つ球団は、巨人と中日だけ。パ・リーグで「屋根付き球場」を本拠地に持つのは、日本ハム、西武、オリックス、ソフトバンク。セは雨天中止などによる『試合予備日』を設けながら、公式戦の日程を組んでいかなければならない。「4月12日のセ、パ同時開催」は、『臨時・オーナー会議』の承認を得て決定したものだが、阪神は 「東西・時差開幕案」なる独自のプランも温めていた。 「計画停電の影響を受けない中日、阪神、広島は『在京球団よりも一足早く』というものでしたが、早期開幕による国民的反感の強さを受け、議案提議されませんでした」(前出・同) ファン、選手会と、過密スケジュールを避けたいとする経営陣。両者を繋ぎ止める「阪神なりの折衷案」だったのかもしれない。 「打撃面で不安を抱えているのは、新井だけではありません。右肩の故障で手探り状態の続く金本、左ヒザにメスを入れた城島…。実戦練習の機会は限られていますし、序盤戦の阪神は打撃力のダウンを想定しての戦いになるのでは」(前出・関係者) 地方球場に行けば、観客動員数は落ちる。興行収益のダウンは選手の契約更改にも影響をもたらすだろう。 新井は気丈にも「全試合フルイニング出る!」と語っていた。選手会長としての今回の毅然とした対応に共感を持った他球団ファンも多いはず。選手会長が好機で三振し、下を向く姿は見たくない。
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生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分