社会
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社会 2020年03月31日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第363回 緊縮財政との戦いの天王山
筆者は、本連載の「第1回」から、嘘の財政破綻論(いわゆる「国の借金」問題)、デフレを継続させる緊縮財政との戦いを続けてきた。ちなみに、本連載第1回のタイトルは「デフレと情報の歪み」、第2回が「国の借金というプロパガンダ」、第3回が「国民一人当たり借金というウソ」であった。 先日、レバノン政府がデフォルト(債務不履行)に陥った。つまりは、財政破綻したわけだが、レバノン政府が返済できなくなった負債は「外貨建て(ドル建て)」だ。しかも、レバノンは通貨レバノン・ポンドの対ドル為替レートを「1ドル=約1500レバノン・ポンド」とする固定為替相場制を採用していた。 誤解している人が少なくないのだが、通貨の固定為替相場制は、例えば、日本政府が、「本日より1ドル=100円とする」 と、宣言したら実現するわけではない。 考えてみれば当たり前で、例えば、日本企業がアメリカに製品を輸出し、100億ドルの支払いを受けたとしよう。逆に、アメリカ側は日本に何も輸出しなかった。つまりは、アメリカの対日貿易赤字が100億ドルだ。 アメリカで「ドル」を稼いだ日本企業は、当然ながら100億ドルを日本円に両替しようとする。何しろ、日本国内ではドルが使えないため、100億「ドル」を持っていたところで、従業員の給料すら払えない。日本企業が100億ドルを日本円に両替しようとすると、為替市場で「円高、ドル安」の圧力がかかる。 日本政府が「1ドル=100円」の固定為替相場制を採用した場合、為替市場における円高圧力を抑制するため、日本円を調達し「日本円→ドル」の両替をする必要がある。さもなければ、1ドル=100円の為替レートは維持できない。 逆に、円安圧力がかかった際には、日本政府は手持ちの外貨準備(主にドル資産)を取り崩し、為替相場で「ドル→日本円」の両替を増やさなければならない。いわゆる、通貨防衛である。通貨防衛は、政府の外貨準備が尽きた時点で「ジ・エンド」となる。そうなると、最終的に政府は固定為替相場制を放棄し、変動相場制に移行せざるを得ない。すると、当然の結果として自国通貨の対外貨の為替レートは暴落することになる。 その時点で、政府が「外貨建て対外債務」を抱えていると、デフォルトとなる。何しろ、政府は自国通貨を発行することはできるが、外貨は不可能なのである。 レバノン政府は、対ドル固定為替相場制を維持しようとしていたわけだが、3月9日に、「我が国の外貨準備は極めて重大で危険なレベルになり、政府は3月の外貨建て国債支払いを保留せざるを得なくなった」(ディアブ首相) と、外貨建て国債のデフォルトに踏み切ったのだ。 外貨建て国債がある国、あるいは自国通貨建て国債しか発行していなくても、対ドル固定為替相場制を採用している国などは、普通にデフォルトする。とはいえ、わが国の場合、変動為替相場制で、かつ国債は100%日本円建てだ。変動相場制の独自通貨国が、自国通貨建て国債の「財政破綻」になる可能性は「ゼロ」なのだ。それにも関わらず、わが国では1995年以降、嘘の「財政破綻論」が蔓延し、デフレが継続。国民の貧困化と「衰退国化」が続いてきた。 財務省は、外国に対しては、〈日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない〉(外国格付け会社宛意見書要旨)〈日本は変動相場制の下で、強固な対外バランスもあって国内金融政策の自由度ははるかに大きい。更に、ハイパー・インフレの懸念はゼロに等しい〉(ムーディーズ宛返信大要) と、日本が財政破綻(デフォルト)や、ハイパー・インフレーション(年間インフレ率1万3000%)になる可能性を「公式」に否定している。それにも関わらず、国内では財政破綻論をまき散らし、消費増税や社会保障負担引き上げ、公共投資や防衛費、科学技術予算や教育費、地方交付税や社会保障支出などを軒並み削減、抑制する緊縮財政を続けてきた。 とはいえ、2019年10月1日の消費税増税、’20年1月以降の武漢発症の新型コロナウイルス感染症、疫病襲来という「ショック」を受け、さすがに緊縮財政路線に疑問を持つ国民、政治家が増えてきた。当然である。’19年10〜12月期の経済成長率は年率▲7.1%と悲惨な結果になり、’20年1〜3月期はさらに落ち込むことが確実なのだ。 安倍政権の無責任な自粛要請、小中高全国一律休校により、日本国民の外出は激減してしまった。結果、飲食業、宿泊業、タクシー業などが、壊滅的な打撃を受けている。何しろ、売上(利益ではない)が対前年比8割減、という状況も珍しくなくなったのである。 国民民主党や、共産党などは、早期から消費税減税を含む大規模経済対策を求めていたが、ついに自民党「内」からも「令和恐慌」を防ぐための大規模経済対策が提言されるに至った。 自民党の安藤裕衆院議員ら若手有志42名は、3月11日、西村康稔経済再生担当大臣と面会。消費税率0%を含む大規模経済対策を提言した。具体的には、「30兆円規模の補正予算を編成し、財源には躊躇なく国債を発行してそれに充てること」「被雇用者に対しては十分な休業補償をするとともに、事業者、特に中小企業及び小規模事業者(個人事業主を含む)に対しては、失われた粗利を100%補償する施策を講ずること(特別融資だけでは不十分)」「消費税は当分の間、軽減税率を0%とし、全品目軽減税率を適用すること(消費税法の停止でも可)。なお、消費税の減税のタイミングとして6月を目指し、各種調整を速やかに行うこと」 などになる。 この種の大規模経済対策を実施するためには、当然ながらPB(プライマリーバランス)黒字化目標の破棄、凍結が大前提になる。日本政府は、果たして「国民を救う」ためにPB目標破棄を決断できるのか。あるいは、日本国民は政府にPB目標を破棄させることができるのか。 ここが、天王山である。***************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2020年03月30日 22時30分
過去を消した女たち 第3回 美香(39) ★ストリッパーだったっていつか子どもに伝えられたら…
私が初めて彼女に会ったのは、今から15年ほど前のことだ。どうしても名前を伏せて欲しいということなので、仮に美香としておこう。当時、美香は主に関東地方の劇場でステージを務めるストリッパーだった。 私は何人か取材したが、ストリッパーとなる女性というのは、社会にうまく適合できず、何をしていいのか迷っている時にストリップに出会い、天職とする者が多かった。美香もまさにそんなタイプの女性である。 ストリッパーとなった理由について、美香は訥々と語ってくれた。「高校を中退した17歳の頃、バイトをしても長く続かなくて、短くて1週間、続いても1カ月ぐらいでふらふらしていたんです。自分で何をしていいのか分からず、今でいう援助交際をしたりしました。見知らぬオジさんの家に何日も泊まったことも。そんな自分に嫌気が差して、リストカットをしたり、浅い海に飛び込んで、自殺の真似事をしたこともありましたね」 そう言って、美香は左腕に刻まれたリストカットの跡を見せてくれた。 私は美香の話を聞いて、自分の高校時代を思い出した。やはり、私も当時はバイトをしても1週間続けばいい方で、続いても1カ月ほどが限界だった。タイムカードに工作したのがバレてクビになったり、ろくでもない高校時代をのほほんとすごしていたのだが、彼女はそんな日々に思い悩み、自らを傷つけることもあったという。 そんな鬱屈した日々に光が灯ったのが、たまたまテレビを見ていた時だった。「とあるストリップ劇場が取り上げられていたんです。幼い時からクラシックバレーを習っていたこともあり、踊ることが好きだったんで、すぐにストリップを見たいと思いました。だけど、どこに劇場があるか分からなくて。男の子ならストリップのことを知っていると思って、どこにあるのか聞いて、テレビで見た劇場を探したんです」 こうして、ようやく見つけたストリップ劇場だったが、当初、美香は中に入ることもできず、劇場の周りをぐるぐる回っただけだったという。次に、男友達について来てもらい、ようやく劇場の中に入った。「どんなステージを見たのかは覚えていないんですけど、従業員さんに『ストリッパーになりたいんです』と言ったのは覚えています。年齢を伝えると、『18歳になったらおいで』と言われました」 そして、劇場に足を運んでから1年後。当時、付き合っていた彼の反対を押し切り、晴れてストリッパーとなった美香。それから、10年にわたってステージで踊り続けたことになる。 男性を相手にする職業に就く女性というのは、プライベートを隠すのが常である。しかし、彼女は彼がいることを公言していた。そして、彼女は結婚してもストリッパーを続けていた。それはある意味、隠しごとができない真面目な性格と、ストリップを心底愛していたことの証しでもあった。 ところが、そんな彼女にもストリップに対する心境の変化が訪れる。妊娠、出産がきっかけだった。「それまで、ストリップという世界と外の世界の違いをあまり考えたことはなかったんですけど、子どもが生まれたことによって、意識するようになりましたね。特に、お金の面で。それまではお金に執着がなかったんですけど、子どもを育てるにあたって、いろんなことでお金って必要なんだなって意識するようになったんです。遅いですけど」 劇場だけが美香にとっての日常だったのが、劇場の外にある社会とも関わらなければいけなくなったのだ。「それは大きなストレスになりました。そして、ストリップという仕事が、いかがわしいと思うようになったんです」 ちょうど子どもが保育園に入る頃で、主にステージを務めていたストリップ劇場が閉館することもあり、それを機に美香は舞台から去った。そして現在は、主婦として生活している。「子どもがいなかった頃は、どこへ行っても堂々と職業はストリッパーと言うことができたんですけど、今では過去を隠し続けています。学校でそんなことが知られたら、子どもがイジメられるかもしれないですしね」 現在、子どもは小学生となったが、ストリッパーだった過去は話していない。「乳飲み子だった頃は楽屋にも連れて行きましたけど、覚えていないみたいですね」 それでも、ストリッパーだった頃のことを思い出すこともあるという。「私が踊ることによって、たくさんのお客さんが拍手をして喜んでくれた。子育てをしていても、あそこまで家族から喜んでもらえることってないと思うんです。そう考えると、とてもやりがいのある仕事でした。今でも誇りに思っています。だから、いつか子どもには伝えるつもりですよ。お母さんはストリッパーだったんだよって」 美香が踊っていた劇場は、建物だけは残っているが、看板は取り外され、往時の面影はない。そして、ストリッパーたちも、過去を消しながら日常生活を送っている。 それでも、心の中にあるストリッパーだったという矜持が消えることはない。言ってみれば、平凡な主婦として生きる糧となっているのだった。
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社会 2020年03月30日 17時00分
みひろのほろ酔い晩酌グルメ 鶏砂肝炭火焼
鶏砂肝炭火焼 内容量:100グラム 価格:260円(税込・送料別)からあげのはなぶさ http://www.karaage.co.jp/ 先日、17時という早い時間から、お友達と飲みに行ってきました。ジンギスカンをたらふく食べて、レモンサワーもたっぷり飲んで大満足でした。がしかし、時計を見るとまだ19時半! いつもだったらハシゴ酒をするところですが、この日はなんと喫茶店に行って、パンケーキとコーヒーをいただきました。 なんて健全なんでしょう。喫茶店では話に花が咲いて22時半に解散。でも、お家に帰ってもまだまだ時間がある〜。このスタイル、好きかも。早めに寝られるし、健康的でいい! さて、健全なわたしは、今宵も健全に晩酌をしてまいりますよ。本日の晩酌のおつまみは、からあげのはなぶささんの「若鶏砂肝炭火焼」です! 炭火焼は大好物なんですが、実は砂肝は初めて。こちらの商品は、湯煎で温めるだけの簡単調理なので、とっても楽チンでありがたいですね。 湯煎した砂肝炭火焼の封を開けると、独特の香ばしいかおりがいっぱいに広がって、もうこれだけで何杯でもお酒が飲めそう(笑)。 大きく深呼吸してかおりを楽しんだあと、実食させていただくと、砂肝独特のコリコリとした食感がたまりません! 歯応えはしっかりあるのに柔らかいという不思議な感覚。しかも、とってもジューシーで、噛めば噛むほど旨みが出てきて病みつきになりそう。実はわたし、砂肝って食べたことなかったんですが、これはハマりそうです。 調べてみたところ、砂肝は胃の一部らしいのですが、ホルモン系の独特な臭みは全然なくて、とっても食べやすい! ビールを飲みながら食べていたら、もう箸が止まりませんよ。 砂肝は、鉄や亜鉛が多く含まれているし、他の部位よりもとってもヘルシーなんだそう。カロリーが気になるという方は、もも肉よりも砂肝の炭火焼がオススメです! そして、なにより驚きなのがお値段。なんとこちら、100グラム入って、税込みでたった260円なんです。「え、ホントに?」と思わず二度見しちゃうほどにビックリしましたよ。 砂肝の炭火焼をまだ食べたことがないという方は、ぜひ注文してみてください。それでは、来週もこのページでお会いましょう!***************************************PROFILE●1982年5月19日生まれ、新潟県出身、血液型A。T153、B82・W59・H84。趣味はショッピングと体の手入れ。「新みっひーランド みひなな食堂」がスカパー!で放送中。
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社会 2020年03月30日 12時35分
櫻井よしこ氏と木村太郎氏、「石油ショックと同じ」TVメディアを猛批判? 「空の棚」映像が物議
29日放送の『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)で、元NHKの木村太郎氏が、新型コロナウイルスの「外出自粛要請」によって「買い占め」を招いた件について、メディアの責任を言及した。 番組では、西村康稔コロナ担当大臣に加え、ジャーナリストの櫻井よしこ氏、木村太郎氏が出演。新型コロナウイルス対応などについて、議論を交わす。そして、番組が実施していた「緊急事態宣言が出た場合、不安なことは?」というアンケートで、梅津弥英子アナウンサーが「物流・買い占め」が1位になったことを告げる。 すると、櫻井氏が「物流買い占めね、みんなに声を掛けて、たくさんありますから心配いりませんよということ(を言わないといけない)。マスコミもいけないです。空っぽになったスーパーマーケットの店をね、バンバン映してね、あの映像見たら、木村さんね」と話す。 そこで、櫻井氏が話している最中から、木村氏が「それはマスコミの責任ですよ」とツッコミを入れると、「スーパーマーケット協会が煽るの止めてくださいっていうぐらいね、マスコミは物流不安が巻き起こってます、だけどありますって言いながら空の棚映してんですよ、これが一番不安を煽る」と怒りを見せる。 さらに、「僕はねあの石油ショックの時のね、トイレットペーパー騒動追ったんですよ。一番やっちゃいけないものは、ありますっていうこと言いながら、空の棚を映すことが最悪だってことがわかった。また、同じ事やってる」とメディアの報道姿勢について猛批判した。 これについて、司会のフジテレビ報道解説委員・松山俊行氏は「翌日にはきちっと揃っていたという報道もありました」とコメントしていた。 櫻井氏と木村氏の発言はネット上に拡散され、「その通りだと思う」「メディア側の人間からこういう発言が出ることは意味のあること」「空の棚を映すことが買い占めを煽っていることは間違いない」と賛同の声が上がる。 一方で、「きちんと報道を聞いてない視聴者が悪い」「批判だけではダメ。不安を煽り続けるメディアをどう抑えるか考えてほしい」という声も出た。 様々な声があるが、TVメディアが空の棚を映すことで、買い占めに拍車が掛かった見方は強い。それを「最悪」と斬った、櫻井氏と木村氏に同調する声が多かった。
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社会 2020年03月30日 06時00分
息子がコロナ感染と嘘をついた男を逮捕 「仕事休みたい」迷惑な言動に呆れ声
新型コロナウィルスが世界中で広がっている。感染者やその疑いのある人は14日間の自宅待機が指示されているが、これに便乗して周囲をパニックに陥れた人がいる。 海外ニュースサイト『Charlotte Observer』および『Union Times』は、アメリカ・サウスカロライナ州に住む男が、コロナウィルス感染者の濃厚接触者であるかのように装い、逮捕されたと3月22日までに報じた。 同記事によると、3月19日、43歳の男は勤務先の工場に出社したという。男は、自身の息子がコロナウィルス検査を受けた結果、陽性だったと同僚に話したそうだ。男の話は瞬時に広まり、経営者側まで伝わったという。男はコロナウィルス感染者との濃厚接触者とみなされ、14日間の自宅待機要請を受けて、工場から退出させられたそうだ。 工場内は一時騒然となり、従業員らはパニックに陥ったという。コロナウィルス感染を恐れ、仕事どころではなくなったようだ。経営者は警察に通報し、警察が詳しい調査を開始したという。翌日、警察は男の居場所を突き止めて男を警察署に同行。事情を聴いたという。男はあっさりウソをついたことを認めたそうだ。 男は「コロナウィルスが理由であれば、仕事を休んでも面倒を避けられるし、ポイントも失わない。話をでっち上げた」と話しているそうだ。男はその場で逮捕されたが、保釈金約5万5千円を払って釈放された模様。検察は治安を妨害した罪などで男を起訴する見込みだという。 このニュースが世界に広まると、ネット上では「人騒がせな男。許せない」「なぜ男は、経営者に、コロナのウソを直接言わなかったんだろう? とっさについたウソ?」「仕事を休みたい夢が叶った。3食付き無料の宿泊施設。刑務所ですが」「今話題のコロナウィルスを使った特殊詐欺だ。質が悪い」「刑務所でコロナウィルスにかかるんじゃない?嘘が真になる」「刑務所で休みは取れたが、工場はクビでしょ」など非難の声が殺到した。 コロナウィルス感染を装い、周囲を混乱させた人は日本でも有名になった。 警視庁渋谷署は3月16日、新型コロナウィルスに感染したと偽り、音楽ライブイベントを混乱に陥れたとして、東京都江戸川区在住の男を逮捕したと各社が報じた。 各社の報道によると、30歳の男は、3月15日に渋谷で開催されるアイドルの音楽イベントについて、自身のSNS上に「コロナから復帰しました。ファンの皆さんきょうはよろしくお願いします! 行きマウス」と投稿。当日ライブ会場には150人から200人のファンが訪れていたという。 男の投稿を見たファンが主催者側に通報。主催者は安全確認のためにイベントを一時中断、物品販売も中止になったという。会場で投稿者を呼び掛けたところ、男が名乗り出たそうだ。 男は海外渡航歴や感染者との濃厚接触も確認できず、書き込みはウソだと判明し、主催者側は警察に通報。男は偽計業務妨害の疑いで翌日逮捕、男は容疑を認めており、「後先考えずに投稿してしまった」と供述しているという。 現時点で特効薬がない上、多数の死者が出ているコロナウィルスを装うとは不謹慎極まりない。国内外で迷惑な事件が起こっているようだ。記事内の引用についてMan lies about his son exposing him to coronavirus, causes panic at work, SC cops say (Charlotte Observerより)https://www.charlotteobserver.com/news/coronavirus/article241408881.htmlMan accused of lying about COVID-19 exposure(Union Timesより)https://www.uniondailytimes.com/news/24096/man-accused-of-lying-about-covid-19-exposureコロナ感染装い、ライブ参加 妨害容疑でツイッター男逮捕―警視庁(時事ドットコムより)https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031600844
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社会 2020年03月30日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(21)元防衛大臣・田中直紀(上)
かの田中角栄の一人娘、元外務大臣の田中真紀子の夫、角栄にとっては娘婿が、この田中直紀である。 絶対権力者として怖いものなしの田中角栄だったが、「じゃじゃ馬」と言われた真紀子への向き合い方と、その結婚過程は、人生で最も冷や汗をかかされた場面と言ってよかった。 田中とその妻・ハナとの間には、二人の子供ができた。昭和17(1942)年に長男・正法、その翌々年に長女・真紀子である。しかし、田中は自分の跡継ぎとして可愛がった正法が5歳で病死したため、田中家を継ぐ者として真紀子に期待することになる。 しかし、真紀子はそれまでとは変わり、日本女子大附属中学を卒業するくらいから、父親からの“逃亡”を企て始めた。頭の回転がよく、感受性も人一倍強い真紀子は、父親が家庭を犠牲にして政治家生活に邁進することへの疑念、また、その間には父親の女性問題なども女の直感として知り、「政治は嫌だ」「父を許せない」という気持ちをつのらせていった。 同大附属高校に進学後、「絶対反対」を主張する田中に米国ハイスクール留学を納得させたのも、こうした父親からの“逃亡”という意味があったのである。 留学から帰国すると早稲田大学第一商学部に入学したが、真紀子はここで演劇活動に目覚めた。こうした生活の中では、当然、男性との交遊があり、田中としては心配のタネが尽きなかった。真紀子を早く結婚させ、落ち着かせたい田中が、自ら政財官界、新聞記者などから目ぼしい結婚相手を探したのもこの頃である。 その中の一人に、鈴木直紀という人物が浮上した。時に、鈴木直紀は慶應義塾大学を卒業後、日本鋼管に入って6年目のサラリーマンだった。 直紀の父親・鈴木直人は戦前の内務官僚で、戦後は全国区から参院議員となり、その後、郷里の福島から衆院議員に転じている。すなわち、吉田(茂)内閣時代から田中と直人は交流があった。 そのうえで直人が亡くなったあと、直紀の姉の寿美子が新潟県出身者と結婚することになり、ここで田中角栄・ハナ夫妻が媒酌人を務めた。この媒酌人が縁になった形で、半年後、真紀子と直紀が結ばれることになったのである。 田中は直紀に会うと、いっぺんで気に入った。直紀は体躯も大きく、性格もおっとりしており、「わがまま娘を受け止めてくれる人物」と映ったようだった。直紀もまた、真紀子を気に入っていた。 ちなみに、ここで言う真紀子の「わがまま」とは、こういうことである。田中は、真紀子のことを「ケー人だ」と言ったことがある。「ケー人」とは田中による“造語”で、「潔癖な人」という意味である。自分自身の原理原則論から外れる者には徹底抗戦する、誰が何と言おうと頑として譲らないことを指している。ために、田中は「真紀子のヤツは女ながら荒っぽくてキツイぞ。ワシに似て、曲がったことの嫌いな“ケー人”だ」と口にしたのだった。★難航する「婿養子」 しかし、結婚は決まったものの、今度は田中と真紀子の間で問題が出た。この一人娘の結婚は、田中にとって“跡取り”の意味合いがあり、直紀には婿として田中姓を名乗ってもらいたかった。真紀子をすんなり鈴木家へ嫁に出すことに、納得できなかったゆえんである。 鈴木家でも、直紀の母が「直紀は、やがて亡夫の跡を継いだ形で福島から政界へ出ることもあり得る。そのためにも、鈴木姓を捨てさせるわけにはいかない」と、田中家への婿養子となることに反対した。 こうした中で、真紀子自身は「私は鈴木家に嫁ぐ。絶対に鈴木姓を名乗る」と言って「ケー人」ぶりを発揮し、田中は頭を抱えたのだった。そうした対立は、結婚式の直前まで続き、二人はギリギリまで話し合った。しかし、真紀子の答えは「それでも、私は嫁に行きます」であった。 一方で、田中も“外堀”を埋めようとしていた。日本鋼管社長の赤坂武とは、ツーカーの仲である。赤坂の口から、婿養子を勧めてくれないかと頼んだのである。当時、田中は「日の出の勢いの幹事長」とされ、政治生活の中で最も脂が乗っていると言われていた。 かつての幹事長番・政治部記者の述懐が残っている。「日本鋼管には政界の二世クラスが何人か就職していた。外相をやった愛知揆一の女婿となり、のちに衆院議員になった愛知和男などもいた。ために、田中は赤坂社長に『田中姓を名乗ったらどうか。相手方は一人娘だ。やがて政界入りするときが来ても、決して損なことはないぞ』と、直紀に言ってくれるよう頼んだとされている。直紀自身は、赤坂社長と田中姓に反対する母親との間で、さすがに切羽詰まったそうです」 残された“突破口”は、鈴木姓に固執する直紀の母を説得することだった。 直紀の母は、結婚式当日の朝、式場で田中に会った。ここで直紀に田中姓を名乗らせるならと、ギリギリの“3条件”を提示したのだった。 政争では連戦連勝、相手に譲ったことのない田中だったが、ここでは“敗色”が濃厚だった。言い分はすべて、のまざるを得なかったのである。(本文中敬称略/この項つづく)***************************************【著者】=早大卒。永田町取材50年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2020年03月29日 22時30分
戦後初の女性死刑囚、死刑が執行されなかった理由とは?【背筋も凍る!女の事件簿】
戦後日本において死刑が確定となった女性は2020年までに16人いる。今回はその中の一人である女性の犯罪譚、俗に「菅野村強盗殺人・放火事件」と呼ばれる事件を紹介したい。 終戦から4年が経過した1949年(昭和24年)6月。兵庫県の菅野村という村で、34歳の主婦Yが強盗殺人および放火の罪で逮捕された。 Yは結婚する前は看護師で、結婚と共に退職。以来、夫との間には7人の子供(うち3人は幼少時に死亡)がいたが、後に夫が病気で働けなくなり、次第に借金を繰り返すようになった。 父親がいなかったYには、幼いころから父親代わりとして育ててくれた老人がおり、Yはこの老人の家に借金を頼んだが、肺病により床に伏していた老人に代わり、妻・Aから借金の申し出を断れてしまった。 借金を断った際、AはYを激しく罵っており、それが悲劇の始まりだった、とされている。 数日後、YはA宅に鎌を持って侵入。金の在りかはわかっていたため、難なく金を手に入れられると踏んでいたが、途中でAに姿を見られてしまう。Yは持っていた鎌でAを斬り、さらに落ちていた枯葉を集め、金を奪った後に火を付けて逃走したのだ。 Yは逃走を続けたが、2日後に逮捕された。 金目的の強盗殺人、わざわざ枯葉を持ち込んでの放火だったため罪は重く、起訴されて半年後に死刑判決が出て、戦後初の女性死刑囚となった。 しかし、子供が多いことに加え、生活が困窮していたという同情するべき側面もあったことから、彼女の減刑を求める声は当時の宗教関係者や死刑廃止論者などから多くあり、そのうえ模範囚だったことから恩赦が決定。1969年(昭和44年)には無期懲役刑となった。 だが、長年の刑務所生活で精神的に限界が来ていた彼女は、減刑の数年前から異常な言動を口にすることが多くなったほか、肺を患い療養所に収容されることになった。 そして、Yは最後までシャバに出ることなく、1978年(昭和53年)に62歳で死亡した。 Yは戦後初めて死刑宣告をされた女性という事実はあるものの、執行されたわけではなく、執行された日本初の女性死刑囚は、1961年の「ホテル日本閣殺人事件」の犯人が第1号となっている。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2020年03月29日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★サイバーエージェントのノア買収
プロレスリング・ノアがサイバーエージェントの連結子会社となった。この電撃的な買収劇を成し遂げたノアの武田有弘さんは、元々は新日本プロレスの社員なんだよ。武田さんが昨年の夏ぐらいにノアの社長に就任したときに「頑張れよ」って挨拶したんだけど、それから半年ぐらいで上手な身売りをしたから、これは素晴らしい手腕だと感心したね。身売りっていうとイメージ悪いけど、ビジネス的には最高の形。選手たちも不安定な経営のなかで頑張ってきたから、これでリングに集中して巻き返せる体制になったと思う。 サイバーエージェントには、すでにDDTというプロレス団体がグループ入りしていて、今後はDDTの高木三四郎社長がノアの代表も兼任するという。いま、日本のプロレス界は、新日本プロレスが一強という情勢だけど、そこに高木くんとサイバーエージェントの連合軍が挑むという状況になってきたね。 何はともあれ、サイバーエージェントのような業績が伸びているIT系の企業がプロレス界に投資してくれるのはいいことだよ。新日本プロレスの親会社のブシロードもそうだけど、このあたりの新興企業の社長さんたちは、世代的にプロレスに対する愛着が強いんだと思う。単なるビジネスじゃなくて、プロレス界を盛り上げたいという気持ちがあるから、ありがたいよ。 ただ、サイバーエージェントは、AbemaTVというインターネットの動画配信サイトをやっていて、ここがテレビ朝日と組んでいる。そして、テレビ朝日は、新日本プロレスと昔から強固な関係にある。だから、AbemaTVという媒体が、各プロレス団体から見ると振り子状態になってて、関係は複雑になっている。 とはいえ、新日本プロレスとテレビ朝日は、旗揚げ時から一心同体で、ずっと離れずにやってきた。それに、新日本プロレスの映像権利を持っているのはテレビ朝日だ。★スターを生むのに必要な“現場の人材”が少ない 今は若者を中心にスマホで動画を見る時代になっていて、今後は俺ら世代でもそれが当たり前になると思う。だから、過去の映像っていうのは、宝の山なんだよ。猪木さん、タイガーマスク、長州(力)さん、藤波(辰爾)さん、闘魂三銃士の映像は、どんどん価値が上がっていく。もちろん、新たにモノを作っていく時に、こうした映像があるとないのとでは大違いになる。だから、新日本プロレスとテレビ朝日は、もう離れられないだろうね。 ただ、プロレス団体に絶対に必要なのは、スター選手を生み出すこと。つまり、一流の選手を育てないといけないんだけど、その生成工場は、プロレスだと“道場”になる。 WWEも新日本プロレスも頑張ってるけど、ここ最近はスターが生まれていないから、手っ取り早く他の選手を引き抜いちゃう。それで一瞬は業績アップするかもしれないけど、長い目でみたら道場からスター選手を育てないといけない。 多分、今は道場で優秀なレスラーを育てる手腕のある人間が少ないから、どの団体も苦しんでいるんだと思う。母体が大きくなっても、最後は人。現場の人材を大事にしてほしいね。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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社会 2020年03月29日 12時00分
北朝鮮が危機的感染拡大 新型コロナ・餓死続出・経済難の三重苦
3月21日朝、韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が朝鮮半島東側の東海(日本海)に向けて短距離弾道ミサイル(SRBM)と推定される飛翔体を2発発射したと発表した。 北朝鮮は3月2日、9日にもSRBMを発射しており、この日の試射は12日ぶりになる。2日と9日の発射については、韓国の北朝鮮への先制攻撃を無能化するための連射実験を行っているとの見方が出ている中、21日は連射ではなかった。「米国主導による各種制裁を緩和させるためのトランプ大統領に対するメッセージとみる専門家もいます」(日本在住の韓国人ジャーナリスト) それにトランプ大統領が応えたのか、3月22日、このところ金正恩党委員長のスポークスマン化している金与正党第1副部長が「トランプ米大統領から委員長宛ての親書が届き、米朝関係改善のための構想を説明、新型コロナウイルス対策での協力も申し出た」ことを明らかにした。 関係改善の方策など詳細は不明ながら、トランプ政権は北朝鮮が新型コロナで相当なダメージを受けていることを把握していると見られる。 北朝鮮は中国からの経済支援で生き延びてきたが、その中国から新型コロナ感染拡大の一報が伝わるやいなや陸路、空路を素早く閉鎖した。 独裁国家ゆえに正恩氏の鶴の一声で、迅速な危機管理に乗り出せたわけだが、その一方で、中国からの物品が途絶え、食糧や医療品不足などが深刻さを増している。国際社会からの制裁下にある北朝鮮は、中国の支援がなければ国家存亡の危機を迎える。正恩氏は国民に自給自足を訴え、叱咤激励しているが、それもいつまでも続かない。すでに限界に達していることも推測されている。「農民は農繁期にもかかわらず新型コロナの影響で仕事ができず、当然、農作業に支障が出ている。そればかりか、供給網も寸断されているため、手をこまねいているしかありません。一部農村地域では昨年分配された食糧が底をつき、飢え死にする事例が続出しているとの情報も寄せられています」(同) 国民の間では、「新型コロナ禍が長期化した場合、それで死ぬ住民よりも飢え死にする方が多くなるだろう」といったやけくそ気味の観測まで出ている始末だ。 北朝鮮は「新型コロナ感染症がいまだわが国に入っていない」と強弁する一方で、ロシアには検査キットを送るよう要請している。ロシア側はこれに応え、2月26日の段階で、検査キット1500セットを寄贈している。 こうした折り、中国が武漢に大型病院を速攻で2棟も建設したことをマネたのか、正恩氏は「熾烈な徹夜戦で、200日で総合病院を造れ」と無茶を言い出した。「労働新聞などの官営メディアが3月18日に伝えたものですが、期日を守るために軍人と国民は、完成までに相当な無理を強いられるでしょう。プライドの高い正恩氏さえ、国内の医療・保健体制が遅れていることは認めている。『社会主義先進医療』を見せつけようと、中身はともかく、プライドで平壌に大型病院の建設に踏み切ったのでしょう」(北朝鮮ウオッチャー) 北朝鮮の医療や衛生水準が世界から取り残されていることは、同国民の平均寿命を見れば一目瞭然だ。日本人は男性が81・25歳、女性が87・32歳(2018年厚労省統計)、隣国の韓国でも男性79・4歳、女性は85・9歳なのだが、北朝鮮では男性67・7歳、女性75・6歳で、平均71・6歳と短命なのだ。「北朝鮮の平均寿命は米国の中央情報局(CIA)が国別の人口、社会関連統計を大幅に更新したことから判明したものです。北朝鮮では1990年代の大飢饉で推定200万人以上が餓死しましたが、市場経済の拡大に伴って食糧事情は改善され、飢えで苦しむ人は大幅に減った。それでも、ようやくこの数字です」(同) 加えて、北朝鮮の医療機関の構成はいびつである。「というのも社会的地位によって利用できる病院は区別されているからです。最高級が『烽火診療所』で、利用できるのは金一族や一部の上級幹部に限られる。その次に中堅幹部らが使う『南山病院』と『赤十字病院』などです。ロシアからの『検査キット』を使えるのは烽火診療所だけです。つまり、感染が確認できるのは金ファミリーら一部に限られるということです」(国際ジャーナリスト) しかも、北朝鮮では極端な医師不足にも陥っている。原因は、医師の地位が低いからだ。「党や軍の幹部になれるのは生まれた家柄で決まります。北朝鮮では、出自の悪い者が上位者になるためには外貨が稼げる職業に就く以外にありません。その意味でいうと、医者より密輸品を運ぶトラック運転手の方がよほど収入(=地位)がいいのです。ですから、学業優秀者は医師を目指すかといえば、そうではありません」(前出・北朝鮮ウオッチャー) 医師になると、生命の危機にもさらされることになる。実際、烽火診療所の医療関係者は命がけだという。「所属する医療従事者は、党幹部の治療をしたがりません。なぜなら、失敗したら処刑されるからです。しかも、烽火診療所は最新の医療機器が完備されているわけではありません。過去に金ファミリーや上級幹部の多くが病気治療目的で中国やフランスに渡航していますからね」(同) 医師不足が深刻な北朝鮮は、新型コロナ、経済難、餓死続出の三重苦によって、崩壊する日が目前に迫っている︱︱。
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社会 2020年03月29日 07時00分
やくみつるの「シネマ小言主義」 アメリカ版「私、失敗しないので」『ハリエット』
アメリカでは誰もが知るという実在の奴隷解放運動家、ハリエット・タブマンの激動の人生を描いた本作。 アメリカ南部の農園の奴隷として生まれた女性が、たった1人、自由を目指して奴隷制度が廃止された州へと脱走。せっかく逃げたのに、家族や仲間を助けるために奴隷州に舞い戻り、解放組織の一員として10回以上も往復して70人以上の奴隷の逃亡を成功させます。 恥ずかしながら、そんな英雄がいたことはもちろん、当時、黒人の中に奴隷と自由黒人が存在していたこと、白人でもクエーカー教徒は奴隷解放に協力的だったことを、自分はこの映画を見て初めて知りました。 脱走した州で新しい氏名であるハリエット・タブマンを名乗り、自由黒人になったあと、生涯、奴隷解放に身を捧げた彼女は、奇跡的に一度も失敗しなかったといい、まさに「私、失敗しないので」のアメリカ版です。 仲間の脱走を手引きする中で、何度もピンチに襲われる様が映画では描かれていて、ハラハラさせられるのですが、神の導きのような逆転劇で1人の脱落者もなく次々と成功させていきます。なので、旧約聖書でイスラエルの民を解放に導いたモーゼになぞらえて、「黒人たちのモーゼ」と呼ばれていたとか。 その後の彼女について、映画では詳しく描かれていませんが、奴隷制度そのものを撤廃するために、南北戦争で黒人兵を率いて戦い、750人もの奴隷解放を実現。その偉業を讃えて、新しくなる米20ドル紙幣に史上初めてアフリカ系アメリカ人の肖像の採用が決まりながら、トランプ政権では先延ばしを続けているそうです。 初の黒人大統領が登場した米国。しかし、白人至上主義のトランプ大統領がとって代わり、今、再選をも目指そうとしています。 時代は変わったように見えて、150年経って人種差別は根深く残り、事あるごとに、ゾンビのように復活してくるものなんですね。 この度の新型コロナウイルス騒動では、日中韓を含む東洋人への差別意識が欧米各地であからさまになっています。これまで日本人だと名乗れば、ある程度はリスペクトしてもらえたものですが、一気に突き落とされましたね。 日本人の入国を拒否する国が増え続けている今、趣味の海外めぐりも、当分、断念せざるを得ません。次の候補地だったサウジアラビアまで渡航を止められるとは、想像もしていませんでした。こうなった以上は、国内の地方めぐりに全面シフト。それを余生の楽しみにしようか、と夫婦で話しているところです。_____画像提供元_(c)Universal Pictures----------------------------■ハリエット監督/ケイシー・レモンズ 出演/シンシア・エリヴォ、レスリー・オドム・Jr.、ジャネール・モネイ 配給/パルコ 3月27日(金) 全国順次ロードショー。■1849年アメリカ、メリーランド州。ブローダス農場の奴隷ミンティ(シンシア・エリヴォ)は、幼い頃から過酷な労働を強いられていた。そんな彼女の願いはただ1つ、いつの日か自由の身になって家族と共に人間らしい生活を送ること。そんなある日、借金返済に迫られた農場主がミンティを売りに出す。もう二度と家族には会えなくなると考えたミンティは脱走を決意。奴隷制が廃止されたペンシルベニア州を目指し、たった1人で旅立つが…。***************************************漫画家。新聞・雑誌に数多くの連載を持つ他、TV等のコメンテーターとしてもマルチに活躍。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)レギュラー出演中
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