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意外に珍しいパソコンの実演販売

 LABI仙台(宮城県仙台市青葉区)で6日と7日にプロ販売員によるダイナブックの実演販売が行われた。今回の実演販売は東芝とインテルの企画であり、集まったお客を前にまずは、

 「世界の〜」(販売員)、「インテル!」(客)

 「東芝といえば〜」(販売員)「ダイナブック!」(客)

 と掛け声を行い、実際に持たせて軽さを体験させる。ノートPCとしてだけでなく、タブレットとしても使用可能な「東芝 KIRA L93」を片手に、「ここで、盛り上がってくれないと、おじさん怒っちゃうからねえ〜(笑)」と呼びかけると、キーボードをスパっとはずし、お客からは歓声があがった。また、パソコンが苦手な人のために、「お助けナビ」が搭載されていることを説明し、「これならば、子供もパソコンができます」と説明した。最後に、販売商品の値段を告げるも、マイクを口元からはずし、「店員さんに、もうちょっと下げてって言って下さい」と秘密のアドバイスも行っていた。

 実演販売を行ったのは石田龍二さん。「パソコンを買いに来る方は、もともと知識がある方も多いです。そんな方にも興味を持ってもらえるように考えました」と語る。普段は、掃除機、ライト、などの日用品の販売を担当することが多く、そもそも、パソコンの実演販売は珍しいという。日用品とは違い、それなりの値段のするパソコンがその場でバンバン売れることは難しいからだ。

 ただ、「違う畑の人が担当してもらった方が、今まで気づかなかった魅力にも踏み込んでもらえるのでは」と担当者は今回の実演販売の狙いを説明する。そもそも、実演販売を行うことで、まずはパソコンフロアに人を集めることができる。また、一般的な量販店でのパソコンの販売では、お客さんからの質問に販売員が受け身になって答えることが多く、販売する側から、機種の魅力を説明する機会が少ない。「楽しくエンターテイメント感覚で」とすることで、さらによりニーズにあった商品を知ってもらうことが可能になるのだ。結果として、同店舗では普段よりも東芝の機種の売り上げは2倍になったという。石田龍二さんは、その売上以上に、「きょう買わなかったお客様にも、東芝の商品の良さを印象付けることはできたのではないでしょうか」と胸を張った。

 東芝とインテルとの今回の企画。次回は12月20日、21日で名古屋で開催予定だという。

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