■「GALAXY S III」が、もっと速くなった!
この端末は2012年夏モデル端末「GALAXY S III SC-06D」のマイナーチェンジモデルで、SC-06Dからの大きな変更点はOSのバージョンが4.1(Jelly Bean)であることや、「Xi」が下り最大100Mbps・上り最大37.5Mbpsに対応したこと、CPUが1.6GHzクアッドコアになったことなどが挙げられるが、大きさやその他基本的なスペックはSC-06Dと大差ない。…が、しかし、正直ガジェットマニア以外はスペックなんて殆ど気に留めていないというのが現状である。ましてや「スマホデビュー」ともなると、機能云々よりうまく使いこなせるかどうかという不安もつきまとってしまいがち。
確かにスマホは「できること」が一気に増えて最初は困惑するかもしれない。しかし、1つずつ何ができるかを覚えていけば、決して難しいアイテムではない。そこで、今回はこの季節にピッタリの、誰でも使えるおすすめ機能をご紹介。
■歓送迎会の時期だから…
さて、3月・4月といえば出会いと別れの季節であり、また、「花見」の季節でもあり、パーティや呑み会が盛んに開催される時期である。
これまで携帯コンテンツ開発会社や携帯端末ベンダーなどがおこなってきた調査によると、スマホにしてから積極的に写真を撮るようになった人は増加しており、特に食事風景を撮影してTwitterなどのソーシャルメディアに投稿する人が多くなったという。もはやスマホのカメラは生活に欠かせないマストアイテムであり、その使いやすさや撮影した写真の美しさが求められるようになってきた。そこで、みんなが集まる“特別な日”だからこそ、楽しい思い出とともに写真に残しておきたい!という気持ちに応えるかのような、素敵な機能がある。
例えば、集合写真では大人数になればなるほど、誰かが目を瞑ったり、そっぽを向いてしまったりで、全員が「イケてる表情」の写真を撮影するのが難しくなってくる。しかしSC-03Eの「Best Face」機能は、連写画像の中から最高の笑顔をひとりひとりチョイスして、全員が「イケてる表情」の1枚を合成するというスグレモノの機能。これさえあれば、後々「その写真、私の表情ビミョーなんだけど…」と、変な恨みを持たれることもなくなるはず。また、8枚の連続写真の中から最高の1枚を選べる「Best Photo」機能も搭載している。
他にも、撮影した人物にタグを付けることができる「バディフォトシェア」機能というものがある。これは、事前にタグ付けした情報(メールアドレスなど)をもとに、撮った写真の顔を自動で認識して情報を表示するというもの。タグ付けすれば、タップするだけでメールでその当事者に写真をシェアできるし、「あれ?この人誰だっけ?」と度忘れした時に簡単に思い出すこともできる。筆者もだが、人の顔を覚えるのが苦手な人におすすめしたい機能である。
■「いいね!」狙いのシャレオツな写真も簡単に
Facebookなどのソーシャルメディアではいつも、“友達”が投稿した写真がタイムラインを賑わせている。
その中には社交辞令的な「いいね!」がついたものもあるかもしれないが、本当に「パキン!」とマインドを刺激するような写真を見かけると、惜しみなく「いいね!」を送りたくなる。写真の腕や特殊なアプリが必要そうに見えるが、SC-03Eならそれらがなくても「いいね!」や「Favorite」(Twitter)がたくさんもらえそうな美しい芸術的な写真を手軽に撮ることができる。使い方は非常に簡単で、カメラを起動して魔法のステッキのようなアイコンをタップして、フィルターを選ぶだけ。全12種類のフィルターで、お洒落な写真を自由に撮ることができる。やはり人間誰しも我が身可愛いかまってちゃんなので、1つでも多くの「いいね!」やコメントが集まれば集まるほどうれしく感じる。
しかしついつい“評価”や“反応”が気になってしまい、現実とソーシャルメディアを行き来して仕事が手につかなくなる、なんてことも…。アプリによっては「いいね!」などの動きがあった時に通知してくれるものもある。家でダラダラ暇している時に通知が来る分には問題はないが、仕事中にソーシャルメディアから通知があると、そちらの方ばかりに気が行ってしまい、仕事どころではなくなってしまうこともあるかもしれない。そこでおすすめなのが「ブロックモード」である。
これは、あらかじめ時間を設定しておけば、指定した時間帯に着信や通知をブロック(無効化)できるという機能。例えば10時から18時までの仕事中に設定しておけば、メールやソーシャルメディアなどの通知が端末に届かなくなり、仕事の妨げになることを防ぐ。特に、仕事中でも突然何か思いついたように、ひっきりなしにTwitterを覗いているような、筆者のような集中力のない人には必須(?)の機能であるともいえる。
SC-03Eで、たくさんの「楽しい記憶」をソーシャルメディアに残してほしい。
(浦和武蔵)