いじめ事件があったとされる広陵高校が、2回戦以降を出場辞退することを8月10日に発表。高校名はあげていないが、倉田氏のポストは広陵高校のことだと思われる。
同高校の堀正和校長は「大会運営に大きな支障をきたしている。同時に校長として生徒、教職員、地域の方々の人命を守ることは最優先することだということを踏まえ辞退に踏み切ることを決意しました」と辞退を表明。
辞退に対してネット上では「誹謗(ひぼう)中傷や生徒たちも守るために辞退したと言われても、『そうじゃないでしょ』と思う」「暴行の程度によったら被害者の人命がどうなっていた事か」「保護者説明会で、校長への追及が無かったのも闇が深いね」「全く謝罪せず、むしろ自分たちが被害者マインドで、甲子園は辞退というより避難というコメントに驚いた」といった批判が相次いでいる。
一連の騒動は、SNSでいじめを受けたという生徒の保護者の投稿から始まった。甲子園が始まる直前で、大きく拡散されたことから同高校の動向に注目が集まっていたが、1回戦は出場、勝利を収めた。10日になり突如、校長からの出場辞退。上記の通り、学校側の説明も炎上している。
初動でいじめを罰することができていれば、問題はなかっただろう。しかし、出場を優先するため、被害者側の言動を封じている。明るみにでたがために、同高校野球部のイメージが悪くなった。学校側も被害者生徒を転校させず、寄り添うような対応をしていれば良かったのだ。同野球部を反面教師とし、いじめに対して正しい対応ができる高校が増えればいいのだが。