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日本人のみ適用の出入国“顔認証”

 中韓の入国管理局ではパスポートの顔写真と実際の顔があまりに違い過ぎて、本人確認に時間と手間がかかり大混乱が日常化しているという。
 「先ごろ『人民日報』の国際版が、美容整形手術が一大産業となっている韓国へ手術のために出国した多数の中国人女性のパスポート写真が帰国時にあまりに違い、入国審査が“大渋滞”に陥っていると報じました。こうしたトラブルを避けるため韓国の美容整形病院の多くが『美容整形手術証明書』を発行しています。中国では日本より一足遅く韓流ブームが起きており『韓流スターの顔になりたい』と希望する中国人女性の韓国手術旅行が増えている。韓国の整形産業もこれに乗じて、帰国した中国人女性を広告塔にして“市場開拓”を進めているのです」(在日中国人ジャーナリスト)

 19歳から49歳の女性のうち、約20%が整形手術を受けた経験があるという整形大国、韓国の空港でも事情は同じだ。
 「以前、仁川国際空港の出入国管理局担当者は、整形はまずしない耳の形を見て同一人物かどうかを識別していましたが、最近は病院の証明書を要求するようになりました」(韓国紙記者)

 そんな折、日本の法務省も顔認証によるシステムを早ければ2017年度中に導入する方針を明らかにした。
 11月18日の記者会見で上川陽子法相は、「観光立国の推進、東京五輪の開催に向けて、検討を進めていきたい」と述べたが、対象は日本人のみだ。
 「このシステムは、パスポートのICチップに保存した顔の画像情報と空港のゲートで実際に撮影する顔写真を照合するというもの。機械化されることで現在のように空港職員が一人ひとりを審査することがなくなるため、職員を外国人の審査に回せるようになり、時間の短縮が図れるようになります」(法務省担当記者)

 中韓両国人にこそ適用してほしいシステムという気もするが…。

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