社会
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社会 2013年02月28日 20時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 経常収支赤字転落
昨年の日本の経常収支が4.7兆円の黒字と、前年に比べて半減したことが明らかになった。しかも、昨年11月と12月は、2カ月連続で赤字となっている。これは統計始まって以来、初めての事態だ。 経常収支というのは、貿易収支とサービス収支、そして所得収支の合計で、日本がモノ作りや国際輸送などのサービス、さらには投資などで、全体として海外に対してどれだけ儲けたのかを示す数字だ。経常収支が黒字ならその分対外純資産が増え、赤字なら減っていくことになる。 経常収支の黒字が重要なのは、国債の評価に直結するからだ。日本が大量の国債を発行しながら低金利で済んでいる理由は、経常収支が黒字だからだとするエコノミストが多い。家計でも、黒字を出していれば、借金を返済する能力があると信じてもらえるが、赤字を出し続けていたら、すぐに借金を返せと取り付けにあってしまうだろう。 だから、経常収支が2カ月連続で赤字になったというのは、かなり深刻な事態なのだ。そこで、昨年12月の経常収支を2年前の12月と比較してみよう。2年前は単月で1兆2606億円の黒字だったのが、昨年12月は2641億円の赤字となっている。経常収支は1兆5247億円も悪化したことになる。そのうち1兆3311億円は、貿易収支の悪化によってもたらされている。 そこで悪化した要因をみると、2年前と比べて、輸出が7840億円減り、輸入が5470億円増えている。輸出の減少は、中国での日本製品の不買運動もあるが、基本的には円高が原因だから、今後、為替を円安に誘導していくことができれば、ある程度の回復は見込める。 問題は、輸入の方だ。輸入は、円安が進んでも、減らないどころか、逆に増えてしまう可能性があるのだ。その理由は、エネルギーにある。 財務省の貿易統計でみると、昨年12月の鉱物性燃料の輸入額は、2兆1818億円で、2年前よりも5363億円増えている。この増加分は、ほぼ輸入額全体の増加に相当する。つまり、日本の輸入額が増えたのは、ひとえに原油や天然ガスなどの鉱物性燃料の輸入が増えたことが原因なのだ。 原油や天然ガスは、ほぼ全量が輸入だから、為替が円安になると自動的に輸入額が増えてしまう。したがって、円安誘導でせっかく輸出が増えたとしても、その分を原油や天然ガスの輸入増が相殺してしまう可能性があるのだ。つまり、経常収支黒字を守るためには、いまの化石燃料大量消費型のエネルギー構造を変えていかなければならない。 方法は限られている。省エネ設備や機器を一気に増やして省エネによってエネルギー消費を減らすこと。再生可能エネルギーを急速に普及させること。さらには、原発を再稼働させることだ。すでに経常収支が赤字基調になっているのだから、時間的余裕はもう残されていない。 おそらく安倍政権は、原発再稼働を予定しているのだと思う。しかし、はっきりした基本方針を示していない。原発再稼働に踏み切るのは、7月の参院選の後だろう。しかし、エネルギー政策は国政の根幹なのだから、もし再稼働をしようとするなら、堂々と主張して参議院選挙を戦うべきだろう。
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社会 2013年02月28日 19時00分
ゴッドマザー死去で財産ぶんどり合い 鳩山由紀夫が企む東アジア友好財団設立
2月11日、鳩山由紀夫元総理と邦夫元総務相の母親、安子さん(享年90歳)が多臓器不全で死去した。 “政界のゴッドマザー”と称された安子さんの遺産は300億円とも目されているが、なんと由紀夫氏がこの莫大な相続財産を投じ、財団を設立すると評判なのだ。 政治部記者がこう話す。 「政界を隠居した由紀夫氏は、年明けに中国外相と会談。『尖閣問題は係争地として解決すべき』と発言し、国賊呼ばわりされたが、本人は政界に未練タラタラなのです。そのため財団に目を付けたというわけ。設立財団に寄付すれば相続税がかからないばかりか、理事就任で政界への影響力も保てるという論法らしい」 設立が注目される財団の目的は、今のところ「由紀夫氏が総理時代に唱えた東アジアを中心の友好」(同)と目されているが、気になるのは由紀夫氏が狙う莫大な遺産の内訳だろう。 もともと安子さんは、ブリヂストン創業者である故石橋正二郎氏の長女。そのため、'91年当時にはブリヂストン株だけで1240万株を所有。また、亡夫・威一郎氏の遺産である152億円も相続していたのだ。 「昨年公表の所得報告書を見ると、'11年に由紀夫氏と邦夫氏は、安子さんからそれぞれ24億円の現金と、ブリヂストン株100万株(時価約18億円)を生前贈与されている。これを差し引いても総額200億円前後のブリヂストン株が死去の際にあったのは確実で、他の遺産と合わせて300億円が残されたといわれているのです」(別の政治部記者) もっとも、由紀夫氏が財団設立でこの遺産を全てぶんどろうとしている裏には、こんな理由もあるという。 「'96年に旧民主党を立ち上げた時の結党資金の一部である15億円は、当時の由紀夫氏、邦夫氏らが出資したといいますが、これは安子さんのポケットマネーだったとも伝えられている。そのためボンボンの由紀夫氏は、遺産を自らの出世に使うことこそ、安子さんの願いと思っているらしいのです」(鳩山家事情通) これが事実なら骨肉の争いとなるのは確実。今後の遺産相続が見モノである。
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社会 2013年02月28日 11時45分
今度は女子高生にわいせつ行為 神奈川県警大和署員の不祥事相次ぐ
不祥事が相次いでいる神奈川県警大和署で、またもや逮捕者が出た。 県警は2月25日、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで、県警大和署地域3課の巡査部長・高橋哲哉容疑者(54=同県藤沢市大鋸)を逮捕した。 逮捕容疑は昨年11月3日午後2時半すぎから約30分間、同県横浜市中区のコインパーキングに止めた乗用車の中で、県内の私立高校1年の女子生徒(16)に、現金1万円を渡してわいせつな行為をした疑い。 調べに対し、高橋容疑者は「性欲を満たすためだった」と事実関係は認めたが、「22歳と聞いた。成人だと思った」と供述しているが、女子高校生は「16歳と伝えた」と話しているという。2人はツーショットダイヤルで知り合った。その日、高橋容疑者は非番だった。 県警によると、今年1月、別の女子中学生(15)の児童買春事件に関与した疑いで、高橋容疑者の自宅を家宅捜索。その際に押収した携帯電話の通話記録に、今回の女子高校生との履歴があり、事件が発覚した。県警は女子中学生の事件についても、高橋容疑者の関与の有無を調べる。 昨年9月以降、同署署員の逮捕は、これで4人目となる。昨年9月には通勤中の電車内で女子高校生(当時16)を盗撮したとして、交通2課の巡査部長(当時37)が県迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕されている。 また、昨年7月には大和市内のカラオケ店で、男性警察官4人が20代の同僚女性警察官に対し、ブラウスとズボンを脱いで、同席していた巡査部長の服に着替えるよう強要したほか、無理やりキスするなどの集団セクハラ事件が起きた。4人のうち巡査部長2人が、今年1月、強要容疑などで逮捕されている。 菅原保監察官室長は「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾。捜査結果を踏まえ、厳正に対処したい」と陳謝した。(蔵元英二)
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社会 2013年02月28日 11時00分
牛輸入緩和でBSE問題再来か
厚労省の牛肉の輸入規制が2月1日から緩和され、輸入を認める牛の月齢が現行の「20カ月以下」から「30カ月以下」に拡大した。これによって、我が国がBSE(牛海綿状脳症)、つまり狂牛病の危険に再び晒されることになる。 「BSEを巡っては、野田前内閣が工業製品の関税を高くするという米国の圧力に屈し、内閣府の食品安全委員会に諮問したところ、昨年10月に輸入を認める牛の月齢を『30カ月以下に緩和しても人への健康影響は無視できる』と答申した。その結果、米国、カナダ、フランス、オランダの4カ国と牛の月齢管理体制などについて協議を進め、輸入を認める月齢は米国産、カナダ産、フランス産が“30カ月以下”、オランダ産のみ同国の要望を受けて“12カ月以下”となったのです」(社会部記者) しかし、大丈夫なのか。'10年に発生したBSE問題は、感染牛の「肉骨粉」が飼料として与えられたために勃発した。今回緩和される国は、肉骨粉を飼料にすることを禁止し、脳や脊髄など感染原因の異常プリオンが溜まりやすい特定危険部位の除去を行うことで、発症防止につなげてきたとされる。とはいえ、米国では昨年4月BSEに感染している牛が発見されているのだ。 「日本では出荷する牛の全頭検査を行っているが、このように生後30カ月以下の牛を輸入してしまっては検査をしている意味がなくなってしまう。スーパーで販売されている輸入牛肉は表示されているが、外食チェーンが出している料理に入っている肉をいちいちチェックするのは難しい。輸入牛肉は食べたくないという人はお手上げです」(ジャーナリスト・大谷昭宏氏) 再び日本の食生活が脅かされるのか。
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社会 2013年02月27日 11時45分
愛知の交番で勤務中に賭けマージャンか?
愛知県警豊田署の地域課の男性巡査部長ら署員数人が、豊田市美里の同署御立(みたち)交番で、勤務時間中に賭けマージャンをしていた疑いがあることが分かった。県警は賭博容疑で、詳しい状況を調べている。 県警関係者によると、巡査部長らは1月に豊田市美里にある御立交番の一室で、現金を賭けてマージャン賭博をした疑いが持たれている。決められたレートがあり、1日で少なくとも5千円前後が動いていたという。巡査部長らは「現金は賭けていない」と否認しているという。 巡査部長らは全員が交代制の交番勤務員で、3日に1度、8時間の休憩を含めて24時間の勤務に就いていた。御立交番には2、3人が常駐。他の交番の勤務員らが合流し、長時間のマージャンを繰り返していたとみられ、県警は内部処分も検討している。 以前、豊田署に勤務していた警察官から通報があって発覚した。御立交番は豊田署管内に18ある交番の中では中規模で、豊田市駅前交番などに比べると、取り扱う事件などの件数が少ない地域にある。 県警では昨年、拳銃所持や覚せい剤使用などの疑いで、警察官5人が逮捕されるなど不祥事が続発。免職、停職は12人で、警察庁が都道府県警に懲戒処分の指針を示した00年以降最多で、再発防止に取り組んでいた。 確かに現金を賭けていたかどうかは大きな争点で、賭けていたら犯罪行為。ただ、道義的に問題なのは、賭けていなくても、警察官が交番内で勤務中にマージャンをしていたことだ。警察官としての自覚が足りないというしかない。(蔵元英二)
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社会 2013年02月27日 11時00分
吉本興業の「中卒・高卒」大量採用に触発 一部民放キー局が『高卒社員』採用を検討
テレビキー局が、高卒社員採用の検討を始めた。 きっかけは吉本興業がこの4月から「中卒・高卒社員」を大量採用するとぶちあげたためだ。 「これまで吉本は、京大、同志社大、関西学院大などの学生をマネジャー等『制作要員』として採用してきた。女子社員も数カ国語ぺらぺらの帰国子女が目立った。以前から比べると、180度の方針転換といえる」(吉本興業関係者) なぜ、こうなったのか。 「吉本の業績低迷が根底にあると思われます。さらに、体力のない大卒新人が増えたことも一因。マネジャーなどのセクションに必要とされる要素は、忍耐力、寝ないで働く体力・精神力で、学歴は無関係。それならいっそのこと高卒を大量に採用していこうということになった」(芸能界事情通) これに触発されたのがテレビキー局で、数局が「高卒採用」に前向きだという。テレビ界も吉本と同様にビジネスの将来性が不透明。また、人件費が重荷になっている。 たとえば日テレの制作畑の場合、残業が多いため年2000万円の給料を払ってディレクターを雇ってきた。4年前、これに異を唱えたのが故・氏家斉一郎会長だった。 「あの程度の番組を作っている社員に大金を払う必要はない」と激怒し“賃下げ”を決めたが、波紋を呼んだのはいうまでもない。 バブルの頃から最近まで、キー局が採用してきた学生といえば、スポンサーの子女らコネ入社が有名。多くが大物代議士の推薦状つきだった。 テレビ局はいま、過去に大量に採用したコネ社員が退職時期にあたるため、退職金を払うのに四苦八苦している。 「東大、京大、それに早慶大卒なら最低でも5000万円でかなりの負担」(テレビ業界事情通) それならば、高卒社員の方に雇用が集中してもおかしくはない。テレビ局員エリート論はすでに過去の話となりつつある。
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社会 2013年02月26日 11時45分
女子高生の太ももが大好きな巡査が相次ぐ盗撮で懲戒免職
大阪地検は2月21日、女子高校生の太ももを盗撮したとして逮捕された、大阪府警河内長野署地域課巡査・此村(このむら)秀容疑者(22=同府堺市北区百舌鳥梅北町)を、府迷惑防止条例違反(卑わいな言動)と公務員職権乱用の罪で起訴した。府警は同日付で、此村容疑者を懲戒免職処分にした。 起訴状によると、昨年10月15日午後、同府河内長野市内の路上で帰宅中の女子高校生(16)に、「持ち物見せて。たばことか持っている子がいるから」と職務質問を装って声をかけ、かばんを開けさせている隙に、携帯電話で太ももを盗撮するなどしたとしている。 不審に思った女子高生の家族の通報で発覚し、任意の事情聴取を受けて、同月18日から自宅待機となっていた。 それでも、懲りもせず、此村容疑者は1月31日午後5時半頃、堺市西区のショッピングセンターで、女子高校生の太ももを撮影したとして、府迷惑防止条例違反の疑いで府警に逮捕された。 此村容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、携帯電話から女子高校生の太ももなどを撮った画像460枚が見つかり、うち350枚は勤務中に撮ったものとみられている。 交際女性から別れ話を切り出されたという此村容疑者は、「(盗撮の)ドキドキ感や達成感で彼女のことを忘れられると思った」と話しており、「19歳の頃に女子高校生のわいせつDVDを見て興味を持った」と供述。昨年4月以降、同様の行為を繰り返していた。 それにしても、女子高校生の太ももなどの画像が460枚というのは尋常な数ではなく、明らかに常習犯。そのほとんどが、勤務中に盗撮していたとは言語道断。しかも、自宅待機となっていながら、それでも盗撮行為に臨むとは、もはや病気というしかない。(蔵元英二)
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社会 2013年02月26日 11時00分
ビデオ・リサーチが朝日新聞に書かせた? ドラマ視聴率に波風をたたせる録画再生率
ビデオ・リサーチが、朝日新聞に“一級資料”を渡したとしか思えない。 朝日新聞は1月31日付の一面で、テレビの録画再生率の実態を公表、これが波紋を広げている。 現在の視聴率は、放送時間中に視聴された数値しか公表されない。全国27地区6600世帯を対象に、番組を視聴した人数の割合を地区ごとに調査。関東・関西・名古屋が各600世帯、九州・札幌は各200世帯が対象である。 だが、これだけでは正確さに欠けると、違った角度からの調査が始まった。東京30キロ圏内で録画機器を所有する200世帯を対象に、録画して7日後まで再生した人の割合を示す調査をしたのだ。これを録画再生率と呼んでいる。 調査理由は、いまの視聴者の観賞スタイルがかなり変わってきているからだ。 「バラエティーは同時視聴するが、ドラマは録画し、ヒマな時間か土・日曜にまとめて見ることが多い。ドラマはDVD等に保存して第三者に貸すこともある。だから『月9』などは消滅したといってよい」(テレビ業界関係者) 今回の調査データで意外なことがわかった。今年1月1日から7日までのデータだが、ドラマでは『ラッキーセブンスペシャル』(フジ系)が録画再生率の首位で13.5%。しかし、放送中の視聴率は12.6%。録画再生率が地上波視聴率を上回った格好だ。合計すれば26.1%。 期待された大河『八重の桜』(NHK)は視聴率が18.4%、録画再生率7.4%で合計25.8%と『ラッキーセブン』に抜かれてしまう。ほか『相棒元日SP』(テレ朝系)が視聴率14.1%、録画再生率が8.6%で合計22.7%。ヒットドラマでも、意外と見られていないことがわかる。録画再生率を加えると、ドラマの勢力分布図が大きく変わってくるのだ。 ビデオ・リサーチが朝日新聞に書かせたとしか思えない記事だが、どういう背景があるのか。 「ビデオ・リサーチはテレビ局と資本的つながりが弱い新聞社を選び、波風が立たないように資料提供したと見ることができる。そうなると、TBSとのつながりが弱い毎日新聞、テレ朝と親子関係を解消した朝日新聞の2社に絞られる。そのうち影響力のある朝日の方を選んだ。朝日も『朝日新聞デジタル』を猛プッシュしている際中で、『録画再生率』の記事をカラーで『デジタル』に掲載中で、読者を引きつけようとしている」(マスコミ関係者) テレビ界を震撼させた録画再生率の実現化が近づいたが、テレビ局も調査会社も心境は複雑に違いない。
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社会 2013年02月26日 11時00分
北朝鮮核実験で始まった 寝首を掻かれる三男坊・金正恩の末路(2)
ところで、北朝鮮が準備している核実験が成功した場合の日本への脅威はどうなのか。 「北は『高い水準の核実験』と言っていることから『ブースト型核分裂弾』と呼ばれる“強化型原子爆弾”を試す可能性が高い。この型は、重水素と三重水素の核融合反応を利用し、核物質の分裂を加速することで原爆の威力を高める仕組みのものです。1950年代に米軍が開発し、核物質にはプルトニウム、ウランのいずれも使用できる。しかも北朝鮮保有の全弾道ミサイルに搭載可能なほど小型で、威力は通常型原爆より強く、広島や長崎に投下された原爆の数倍。日本を射程とするノドンに搭載された場合、大都市一つが廃虚になるでしょう」(軍事アナリスト) 今回、中国はやたらと北朝鮮非難の語気を強めているが、その真意はどこにあるのか。 「中国は、米国を考慮して北の核開発を本気で止める気はない。北が孤立の度を深めて冒険主義に出るのは困るが、かといって核開発を取り下げでもして米朝の関係改善が進むのも困る。北朝鮮は中国にとって、あくまで在韓米軍に対する東の端の緩衝地帯だからです。北朝鮮が、中国の西南の緩衝地帯だったミャンマーのように突然、米国に引き抜かれるのだけは避けたい。これが中国の本音です」(同・アナリスト) 北朝鮮が最も避けたい反面教師がリビアだ。カダフィ大佐は、核開発を断念し、米国の怒りの鉄槌を免れたものの、最後にはNATO(北大西洋条約機構)軍の攻撃を受け殺害された。 「しかし北朝鮮の周辺国には、核開発で共同戦線を張るイランにとってのイスラエルのような、核施設を空爆しそうな国が存在しない。懸念があるとすれば“アラブの春”を引き起こした携帯電話の普及だが、これも極端に利用範囲が制限されていますから想定しにくい」(同) 最近、正恩の使用するスマートフォンが、台湾の携帯端末メーカーであるHTC製品と判明した。 「敵国米・アップル社のiPhoneや韓国サムスン電子のギャラクシーを使うよりは、台湾製のほうが幹部向けにウケがいいからとの判断でしょう。北朝鮮では'08年から、北・逓信省とエジプトのオラスコム社との合弁で『高麗リンク』という会社を設立して移動通信サービスの提供を開始している。中国から輸入された端末に『平壌』『柳京』というブランド名を付け販売していますが、庶民には手が出せないほどの多額の費用が掛かる上、利用も制限され携帯電話を知らない住民もまだ多い。とても携帯電話で住民蜂起を呼びかける環境にはない」(前出・ウオッチャー) 隣国の脅威が増す以上、「対話、対話」とバカの一つ覚えを繰り返していては“らち”があかない。
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社会 2013年02月25日 11時45分
不祥事続きのJR西日本社員が覚せい剤取締法違反で逮捕される
昨年から不祥事が続いているJR西日本で、新たな逮捕者が出た。 福岡県警筑紫野署は2月15日、JR西日本社員・田崎公大容疑者(32=同県那珂川町松原)を覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した。田崎容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。 同署によると、田崎容疑者は1月14日夜、同県筑紫野市内で乗用車を運転中、道路脇の民家の壁に衝突。同署員が駆けつけたところ、田崎容疑者の挙動が不審だったため、任意で尿検査をした結果、覚せい剤反応が出た。 逮捕容疑は1月上旬から1月15日にかけ、覚せい剤を使用した疑い。 JR西日本によると、田崎容疑者は新幹線管理本部博多総合車両所に勤務。同社では「事実ならば誠に遺憾。詳しい状況を確認し厳正に対処したい」とコメントした。 昨年12月、和歌山駅の男性駅員(懲戒免職)が駅に届けられた遺失物から、現金約100万円を着服していたことが発覚。大阪支社奈良電車区に所属する男性運転士が、大阪環状線の電車を営業運転中に運転席で喫煙するなど、同社では不祥事が相次いでいた。 また、同月にはJRの電車内で女子高生の下半身を触ったとして、府迷惑防止条例違反の疑いで、同社執行役員で近畿統括本部神戸支社長の男性が逮捕される事件もあった。男性は釈放後、大阪市内の公園のトイレで首吊り自殺。大阪地検は容疑者死亡のため、不起訴処分とした。 その他にも、昨年、山陽線明石駅、大阪環状線天満駅、山陽線五日市駅などで、駅員が定期券を不正に払い戻すなどの手口で、多額の現金を着服した不祥事もあった。賭博行為や定期券の不正使用なども発覚した。 同社社員には公共交通に携わっていることを、もっと自覚してほしいものだが…。(蔵元英二)
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ホリエモン実刑
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