起訴状によると、昨年10月15日午後、同府河内長野市内の路上で帰宅中の女子高校生(16)に、「持ち物見せて。たばことか持っている子がいるから」と職務質問を装って声をかけ、かばんを開けさせている隙に、携帯電話で太ももを盗撮するなどしたとしている。
不審に思った女子高生の家族の通報で発覚し、任意の事情聴取を受けて、同月18日から自宅待機となっていた。
それでも、懲りもせず、此村容疑者は1月31日午後5時半頃、堺市西区のショッピングセンターで、女子高校生の太ももを撮影したとして、府迷惑防止条例違反の疑いで府警に逮捕された。
此村容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、携帯電話から女子高校生の太ももなどを撮った画像460枚が見つかり、うち350枚は勤務中に撮ったものとみられている。
交際女性から別れ話を切り出されたという此村容疑者は、「(盗撮の)ドキドキ感や達成感で彼女のことを忘れられると思った」と話しており、「19歳の頃に女子高校生のわいせつDVDを見て興味を持った」と供述。昨年4月以降、同様の行為を繰り返していた。
それにしても、女子高校生の太ももなどの画像が460枚というのは尋常な数ではなく、明らかに常習犯。そのほとんどが、勤務中に盗撮していたとは言語道断。しかも、自宅待機となっていながら、それでも盗撮行為に臨むとは、もはや病気というしかない。
(蔵元英二)