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都知事選「浅草雷門で時間差対決、石原VSドクター中松」

 4月8日投開票の東京都知事選で3選を目指す石原慎太郎氏(74)は25日、浅草・雷門前など下町を中心に街頭演説し、2期8年の実績を挙げて支持を訴えた。日曜日の夕暮れどきとあって雷門前には約1000人の聴衆が集まったが、石原氏が去った30分後、同じ場所で4度目の挑戦となる発明家のドクター中松氏(78)が“時間差攻撃”を仕掛けた。ほかの候補者も都内各地を精力的に回り、選挙戦はヒートアップしてきた。
 石原氏が到着する15分前。周囲のビル屋上に警察官が配置される物々しい雰囲気の中、石原氏を待つ人で埋めつくされた雷門の交差点に中松氏の選挙カーがやってきて観衆がざわめいた。前日24日には、中松氏の街頭演説にタレントの桜金造氏(50)が聴衆として乱入する“事件”があったばかり。しかし中松氏は車から降りることもなく通り過ぎ、予定通り石原氏の街頭演説が始まった。
 金ボタンのブレザーにレジメンタルタイで若づくりした石原氏は「東京マラソンでは浅草の方々に本当にお世話になりました。温かいものを出してくれたり踊ってくれたり。都庁には、あんなに楽しいマラソンはなかったという感謝の手紙がたくさん届いています」とアピール。
 さらに、同日朝発生した能登半島沖地震に触れて「東京からは先発隊が行き、場合によっては東京にしかないハイパーレスキュー隊を派遣できるよう待機中。地震は予知できないし、いつどこにくるか分からない。なんてったって機動力があるのは自衛隊だから、東京は陸・海・空の自衛隊を使った演習を毎年9月にやっています。米軍にも協力させ、昨年は韓国の特別部隊も参加しました」と危機管理対策が万全であることを強調。以前は陸・海・空自衛隊を「3軍」と呼んではばからなかったが、あえて言葉を選んだ。

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