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都知事選 石原氏「厳戒歌舞伎町演説」で語った手柄話

 4月8日投開票の東京都知事選は早くも中盤戦。3選を目指す石原慎太郎氏(74)は28日夕、JR新宿駅東口に近い新宿アルタ前で街頭演説し、歌舞伎町浄化作戦の成功をを誇った。暴力団や不法滞在する外国人の縄張りを切り崩したとあって、演説中は大勢のSPや制服警察官が取り囲む厳戒態勢が敷かれた。いわば“敵陣”に乗り込んだ石原氏は「落ち着いてきたでしょ?」と手柄話を始めた。
 不埒な輩がちらほら集まり始める夕刻帯。かつて「不夜城」と呼ばれた街で選挙カーによじ登った石原氏は、都知事選前に実施した都民意識調査で治安対策への要望が圧倒的に強かったことを説明したうえで、次のように切り出した。
 「都庁はこの8年間、内部努力で職員を2万人減らしましたけど警察官だけは増やしました。もっと増やさなくちゃいけない。警察もその気になってやってくれている」
 SPがぐるりと選挙カーを取り囲んでいる。脇には盾代わりの暴漢対策用バッグを抱え、耳のイヤホンに神経をとがらせつつ周囲に鋭い視線を飛ばす。制服警官は群集のなかをしつこく見回してパトロールしており、ひたすら物々しい雰囲気だった。
 石原氏は「この中に『あそこよかった』っていう人はいるかもしらんけど、向こうの歌舞伎町ね」と後方をちら見。一呼吸置いて「あんまり好ましい街じゃなかった。よほど酔狂な人じゃないと夜中に出歩けない街だったけど、アレだってきれいになって落ち着いてきたでしょ」と浄化作戦の成果を訴えた。

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