レジャー
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レジャー 2009年10月07日 15時00分
京都大賞典 オウケンブルースリが復活へ万全
春の阪神大賞典(7着)以来となるオウケンブルースリは、ここに向けてしっかりと乗り込んできた。 9月前半に帰厩し、2週連続で坂路で併せ馬を敢行。800メートル52秒5→52秒0と追うごとに動きに鋭さを増している。東田助手は「思ったより動きがいいので、これなら大丈夫やと。しかも、春よりいい走り方になっているし、馬がチャカチャカしなくなった」とパワーアップの跡を感じ取っている。 春は1戦したのみで戦線離脱。それもこれも極悪馬場の中で行われた阪神大賞典の影響が大きい。レース中にバランスを崩したことが尾を引き、「トモから背中から全体的にフォームがバラバラになってしまった」と東田助手は振り返る。しかし、ここで無理をさせなかったことが吉と出た。「早めに切り替えて放牧に出したのが良かった。もう今は元に戻っている」と心配はない。 昨年の菊花賞Vを持ち出すまでもなく、京都の長丁場は望むところ。いきなり“アチョー”の雄叫びが爆発しそうな予感たっぷりだ。 【最終追いVTR】坂路でブラボーデイジー(古馬オープン)と併せ、800メートル52秒3→38秒6→12秒8を一杯にマーク。ゴール前はビッシリと気合がつけられる実戦並みの追い比べで、最後は1/2馬身先着を飾った。いくらか余裕のある馬体もこれで絞れてくるだろう。
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レジャー 2009年10月07日 15時00分
京都大賞典 マイネルキッツ半馬身遅れ
天皇賞・春で重賞初制覇をGIで飾ったマイネルキッツ。続く、宝塚記念はドリームジャーニーの前に7着と敗退、柳の下にドジョウは二匹いなかったが、あれが実力ではない。 「天皇賞がピークの状態で、疲れが残っていた。それに、出張厩舎の回りがうるさくて、騒音で馬がまいってしまった」。佐藤助手が説明する敗因と、馬体重12キロ減が符合する。 夏場は放牧に出され、秋に備えて鋭気を養ってきた。「最大の目標はジャパンC。そこをピークに持って行くように仕上げている」と話す同助手。万全の仕上げというわけにはいかないが、そこは天皇賞馬。「併せ馬を4本消化しているし、1週前(Wコース6F84秒3)の動きも悪くなかった。格好はつけられるよ」という。 京都コース+2400メートルと好走条件は整っており、GI馬の地力に注目だ。 【最終追いVTR】松岡騎手が乗ってポリトラックで5F64秒9→49秒6→36秒5→11秒8、内マイネカンナに半馬身遅れた。かなり追いかけたとはいえ、相手が馬なりだったのに対して、こちらは一杯。追われてからの反応が鈍いあたりが久々の影響か。このひと追いでどこまで変わってくるか。
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レジャー 2009年10月06日 15時00分
毎日王冠 スマイルジャックが重賞V2でウオッカ撃破だ
秋の東京競馬は、天皇賞・秋の前哨戦「第60回毎日王冠」(GII、芝1800メートル、11日)で幕開けする。注目は、秋の盾連覇を狙い始動する女王ウオッカだが、対する牡馬陣も男のメンツにかけ、やすやすと勝利を渡すわけにはいかない。なかでも、陣営の鼻息が荒いのがスマイルジャックだ。関屋記念ではラスト3F32秒5の豪脚を繰り出し、完全復活。勢いに乗じてウオッカを一気に飲み干す構えだ。 昨年のダービー2着馬がようやく本物になってきた。前走の関屋記念を快勝、1年4カ月ぶりのVを2度目の重賞制覇で飾ったスマイルジャックが、女王撃破に挑む。 「春は折り合い面で難しいところを出したり、不利があったりで不本意な競馬が続いたが、状態はずっと悪くなかった。(三浦)皇成もうまく乗ってくれたし、広い新潟で本来の力を発揮してくれたね」と前走を振り返る芝崎助手。「GIIで相手がそろうが、能力はヒケを取らないと思っている。ここでいい競馬をしてくれないと、先の楽しみがなくなるからね」と重賞V2に意欲を燃やしている。 この中間も放牧には出されず、自厩舎で調整が続けられていた。1週前の追い切りは三浦騎手を背にWコースで行われ、6F82秒4→66秒7→38秒8→13秒0(一杯)をマーク。内のボアソルチ(古馬500万)と併入した。 「ケイコに乗るのは初めて。競馬とは違いますね。何度がハミを噛んで掛かりそうになったけど、我慢させることができました。もともとチップの走りは上手じゃないし、外を回ってこの時計なら申し分ないと思います」と三浦騎手が言えば、見守った芝崎助手も「夏場は軽めの調教しかやってこなかったから、力が余っていたんだろう。ちょうどいいガス抜きになったんじゃないかな。これで体も絞れてくるだろうし、直前の1本でできあがるはず」と順調な仕上がりを強調していた。 ウオッカを筆頭に強力メンバーがそろったが、東京コースは昨年のダービーでディープスカイと0秒2差の接戦を演じた舞台。「右トモが甘いので左回りがベスト。距離が延びるのも問題ない。古馬になってスケールアップしているし、前走を見ても皇成とは手が合うみたい。この相手にどんな競馬をしてくれるか、不安よりも期待の方が大きい」と同助手。大役を任された三浦騎手も「折り合いはボク次第。イギリスへ行って成長できたと思うし、それをファンの皆さんにお見せしたい」と腕を撫していた。 ここで世代交代を果たせば、盾取りが一気に現実味を帯びてくる。
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レジャー 2009年10月06日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿 芙蓉S勝ちの内容優秀ニシノメイゲツ
週初めからの秋雨で中山、阪神ともに芝は、稍重からのスタート。先週までの馬場が良すぎただけに、数字的には、今週の馬場が通常の良馬場といった感じだろうか。 馬場差は、マイルで0秒5ほどのプラス見当。芙蓉Sを勝ったニシノメイゲツの芝1600メートル1分34秒7は、先週ならば1分34秒を切るか切らないかだったか。この時計は当日の最終レースの古馬500万を0秒1上回っていた。2歳秋のこの時期に、古馬500万と互角ならマイル重賞の1つはいける。 しかも、直線入り口からゴール前にかけて、終始、大外を回っての一気差し。急坂の待ち構える中山で、あのコース取りから強襲を決めた馬は、テイエムオペラオーの皐月賞しかり、経験上、GI馬にかなり近い。 腹回りから腰にかけての粘りのあるつくりやレースぶりは、父デュランダルよりもネバネバ系の母の父ダイイシスの影響が強いように思う。さすがに距離は2000メートルがギリギリだろうが、2〜6Fまでがすべて11秒台というタフな平均ラップの上に立ってのあの内容なら、とりあえず3歳春までは、能力だけでクラシックディスタンスにも耐えられる。 年内の狙いは京王杯2歳Sから朝日杯FSが濃厚。年明けの最終目標は、結局はNHKマイルCに収まる可能性が高いが、関東馬にも、やっと胸を張って重賞で勝ち負けできる馬が現れた(通信簿はマイラーの分、4.5)。 阪神芝1400メートルのききょうSを制したダッシャーゴーゴーも、渋り加減の馬場で1分22秒4ならマズマズ。こちらも、3〜4コーナーにかけて、他馬に二度三度と接触。クリンクリンと仰天したように目玉をひっくり返していたが、その不利を跳ね返すだけの闘争心や勝負根性は、時計以上の価値がある。 一方、新馬戦は上がり3Fを推定11秒6→11秒5→11秒3でまとめた(初陣で芝1800メートル1分49秒9もマズマズ)ブラックゼット以外は少し低調。 中山マイルのキングレオポルドも、ラスト2Fの急坂を11秒6→11秒5というレースラップでまとめているが、同日の2歳未勝利は1分36秒0。1分37秒7は、やはり若干、物足りない。
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レジャー 2009年10月06日 15時00分
京都大賞典 本格化したトーホウアランが天皇賞・秋へ名乗り
関西エリアは今週から京都競馬が開幕。「第44回京都大賞典」(GII、芝2400メートル、11日)は、マイネルキッツ、オウケンブルースリなどの長距離GI馬が出走してくる。それら強豪を相手に虎視たんたんと連覇を狙うのがトーホウアランだ。今年も休み明けの朝日CCをステップに、ここに照準を合わせてきた。京都<3011>の申し子が今年も波乱を巻き起こすか。 昨年とは違う姿での出走だ。これまでは立ち回りのうまさ、競馬センスの良さで活躍してきたトーホウアランだが、今年に入り一変。レースでの爆発力、1段上のギアを手に入れた。 「6歳となった今年、肉体面が急激に良くなってきた。それもあって、これまでにはなかった切れ味が出てきた。前走も負けはしたけど、いい脚を使っている」。藤原助手はイメージを一新した新生アランを強調する。 その朝日CCは休養明けに加え、勝負どころでは馬群に包まれるロスがあった。いつもなら惨敗のパターンだったが、直線だけで3着まで盛り返した。この内容には、鞍上の鮫島騎手も「脚を余しながら、よく追い込んでくれた。力をつけている証拠だね」と満足げな表情を浮かべる。 そもそも藤原英厩舎といえば、無理使いは避け、馬の成長をじっくりと見守っていくスタンス。この“ゆとり教育”により、エイジアンウインズ(2008年ヴィクトリアマイル勝ち)やサクセスブロッケン(09年フェブラリーS勝ち)が素質を開花させた。同じようにアランも今年に入って急成長。それがこれまでにない切れ味へとつながった。 「ここの結果次第だけど、いい勝負をすれば天皇賞・秋へ行くつもりだよ」と藤原助手の期待は膨らむばかり。忍耐強い育成法によって、遅ればせながら本格化した6歳牡馬が、秋の勢力図を塗りかえる。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
スプリンターズS(GI、中山芝1200メートル、4日) 電撃GI春秋連覇 ローレルゲレイロの今後の課題は!?
4日(日)に行われた秋のスプリント王決定戦「第43回スプリンターズS」(GI、中山芝1200メートル)は、6番人気のローレルゲレイロがビービーガルダンとの大接戦をハナ差制した。勝ち時計は1分7秒5(良)。万全とはいえない状態のなか、GI馬の底力をいかんなく発揮し、史上3頭目となるスプリントGI春秋連覇を飾った。一方、1番人気のアルティマトゥーレは5着に沈んだ。 6番人気のローレルゲレイロが長い長い写真判定の末、外から猛然と追い詰めたビービーガルダンをハナ差(1センチ)しのぎきった。 高松宮記念が完勝だったとすれば、スプリンターズSはまさに辛勝だった。その象徴といえるのがスタートの内容だ。春先は馬なりでスッとハナに立っていた現役屈指の韋駄天(いだてん)が、今回は鞍上の強引な“しごき”でようやく先頭に出るイマイチな行きっぷり。同タイプのアルティマトゥーレが途中で引く幸運がなければ、おそらくすんなりと「定位置」は確保できなかった。鞍上の藤田騎手も「行くので精いっぱいだった。いつもの二の脚がなかった」と振り返ったほどだ。 ただ、ここからがGIウイナーの底力。モッサリと映ったスタートだったが、高松宮記念が前半3F通過33秒1だったのに対し、今回はそれを上回る32秒9というハイペース。加えて、「春に比べて良くなかった」と昆調教師が明かす万全とはいえない状態で驚異的な二枚腰を使うあたり、やはり、ただものではない。 この走りには、藤田も「セントウルS(14着)が負けすぎだったので正直、信用していなかった。状態も良くなりつつある段階だった。馬をほめるべき」と驚きを隠せない。昆師も「今回も体重が減っていたのでどうかなと思っていたけど、直前追いでジョッキーが『気が入ってきた』と言っていたように気で走るタイプ。GI馬の意地を見せてもらった」と脱帽した。 今後は暮れの香港スプリントを最大目標にローテーションが組まれる。現時点では現地で行われるTRレースを使うことが有力だという。 ただ、順風満帆とはいえないのが、先にも述べたゲートの出の悪さだ。藤田も「今日は勝てたが、これでは速いのがいたらハナさえ奪えない」とハッキリと指摘する。 世界を制するには、春のスピード、行きっぷりを取り戻すことが最優先。栄えある春秋のスプリント王に輝いたとはいえ、陣営にとっては気の抜けない日が続きそうだ。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
毎日王冠(GII、東京芝1800メートル、11日) 女傑伝説最終章―ウオッカ 満を持して始動
ウオッカの女傑伝説がいよいよ最終章を迎える。 前走の安田記念を快勝して、牝馬として初めて獲得賞金10億円を突破。さらに牝馬では歴代トップとなるGI6勝の快挙を達成した。 すでに伝説は作った。それでも、奥底まですべてを見せていない。まだ眠っている能力、それを発揮するのがこの秋だという思いを陣営は強く持っている。 「1週前に騎乗した(武)豊さんが、今なら引っ掛かる心配がないって言ってくれた。ゆったりしたキャンターを落ち着いて乗れるよう、繰り返し鍛錬してきたけど、それがようやく実を結んだ。やっと彼女も大人になった」と酒井助手は満足そうにうなずいた。 昨年の毎日王冠の敗因がまさにそれだった。レース前から気持ちがレースに入り込みすぎてしまい、テンからハナに立つ競馬となってしまった。抜群の切れ味とともに同居する精神面のモロさ。それがスーパーホーネットの強襲を許した。 だが、この秋はそんな唯一の死角が解消したという。無敵の馬が誕生したといっていい。 「3歳時からまだ心身ともに緩いと言い続けてきたけど、年を重ねるたびに成長してくれた。昨年の毎日王冠と比べてもまったく違う」 毎日王冠の後は、天皇賞・秋からジャパンCへ。昨シーズン同様、今年も王道を歩む。牝馬限定戦が続いた春とは違い、すべて牡馬との戦いだ。 昨秋は(2)(1)(3)着と秋の天皇賞1勝に終わった。しかし、今年はすべて勝つという意欲がヒシヒシと伝わってくる。自信の源は精神面の成長。年内いっぱいで現役生活にピリオドを打つのが惜しくなるぐらい、今、女王は充実している。 「これだけの実績と人気を備えた馬。だからすべてのレースをベストの状態で出走させたい。そして、すべていい結果を出したいんです」 だれも追いつけないほどの領域へ、ウオッカの自分自身を超える旅が始まる。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
京都大賞典(GII、京都芝2400メートル、11日) マイネルキッツ 天皇賞馬の底力見せる
童話「ウサギとカメ」に例えれば、マイネルキッツはカメに似ている。 重賞初挑戦は何と、デビュー20戦目。5着に終わった昨年のエプソムCだった。これを皮切りに重賞挑戦を続け、(3)(2)(4)(2)(4)(4)(2)着。健闘はするが“善戦マン”の域を出ることはなかった。 しかし、歩みは遅くても、着実に成長はしていた。晩成型の本領を一気に発揮したのが今春の天皇賞だ。単勝12番人気の低評価を覆すべく、3角から一気のスパート。初重賞制覇がGIという快挙を達成した。 GI連覇を狙った宝塚記念は、ドリームジャーニーの前に7着。だが、敗因は能力以外のところにあったという。 「天皇賞がピークの状態で、目に見えない疲れが残っていました」と佐藤助手は振り返った。栗東に滞在するなど陣営は工夫を凝らしたが、12キロ減の馬体重からも、調子に陰りがあったことはうかがえる。 「レースも内でゴチャついて、スムーズさを欠いた。阪神コースも合わなかったし、不完全燃焼でしたね」。厳しい条件がいくつも重なったとはいえ、同助手はGIで続けて好勝負する難しさを痛感したという。 復帰戦には、早くから京都大賞典が選ばれた。が、この秋の最大目標はジャパンC。そのため、目イチの仕上げといかないのは仕方ないだろう。30日、美浦のWコースで行われた1週前追い切りも、完成された牡馬としては食い足りなかった。 6F84秒1→69秒2→54秒9→40秒8→14秒4(馬なり)。同助手は「本来が使われて良くなるタイプだし、久々の割引は必要でしょう」と控えめに話す一方、「来週やれば9分近くまで持っていけるでしょう」との見方も示した。 仕上がり途上でも陣営を強気にさせるのは、馬のたくましさとコース相性だ。「ひと夏越して、全体的にパワーアップしている。仕上げも以前より楽になったし、手間取らないのが何より」と頼もしそうに見つめた。 さらに「京都は天皇賞を勝った相性のいいコースですから。この馬の底力があれば、十分チャンスはあるでしょう」と締めた。 サクセスストーリーはまだこれから。カメの行進は簡単には終わらない。
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レジャー 2009年10月05日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年毎日王冠 グラスワンダーを振り返る
名馬グラスワンダーにとって、全9勝のうち最も地味な勝利は1999年の毎日王冠だったかもしれない。 驚異的なレコードをマークした朝日杯3歳S、骨折明けの不振から見事に立ち直った98年の有馬記念、スペシャルウィークを問答無用に3馬身ちぎった99年の宝塚記念、そして同じ年の有馬記念でも、再度スペシャルを撃破した。 こうみてくると、語り継がれるようなパフォーマンスを演じたのはすべて右回りの中山と阪神。対照的に左回りの東京では、印象に残っているレースがあまりない。 さて、99年の毎日王冠は勝つか負けるかではなく、勝ち方が問われるレースだった。キングヘイローやメジロドーベルといったGI馬はいたものの、前者は不振の真っただ中、後者は久々で仕上がり途上。他のメンバーといえば、一枚も二枚も落ちるレベル。単勝支持率は66.3%、1・2倍の1番人気も当然だった。 ふだんは強い相手を徹底マークして、直線で一気に交わすのが勝ちパターン。ところがここにはそれほどの強敵がいない。敢えて4、5番手の王道ポジションから、胸を貸す競馬を展開した。 直線に入り余裕を持って抜け出すグラス、と思いきや、逃げたアンブラスモアをなかなか交わせない。やっと抜き去ったかと思うと、今度は後方から猛然と追い上げてきたメイショウオウドウに並びかけられた。何とかハナ差しのぎ、面目は保ったものの、王者の強さを堪能するため東京競馬場を訪れた多くのファンからため息が漏れた。 ところが、この辛勝には理由があったという。鞍上を務めた的場騎手(現調教師)が後に語ったところによると、前々走の安田記念(2着)で、外国馬のムータティールに接触され、それが府中への嫌なイメージとして定着したのではないかと振り返っている。 苦しみながらも逆境を跳ね返したことが、次の有馬記念で多いに役立った。リベンジを期すスペシャルウィークが、宝塚記念とは一転、グラスをマークする側に回った。プレッシャーを与える側から受ける側に追い込まれたグラスだが、ぎりぎり4センチ差で勝利を手にしたのは、毎日王冠の苦しい経験が生きたからではないだろうか。
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レジャー 2009年10月03日 15時00分
スプリンターズS(GI、中山芝1200メートル、4日) アベコーの気になる推奨馬は!?
秋のGIシリーズのオープニングを飾るのは、「第43回スプリンターズS」(中山芝1200メートル、4日)。昨年の覇者スリープレスナイトが1週前に故障→引退。にわかに波乱ムードが漂うなか、アベコーこと阿部幸太郎は、好時計勝ちを収めたテレビ愛知オープンの内容を買って、トレノジュビリーに自信の◎を打った。中間も岩田騎手が二人三脚で追い切りをつける念の入れよう。馬場の軽い中山にかわり、一発逆転のシーンは十分だ。 みなさん、お元気ですか。アベコーこと阿部幸太郎です。 いつの世も美しい人と会えるというのは、心がときめくものです。実は、日曜日の中山競馬場でそれが実現することになったのです。グラビアやバラエティー、ドラマで大活躍の磯山さやかさんと、スプリンターズSのイベントでご一緒することになりました。 トークショーやレース回顧では、隣でドキドキものです。ダイエットして一段と美人になったという報道。また、この日はBSフジの競馬中継で、グリーンチャンネルのターフトピックスで際立つ美人の西島まどかさんと隣同士で出演。何とか予想も当てて、まさにハッピーデーにしたいものです。頑張ります! さて、注目の「スプリンターズS」。間近に迫ったところで昨年の優勝馬スリープレスナイトが故障でリタイア。セントウルSで22キロ増の馬体重。これで2着と目いっぱい走ったことが、こたえたのかもしれません。繁殖牝馬として、いい子どもを送り込んでくれることを期待します。 で、セントウルSで◎だったアルティマトゥーレが、昨年スプリンターズS3着のビービーガルダンとともに人気。アルティマはセントウルSで、外めの3番手を楽に追走。今回は2番枠。もまれるとやや不安が残ります。いずれにしても、ローレルゲレイロが思い切って飛び出し、これをアルティマとビービーガルダンが追いかける展開。競り合うような形にはならないはずです。 ◎はトレノジュビリーです。キンシャサノキセキを捨ててまで、この馬を選んできた職人、岩田騎手の真意を考えると、思い当たるのは6月の中京・テレビ愛知オープン。このレースで芝1200メートル1分7秒台を切る1分6秒9。4年前のシーイズトウショウ以来のハイレベル決着。当時、ラスト3F33秒4で余裕があったというのですから驚きです。 ちなみに3週後に行われたCBC賞の勝ちタイムが1分8秒0。そのレベルの高さが際立っています。札幌のUHB杯、並びにキーンランドCは感冒で取り消した影響と、洋芝が向かなかったからと判断。先週、そして今週と岩田騎手が直接またがる熱の入れよう。中山は高速馬場。少しの降雨なら問題ないはず。大駆けに期待です。
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