「天皇賞がピークの状態で、疲れが残っていた。それに、出張厩舎の回りがうるさくて、騒音で馬がまいってしまった」。佐藤助手が説明する敗因と、馬体重12キロ減が符合する。
夏場は放牧に出され、秋に備えて鋭気を養ってきた。「最大の目標はジャパンC。そこをピークに持って行くように仕上げている」と話す同助手。万全の仕上げというわけにはいかないが、そこは天皇賞馬。「併せ馬を4本消化しているし、1週前(Wコース6F84秒3)の動きも悪くなかった。格好はつけられるよ」という。
京都コース+2400メートルと好走条件は整っており、GI馬の地力に注目だ。
【最終追いVTR】松岡騎手が乗ってポリトラックで5F64秒9→49秒6→36秒5→11秒8、内マイネカンナに半馬身遅れた。かなり追いかけたとはいえ、相手が馬なりだったのに対して、こちらは一杯。追われてからの反応が鈍いあたりが久々の影響か。このひと追いでどこまで変わってくるか。