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秋華賞 GI2勝馬の貫録見せる! トールポピーがこん身の仕上げ

 今週は牝馬3冠の最終戦「第13回秋華賞」(JpnI、芝2000メートル、19日)が京都競馬場で行われる。最終追いは15日、東西のトレセンでいっせいに行われ、オークス馬トールポピーが万全の仕上がりを披露した。秋初戦のローズSでは6着に終わったが、本番を見据える陣営にとってこの敗退は織り込み済み。着々と巻き返しの準備を整えてきた樫の女王がGI3勝目に向け、いよいよ本領発揮だ。

 前哨戦はTR仕様で挑む。それが角居流だ。前走のローズSでは6着に終わったトールポピーだが、休養明けで14キロ増。明らかに本番を見据えた仕上げだった。
 「前走で体が増えていた分、この中間はビシッと追い切れている。だから上積みも相当見込める」と前川助手。トライアルでの余裕のつくりがこの中間のハードな調整へとつながった。
 まさに今回は本番仕様となる究極の仕上げだ。1週前の芝コース追いでも闘志を前面に出しながら6F80秒4(馬なり)をマークした。
 「カイバ食いも安定していて、本当に順調にきている。本番に向けてスイッチも入っているし、レースでは最高の状態で挑めると思います」。
 桜の女王を、TRの覇者をはるかに凌ぐ上昇度。角居流の仕上げで樫の女王が一変だ。

 【最終追いVTR】芝コースで3頭併せ。前に2頭を置いて2馬身後方から追走、直線で内に潜り込んで馬体を併せていった。最後は馬なりのまま1馬身先着でフィニッシュ。ゴール前での気合は抜群で、戦闘モードへと突入した。

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