CBC賞で見せた強さは本物だった。スリープレスナイトは抜群のスタートを切ると、エムオーウイナー、マッチメイトを先に行かせ、道中は3番手。いつでも前を交わせる楽な手応えで進むと直線半ば、馬場の真ん中から力強く抜け出した。
「この馬の強さを改めて知りました。心配した道悪、ハンデ(56?)も関係なし。秋が楽しみですよ」と上村騎手。
この日の馬体はデビュー以来、最も重い510?(前走比プラス10?)。汗をかきやすい夏場、栗東から直前輸送をしてこれだけ目方が増えているというのは馬に実が入ってきた何よりの証しといえる。
陣営にとって、サマースプリントシリーズは通過点。すでに視線は10・5「スプリンターズ」(GI 中山芝1200m)へと向けられている。