レジャー
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レジャー 2007年06月28日 16時00分
ラジオNIKKEI賞(JpnIII 福島芝1800m 7月1日)本紙・橋本千春記者がゴールドアグリ陣営を直撃
−−骨折明け2戦の成績((14)(17)着)から、トップハンデ57kgは見込まれすぎたのでは? 斉藤助手「最近の成績だけを考えれば見込まれすぎた感じがするけど、新潟2歳Sを勝っているし仕方ない。むしろ、かわいそうなのはイクスキューズ。牝馬に56kgは厳しい」 −−ダービーの敗因は? 斉藤助手「乗り役(勝浦騎手)が上手に乗ってくれたし、この馬の競馬はできた。手応えの割に弾けなかったのは、距離経験(1600m以上は初めて)の差が出たと思う」 −−最終追い切り(別掲参照)の感想を聞かせてください。 斉藤助手「先週の時点で体は仕上がっていたので、今朝は終いだけ感触を確かめたが、(ラスト1F11秒9と)反応は凄く良かった」 −−具体的にはどこが変わったのか。 斉藤助手「体と首の使い方が良くなり、動きにムダがなくなった。精神的にも成長して集中力を増している。以前はトボけてまじめに走らなかった(笑)」 −−開催3週目で馬場が荒れてきているが…。 斉藤助手「切れ味で勝負する馬だから良馬場に越したことはないが、極端に悪化しない限り大丈夫」 −−小回り福島コースの印象は。 斉藤助手「右回りは問題ないが、後方から行く馬なので展開に注文がつくのは確か。でも、乗り役もそのへんを踏まえて乗るはず。長く良い脚を使えるし、早めにスパートしても我慢してくれると思う」 −−最後に意気込みをお願いします。 斉藤助手「ここ2戦に比べたら相手は随分と楽になっている。自分の競馬さえすればチャンスはあると期待しています」
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レジャー 2007年06月28日 16時00分
古賀正俊の当たり馬券直行便 今週のテーマは「カイバ」
今回はサラブレッドのエネルギーの源である「カイバ(馬のエサ)」について書きます。 2歳の入厩初期と、調教が進み、追い切りからレース出走まで、また歴戦の古馬とではカイバの量や中身が違います。 2歳の入厩したばかりの馬はまだ調教が軽いので、主に環境に慣らすのと人馬のコミュニケーションを取ることを目的にカイバをつけます。1日のえん麦の量は3〜4升で、切り草を多く混ぜます。切り草を多くするのは腹めを出し、腸容積を整えるためです。腸の容積がきちっとしている馬は、古馬になってもカイバがあがることはありません。 フスマは1回のカイバに1升。塩は20〜25gを基準として与えます。注意したいのは、まだ運動量が少ないこの時期に高タンパク質を与えすぎないこと。心臓に脂が乗り、仕上がりが遅れます。 調教がある程度、進んできて、速い追い切りをかけられるようになると、レースももう間近。日々の運動量に比例して、カイバの量もグンと増えます。1日に6〜8升のえん麦を与え、大型馬には10升もつけることがあります。そのほかにカルシウム剤、青草や乾し草を与えます。 食いがいい、悪い、また太めが絞れないなど、状況によって加減することはありますが、カイバ量は古馬になっても基本的には変わりません。レース経験馬がいい追い切りタイムが出たり、体調が良くなってきた時には気力を上げるため、にんにくみそ、はちみつ、マムシの粉、栄養剤などを与え、レースに勝てる状態をつくります。いわゆる勝負カイバというもので、厩務員さんの腕の見せどころです。なかには前記以外の秘密のものを与えている厩舎もあるようですが…。
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レジャー 2007年06月28日 16時00分
帝王賞 ボンネビルレコードが“故郷”に錦を飾る
27日の「第30回帝王賞」(JpnI 2000m 大井)は、今年3月にJRAに移籍したボンネビルレコード(牡5歳 美浦・堀井厩舎)が直線インを突いて鋭く抜け出し、ブルーコンコルドを1馬身半抑えての勝利。勝ち時計は2分4秒3(良)だった。 「たまげたね!」的場文騎手も感嘆する強さだった。移籍後は坂路を中心に調教され、今では毎日2本消化できるまで体質が強化した。「トモとか、馬がひと回り大きくなった。庄子(連)先生のところで大事に使われていたのも良かった」と堀井師。勝手知ったるコースに加え、互いを知り尽くす的場文騎手との再会。舞台は最高の形で整えられていた。 今後は休養を挟み、「大きいところを狙いたい」と師。JCダート(GI 東京ダ2100 11月24日)の大一番も視野に入っている。
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レジャー 2007年06月28日 16時00分
函館便り 異端の調整法で調教班を当惑させる馬とは
昨夏からスタートしたサマースプリントシリーズが今週の函館スプリントSから幕を開ける。開場間もない5月下旬に入厩して連覇を意気込む昨年の覇者ビーナスラインが、無論、ファーストステージでの主役だ。 が、ある意味で注目されるのは、異端の調整法で一発を狙うタマモホットプレイだ。 高松宮記念(10着)以来、3カ月ぶりの同馬が放牧先から戻ったのは、わずかレースの2週前。それも、「一度も追い切らず出走させることも考えた」(南井師)と言うのだから、真意を確かめられずにはいられない。 「3歳時に青函Sを快勝したように、力のいる函館の芝はピッタリ。ただ、競馬場に入厩すると極度にイレ込みタイプ。2年前は使うつもりで早めに入れて、ついには追い切りをかけられずに出走を断念したほどだからね。だから今回は秘策を用意した」 その秘策とは牧場(BTC)でみっちり仕上げて入厩10日で出走させるというウルトラCで、結局、追い切りはWコース3F39秒2→12秒0の1本のみだった。 もし、調教班泣かせの臨戦過程で挑む同馬が勝つことがあれば…。トレセンよりも牧場取材が大事な時代が到来したといわざるを得ない。
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レジャー 2007年06月28日 16時00分
今週デビュー予定の注目新馬
<函館>初年度から2歳戦で活躍が光るアグネスタキオン産駒。今年の函館でひと暴れの予感を漂わせるのはリーガルアミューズ(牝、母リーガルジョイ=栗東・領家厩舎)だ。 1週前はWコースを5Fから一杯に追われ、65秒8で併せ先着。今週は芝コースで上がり重点に追われ、1F11秒7とシャープな反応を見せた。持ち乗りの小川助手は「ゲートの出が良く、二の脚も速い。身のこなしも柔らかいし、出たとこ勝ちを」と力が入っている。 5日目(土)の芝1200mを安藤勝騎手で予定。 ダートで6勝を挙げたイダテンは“鉄砲玉”の表現がピッタリのスピード馬だったが、その弟エイブルベガ(牡、父アドマイヤベガ、母カネヤマシカダ=美浦・二ノ宮厩舎)は「落ち着いた気性で追って味のあるタイプ。とにかくフットワークがいいし、先々は距離も延ばしていける馬」と三浦助手が正反対の良さにほれ込む期待馬だ。 490kgと雄大な馬体も追うごとに締まり、「ゲートは並だけど、気合をつければちゃんと加速する」と初戦突破への手応えあり。6日目(日)芝1200mを藤田騎手で予定。 <福島>5日目(土)の芝1200mは蛯名騎手を配したレイクエルフ(牡、父スターオブコジーン=美浦・手塚厩舎)の評判が高い。 母は厩舎に初重賞をプレゼントしたベルグチケット(フェアリーS)。この中間も20日に坂路800m49秒5と母から譲り受けたスピードをいかんなく披露している。 「27日はメンコをつけて行きっぷりが悪かったが、先週までの動きだったらまず大丈夫。スピードはあるし、前向き。先週(ストリートスパン=8着)のようなことはない」と手塚師は自信ありだ。 6日目(日)の芝1800mは2億1000万馬ダノンマスターズ(牡、父シンボリクリスエス、母マストビーラヴド=美浦・藤沢和厩舎)がいよいよベールを脱ぐ。 「ラインクラフトの下だが、距離が延びていいタイプ。他の馬にはないものを持っているし、落札分のさわりくらい回収しないと(笑)」と手綱を取る後藤騎手は余裕の表情だ。 <阪神>5日目(土)芝1200mで初戦勝ちを狙うのが良血馬ビーチアイドル(牝、栗東・加用厩舎)だ。 父は今年から産駒を送り込む新種牡馬のファルブラウで、母ビーチフラッグは3歳時にバイオレットS、マーガレットSのオープン特別を勝利。古馬になってからも交流GIIIかきつばた記念で2着(2001年)するなど息の長い活躍を見せた。 「母似ですごくいいスピードがある。気性も素直でとても乗りやすい。うまく成長すればクラシックでも活躍できるんじゃないかな」と蓮見助手は将来性に期待を寄せる。武豊騎手を背にデビュー予定だ。 同レースには森厩舎の期待馬アグネスクリスタル(牡、父Seeking the Gold、母Shawklit Mint)もスタンバイ。「気性が前向きで、いいスピードがある」と牧浦助手は手応え十分。地方の吉原騎手を背に初戦Vを狙う。
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レジャー 2007年06月27日 16時00分
ラジオNIKKEI賞 ハイソサエティーが豪快デモ
みちのく福島シリーズも3週目。メーンは秋に飛躍を期す3歳馬の重賞「第56回ラジオNIKKEI賞」(JpnIII 芝1800m)だ。その最終追い切りが27日、東西のトレセンでいっせいに行われた。動きが目立ったのはハイソサエティー。芝は<3001>と底を見せておらず、初重賞制覇の期待がかかる。 エーデルワイスSを快勝し、勢いに乗っているハイソサエティー。これで芝は<3001>。唯一、7着に敗れたNHKマイルCも大外を回って0秒6差なら内容は悪くない。 「NHKはちょっと普通の競馬をしすぎたね。少々のハイペースで行っても、止まらない馬。もっと前々のレースをしてほしかった」と振り返る小島良助手。「まだトモが緩いし、全体的に力がつききっていない。本当に良くなるのは秋だろうが、そんな状態でもこれだけ走っているからね。将来が本当に楽しみな馬」という。 前走後はすぐにここに的を絞って調整されてきただけに、仕上がりは良好。23日の1週前はWコースで5F63秒8、上がり3F36秒4→12秒1(馬なり)を楽々マークしている。 「いい感じだし、順調にきている。状態については問題ないよ。先行して良さが出るタイプだから、福島のコース形態は合っているし、距離もマイルより1800mの方が向いていると思う。ハンデも妥当なところ。期待は大きい」と力が入る。 【最終追いVTR】大柄な馬体をさらに目いっぱい広げて走るダイナミックなフォームで坂路を登坂。ラスト1Fで鞍上が軽く仕掛けると、反応鋭く11秒9をマークした。引き続き好気配を保っている。
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レジャー 2007年06月27日 16時00分
函館スプリントS(JpnIII 函館芝1200m 7月1日) 5年ぶりの3歳馬Vへ サープラスシンガー&アドマイヤホクトが意欲
2002年にサニングデールが3歳馬として制している函館スプリントS。サープラスシンガーが、5年ぶりの3歳Vを目指し、好調教を見せた。 函館Wコースでエバンジェリストを3馬身先行。レースと違い、追いかける形での追い切りとなったが、5F66秒5→52秒0→38秒4→11秒7と上がり重点ながら、直線では内から鋭く伸びて併走馬を3馬身突き放した。 「馬体は立派に見えるが、動きは満足いくもの。先手を取るこの馬の競馬で古馬相手にどこまでやれるか楽しみ」と小原厩務員。1月のクロッカスS以来となるが、芝1200mは<2200>と底を見せておらず、一発を狙う。 一方、電撃戦はファルコンS快勝の実績がある同じく3歳馬のアドマイヤホクト。 休み明けのCBC賞は「初の古馬相手にハナに行く形で、3歳馬としては厳しい競馬だった」(下川助手)こともあり10着に敗れたが、叩いての上積みは十分。今朝の最終追い切りではフサイチバルドル(1000万)の内に併せ、4F52秒4→37秒9→11秒5をマーク。楽に半馬身先着した。 「今回は舌を縛っていく。朝日杯FS(15着)以外は、上手な競馬をしているし、この最終追いで変わってくれれば」と下川助手は変わり身に期待している。
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レジャー 2007年06月26日 16時00分
ラジオNIKKEI賞(JpnIII 福島芝1800m) 上がり馬クランエンブレムが虎視眈々
夏の福島シリーズのラス前は恒例の3歳重賞「第56回ラジオNIKKEI賞」(JpnIII 芝1800m 7月1日)。新旧勢力が入り乱れ、混とんとするなか、2連勝で駒を進めてきたクランエンブレムが待望のタイトル奪取に虎視たんたんだ。形の上では昇級戦になるものの、前走では古馬を初対戦にして難なく撃破。その勢いは侮れない。 ダートから芝に矛先をかえた途端、ポンポンと連勝。宗像助手が「前走でどっちもこなせることがはっきりした。アグネスデジタルみたい」と評する芝&ダート兼用型クランエンブレムが、まずは“芝の”重賞制覇を狙う。 エンブレムは他馬と比べて、明らかなアドバンテージが2つある。1つ目は今回と同条件の前走・福島市制施行100周年記念で完勝していることだ。福島2戦2勝のクーヴェルチュールが、開幕週のバーデンバーデンCを制したように、小回りの福島は何かとコース適性がものをいう。 もう一点はその前走で古馬を既に撃破していること。レース前、宗像助手は「古馬相手にどこまでやれるか」と話していたが、好位から楽々抜け出す堂々の競馬。「時計(芝1800m1分46秒0)、勝ちっぷりともに文句なし。今年は3歳の方が強いかもしれない」と、レース前の不安はどこ吹く風だ。 また、宗像助手は「3走前の後、放牧に出して馬が変わってきた」とも。「帰ってきて体調が戻ったとともに、落ち着きが増した。そのせいか、レースを使っても反動がない」とキッパリ。今回の中1週も何ら心配材料にはならなそうだ。 父はサンデーサイレンスの後継種牡馬として社台ファームが1700万ドル(約20億円)で輸入したウォーエンブレム。ところが、父は筋金入りの硬派(?)で牝馬にはほとんど関心を示さず、産駒は数える程度しか誕生していない。その初年度産駒4頭のうちの一頭がクランエンブレムである。 「今回は3歳馬同士。重賞でも逆に期待が大きくなってきている」と宗像助手。話は早いが、ここで重賞をゲットすれば、希少な父の血を継ぐ後継種牡馬としての道も開けてくる。陣営、生産界ともに当馬に注がれる視線は熱い。
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レジャー 2007年06月26日 16時00分
ラジオNIKKEI賞(JpnIII 福島芝1800m) エミーズスマイルが反撃ののろし
ラジオNIKKEI賞で仕切り直しを図る船橋の女傑エミーズスマイルが26日、船橋競馬場で最終追い切りを行い、休養明けを感じさせない軽快な動きを披露した。 山田信騎手を背に単走で馬場の真ん中を通り、5F62秒4→48秒5→36秒3→11秒8(強め)を計時。直線でステッキが3発入るとグッとハミを取り、力強いフットワークでゴール板を駆け抜けた。 桜花賞後は山元トレセンに放牧に出され、リフレッシュするとともに、坂路で再び鍛えられてきた。14日に帰厩した時は体が少し太かったが、今朝の動きを見届けた出川龍師は「桜花賞くらいのデキには仕上がっていると思う」と納得の表情だ。 その桜花賞は南関東所属馬として初めて挑戦し、15着と中央の洗礼を受けた。しかし、一線級を相手に闘った経験は「プラスになったはずだ」と師は分析する。「今回は相手もいくらか楽になるし、秋につながる競馬ができれば」今後は秋華賞トライアルの紫苑S出走(4回中山)も視野に入れており、後半戦への試金石となる一戦となりそうだ。
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レジャー 2007年06月26日 16時00分
ローカル回想記 終いで夏を沸かせたダイナマイン&ダイナシュート
「牝馬は夏に強い」。手垢のついた言葉だが、では、なぜ強いのか? ダイナアクトレス(毎日王冠ほか、重賞5勝)はじめ、名だたる牝馬を数多く育てた矢野進師は「ホルモンの関係だと思う。人間も女性は夏に強い」と蘊蓄(うんちく)を傾けた。 矢野進師が引き出しの中から出した“夏女”はダイナマインとダイナシュートの姉妹だ。姉のマインはとりわけ、新潟での活躍が際立っていた。1983年夏、400万→五頭連峰特別→新潟日報賞をぶっこ抜き、3連勝を達成。さらに、翌84年にも米山特別に続き、新潟記念を優勝。夏女の代名詞となった。 一方、妹のシュートは84年に新馬→新潟2歳Sと連勝し、新潟2歳チャンピオンに輝いている。さらに、87年の七夕賞を優勝したのだから血は争えない。「牝馬は一般的に競走生命が短いが、姉妹で重賞を勝ったのだから大したものだよ」そう言って矢野進師は目尻を下げた。 姉妹に共通していたのは、夏に強かったこと以外にまだある。「性格が素直で、脚元も丈夫だったから2頭とも手がかからなかった。苦労させられたことがなかった」と言う。また、「(父の)ノーザンテーストの良いところを持っていて、勝負根性があった」と感慨深げだ。 ダイナマインは85年のダービー卿CT(9着)を最後に引退→繁殖入り。また、妹のシュートもそれから2年後、牝馬東京タイ杯(11着)で引退し、繁殖入りした。 「2頭とも仔出しが良かった」と、思いを馳せる矢野進師。マインはブロードマイン(中山大障害2回、東京障害特別2回)を、シュートはアドマイヤマックス(高松宮記念)を送り出し、肌馬としても成功を収めた。
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