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レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第194回>

 毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第194回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇ デュークス・オブ・ストラトスフィア「25 O'Clock」(1985年/Virgin Records)

 ジャケットにもXTCの名前は載ってはいますが、変名の企画アルバムです。だんだん高尚な音楽へと変化して行った中で、とても遊び心のあるrockアルバムです。

 最初punkバンドからスタートし、post punk、new waveと変化して行き、1980年代後期からはビートルズ的なアプローチにサウンドが変わって行く、まさしく、変幻自在なバンドです。そんな中で名前まで変えて、1960年代に愛情たっぷりの尊敬を込めて作られたこのアルバムは、XTCの中では、一番分かりやすいrockアルバムだと思います。

 ジャケットからも、その当時とは多少アプローチは違うものの、見ただけでサイケデリックと分かるもので、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」を連想させるものだと分かります。音もわざと粗い質感で表現してますね。録音されているキーボードを含めた素材も、とても効果的に耳に残るような使い方をしています。ボーカルエフェクトも効果的ですね。あちこちに逆回転のギターも登場します。長くバンドをやっていると、一度はやっぱりサイケデリックにけりをつけたいのでしょうか? それでも、1980年代の中期では珍しいアルバムですね。

 なかなかライブをしてくれないバンドで、日本からもラブコールをたくさん送っている話も聞いたりするのですが、なかなか実現は難しいのでしょうね。特にこのアルバムはライブでも聴いてみたいアルバムです。

■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html
■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/0352870/

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