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反原発を表明したスタジオジブリ、作品に込められたメッセージ

 東京・小金井市にあるスタジオジブリのビル屋上に、「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」と横断幕が掲げられていることが、インターネットなどで話題になっている。
 横断幕は16日午前から掲げられているという。これは宮崎駿監督(70)自らの「素直な気持ちを表明したい」との意図から発案された。

 また、19日には動画投稿サイトYouTubeで、宮崎駿監督が自ら登場する動画が投稿されている。
 内容は「宮崎駿氏から首相へのメッセージ」と題され、菅直人首相へあてた原発政策への意見となっている。
 時間は22秒と短いが、それだけにストレートな言葉からは監督の強いメッセージが伝わってくる。
 「自然エネルギー法案をぜひ通してください。辞めようが辞めまいがとにかく言いたいことどんどんやって、どんどん国民に訴えてください。福島県は全県避難しなければ駄目な状態になっている思います。」
 スタジオジブリではもともと自然との共生を訴え、反原発とも受け取れるメッセージが込められた作品が制作されている。
 「風の谷のナウシカ」では未来の世界で起こった核戦争によって汚染された「腐海」が重要な場所として登場する。
 昨年8月には、人気作品「となりのトトロ」などのキャラクターグッズが、原発の安全性をPRする東京電力の福島県内の施設で展示、販売されているとインターネット上で批判され、出展を取りやめるという騒動も起こっている。これも宮崎駿監督の反原発指向の現れとも見える。
 今後、より強く反原発、自然エネルギー回帰のメッセージを訴えたジブリ作品が企画されるかも?

(川上三白眼 山口敏太郎事務所)

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