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<実録!不倫カップルの顛末>内助の功が報われない日々…平凡な主婦の一大決心

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 「不倫は配偶者を不幸にする…」。そう考えている人が大多数ではないだろうか?実際、永遠の愛を誓った夫や妻に裏切られた事実は、悲しみや憎しみを生み出すことがほとんどだろう。しかし、配偶者の不倫によって幸福になったという稀なケースもある。今回、お話を聞いた矢野静香さん(仮名・51歳)も今では夫の不倫に感謝しているという。

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 「私と夫は職場の上司と部下の関係でした。少し強引な所がありましたが、仕事ができる姿に憧れて結婚を決意したんです。私は仕事を続けたかったんですが、夫の希望もありそのまま専業主婦になりました。

 子どもが生まれた頃から段々と横柄な態度になって…昔の『亭主関白』って言うんですかね?働いている俺が一番偉いって態度で、私も子どももいつもビクビク生活していたんです。不倫も隠すどころか、堂々と“浮気は男の甲斐性だ”と開き直っていました」

 それでも静香さんが離婚に踏み込めなかったのは、子ども達がいた事と世間体を気にしてだった。「離婚は悪」「妻は夫を内助の功で支えるべき」という古い価値観に囚われていたのだ。

 「私が何も言わないことで、夫の振る舞いはますます増長していきました。家庭の雰囲気は最悪でしたが、“私さえ我慢すれば…”“夫もいつか目が覚めてくれる”と信じて尽くしてたんです。

 そんな時、一年前に結婚して家を出た娘から“これ見て”と、いくつかブログや動画が送られてきました。それは熟年離婚して暮らしている人たちが投稿している動画で、夫に離婚を突きつけられた人や自ら選んだ人など、たくさんの方がいらっしゃいました。

 驚いたのが、皆さん最初こそ、生活の不安や寂しさを訴えていましたが、とても前向きに生きているんです。私は『離婚はデメリットしかない』と思っていたので、離婚について全国に配信している同年代の方がたくさんいることに、衝撃を受けて…。その後は寝る間も惜しんで、彼女たちの動画を見ていました」

 別の世界を垣間見ることで、大きく価値観を変えることになった静香さん。自身の身の振り方についても真剣に考えるようになった。

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