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「私、テレビの味方です」堀北真希 アドリブがきかなくても関係ねぇ!!

 正直に告白すれば、個人的に堀北真希(19)の魅力がこれまでわからなかった。可愛いと言われれば可愛いと思う。だが、どうしても心に引っ掛からない。可愛らしさだけなら、他にもっと整ったアイドルはいるし、際立った特徴を持ったアイドルもいる。私がドラマをあまり見ないせいもあるのだろうが、どうしたって彼女を好きになるきっかけをつかむことができずにいた。
 しかし!私はある番組を見て、彼女を一気に見直した。今月7日放送の「カートゥンKAT-TUN」(日本テレビ系)にゲスト出演した彼女を見て以来のことだ。
 堀北は、過去にドラマ「野ブタ。をプロデュース」で共演歴のある亀梨和也(21)と料理対決をすることに。10分間で冷蔵庫にある余りもので料理をするというテーマで奮闘する両者。堀北は手際よく「豆腐に納豆を乗せたもの」とイカソテーを作ってみせた。エプロン姿のよく似合う堀北の作る簡単メニュー、人生で納豆を一度も食したことがない私でもOKかもしれない!いや、むしろ納豆食べたい!なんか旨そう!そう思わせるほど、堀北のエプロン姿は魅力的だった。

 ここからが本題である。KAT-TUNの誰かが「これ、タイトルなんかありますか?」と振ってきたのだ。即席料理に名前をつけろ、というわけだ。ここで堀北は「タイトル!?タイトルは特に…」と笑ってごまかした。そう、彼女、アドリブが全くきかないタイプなのだ。
 この手の話を関係者から聞いていた私は別段驚くことはなかったが、少なくとも現在のバラエティで求められているアドリブ能力は堀北にはないことが満天下に証明されてしまった。
 私は以前から、彼女のアドリブ能力の欠如をひそかに問題視していた。「バラエティに出たら火傷しちゃうぞ」と。だが、この日の堀北の料理姿を見て、そんなことはどうでもいい瑣末な問題だと思い直した。だって、彼女のエプロン姿があまりにも素敵だったから!誰だって「堀北真希に料理を作ってもらいた〜い!」と心底思うはずだ。堀北の役割は、男にそんな願望を抱かせることなのだ。それは素敵な役回りである。
 何度も言うようだが、テレビだろうが映画だろうがCMだろうが、すべての伝え手はアイドルの魅力を最大限に引き出すことを至上命題にするべきである。そうすることで人々は幸せな気持ちになれる。とすれば、堀北にエプロンをつけさせ、料理を作らせた時点でテレビ局の勝利なのだ。それは同時に、堀北の勝利にもつながる。それが最高に魅力的ならば、それでOKなのだ。他には何も要らない。

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