「一度、贅沢を覚えて生活水準が上がると、戻るのがすごく難しいんです。安くて簡単に手に入るものに喜んでいる子達を、内心でものすごくバカにしていました。
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でも、私たちが相手をしているおじさん達もそれは同じで、より可愛くて若い子を求めるようになってきたんです。ある程度の『おこづかい』をもらう為には、デートや食事だけでは満足してくれなくて、キスから口や手で奉仕することから始まって、身体を求められるまでそう時間はかかりませんでした。それでも、数時間我慢するだけで数十万円も手に入るので、私も由利も飽きられないように必死におじさん達のご機嫌を取っていました。普通のパパ活の相場よりもずっと高かったですしね」
体も許すようになり、ズブズブと抜けられない底なし沼に落ちる彩夏さんに転機が訪れたのは、意外にも同窓会がきっかけだった。
「高校の同窓会があったので、私と由利でハイブランドの服と鞄を持って意気揚々と参加したんです。予想通り、卒業後も垢ぬけない子が多くて、私達はすごく目立っていました。でも、話してみると皆、仕事や子育てに追われている子もいて、なんだか自分が恥ずかしくなってきたんです。だって、私はおじさん達の機嫌にビクビクしながら、愛情も無いのに身体を売って、話す内容もテレビやネットくらいの情報しかなくて…。“あ、このままだとヤバい”って気づいたんです。
由利には止められましたが、きっぱりと手を引くことにしました。生活レベルはメチャクチャ落ちましたが、自分で働いて得たお金で生活するのは意外に楽しくて…。正直、昔の生活に未練が無いかと言えば嘘になりますけどね。由利は相変わらずおじさん達の相手をして、お金に困らない生活をしていますし」
彩夏さんは後ろ髪を引かれながらも、もう元の贅沢で空虚な生活には絶対に戻りたくないと、決意しているという。