事件が発生したのは11日夜10時半頃。夫が妻の首に電気コードを巻き、絞め殺す。その後、自ら警察に「妻を殺した」と通報し、駆けつけた警察官に殺人容疑で逮捕された。
取り調べに対し、夫は「妻と喧嘩して殺した」「言うことを聞かず、自分勝手な行動をする妻が許せなかった」「我慢の限界だった」と、日頃の不満が鬱積したという趣旨の発言をしている。現場周辺では、夫婦が喧嘩する声を聞いたという人が相次いでおり、「夫婦仲」は良くなかったようだ。
長年連れ添ってきた80歳と72歳の老夫婦。通常なら、助け合いながら最期の時を待つもの。それにも関わらず、「積年の恨み」を募らせ、電気コードを首に巻きつけて殺してしまうとはあまりにも無残で、被害女性の心中は、察するに余りある。ただし、現在2人の関係性や持病などについては明らかになっていない。何か特殊な事情を抱えていた可能性もある。
この悲しすぎる事件に、「なんともやりきれない。妻がうるさく言ってるのも、長年連れ添ってきた夫だからでしょうに」「もう少ししっかり話をしてほしかった」「自分の夫もそうなりそうで怖い。きちんと話をして行こうと思った」と無念の声が上がる。
一方で、「80歳で妻に言うことを聞かそうとするなんて。思い上がりもいいところだ」「どんな事があっても殺すのはダメ。許せない」「何を考えているんだ」と憤る声も。そして、ネット上には「この夫妻と会ったことがある」と名乗るネットユーザーも登場。真偽の程は不明だが、「妻は持病があり脚が不自由だった」「夫は脳梗塞を患い感情のコントロールができなくなっていた」という書き込みがあった。裏は取れていないが、事実だとすれば非常に悲しい。
「こうなる前」に、なんとかならなかったのか。本当に残念だ。