メジャーリーグ
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スポーツ 2021年06月10日 11時00分
エンゼルス・大谷に打撃不振の危機? 指揮官が危惧する四球攻め、体たらくな同僚たちにも頼れずか
二刀流・大谷翔平選手に試練が降りかかってきた。 チームメイトのマイク・トラウト外野手が右ふくらはぎの故障で故障者リスト入りした。トラウトはMLBの現役最高選手とも称されるスラッガーだ。エンゼルス打線の得点能力はもちろんだが、「打者・大谷」のバットにも影響を与えていた。 「トラウトが欠場したことで、対戦投手の大谷への配球も変わってきました」(米国人ライター) “四球攻め”だ。トラウトが4番で出場してきたが、彼が故障者リスト入りするまでの39試合で大谷が選んだ四球は「6」。これに対し、トラウトが途中退場した5月17日(現地時間)以降の19試合で、「17」と跳ね上がっている。 打者・大谷は「2番・DH」で出場しており、4番・トラウトとの間にはパワーヒッターのアンソニー・レンドン内野手もいるが、今季の打撃成績はイマイチで、 「大谷と勝負しない。四球で歩かせれば、後続バッターは怖くない」 と、バットを振らせてもらえない状況が続いているのだ。 四球で歩かされた大谷はそのモヤモヤを払拭するように「盗塁」を記録しているが、レンドンや代わりに4番に入ったジャレッド・ウォルシュのバットから快音が聞かれず、エンゼルスは厳しい状況が続いている。 >>エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か<< ジョー・マドン監督は大谷への四球攻めについて、「しっかりと(投球を)見極めてほしい」と記者団に語っていた。しかし、メジャーリーグでも好打者が四球攻めで打撃不振に陥るケースは珍しくない。「打ちたい」の一心で、ボール球に手を出し、打撃フォームを崩してしまうからだ。 大谷も「打たせてもらえない」となれば、エンゼルスの得点能力がさらにダウンするのは必至。エース級の投手との対戦では得点好機は少なくなる。四球攻めを食らっている大谷のイライラも気になるが…。 そんな大谷の状況について、米メディアはこんな予想も立てているそうだ。 「指名打者制の使えない米交流戦では、先発しても打席に立つリアル二刀流になると思われます」(現地関係者) それだけではない。現在の2番から3番か4番に打順が変更されるのではないかとも予想されていた。 「レンドン、ウォルシュの状態によっては、『4番・大谷』をマドン監督も検討するでしょう」(前出・同) リアル二刀流での4番では“マンガの世界”だが、指名打者でバッターに専念できる試合では4番での出場も十分にあり得る。大谷の活躍には日米が熱視線を送っている。だが、エンゼルスはア・リーグ西部地区で下位に低迷している。チームの起爆剤として、「4番投手・大谷」も見てみたいが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月08日 15時30分
「頭悪い選手のせいで飛び火してる」ダルビッシュが“松ヤニ問題”の悪影響に苦言 自身も濡れ衣を着せられた現状にうんざり?
バドレス・ダルビッシュ有が8日(現地時間7日)、自身の公式ツイッターに投稿。その内容がネット上のプロ野球・MLBファンの間で話題となっている。 ダルビッシュはこの日、6日(同5日)に5勝目を挙げたデグロム(メッツ)に一部から粘着物質の使用を疑う声が挙がり、それに対してデグロムの同僚たちが反論していることを伝える記事のリンクを引用。その上で、「過去数年の平均回転数見て、急に何百も上がってる人にMLBが直接『この回転数を維持している限りは毎試合調べ倒しますよ』って言えばいいだけ。デグロムが悪魔の物質を使えば宇宙人でも打てなくなる。球を変えないMLBと頭悪い選手のせいで他にまで飛び火してる」と投稿した。 MLBでは近年、投手が松ヤニなどの粘着性物質をボールに塗り摩擦をより多く発生させ、ボールの回転量を上げる不正投球が蔓延していると問題視されている。今年1月にはエンゼルスの元球団職員が、コール(ヤンキース)、バーランダー(アストロズ)、シャーザー(ナショナルズ)といった各球団のエース級投手たちが粘着性物質を使っていたと告発。また、4月には昨季のサイヤング賞投手・バウアー(ドジャース)も使用疑いでMLBから調査を受けている。ダルビッシュはこの問題により、試合で好投した投手にはすぐに疑いがかけられてしまう現状にうんざりしているようだ。 >>ダルビッシュ、マー君の楽天復帰にガッカリ? 移籍直前の裏話を明かし反響、“弟分”との離別を惜しんだワケは<< 今回の投稿を受け、ネット上には「このまま放っておくと、松ヤニ使ってない選手が馬鹿を見るだけだから怒るのは当然」、「好投した投手が『不正投球だ!』ってすぐに言いがかりつけられる今の状況は異常でしかない」、「ダルビッシュは自分も疑惑に巻き込まれたから相当イラついてるな」といった反応が多数寄せられている。 「不正投球問題に関しては、ダルビッシュ自身も先日疑いをかけられています。ダルビッシュは4日(同3日)のメッツ戦で今季6勝目を挙げましたが、同戦中にグラブの内側を触る仕草をしていたとして、一部ファンが粘着物質を使用したのではと指摘。この中ではダルビッシュの回転量が2019年から2021年にかけ上昇(2019年は毎分2517回転/2021年は同2678回転)していることも根拠として挙げられました。ただ、メッツのロハス監督は試合後、『今日私が試合中に見た中で問題になるようなことは何もなかった』とダルビッシュの投球に不審な点はなかったと発言。また、ダルビッシュ本人も自身のツイッターで『何回も言っていますが松ヤニは使ったことないです』と反論し、回転数上昇についても『単純にスピン量が多いスライダー、カッターを多投しているから』と説明したことから疑惑は“濡れ衣”として沈静化しています」(野球ライター) MLBは今月中旬ごろから、試合中に審判団が選手のグラブやユニフォームに粘着物質が仕込まれていないか適宜チェックする新ルールを導入予定と伝えられている。この新ルールにより、不正投球問題は解決に向かうのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2021年06月02日 11時15分
エンゼルス・大谷、先輩菊池との日本人対決は優勢? リアル二刀流回避で見込まれるメリットとは
大谷翔平と菊池雄星の対決は、その前日がポイントとなりそうだ。 SFジャイアンツとの試合中、エンゼルス球団広報が6月3日(現地時間)から始まるマリナーズとの4連戦の先発予定投手を発表した。現地メディアによれば、試合中の発表は異例なことだという。日米の取材陣が急かし、エンゼルス球団が対応してくれたのだ。 「菊池は5月30日(日本時間5月31日)のレンジャーズ戦に先発し、6イニング2/3を投げ勝ち投手になりました。ここまでしっかりとローテーションを守っているので、次回登板は6月5日のエンゼルス戦となります。二刀流の大谷は登板間隔が不規則になりがちで、次の先発登板が3日から6日のどこかになるだろう、と」(現地関係者) 大谷の先発日が6月5日となれば、花巻東高の先輩・後輩の投手対決が実現する。指名打者制を解除した登板となれば、「菊池対打者・大谷」も見られる。 そんな対決が実現するのかどうか、大谷の取材チームが騒ぎ立て、エンゼルス球団が発表を前倒ししてくれたのである。 「大谷の先発は4日と発表されました」(前出・同) >>エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か<< しかし、菊池が先発する5日、「打者・大谷」が大活躍してくれそうだ。 「エンゼルスのジョー・マドン監督が地元紙のロサンゼルス・タイムズ(30日掲載)の単独取材に応じ、大谷の今後の起用法についても話しています」(米国人ライター) マドン監督は先発登板した日も打席に立たせるリアル二刀流について、<バットを持つ心配がないと、気持ちとして投げることに専念でき、ギアが少し上がるんだろう>と、5月28日の好投を評価していた。 また、<だからといって、リアル二刀流のドアを閉ざすという話ではないが>と話していたが、リアル二刀流での試合出場は、今後少なくなっていきそうだ。 「肉体的な疲労によるものと思われますが、リアル二刀流で出場した翌日、『打者・大谷』の成績が良くないんです」(前出・同) 確かに、データ上ではリアル二刀流の代償が証明されている。 今季、ここまで7試合に登板し、4試合がリアル二刀流だった。翌日の打撃成績を見てみると、11打数ノーヒット。それに対し、投手に専念した3試合の翌日は11打数5安打と活躍している。「打の中心選手」でもある以上、大谷の打撃不振はチームにとってもマイナスだ。4日のマリナーズ戦は「投手専念」となり、5日の対菊池に備えるというのが、大方の予想である。 先輩・菊池との投げ合い、菊池対打者・大谷。リアル二刀流による対戦の楽しみが全て詰まった試合になれば…。だが、見方を変えれば、5日の菊池との今季初対戦は、リアル二刀流の回避によって、大谷有利ともなった。過去、両者の対決は7打数3安打、大谷が菊池に打ち勝ってきた。 「今季、大谷は左投手との対戦成績が良くないんです。そのことを聞かれると、『意識していない』と否定しますが」(前出・同) 「左投手が苦手」という評価を覆すためにも、大谷は先輩・菊池に打ち勝たなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月21日 22時30分
ドジャース・筒香、10年来の弱点を中畑元監督が指摘 「まさか無策だったのか」当時の指導陣への疑問も
野球解説者の高木豊氏(元大洋他)が20日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の中畑清氏(元DeNA監督)がゲスト出演。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で中畑氏は、自身が指導者として見てきた選手の中で特に印象に残っている選手をテーマにトーク。巨人コーチ時代の1993年に入団してきた松井秀喜氏(元巨人他)の体の固さや、DeNA監督時代の2013年に当時プロ7年目・25歳の梶谷隆幸(現巨人)にかけた言葉などについて語った。 話題となっているのは、2012~2015年にかけDeNAで共に戦った筒香嘉智(現ドジャース)についての発言。2012年にDeNA監督に就任した中畑氏は、当時プロ3年目・20歳の筒香について「(打撃に)柔らかすぎるぐらいの柔軟性があった」、「(筒香と初めて)会った時に『(松井と)同じ(ように)高校から(プロに)入ってきてもこんなに違うのか』と思った」と、バッティング時の体の柔らかさに驚かされたという。 一方、中畑氏は「真っすぐにはめちゃ(くちゃ)弱い、変化球(を打つの)はものすごくうまい」と、筒香は直球に苦戦している節も見受けられたとコメント。ただ、直球に弱い原因や改善のための具体的な指導などについては触れなかった。 >>元巨人・笠原氏、レイズ筒香に「活躍できない」「レギュラーも獲れない」 メジャーに挑む大砲を酷評したワケは<< 今回の動画を受け、ネット上には「速球に弱いって今と全く変わってないじゃないか」、「なまじ柔軟性があるから速球を引きつけ過ぎて、その結果差し込まれてるってことなんだろうか」、「速球に弱い原因や解決策についても話してほしかった、まさか無策だったのか?」、「どんな指導をしたのかは分からないけど、ちゃんと対策してあげれば今の不振も無かったのでは」といった反応が多数寄せられている。 「筒香は横浜・DeNA(2010-2019)で『.285・205本・613打点』といった数字を残した後、2019年オフにMLB・レイズへポスティング移籍。ただ、同年の対ストレート打率が『.238』だったことから、ファンの間ではストレートの平均球速が150キロを超えるMLBでは通用しないのではという見方もされていました。実際、これまでの報道などによると筒香は『.197・8本・24打点』に終わった移籍1年目の2020年、150キロ以上のストレートに対する打率が『.065』だったそうです。こうした直球への弱さが若手時代から見受けられたという中畑氏の発言を受け、当時の首脳陣が適切な指導をしていれば違った結果になったのではと考えているファンもいるようです」(野球ライター) MLB2年目の今季は「.167・0本・5打点」と不振に苦しみ、5月12日(現地時間11日)にレイズから戦力外となった筒香。その後同月16日(同15日)に移籍したドジャースでも21日(同20日)終了時点で「.111・0本・1打点」と苦戦しているが、今後成績が好転することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年05月20日 11時30分
ドジャースの筒香獲得は2年越しの悲願? デビュー戦では音なしも、首脳陣は打撃以外の部分に期待か
筒香嘉智選手が“大変貌”を遂げるかもしれない。現地時間・5月18日、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した筒香が、ダイヤモンドバックス戦に「7番・左翼」でスタメン出場した。移籍後初めての試合出場で、“お試し期間”のような意味合いもあったようだ。 結果は2打数ノーヒット、2四球。「計4打席で2回も出塁した」と前向きな見方もできるが、バットを振って結果を出さなければ、前在籍チーム・レイズ以上に選手層の厚いドジャースでは生き残れないだろう。 >>元巨人・笠原氏、レイズ筒香に「活躍できない」「レギュラーも獲れない」 メジャーに挑む大砲を酷評したワケは<< しかし、ドジャースは筒香の「守備」にも期待を寄せていた。守備に関しては、ベイスターズ時代から「巧い」というイメージはないが…。 「今年のドジャースは、2年連続でのワールドシリーズ制覇を狙っています。筒香獲得を決めた理由として伝えられているのは、レギュラー陣に右打ちがやや多いこと、そして、守備要員として計算が立つと判断されたからです」(現地関係者) 評価されたのは、レフトでの守備だという。 昨季の筒香は、レフトで16試合に出場している。公式データサイト・ファングラフスによれば、レフトでのエラーはゼロ、好プレーで失点を防いだケースも2回カウントされおり、「守備範囲も平均以上に広い」とあった。三塁では4失策を記録しているものの、データ上では「外野守備要員として計算が立つ」というドジャースの着眼点は間違っていない。 もっとも、昨季の覇者・ドジャースはエラーの多いチームでもあり、「主力選手の守備範囲が狭い」弱点も抱えていた。とは言っても、ドジャースにも守備要員的な選手はいる。筒香に求められているのは、やはり、打撃力だ。 18日の試合後、筒香は日米共同のオンライン会見に臨み、こんな質問も受けた。「メジャーに移籍する時、ドジャースからもオファーはあったと聞いているが?」――。 筒香は「そこは、僕からは言えないですね」と苦笑した。 否定しなかった。レイズ入りした2019年12月当時、筒香はケビン・キャッシュ監督自らが連絡を入れてきて、本交渉前に会談したことも明かしている。ドジャース優位で進んでいた入団交渉を、レイズが“直接会談”で逆転させた経緯があるのかもしれない。 「ドジャースのデーブ・ロバーツ監督ですが、沖縄県の出身です。母親は日本人女性で、監督就任会見では両親、奥さん、子どもたちを同席させています。『コツコツと努力して』という、日本人の働き方、美意識を敬愛しているそうです」(米国人ライター) そのロバーツ監督は「ウチのコーチ陣は(欠点や修正点を)把握している」と、移籍当初にコメントしていた。 レギュラー争いは熾烈だが、今後は守備要員としても駆り出されることが多くなりそうだ。外野守備、打撃改造。日系人指揮官のもとで、やらなければならないことがたくさんあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月14日 12時20分
エンゼルス・大谷、二刀流はそろそろ潮時? 現地メディアの指摘に監督も不満を吐露「私には伝えてくれなかった」
“強行出場”の意気込みも、チームの勝利には結びつかなかった。アストロズとの3連戦最終日の5月12日(日本時間=13日)、大谷翔平選手は「1番・指名打者」で出場したが、4打数ノーヒット。チームも敗れてしまった。 「前日、大谷は先発投手として7イニングを投げています。指名打者制を解除する『2番・投手』で出場しており、降板後は外野守備にも就いています。かなり疲れているはず」(米国人ライター) 目下、チームはア・リーグ西部地区の最下位に沈んでいる。前日の登板では勝利に貢献できなかった。「打のキーマン」でもあり、低迷するチームに少しでも貢献したいと思ったのだろう。 しかし、試合後のジョー・マドン監督が共同会見の中で、ちょっと意味シンなコメントも発していた。 「疲れがあったのかもしれないが、それに関することを私には伝えてくれなかった」 米メディアの「大谷のスイングは明らかに鈍っていた。疲れているのになぜ起用したのか?」なる問いへの回答だ。 米中継局BSウエストが試合中に伝えたデータによれば、大谷には「ある傾向」も見られるという。指名打者制を解除して打席にも立つリアル二刀流の翌日、まだヒットを1本も打っていない。リアル二刀流はここまで3試合、翌日も指名打者として試合に出て、8打数ノーヒット(9打席)。うち三振3。米メディアは「休ませるべきでは?」と批判的な質問を浴びせたのは、そのためだ。 「リアル二刀流の翌日、大谷はメディカルチェックを受け、チームトレーナーも体調を確認しています。それらの報告を受けた後、マドン監督は大谷と直接話をして、『打者』として出場するかどうかの最終判断がされてきました」(現地関係者) 指揮官の「打ち明けてくれなかった」発言は、大谷との信頼関係ができていないことをこぼしたのではなく、彼自身がチームに貢献しようと必死になっていた様子を伝えていたのだろう。私見になるが、大谷を“強行出場”させたことまでは理解できる。しかし、前日に投手出場した選手を1番バッターで起用した点は疑問だ。 >>エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か<< 「ここまで、大谷の先発は5試合。うち2試合は指名打者制を解除しない、投げるだけでした。その2試合の翌日の打席成績を見てみると、ホームランを2本打っています」(前出・米国人ライター) 投手起用された翌日の通算打撃成績は、15打数3安打、本塁打2。打席に立たない先発登板翌日の成績は、7打数3安打。打率4割強となる。トータルでは打率2割だが…。 先発登板しても打席に立つリアル二刀流を止めれば、翌日も高打率が望める。しかし、米国ファンもリアル二刀流に大きな関心を抱いている。マドン監督は体調面だけではなく、出場方法についても大谷と話し合う必要がありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月12日 14時20分
ダルビッシュ、オリックス宮城の投球術を称賛「着眼点凄い」の声 高校時代から熱視線を送る‟手の使い方“とは
パドレス・ダルビッシュ有が、12日に自身の公式ツイッターに投稿。オリックスのプロ2年目・19歳の宮城大弥の投球術を称賛した。 宮城は2019年ドラフトで1位指名を受けプロ入りし、今季は11日終了時点で「6登板・4勝0敗・防御率1.45」と勝利数、防御率、勝率でリーグ1位の数字を残している先発左腕。ダルビッシュは2019年7月28日に自身のツイッターで、「興南の宮城投手いいわぁ。投げ方、球筋、総合的に好きすぎる。俺あんなピッチャーになりたかったわぁ」と高校時代の宮城をべた褒めしていた。 12日、前述のツイートを引用し一般ユーザーが「見る目が凄い」と投稿。これを引用しダルビッシュは「自分は曲がり球のリリースの時に利き手の甲をホームベース側に持っていくのが上手+そこからの脱力の仕方が上手な選手が好きなんです」、「宮城投手は高校の時からかなり上手かったですね。これが出来る人は曲がり球で奥行きを使えるので打ちづらいと思います」とコメント。宮城は変化球を投げる際の手の使い方がうまいため、打者にとっては打ちにくい投手だろうと称賛した。 >>ダルビッシュ、マー君の楽天復帰にガッカリ? 移籍直前の裏話を明かし反響、“弟分”との離別を惜しんだワケは<< ダルビッシュのツイートを受け、ネット上には「手の甲の使い方が上手いというのは着眼点が凄い」、「テークバックから投げるまでに変な力みが無くスムーズってことなのかな」、「力の抜き方が上手いなら、その分変化球が曲がるタイミングもずらせたりできてそう」といった反応が多数寄せられている。 「一般的に投手はテークバックの際に手の甲を本塁方向に向けると腕の振りがスムーズになり、その分コントロールも安定するといわれています。また、変化球はリリースの際の力の入れ方で変化量や曲がるタイミングが変わるので、ダルビッシュはこれらを総合して、宮城は変化球をうまく操る術を既に身に付けていると評価しているものと思われます。実際、宮城は11日終了時点での被打率が『.153』で、現在までに規定投球回数に達している投手(両リーグ合わせて24名)の中ではトップの数字をマークしています」(野球ライター) 2019年にダルビッシュからツイッターを通じて称賛された際は、「眠れないほど嬉しかった」と語ったという宮城。今回の称賛ツイートも本人にとって大きな励みとなることは間違いなさそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2021年05月12日 11時40分
筒香、クビの原因は打撃不振だけじゃない? 古巣DeNAは“見てみぬふり”、NPB復帰も絶望的か
打率1割台に喘ぐレイズ・筒香嘉智選手に、真剣に身の振り方を考えなければならない時が来た。日本帰還の可能性が出て来たのだ。 「筒香自身の不振も大きいですが、同じ左打ちで、守備位置、打撃スタイルがかぶるチェ・ジマン選手がリハビリを終え、近くチームに合流すると現地メディアが報じています」(米国人ライター) ここまでの筒香の成績は、打率1割6分7厘、本塁打ゼロ、打点5。メジャーリーグに移籍した昨季は90マイル以上(150キロ台半ば)の速球に対応できず、不本意な成績に終わった。米球界の雰囲気にも慣れてきた今年、飛躍が期待されていたが、今のところ、日本に伝えられるのはマイナスの情報ばかりだ。 「チェ・ジマンがチームに合流したら、出場機会が減るだけでは済まないでしょう。マイナー降格はもちろんですが、『重大な決断』をしなければなりません」(前出・同) マイナーリーグで調整し、再挑戦する。そういう選択もあるが、簡単にはいかないようだ。筒香はレイズ入りする際、「マイナー拒否の条項」を契約書に加えていた。 つまり、このままマイナー落ちが通達された場合、筒香はいったん“解雇”となる。ウェーバー公示され、他球団とも交渉できるが、獲得に名乗りを挙げる米球団が現れなかった場合、マイナー降格を受け入れる新契約を結び直すか、退団の二択となる。 >>元巨人・笠原氏、レイズ筒香に「活躍できない」「レギュラーも獲れない」 メジャーに挑む大砲を酷評したワケは<< 日本では、球界のご意見番H氏が日曜朝の情報番組で「帰って来い!」と発言してきた。「日本帰還」も視野に入れなければならないだろう。 「筒香の契約期間は2年。マイナー降格を逃れたとしても、出場機会の激減は免れません。マイナー降格を受け入れたとしても、再昇格のチャンスは少ないと思います」(現地関係者) もっとも、侍ジャパンの主砲としても活躍してきた筒香にもプライドがある。仮に帰還を選択したとしても、日本のファンは温かく迎え入れてくれるはず。米球界から帰還し、日本で現役生活を続けた“元メジャーリーガー”もたくさんいるが、「シーズン途中」というのは芳しくない。 「最下位に沈むDeNAが『助けてくれ』と正式にオファーを送れば、状況は違ってきます。『古巣のために』となれば、シーズン途中の帰還でもマイナスイメージはありません」(ベテラン記者)「DeNA球団が動けば」と話すNPB関係者は少なくなかった。田中将大投手も古巣楽天のオファーでなければ、日本球界への復帰はなかっただろう。 DeNAと筒香は今も良好な関係にあるが、「本人が望まなければ、球団はその選択を応援するだけ」との見方も同時にされていた。苦しい今の立場を変えるには、打ちまくるしかない。筒香はどんな選択をするのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月06日 11時30分
エンゼルス・大谷、強行出場の裏で首脳陣に反発? 負傷後の思わぬ態度に指揮官は急遽計画を変更か
二刀流の気持ちを掻き立てるものは…。エンゼルス・大谷翔平選手が先発登板こそ回避したものの、「2番・指名打者」でスタメン出場し、メジャートップタイの9号アーチを放ったのは、5月3日(日本時間/同4日)だった。 ピッチャーとしての出場を避けた理由は、前日に右肘を直撃したデッドボールによる影響。「アッー!」と悶絶し、うずくまるシーンを見せられれば先発回避も当然だが、チームメイトは驚いていた。それは、ホームランという結果を出したからではない。現地関係者によれば、大谷は同試合中から「投げたい!」と、ジョー・マドン監督にアピールしていたからだ。 「前日も死球の後、ノーサインで盗塁を仕掛けたり。負けず嫌いな性格なんだと思いますが、『投げること』と『打つこと』の両方をやっていないと、満足できないんでしょう」 NPB時代を知るプロ野球解説者がそう言う。そもそも、大谷は右肘にメスを入れている。また、大谷は「右投げ左打ち」である。投げる方の右腕を前に出しているため、死球は「投手・大谷」に影響が出やすいのだ。 もっとも、死球を食らった日は腫れ上がっていたらしく、その時点では3日の登板回避には素直に従ったそうだ。しかし、指名打者として試合に出ているうちに投げたくなったのか、急に「投げたい!」と言い始めたそうだ。 「マドン監督は指名打者で試合に出すのもためらっていました。でも、大谷本人が『バットを振るのは問題ない』と言い始めて…。無理をしていると分かれば交代させると言い聞かせてから、出場が決まりました」(米国人ライター) >>エンゼルス・大谷の“乱調”は史上初の快挙だった? 現地メディアが称賛も、本人は故障の影響に苦悩か<< 大谷の「試合に出たい」の気持ちはさすがだが、こんな声も聞かれた。他の先発投手への調整に影響が出るというのだ。 「エンゼルスは6人の先発投手でローテーションを回しています。他チームは5人です。二刀流の大谷がいて、大谷だけは他の先発投手と登板間隔が異なります。ただでさえ、エンゼルスの先発ローテーションは変則なのに、大谷の投げたいという気持ちに応えていたら、他の先発投手に迷惑が掛かります」(前出・同) 登板を直訴したその試合後、マドン監督は米メディアに大谷の次回登板について質問され、こう答えている。 「マウンドに行き、95~100マイル(約153~161キロ)を100球近くも投げるとなれば、それは挑戦になる。だから、リラックスできる時間をもう1日か2日与えて、改めて様子を見てから」 やはり、無理をさせたくないと思ったのか、慎重な物言いをしている。 「指名打者で出場し、いつも通りにバットを振っていたので、早ければ5日か6日(現地時間)の登板になると思います」(関係者) メジャーリーグ公式サイトによれば、大谷の9号アーチは推定飛距離427フィート(約130メートル)。今季、427フィート以上の飛距離をマークした本塁打はこれで4本となった。「打球速度が速い」とも評しており、こうしたデータを見る限り、大谷の右肘には死球の影響はなさそうだ。「投げたい」「打ちたい」「試合に出たい」、大谷は野球好きの少年がそのままオトナになったタイプなのかもしれない。それが、二刀流の原動力でもある。今季、大谷はとてつもない大記録を打ち立てるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月02日 07時00分
「効果ない」「つまらないから見ない」「レベル落ちた」張本氏の痛快コメントに2021年も賛否
御年80歳の野球解説者、張本勲氏。2021年も『サンデーモーニング』(TBS系)にリモートながら出演して元気な様子を見せ、プロ野球を中心としたスポーツに「喝」や「あっぱれ」を送っている。 2021年の上半期に物議を醸した張本氏の発言を振り返ってみたい。・新しいトレーニングをバッサリ 1月の自主トレーニング期間中、巨人の丸佳浩がホームベース上に立ちバッティングマシンから投げられるボールを打つという練習を見た張本氏。 「打ち損じたら身体に当たるからね。だから真剣に必死に打つ、まあそれくらいの気持ちしかないですよ。技術的にはそんなに効果はない」と斬った。 さらに2月の春季キャンプでも、巨人の阿部慎之助二軍監督がロングティーと鉄アレイの筋トレを繰り返す練習を二軍選手に行わせた際にも「何のプラスにもならない。実戦はバットとボールだからね。鉄アレイというのは、筋力を強くするためにやるんだろうけども、余計なところに筋肉がつくとバットを振りも鈍くなる」と事実上全否定した。 張本氏の発言に「時代が追いついていない」「頭をアップデートしてほしい」という指摘が一部から上がることになった。 >>張本氏、Dリーグに「興味がない」「スポーツなのか」と笑い物議 ゲストの里崎氏がフォロー<<・横綱不在の相撲は興味ない 大相撲春場所について意見を求められた張本氏は、「興味ないね。これだけ好きな男がほとんど見ない。見たい白鵬もいないし、照ノ富士の一番見て、すぐチャンネル変えちゃう」とバッサリ斬った。 張本氏は2020年の11月場所でも、横綱鶴竜(引退)と白鵬が休場していたことに触れ「つまらない」と発言している。新型コロナウイルス感染拡大前は必ずと言っていいほど国技館に足を運ぶ姿を目撃されている同氏だけに素直な感想を述べたものと思われるが「コメンテーターでしょ」「公共の電波で興味ないというコメントは失礼」と批判する声も出た。・大谷翔平の活躍に「メジャリーグのレベル落ちた」 エンゼルスの大谷翔平が開幕から打撃好調で、メジャー通算50号ホームランを放つ様子を見た張本氏は「うれしいねえ」と笑顔を浮かべる。 ところが「それにしてもアメリカの野球はずいぶんレベルが落ちたねえ、大谷一人にかき回されているもんね」とメジャリーグのレベルを「落ちた」と断言。「素直にほめてほしい」「今言うことじゃないだろう」と批判が上がった。 良くも悪くも断言し、自身の理論を貫いている張本氏。数年前と比較すると「喝」を入れるシーンが少なくなった印象もあるが、それでも「炎上発言」は健在だ。
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スポーツ
マエケン、新型コロナの影響でLA帰還を報告 ツインズ移籍後から1か月ぶり、嬉しい出来事も
2020年03月19日 19時55分
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筒香に「活躍できない」発言の元巨人・笠原氏に「手のひら返し早すぎ」の声 OP戦好調を評価もファンは疑問
2020年03月17日 20時00分
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スポーツ
ダルビッシュ、「強要するなら虐待」野球少年への過度な指導に苦言 過去には張本氏と議論を繰り広げたことも
2020年03月10日 17時00分
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スポーツ
ダルビッシュ、新型コロナ感染疑惑が浮上? 「一瞬で病院に行かされた」体調不良で登板回避した経緯を明かす
2020年03月06日 13時25分
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スポーツ
ダルビッシュ、「なんぼかかんねん」 ハマっている野球ゲーム5日で15万円以上の出費? タイムリミット近づき注目集まる
2020年03月03日 18時20分
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スポーツ
ダルビッシュ、「とうとう俺きた」 ハマっている人気野球ゲームに登場 「アプリで俺きたってかっこよすぎw」動画公開に期待の声
2020年02月28日 19時00分
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スポーツ
マエケン、「トレード移籍のワケ」「ドジャースへの不信感」を初告白 「先発としてのプライドがあった」固い信念にファンも感銘
2020年02月27日 19時50分
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スポーツ
「自分と違っていい子」ダルビッシュも期待、マエケンが今日YouTubeデビュー! 「MLBの裏話を聞きたい」ファンからリクエストも
2020年02月25日 18時10分
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スポーツ
ダルビッシュ、野村克也さんの遺体公開について「アメリカならOK」か調査 現地のチームメイトらも「聞いたことがない」
2020年02月20日 13時03分
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スポーツ
ダルビッシュ、野村克也さんの遺体公開に「意味が分からない」 アメリカならOKの風潮にも疑問、団野村氏のSNS投稿に苦言
2020年02月19日 13時12分
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スポーツ
元巨人・笠原氏、レイズ筒香に「活躍できない」「レギュラーも獲れない」 メジャーに挑む大砲を酷評したワケは
2020年02月10日 19時00分
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スポーツ
ドジャース・前田、“LAの同士”コービーさんの訃報に沈痛 「この写真は宝物」生前の交流も
2020年01月29日 17時45分
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スポーツ
「完全に球団ぐるみ」元巨人・中畑氏がサイン盗みに喝 メジャーを揺るがす大騒動に「永久追放ぐらいの厳しい処置を」
2020年01月27日 20時58分
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スポーツ
牧田1年目の結果、前例は参考になる? 最多勝、2ケタ、一軍登板ゼロ…明暗分かれるメジャー帰り投手たち
2020年01月26日 11時00分
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スポーツ
16勝、34ホールド、37セーブ…メジャー1年目で記録を残した一流投手たち、ブルージェイズ・山口の目標は?
2020年01月25日 19時30分
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スポーツ
レッズ・秋山、大谷・イチローの前例からある決意を明かす 「日本人の打ち方は…」メジャー1年目へ向けた戦略に反応続々
2020年01月24日 13時47分
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スポーツ
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
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2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
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2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
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2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分