笠原氏は同日の動画内で、今オフメジャーに移籍した3名の日本人選手が移籍初年度に残す成績を予想。このうち、元横浜(2006-2016)・巨人(2017-2019)の32歳・山口俊(現トロント・ブルージェイズ)に対しては「10勝8敗・防御率3.70」、元西武(2011-2019)の31歳・秋山翔吾(現シンシナティ・レッズ)に対しても「打率.300・10本・180安打・20盗塁」と、それぞれ期待を込めて予想をしていた。
問題となっているのは、残る1名である元DeNA(2010-2019)の28歳・筒香嘉智(現タンパベイ・レイズ)についての予想。笠原氏は3名の中では最年少である筒香に対し「正直、メジャーで活躍できないと思う」とした上で、「ホームランが15本ぐらい、打率は.250もいけないと思うな」と予想。
続けて、「ひょっとしたらレギュラーも獲れないと思うんですよ、筒香選手に限っては」と、山口、秋山とは違いレギュラーの座も危ういのではと危惧した。
筒香を酷評する理由について、笠原氏は「自分と対戦(して)した時と比べて、筒香選手は体のキレがすごくなくなった」と、同じセ・リーグに身を置いた2010~2015年と比べ、現在の筒香は打撃面での瞬発力、対応力が衰えていると指摘。
その上で、「メジャーのボールって手元で動くってよく言われてますけど、それに対応できるかなっていう(ところが不安)。ボールを引き付けて、体をくるっと回すことができれば打てるとは思うんですけど、2017年から見てて(昨年は特に)体のキレがすごく悪くなった」と、メジャーで主流となっているツーシームやムービングファストといった動く直球には対応できないのではと述べた。
今回の動画を受け、ネット上のプロ野球ファンは「まだ始まってもない段階で何決めつけてるんだ」、「メジャー経験の無い笠原に言われても説得力が無い」、「球界から追放された奴が偉そうに語るな」と反発。
一方、「自分も筒香が一番厳しいと思う」、「日本でもストレートに苦戦してる筒香が、メジャーで打てるとは到底思えない」、「ホームランに関しては15本もいかないんじゃないか?」と笠原氏に同調する声も少なからず見受けられた。
「メジャーの投手は日本と比べて平均球速が早く、2017年には150キロ台に突入してもいます。そのため速い球、とりわけ動く直球への対応は必要不可欠と言えますが、昨年の筒香の球種別打率を見ると直球の打率は『.238』。2度の死球や首の張りなどといった故障もあったとはいえ、日本でもこれだけ直球に苦戦していることを考えると、メジャーでも対応に苦慮する可能性は高いと言わざるを得ません」(野球ライター)
動画内では筒香の成績を「ホームラン15本、打率は.250いくかいかないか」と予想している笠原氏。果たして、実際の筒香の成績はどのような数字となるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ