筒香嘉智
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スポーツ 2020年12月31日 06時30分
マリナーズ・菊池、2021年シーズンは先発ローテ落ちか “韓国勢”の脅威はレイズ・筒香にも?
日本人メジャーリーガーのライバルは“韓国新選手”となりそうだ。 菊池雄星のいるシアトルマリナーズが2020年シーズン、韓国・プロ野球の斗山でプレーしていたクリス・フレクセン投手を獲得。成績は8勝4敗、防御率3・01(21試合先発)。韓国・斗山と言えば、20勝を挙げて大型契約で阪神に迎えられたラウル・アルカンタラ投手もいた。しかし、メジャースカウトの間では、「フレクセンの方が米球界に順応できる」と判断されたようだ。 「フレクセンは19年までニューヨークメッツに在籍していました。当時の成績はイマイチでしたが、韓国球界で成長したと評価されたのでしょう」(米国人ライター) そのフレクセンはマリナーズの先発ローテーションの5、6番手を争う。その「5、6番」とは言え、菊池にとっては難敵となりそうだ。 「通常、メジャー球団は5人の投手で先発ローテーションを回していきます。でも、マリナーズだけは6人なんです。ディポトGM、サービス監督は『6人体制の継続』を言っていますが、これには批判的な声も多く、チームがまた低迷すれば、5人体制に戻すかも」(前出・同) 菊池は20年シーズン、ローテーションの3番手でスタートした。しかし、防御率は先発投手陣の中で、ワーストの5・17。フレクセンが奮闘し、5人体制に戻すのなら、真っ先に弾き出されることになる。 また、2年目のシーズンを迎えるタンパベイ・レイズの筒香嘉智選手も、チーム内ライバルとの競争は避けられそうにない。 「筒香は一塁を守ることになりそうですが、その一塁、外野、指名打者、全てのポジションにおいて被るのが、韓国出身のチェ・ジマンです。彼は20年シーズンのトータル成績こそ低かったですが、ポストシーズンマッチでは大活躍でした」(特派記者) ポストシーズン18試合に全てスタメン出場し、37打数10安打、本塁打2、得点8と大きくアピールした。しかも、体型は筒香と同じ“力士型”だが、スイッチヒッターである。チェ・ジマンとの定位置争いに敗れれば、成長株のランディ・アロザレーナ外野手もいるので、筒香は「ベンチスタート」となる。 筒香、菊池の2人はスロースターターというか、実戦を積み重ねながら調子を上げていくタイプだ。しかし、21年はそんな悠長なことも言っていられない。筒香に関しては「オフ返上で練習中」との情報もあった。ライバルとなった韓国勢に勝利してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月27日 12時10分
張本氏、メジャー初ホームランの筒香に苦言「右中間に打たなきゃダメ」 ファンから「素直に褒めて」批判も
26日の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が日本時間の25日に行われたアメリカメジャーリーグのデビュー戦で、初ホームランを放ったタンパベイレイズの筒香嘉智選手について苦言を呈し、物議を醸している。 張本氏は、日本時間の25日に行われたトロントブルージェイズ戦で、レフトスタンドにメジャー第1号ホームランを放った筒香について、「左にホームラン打ったけどもね、良かったけど、相変わらずポイントが近い。あの球はね、左バッターは右中間に放り込まなきゃダメなんですよ。そうすると、ホームランの数も増えてくるからね。これは流しちゃダメなんだけど、ポイントの近い選手ですから」と解説した。 >>張本氏「話にならないね」川藤氏も「凡ミス」 サンモニでの指摘が物議「サッカー知らない人が語らないで」<< そして、今後については「筒香、大谷、秋山。そこそこの成績を上げると思います」と苦言を呈しながらも、「一定程度の成績は残す」という見方を示す。ただし、「投手大谷翔平」については、「今の状態ではピッチャーは難しいよ。肘の状態が良くないもんね。60ゲームというのはあっと言う間だからね、まあ怪我しないようにやってほしいわ」と厳しい評価を与える。 元読売ジャイアンツで、メジャーリーグでもボストンレッドソックスやテキサスレンジャーズなどで活躍した上原浩治氏は「投手大谷」について、「怪我からの復帰ってことで、多少怖さがあると思うので。投げていくことによって自分のフォームに近づいてくる」と説明。そして、「まだ心配する必要はない」「チームも詰めて投げさすってことはないと思いますので、今年ってよりも来年以降も見て投げさせると思う」とコメント。そして、「バッター大谷は心配ない」と話した。 張本氏の「筒香評」に、「素直に褒めてほしい」「どこに打ってもホームランはホームラン。右中間に打てなんて、あり得ない」などと批判の声が上がる。一方で、「少し押されているからレフトに行ったのかも」「張本氏の言うことももっともだと思う」など肯定的な声も出た。 メジャーリーグは全60試合で戦うことが決まっている。筒香には張本氏を見返すような活躍を期待したい。
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スポーツ 2020年07月20日 11時50分
レイズ・筒香、「1番」でMLBデビュー? 守備位置も4ポジションで準備中、前代未聞の奇策の思惑は
メジャーリーグもまもなく開幕戦を迎える(7月23日~/現地時間)。その日はタンパベイ・レイズの筒香嘉智にとって、別の意味でも忘れることのできない試合となりそうだ。 「対戦チームのブルージェイズはまだ開幕投手を発表していませんが、韓国出身の左腕の柳賢振(リュ・ヒョンジン)が濃厚です。元同僚の山口俊は開幕ローテーションから外れ、ロングリリーフでの起用となりそう。開幕カードで『筒香対山口』が実現するかもしれません」(同時点/米国人ライター) “元ベイスターズ”の山口と筒香の激突。日本の野球ファンにとっても注目の対決である。しかし、衛星中継を見る日本のファンは、筒香の打順にもビックリさせられそうだ。 レイズのケビン・キャッシュ監督が「異色の1・2番コンビ」を念頭に入れているという。筒香と韓国出身の崔志萬(チェ・ジマン)だ。崔志萬は日本ではあまり知られていないが、打撃スタイル、体型ともに筒香にソックリなのだ。名鑑によれば、筒香の体重は98㎏、崔志萬は113㎏。この“体重100㎏コンビ”が1・2番コンビを組むのだ。 一般論として、1番バッターは俊足タイプで、2番は走者を進める打撃ができるバッターが置かれている。近年ではその2番に強打者を入れる攻撃的な打順も流行りだが、「走る」という要素に乏しい筒香、崔志萬はともにそのタイプではない。 「OPS(出塁率プラス長打率)の高い選手で1・2番コンビを組み、初回にいきなり大量得点を挙げようとしているのでしょう」(前出・同) キャッシュ監督と言えば、中継ぎ投手を先発マウンドに上げ、2イニング目から先発投手に投げさせる新・継投策「オープナー」を発案した“奇策家”でもある。 「開幕戦は左腕の柳が予想されているので(同時点)、筒香と崔の1・2番コンビは第2戦以降からかも。ただ、レイズは主力バッターのメドウズが故障で開幕オーダーから外れるので、筒香か、崔のどちらかが上位打順を任されるのでは」(プロ野球解説者) 力士体型の1・2番コンビが注目されそうだ。もっとも、キャッシュ監督の奇策は、単なるヒラメキではない。先のオープナーは、初回の失点数がもっとも多いというメジャーリーグ全体のデータを見て、「だったら、短いイニングをゼロに抑えることに長けた中継ぎ投手を出せば良い。先発投手は長いイニングを投げようとし、ペース配分してしまう」と考えたもの。奇策には根拠となるデータがあったわけだ。 今回の筒香、崔の1・2番コンビにしても、「初回の失点が多いのなら、大量得点が期待できる」という狙いもあったのではないだろうか。ベイスターズ時代、筒香は1番を経験している。ラミレス監督にも根拠となるデータはあったようだが、一番多く打席に立つ1番に4番バッターを置く采配は、オープナーのように他球団が模倣するまでには至らなかった。 筒香は外野、三塁、一塁、そして、指名打者と出場できるところを全て準備させられているという。ラミレス監督で経験したので奇策に翻弄されることはないだろうが、目まぐるしいシーズンとなりそうだ。 古巣ベイスターズはラミレス監督の采配が空回りし、混乱しつつある。奇策とは、選手にも準備をさせておかなければならないものだ。今、キャッシュ監督に学んでいる筒香は、元同僚たちにどんなアドバイスを送るのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月14日 11時35分
レイズ・筒香にスタメン落ちの危機? メジャー生活で悪影響かもしれない、サポートチームの正体とは
タンパベイレイズに移籍した筒香嘉智選手は、メジャーリーグで通用するかどうか…。そのカギは「人の縁」が握っている。筒香が一時帰国し、DeNAの練習施設で調整を続けているのは既報通り。しかし、かつての仲間たち(ベイスターズナイン)と行動をともにしているのではなかった。練習パートナーは横浜高校時代の元同僚で、筒香のレイズ入団と同時にコーチ補佐、打撃投手となった知人だ。 「昨年オフも練習の手伝いをしていました。筒香の米球界挑戦のため、マネージャーみたいな役目も務めています」(球界関係者) 気心の知れた仲間を持ったのは心強い限りだが、複数球団からオファーがあったにも関わらず、米国で“最強の貧乏チーム”と呼ばれているレイズを選んだのか。それも、「縁」だった。 レイズには、かねてから面識のある日本人トレーナーがいた。そのトレーナーが渡米中の筒香の練習拠点を見つけ、ゼネラルマネージャーだけではなく、ケビン・キャッシュ監督も連れてやって来たのだ。直接交渉である。 「当時、筒香はレイズを断ったら、『キャッシュ監督が夢に出て来そうだ』とまで言っていました」(前出・同) もともと、筒香のメジャー志望に火をつけたのも「人の縁」だった。高校時代から目標、夢としてメジャーリーグに憧れていたが、筒香は村田修一(現巨人コーチ)に可愛がられていた。村田が通うトレーニングジムに連れて行かれ、そこで偶然いっしょになったのが、ダルビッシュ有だった。村田はダルビッシュにまだ一軍に定着していなかった筒香を紹介した。筒香はダルビッシュに筋力アップのトレーニング方法を学んだという。 こうした「縁」を考えてみると、筒香はレイズに入団すべくして入団したようだが、こんな評価も聞かれた。 「筒香は打球の速度が148キロ以上もある(初速)と紹介されました。メジャーでもトップクラスの数値です。レイズの本拠地は人工芝球場なので、DeNA時代に近い環境で野球ができるのが大きいです。心配なのは、『プラトーン』に馴染めるのかどうか」(米国人ライター) プラトーンとは、ひと言で言えば他選手との併用だ。筒香は左ピッチャーを苦にしないが、レイズにはハンター・レンフロー、ホセ・マルティネスといった外野兼DHの右バッターもいて、2人とも今季からレイズに移籍してきた。 「レンフローは今年28歳、マルティネスは32歳。レンフローの外野守備は『超』の付く一流ですが、打撃はホームランか三振。マルティネスは右方向に強い打球が打つセンスがありながら、シーズンを通して安定した成績が残せません。キャッシュ監督はこの2人を覚醒させようとしています」(前出・同) 左投手との対戦で、筒香を引っ込めて、この2人のいずれかを使ってくる場面もあるかもしれない。タイプの異なる選手を併用するプラトーンは、日本ではあまり馴染みがない。スタメン落ち、途中交代は、マイナス的なイメージで捉えられている。筒香を支えている人たちが巧く説明できるだろうか。 私見だが、DeNA時代の筒香は150キロ強のストレートに差し込まれる場面も少なくなかったように思う。速球派との対戦となれば、右投手でもレンフロー、マルティネス、あるいは、守備位置で重なるチェ・ジマンに出場機会を譲る場面もあるかもしれない。 「縁」は素晴らしいことだが、周囲が日本人ばかりというのがちょっと気になる。米球界の風習を教えてくれる縁も早く訪れてくれたらいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月17日 20時00分
筒香に「活躍できない」発言の元巨人・笠原氏に「手のひら返し早すぎ」の声 OP戦好調を評価もファンは疑問
元巨人・笠原将生氏が16日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。今シーズンからメジャーでプレーするレイズ・筒香嘉智について言及した。 笠原氏は先月9日にアップしたユーチューブ動画の中で、筒香を「活躍できない」「レギュラーも獲れない」などと酷評。これを受けて視聴者からは「自分も筒香の活躍は厳しいと思う」「まだ始まってもない段階で何決めつけてるんだ」と賛否の声が集まっていた。 ただその後、考えに変化が生じたのか笠原氏は16日に「前言撤回!?メジャーオープン戦での筒香選手の活躍について」というタイトルの動画をアップ。前述の動画では筒香だけでなくレッズ・秋山翔吾、ブルージェイズ・山口俊といった他の日本人メジャーリーガーについても言及していたが、今回の動画では筒香1人に絞ってトークを展開している。 動画内で笠原氏は、筒香について「オープン戦ですごい成績を残してます。3月2日時点で筒香選手の打率は12打数4安打・.333。外野もして三塁にも挑戦して、首脳陣にアピールしているところ」と評価。 続けて、「もっと体を絞って、体の軸、回転のキレを上げた方が活躍できるんじゃないかと思います」と指摘した。 また、笠原氏は「中距離バッターになってしまうと微妙な選手になってしまうと思うので、結果を恐れずに『自分は世界のホームランバッターなんだ』と自覚を持ってもっとフルスイングで、体のキレを増してどんどん打ってほしいと思います。(本塁打を)30本は打ってほしいですね」と期待をかけてもいた。 今回の動画を受け、視聴者からは「筒香は打撃はもちろん守備も成長している気がする」、「ホームランバッターに体絞れは意味分からん」、「手のひら返し早すぎ、ちょっと好調なくらいで評価変えるなよ」、「いや初めは打ってたけど今は打率2割切ってるよ」、「そもそも動画出すタイミング遅すぎだろ」といった反応が多数寄せられている。 2日時点で.333だった筒香の打率は、5日の試合で.357に上昇。しかし、そこから12日のオープン戦終了まで1本もヒットを打つことができなかったため、最終成績は「.179・1本・3打点・5安打」と3割はおろか2割以下の打率に。視聴者からは「逆方向を意識しすぎて、内角の直球に詰まらされている」、「速い球にかなり苦しんでる感じがする、三振の数もかさんでるし」とのコメントも複数寄せられている。 オープン戦の最終成績を見ると、当初の見立ては間違ってなかったようにも思える笠原氏。筒香の評価を改めた今回の動画は3月2日のオープン戦直後に撮影したものと思われるが、もう少し早く公開した方がよかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2020年02月10日 19時00分
元巨人・笠原氏、レイズ筒香に「活躍できない」「レギュラーも獲れない」 メジャーに挑む大砲を酷評したワケは
2015年に起こした野球賭博事件での解雇・無期限失格処分を経て、現在はユーチューバーとして活動する元巨人(2009-2015)の笠原将生氏。その笠原氏が9日にアップしたユーチューブ動画が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 笠原氏は同日の動画内で、今オフメジャーに移籍した3名の日本人選手が移籍初年度に残す成績を予想。このうち、元横浜(2006-2016)・巨人(2017-2019)の32歳・山口俊(現トロント・ブルージェイズ)に対しては「10勝8敗・防御率3.70」、元西武(2011-2019)の31歳・秋山翔吾(現シンシナティ・レッズ)に対しても「打率.300・10本・180安打・20盗塁」と、それぞれ期待を込めて予想をしていた。 問題となっているのは、残る1名である元DeNA(2010-2019)の28歳・筒香嘉智(現タンパベイ・レイズ)についての予想。笠原氏は3名の中では最年少である筒香に対し「正直、メジャーで活躍できないと思う」とした上で、「ホームランが15本ぐらい、打率は.250もいけないと思うな」と予想。 続けて、「ひょっとしたらレギュラーも獲れないと思うんですよ、筒香選手に限っては」と、山口、秋山とは違いレギュラーの座も危ういのではと危惧した。 筒香を酷評する理由について、笠原氏は「自分と対戦(して)した時と比べて、筒香選手は体のキレがすごくなくなった」と、同じセ・リーグに身を置いた2010~2015年と比べ、現在の筒香は打撃面での瞬発力、対応力が衰えていると指摘。 その上で、「メジャーのボールって手元で動くってよく言われてますけど、それに対応できるかなっていう(ところが不安)。ボールを引き付けて、体をくるっと回すことができれば打てるとは思うんですけど、2017年から見てて(昨年は特に)体のキレがすごく悪くなった」と、メジャーで主流となっているツーシームやムービングファストといった動く直球には対応できないのではと述べた。 今回の動画を受け、ネット上のプロ野球ファンは「まだ始まってもない段階で何決めつけてるんだ」、「メジャー経験の無い笠原に言われても説得力が無い」、「球界から追放された奴が偉そうに語るな」と反発。 一方、「自分も筒香が一番厳しいと思う」、「日本でもストレートに苦戦してる筒香が、メジャーで打てるとは到底思えない」、「ホームランに関しては15本もいかないんじゃないか?」と笠原氏に同調する声も少なからず見受けられた。 「メジャーの投手は日本と比べて平均球速が早く、2017年には150キロ台に突入してもいます。そのため速い球、とりわけ動く直球への対応は必要不可欠と言えますが、昨年の筒香の球種別打率を見ると直球の打率は『.238』。2度の死球や首の張りなどといった故障もあったとはいえ、日本でもこれだけ直球に苦戦していることを考えると、メジャーでも対応に苦慮する可能性は高いと言わざるを得ません」(野球ライター) 動画内では筒香の成績を「ホームラン15本、打率は.250いくかいかないか」と予想している笠原氏。果たして、実際の筒香の成績はどのような数字となるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2020年01月27日 11時55分
DeNA、新キャプテン佐野には“アドバイザー”が必要? プロ4年目での大役、前キャプテンが残した“控室の明るさ”も助けとなるか
キャプテンよりも重要となってくるのは…。 横浜DeNAベイスターズの新キャプテンに佐野恵太内野手が任命された。ラミレス監督は「彼は明るいし、コーチ陣ともコミュニケーションを取れる。話もうまいし、話すことを恐れない」と抜てきした理由を語っていた。佐野は今年プロ4年目、広陵高校、明治大学と野球のエリート街道を歩んできたが、目立った成績は収めていない。高校時代は春夏合わせて甲子園の出場経験はなく、大学時代も「4番・一塁」を務めたこともあるが、4年間のリーグ戦出場試合数は63。レギュラーではなかったようだ。 「前キャプテンはメジャーリーグに挑戦する筒香(嘉智)でした。『筒香の後任』ということで何かと大変だと思います」 今さらだが、筒香は侍ジャパンの4番も務めたチームの大黒柱だ。「大変だ」というのは、実績の面を指しているのではない。筒香がキャプテンに就任した時と、今とではあまりにもチームの環境が違うからだ。 「筒香がキャプテンに選ばれたのは、2015年。前任は石川雄洋でした。キャプテンになる前の筒香は、むしろ、無口なほうで、先輩選手の誰かの後ろに隠れているようなタイプでした」 当時を知るプロ野球解説者がそう言う。そんな筒香をチームのまとめ役に選んだのは、中畑清監督(当時)だった。筒香の成長を促すためであり、筒香自身もその期待に応えてみせたが、こうも指摘されている。 「当時は三浦大輔・二軍監督(46)も現役でした。三浦現二軍監督が『何かあったら、オレの名前を使え。オレに言われたからそうしたと言っていい』と、後ろ楯になってくれました」(前出・プロ野球解説者) 筒香はこうした先輩たちに守られてきた。チームが連敗し、雰囲気が暗くなると、全員を集めて檄を飛ばすようにもなった。頼りになる先輩がいて、チームリーダーが育つのなら、佐野にもそんな相談役が必要だ。石川が相談役になると思われるが…。 「チーム全体が若返っているので、佐野と年齢の近い選手ばかり。筒香がキャプテンになった時は年上の選手もたくさんいました。今のチームなら、佐野も気苦労を感じないのでは。本当に困ったとき、石川など年長者に相談する形になると思います」(ベテラン記者) DeNAは一か月に一度のペースで、フロントスタッフと選手がファンサービスや施設面について意見交換を行っている。例えば、ファンサービスの一環で、球場周辺でのサイン会が選手側から提案されたとする。スタッフは都市公園法なども確認し、経営者の視点で企画を立てていく。選手側には試合に影響のない範囲を伝えて――。 DeNAのキャプテンは、こんな風に選手とフロントの橋渡し役もしなければならないのだ。しかし、佐野に決まったということは、ラミレス監督は戦力としても期待を寄せているからではないだろうか。 選手控室の様子は、12球団でさまざま。無駄なことは一切喋らない“職人気質のチーム”もあれば、仲の良いグループで固まっているところもある。DeNAはポップ系のBGMも流れていて、本当に明るい。 「BGMを取り入れたのは筒香。当時は反対した年長選手もいましたが」(前出・プロ野球解説者) このBGMにしても、三浦現二軍監督という後ろ楯があったから、「とりあえず、やってみろ」という雰囲気になったのだ。 明るいチームカラーなので、キャプテンに選ばれても精神的な苦痛はないはずだ。新キャプテン・佐野は良き相談相手を見つけることができれば、飛躍のシーズンとなるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年01月12日 18時00分
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
今オフ、それぞれメジャー球団への移籍を果たした秋山翔吾(西武→レッズ)、筒香嘉智(DeNA→タンパベイ・レイズ)の両名。純粋な日本人野手のメジャー挑戦は2013年の田中賢介(日本ハム→サンフランシスコ・ジャイアンツ)以来の出来事となる。 どちらも日本球界ではトップクラスの打者ということで、これまでの歴史を塗り替えるような活躍が期待されている両名。ここではその歴史の一つとして、日本人野手のメジャー1年目における打撃3部門の歴代1位記録をそれぞれ見ていきたい。 メジャー1年目における日本人歴代1位の打率は、2001年にイチロー(オリックス→シアトル・マリナーズ)がマークした「.350」。2000年オフにオリックス(1992-2000)からマリナーズへポスティング移籍したイチローは、前年まで7年連続でパ・リーグ首位打者を獲得。ヒットを打つことに関しては、日本で右に出る者はいないといっても過言ではない打者だった。 日本人野手初のメジャーリーガーとなったイチローだが、海の向こうでも変わらず快音を連発。1年目にしていきなり首位打者、最多安打(242本)、盗塁王(56盗塁)のタイトルを獲得し、さらにマリナーズが所属するアメリカン・リーグの新人王やMVPにも選出されるなど、まさに記録ずくめのルーキーイヤーとなった。 日本人ルーキーの最多本塁打記録は、2018年に大谷翔平(日本ハム→ロサンゼルス・エンゼルス)が放った「22本」。投手と打者を両立する“二刀流”の選手として日本ハム(2013-2017)で活躍した大谷は、2017年オフにエンゼルスへポスティング移籍。高校時代から公言していたメジャー挑戦の実現は、数多くのメディアによって広く伝えられた。 注目のメジャー1年目。大谷は右ひじの靭帯を損傷したことにより、投手としては10試合しか登板できず。しかし、打者としては104試合に出場し、日本時代の2016年に並ぶ自己最高タイの数字となる22本塁打をマークしている。 メジャー1年目の日本人打者が残した最多打点記録は、2003年に松井秀喜(巨人→ニューヨーク・ヤンキース)が記録した「106打点」。巨人(1993-2002)で長らく4番を務め、この間に本塁打王、打点王にそれぞれ3回ずつ輝いた松井。その実績を引っ提げ、2002年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使しヤンキースへ移籍した。 前年に50本塁打を放っていたこともあり、異国の地でもアーチを量産することが期待された2003年の松井だったが、迎えたシーズンで松井が放った本塁打は16本と激減。一方、打点については日本時代とそん色ない数字をマークしている。 現時点での打撃3部門の最高記録はどれもハードルの高い数字となっているが、もし塗り替えた場合は大きな注目・話題を集めることは確実。アベレージヒッターの秋山には打率、そしてパワーヒッターの筒香には本塁打、打点の記録更新を大いに期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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