山口敏太郎
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ミステリー 2012年05月22日 15時30分
恐怖の心霊写真 足の指が増える!?
オカルト関係を調査し、研究している山口敏太郎事務所の元には、時折調査や鑑定を求めて奇妙な写真が届く事がよくある。 今回紹介させていただく写真も、とある人物から鑑定を依頼された心霊写真である。 飼い主の足元に横たわり、カメラの方を振り返る可愛らしい猫が写っているが、問題は飼い主の足だ。猫のすぐ横には飼い主の女性の足が写っているのだが、なんと足の指が多く写っているのである! そんなことは無い、足が上下に重なった状態で揃っているから、下になっている足の親指が偶然重なってしまってそう見えるんだろう…と、誰もがそう思うだろう。しかし、よく見ると上の足には隠れがちだが小さく親指が写っている。中指や人差し指が、何故か増えている!? ように見える写真なのだ。 この写真を送ってくれた女性によれば、たまたまカメラのフィルムが残っていたこともあって、自分の足元にいる愛猫を何気なく撮影したものらしい。撮影した時は全く異常に気づかず、現像してようやく解ったらしい。 昔からありがちな心霊写真で、腕や脚が欠損してしまう写真がある。勿論、中には角度の関係やシャッターが降りる前に腕を動かしてしまったためにぶれて消えてしまったように写る、というのがほとんどだ。だが、中には理屈では解明できないほど、綺麗に消えてしまったものもある。こういった「身体の一部が欠損した心霊写真」は、本人が消えた箇所に何らかの傷を負う前兆である、とする説がある。 しかし今回のように、指が増えて写ってしまうというケースは非常に珍しい。果たして、この現象は何を意味するのか…我々も見守っていきたいところだ。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年05月19日 17時59分
異説「六部殺し」〜猿害の恐怖! 旅人を襲った野猿
怪談「六部殺し」とは、金品を奪うために旅の途中の「六部」を殺した農夫が、それを元手にして財を成すが、誕生した息子は、殺された六部の生まれ変わりとなり、悔いた農夫は犯行を断罪するという話である。「六部」は、江戸時代に全国66州の霊場へ六十六回写経した法華経を一部ずつ納めて歩く勧進の巡礼者のことで、「六十六部回国聖」ともいう。六部は行く先々の民家や寺堂に泊まり歩いた。また、旅の途中で、六部は金品目的で盗賊に殺害されることが多く、「六部殺し」、「こんな晩」などの怪談・民話として日本各地に伝わっている。 愛知県豊田市吉原町にあるトヨタ車体(株)・吉原工場の北側に小さな霊園がある。その中に「六部の墓」がひっそりと立っている。墓標には、「浅野五ヱ門 岡崎出身」とある。六部の名は浅野五ヱ門といい、その名前から武士と判断される。だが、いかなる理由で故郷を捨て、巡礼者になったのか、その理由は不明である。さらに「寛文3年4月3日、野猿のため終焉」と刻まれている。すなわち、この六部の死因は野猿によるものであった。 近年、ニホンザルが農作物を食い散らかし、住民へ危害を加えるなどの「猿害」は山間部に近い地域で深刻な問題になっている。サルの行動域が市街地に広がってきて、 被害が拡大してきているのだ。しかし、野猿による殺人は例がない。どのようにして野猿は六部を殺害したのであろうか? 寛文3(1663)年4月、一人の六部が、吉原(愛知県豊田市)から岡崎に向って急いでいた。日も暮れかかり、辺りは薄暗くなり、だんだんと心細くなってきた。行く道はは木々が欝蒼とした雑木林の小道である。引き返して宿に泊まるのも面倒くさいし、野宿にはまだ寒い、半時も歩けば岡崎に辿り着く。六部はそう決心し、急いで歩き出した。六部の足音に驚いた鳥が飛び立ち、枯葉を踏みしめる足音が前・後ろに音が続き、夜道には六部が叩く鐘の音が響き渡っていた。 「早く、雑木林をぬけなければ」と、六部が足を速めた時、一匹の野猿が目の前に飛び出してきて、六部目がけて飛び付いてきた。そして、腋の下や背中など体中コチョコチョと擽り始めた。 「アハハハ、アハハハ、やめてくれ!」六部はしがみついてくる野猿を振り払えずにいた。そのうちに、六部は笑い過ぎて、胸がドキドキし、腹も痛くなってきた。着物も手甲も脚絆も破られてしまった。「アハハハ、アハハハ、苦しいもうやめてくれ!助けてくれ!」遂に、笑いながら六部は息絶えてしまった。 六部の死後、山内茂七と野場長衛という者が六部を哀れんで墓を建てた。人々は六部の墓として、懇ろに弔ったという。(写真:「吉原町南墓地」)(皆月 斜 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年05月15日 15時30分
人魚は本当にいる!?
鳥取・島根沖で人魚が捕獲される!? というニュースが報じられた。 定置網にかかっている所を発見されたときは、まだ生きていたという。該当の人魚は上半身が男、下半身が魚で全身が白く、身体的な特徴から深海に棲息していたものではないか、と推測されている。 人魚を捕まえた舟は一度境港に戻ったが、同市には設備の整った水族館が無いため県内の水族館に移送されたと報告されている。 この衝撃の報告は地域のニュース番組で紹介されたようで、同ニュース内では船内で撮影されたとみられる捕獲の一部始終を捉えた写真も含めて報道されていた。このニュースについては、今でも動画投稿サイトYouTubeで確認する事が出来る。 ここまで来て、ニュースの真偽に疑問を持った人は多いだろう。 確かに、映像はYouTubeなどで確認できるし、件のニュースを流したとされる地方のニュース番組も実在している。しかし、人魚については生きたまま捕獲されたというのに、動いている様子を捉えた映像などが残っていない。他の写真にもCG処理を行ったと思しきものがあるため、この報道は何らかの理由があって作られたフェイク映像だと考えられる。一説では映像作品のワンシーンのために作られたものだとされており、それがあまりに巧妙に出来ていたために信じる人が出てきてしまったのだろう、と考えられている。 こういった巧妙に作られたフェイク映像がニュースとして報道されてしまうことは、主に海外などでよくあるケースだ。中には話題になり、注目されることを見越して、凝った内容のオカルトフェイク動画を作ってYouTubeなどの動画サイトに投稿。最後にサイトURLや広告を貼ってネタバラシする方法をとる人達もいる。これは衝撃映像での集客と口コミを狙ったCM方法だが、この手の動画で作られたUFO動画や心霊動画が「ネットで話題の最恐動画!」としてテレビ等のメディアに取り上げられ、中には実際のUFOや幽霊を捉えた映像として扱われてしまう物もあるのが皮肉なところだ。 ちなみにこの映像がネット上に上がったのは2009年。じわじわと注目を集めているらしいこの動画と人魚も、やがて「本当にあった人魚捕獲事件」として扱われるようになるのだろうか。(文・絵:山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年05月12日 17時59分
いきなり飛来して人に覆い被さる妖怪「布団かぶせ」
1反(長さ約10.6m、幅約20cm)ほどの布の様なものがヒラヒラと飛んで、人を襲う妖怪「一反木綿」。突然、風呂敷のような形状のものが人に覆い被さる妖怪「衾」。これらと 同類の妖怪に「布団かぶせ」という妖怪がいる。布団かぶせとは愛知県西尾市の佐久島で起きた布団による怪異のことである。 この妖怪についての伝承や資料は 少なく、布団の様なものが何処からとも無く飛来して、顔面に被さって窒息させる妖怪である。柳田国男著『海村生活の研究』には、「(布団かぶせは)フワッと来てスッとかぶせて窒息させる」という記述がある。猿候庵によって江戸時代の名古屋市井の出来事を綴られた『猿候庵日記』の中に布団にまつわる不可解な事件が愛知県名古屋市で起きたと記述がある。「この布団の怪異を布団かぶせという妖怪だ」と考えている人もいる。 「文政5(1822)年9月3日 晴、未の刻比、橘町(名古屋市中区)妙善寺の松の木へ空より小布団一つ落来て、木枝の高きほうに敷きたる如くに掛かる。比日、空晴て風少しも無し。奇なることとて、諸人あやしみ見たり。夫より布団下ろしてみれば、町内の何屋とかいふ家の布団有し由。予、其節、通りかかりしに、事過て其様子見ず。見物数多、評判ぎて帰る所也。夫故、詳しくは不知ども、実に怪しき事なり」とある。 現代のように高層建築物も無いので、干していた布団が滑り落ち、松の木枝の高い所に引っ掛かることはない。さらに寺社仏閣の松の高い枝に敷いたように掛ける という罰当たりな行為をする悪戯者などもいないだろう。この現象を目の当たりにした人達は不可解な現象と思ったに違いない。 当時の人々はエコな生活を送っており、着物や道具も新品を新調するのも稀で、古着屋・古道具屋を利用し、物を大切に扱い長持ちさせていた。何年か経た布団が妖怪化して「付喪神」となった可能性もある。また、布団に人の念が宿って、成仏したいという願いで、寺に飛来したかもしれない。このように布団にまつわる怪異は、小泉八雲著『怪談』に収録されている『鳥取の布団の話』という物語の中で、幼い兄弟の霊が布団に乗り移った話もある。(写真:「妙善寺」愛知県名古屋市中区橘町、鳥山石燕『百器徒然袋』より「暮露暮露団(ぼろぼろとん)」)(皆月 斜 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年05月08日 15時30分
iPodにドクロの顔が…サイバーゴーストの姿をついにとらえた!?
あなたは「サイバーゴースト」をご存じであろうか? サイバーゴーストとはその名の通り電子機器に住みつく幽霊・怪奇現象であり、近年のネット社会に突如として現れた現代を生きる妖怪の1種である。 ある意味、コンピューター社会の今にとってはもっとも身近な妖怪と言えるかもしれない。 そんな「サイバーゴースト」の姿らしきものをとらえた写真がこれである。写真をよく見ていただきたい。 一見、普通のiPod touchであるが画面中央に人の顔らしきシミが確認できる。眼球のくぼみ、歯の見える口元はもちろんのこと、左側には耳らしきものがくっきりと写っている。 これは完全に人間のドクロではないか! このiPodの所持者であるH氏によるとこの顔のシミが現れたのは1週間前のこと。パソコンで録音した某ラジオ番組のデータを同期したとたんにこのシミが現れたのだという。 それからというもの、彼のiPodは突然電源が切れる、亡くなったアーティストの曲が突然再生されるといった不具合が続いているという。もともとこのiPodには所持者であるH氏の趣味で戦前の歌謡曲をはじめ軍歌・軍時歌謡が300曲も入っていたという。このドクロのようなシミはもしかするとその時代を駆け抜けた日本人の現世への想いが住み着いてしまったものなのかもしれない。 もっとも、ただのシミという可能性も否定はできないが「サイバーゴースト」にはパソコンのウィルスのように電子機器を行き来する能力が備わっているという。 個人情報を詰め込んだパソコンや携帯電話へするりと入り込み悪事を働く化け物が存在したとしたらこれほど恐ろしいものはないだろう。 今後、我々現代人は悪事を働くサイバーゴーストに対抗するため『アンチゴーストソフト』の開発や特撮番組『電光超人グリッドマン』『電磁戦隊メガレンジャー』のような電子スーパーヒーローを作り出す日がくるかも知れない!? (山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年05月05日 17時59分
鬼門にある心霊スポット
丑・寅こと北東の方角は鬼門と呼ばれ、陰陽道では鬼が出入りする、万事に忌むべき方角とされている。 鬼門は元々中国古典の『山海経』にある記述がもととなって生まれた考え方であるが、日本に入ってきてから忌避すべき方角と考えられるようになった。この考えは平安時代頃に根付いたもので、都市計画にも反映され、都をつくるときには災いを防ぐために鬼門に寺社仏閣を建立することが多かった。また、戦国時代などに建てられた城郭にも鬼門の概念が適用されており、例えば城郭で鬼門の方角に当たる部分を削り落としたりするケースなどがあった。 東海地方の某所にある城は、元気の出るパワースポットとして知られている。この城の周囲には堀の水位を調整するための水路が周囲に巡らされており、水路に沿って街路樹が植えられた散歩道が付けられている。風景も良いため散策する人も多いのだが、地元の人にはむしろ「自殺者が多い場所」として知られているのだ。しかも、その場所は必ず決まっており、水路が城の敷地を出て、川に流れ着くところの近辺だと言う。 実は、この水路とそれに隣接した道は「厄落としの道」と呼ばれており、水路の水の流れに沿って歩いていくことで自身の身に付いた汚れを払い、最後に水に乗せて川に流してしまう事で生まれ変わる、と伝えられているのだ。そして、この水路と川の合流地点が城の鬼門に当たるのである。 鬼門は前述の通り、災いが入ってくるとされる方角。ここに 内側から外側への水の流れを作ることで、入ってこようとする災いを遮ろうとしたのでは、と考えられている。 普通の人ならば厄落としになるのだろうが、どうあっても払いきれないもの−−例えば非常に大きな債務を抱えている、などの事情を抱えていた場合、「水に流すことが出来ないくらい辛い未来しかないのならば、いっそ人生そのものを流してしまおう」となってしまうのではないか、と考える人もいる。 また、遮ろうとしても入ってこようとする災いがこの周囲に溜まり、結果として災いに巻き込まれ、何かに誘われるようにこの地で死を選んでしまうのではないか、という意見もある。 所詮迷信だろう、と現在では考えられている「鬼門」。実は、先人達が避けようとしたのにも正当な理由があったのかも知れない。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年05月01日 15時30分
全国各地に伝わる「赤ん坊を育てた幽霊」の話
幼い子供に食べ物も与えず放置して餓死させるような母親もいる昨今。 その一方で、死んだ後も、墓の中で出産し、幽霊となってまでも赤児を育てていた母親もいる。この話は、「子育て幽霊」、「飴買い幽霊」と呼ばれ、青森県から沖縄県まで、各地に伝説や昔話として伝わっている。その理由として、この時代、出産の時に命を落とす妊婦が多かったからである。また、幽霊に育てられた赤児は後に高僧になる設定が多く、各地の寺院の秘話として残されていた。墓場から子供が誕生するシーンは、水木しげる氏の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」で鬼太郎誕生のモチーフとなっている。 江戸時代、愛知川宿(滋賀県愛知郡愛荘町)は、中仙道6 5番目の宿場町で、近江商人の町として賑わっていた。この愛知川宿にも「飴買い幽霊」の話が伝わっている。 ある激しく雨が降る夜のこと、臨月の腹を抱えた女が、愛知川宿にある旅籠の戸を叩いた。女は大変美しく、高価な着物を着ていた。宿の主人が戸を開けると、女は倒れ込むように中に入ってきた。倒れた女を抱きかかえてみると、その身体は火の様に熱かった。主人は気の毒に思い、着替えをさせ、布団に寝かせ看病した。しかし、熱は下がることなく、女は息を引き取った。主人は、三途の川の渡り賃として六文線を女の手に握らせ、愛知川の無賃橋近くにある梁瀬の墓地に懇ろに葬った。 愛知川宿にある寺の門前に一軒の飴屋があった。真夜中のこと、飴屋の戸を叩く音がする。飴屋の親 父が店に出ると、美しく品格のある女が戸口に立っていた。その肌は透通るように白かった。「飴を下さい」と、女は一文銭を差し出した。親父が飴を袋に入れて手渡すと、女は闇の中に姿を消した。翌晩、また女がやってきて、一文分だけ飴を買いに来て、それが6日間も続いた。 7日間目の夜、その日は雨がシトシトと降っていた。女は傘もささずに店に訪れた。そして、「お金がないので、これで飴を売って下さい」と、女は高価な着物を差し出した。親父は気の毒に思ったので、着物と引き換えに飴を渡し、「どうぞ、お使いください」と店の傘を持たせた。女は何度も頭を下げ、闇の中に姿を消した。 その夜、親父の夢枕に女が立った。そして、今までの経緯を話した。女は、夫が住む都で子を 産もうと、北国から旅してきたのだが、病を患い、この地で亡くなり、親子共に葬られてしまった。ところが、墓の中で子が産まれ、乳をやることも出来ないので、飴を食べさせ育ててきた。「どうか、子どもを助けてさい」と、親父に頼み、女は煙のように消えた。 翌日、親父が梁瀬の墓地に言ってみると、真新しい土饅頭があり、側に女に貸した傘が置いてあった。土饅頭の下から、赤子の泣き声がする。親父は慌てて墓を掘り返してみると、棺桶の中に、女に抱きかかえられた赤子が泣いていた。助け出された赤子は、飴屋の親父に育てられ、その後、京都にある高台寺の高徳な名僧となり、飴屋は末代までも栄えたという。(写真「子育て飴・扇屋」静岡県掛川市)(皆月 斜 山口敏太郎事務 所)
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ミステリー 2012年04月28日 17時59分
夜に声をあげる“笑い面”
深夜、誰もいない部屋に笑い声がする。奇妙に思って笑い声の聞こえてくる部屋を覗くと、暗い部屋にかかった面が笑い声をたてていた−−。 ホラー映画などでありがちな恐怖展開が実際に起き、しかもその実物が実在するとしたら、あなたはどうお考えだろうか。 作家であり、オカルト研究家でもある山口敏太郎の元には、時に鑑定を求めていわくつきのものが持ち込まれる事がある。今回の“笑い面”もその一つであった。 山口自身もかつて持つ者に災いをもたらす呪いの面を手に入れた事がある。この面の呪いは凄まじく、被った人はおろか写真に納めた者すら何かしらの災いをうけるほどだったという。 今回紹介するこの面も、何かしらいわく付きで年代物の面だと言われていた。記事の画像に写っているのがそれである。 現在壁にかけられているこの面は『三つ目入道』の面とされている。紙張り子でできており、ギョロリとした大きな目を金色の絵の具で描いてあるため、迫力がある。耳まで裂けた口は朱で描かれている。年代物ゆえ、ややすすけているため迫力がいや増して感じられる。 この面が、夜中に笑い出したと言うのだ。 持ち主が何を思って手放したかは解っていないが、実際に手元に届いてから、霊感の強い人たちは皆こぞって「気持ちが悪い」「嫌な予感がするから手放した方がいい」と勧めてきていた。しかし、普通の人には気味が悪い印象を受ける程度で特に何も感じられなかったため、そ のまま事務所に飾られた。 しかしその後、従業員の一人が深夜に、事務所で面の異変を見てしまったのである。その人物いわく、夜中にゲラゲラと笑う声が聞こえたので、深夜に何をしているのかと思って様子を見に行った。しかし、当然ながら事務所には誰も人がおらず、気配もない。それでも声が聞こえてくる方に顔を向けると、例の面と 『目があった』という。 この人物は、少し霊感があり霊の気配を音や匂いで感じとることができる人だった。やはり、何か感じとっていたのだろうか? ちなみに“笑い面”は、今も事務所に飾られている。(山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年04月24日 15時30分
乱獲や環境の激変で絶滅した妖怪「カワウソ」
「カワウソ(川獺)」は、河童のモデルともいわれ、河童の一種として妖怪の仲間とされていた。そもそも、カワウソはネコ目・イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳類である。 日本に棲息していたカワウソは「ニホンカワウソ(日本川獺)」と呼ばれ、体長64.5〜82.0cm、尾長35〜56cm、体重5〜11kgの大きさの動物である。その特徴は、眼を水面から出して警戒できるよう、眼と鼻孔が顔の上方にあり、鼻孔は水中で閉じることができる頭骨形状になっている。北海道から九州まで広範囲に棲息しており、泳ぎが得意で、水中での生活に適応しているが、陸上でも自由に行動できる。魚、エビ、カニを好んで食べるため、河川と海との間を往復もしている。また、カワウソの体毛は、水中での体温消耗を防ぐため、外側は粗い差毛、内側は細かい綿毛で、差毛は水中で水に濡れて綿毛を覆い、綿毛に水が浸入するのを防ぐよう二層になっている。そのため、良質な毛皮として需要が高かった。 カワウソの毛皮目的による乱獲や土地開発による環境の激変で棲息数は次第に減少していった。1928年(昭和3)に捕獲が禁じられ、1965年(昭和40)には特別天然記念物にも指定されたが、1974年に7月に高知県須崎市で捕獲されたのを最後に絶滅したとされている。 ニホンカワウソは、とても利口な動物なので、年を取ると化ける事が出来ると言われていた。日本の昔話や伝説では、カワウソはキツネやタヌキと同様に美しい女や男に化け、人を騙す動物として登場し、カワウソに化かされたという話も各地に多く残されている。愛媛県宇和島市には、夜道を一人で歩いている時、30cmほどの人影が見える。よくよく見ると、背がずんずんと伸びて空に上って行くように大きくなり、人を驚かす「のびあがり」という妖怪がいる。土地の人々は、のびあがりの正体をカワウソだと言っている。また、滋賀県東近江市瓜生津町では、朝まだ薄暗い時、湯川の辺りを通ったら、笠を被った小さな子供が歩いていた。不思議に思い振り返るともう姿は無かった。これは、カワウソが化けていたのだろうと言われた。 北陸地方では、カワウソが子供に化けて酒を買いに来たことがあった。店の者が「誰だ?」と言うと、「オラヤ」と言えず、「アワヤ」と答えた。さらに「何処から来た?」と問うと、「カワイ」と意味不明な答えをして、正体がばれてしまった。また、石川県金沢市では、城をめぐる堀に年を経たカワウソが棲んでおり、度々人に化けて人を騙していた。きれいな着物を着て笠をかぶった女に化けたところ、言い寄って来た若い男を付け回し、食い殺したというような恐ろしい話も伝わっている。(画像:鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「獺」(かわうそ))(皆月 斜 山口敏太郎事務所)
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ミステリー 2012年04月21日 17時59分
人間か幽霊か? “スケルトンヘッド”現る!
近年注目されているUMAに『シャドーマン』というものがある。肉眼で見ることはできないが、カメラやビデオには影のような半透明の薄くぼけた姿が捉えられる、というもの。ぱっと見ではシャッタースピードが追い付かず、被写体がぶれてしまったように感じられるが、その物体に影かなかったり、明らかに誰もいなかった筈の場所に割り込むようにして写っていることから、やはり何かしら不可視のものが存在しているのでは、と考えられている。 このシャドーマンは主にアメリカを中心に目撃されていたが、近年では日本でも報告例が増えてきている。 さて、今回また山口敏太郎事務所に奇妙なメールが届けられた。オカルト研究をしている山口敏太郎の元には鑑定を求めて心霊写真などが寄せられることもある。今回もその一つかと思われていたのだが、少々変わっていた。 画像をよく見てもらいたい。何の変哲もない町中を写した画像で、手前に老人の上半身が写り込んでいる。しかし、この人物の体は全体的に透けているのだ。後ろに ある道路の白線などが彼の体を通してはっきりと確認できるのが解るだろうか。 カメラのレンズの前を横切ったのか、とも思えるが、この人物には動いているもの独特のブレがない。まるで本当に半透明の人が存在しているような具合なのだ。 山口敏太郎氏の知人の霊能者によれば、「心霊写真ではたまに、腕や足が欠けているものが見られます。そう言った写真がとれてしまった人は、その後に欠けている部位に怪我をしてしまったりします。今回の写真も、そう言った類いの物かもしれません」 山口敏太郎氏は、あまりに見事に透けているのでこの人物を『スケルトンヘッド』と命名した。 果たしてこの人物は、身近に危険の迫った実際の人物なのか。それとも新たなるシャドーマンの一種なのか。 果たして、真相はいかに? (山口敏太郎事務所)※山口敏太郎事務所は「心霊写真にもプライバシーを!」をモットーに活動しております。幽霊、UMAもしくはその他個人の特定が可能な写真にはあえて目線処理をほどこしております。ご了承ください。
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