ちゃん
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その他 2014年11月06日 15時30分
【声優の履歴書】第67回『サザエさん』花沢さん(2代目)、『ゲゲゲの鬼太郎』砂かけ婆役の山本圭子
声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第67目としてお届けするのは、山本圭子。 1960年代より活躍し、非常に多くのアニメに出演しているベテラン声優の一人。特徴的な“ダミ声”で、1966年『おそ松くん』(1966年版)チョロ松役、『魔法使いサリー』花村カン太役(2代目)、1969年『もーれつア太郎』(第1作)主人公・ア太郎役、『天才バカボン』バカボン役、1972年『赤胴鈴之助』(1972年版)主人公・赤胴鈴之助役、1981年『Dr.スランプ アラレちゃん』ウンチくん役、1983年ロサンゼルスオリンピックの公式マスコットキャラクターであった『イーグルサム』サム役、1983年『キン肉マン』ナチグロン役、1984年ではさらに、キン骨オババ役を演じた。 さらに、1988年には『ひみつのアッコちゃん』(第2作)チカ子役、1990年『ちびまる子ちゃん』(第1期)山田笑太役や、主人公・まる子が慕っている・大石先生、1993年『ドラゴンボールZ』東の界王役、2001年『ののちゃん』山田まつ子役を演じるなど、多数の国民的アニメにおいて少年、少女、大人の女性、おばさん、老婆、人間以外のキャラクターを熱演している。 『ゲゲゲの鬼太郎』では第2期、第4期、第5期で砂かけ婆役を演じ、山本の持ち役になっている。1997年劇場版『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』では、中村玉緒をイメージしたかの様なキャラクター・玉王ナカムレ役を演じる一方で、2002年劇場版『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』では、姫に使える老女・吉乃役を好演しており、既述の『ちびまる子ちゃん』大石先生役と同様に、控えめながらも温かな女性を演じている。 1974年10月4日〜1977年3月25日まで放送された特撮番組『がんばれ!!ロボコン』では、主人公のロボコンを熱演し子供の人気者に。また、吹き替えでは『チキン・リトル』主人公・チキン・リトル役が有名。CM『ヨッシーのたまご』でも、ヨッシーの声を演じた。『知っとこ!』の「知っとこ!世界の朝ごはん」や、『はじめてのおつかい』など、ナレーションも多数担当している。
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芸能 2014年11月05日 22時00分
夢みるアドレセンス11・26ファーストアルバム「第一思春期。」発売
ファーストにして豪華ベスト盤だ! 人気ガールズユニット「夢みるアドレセンス(通称=夢アド)」が、11月26日(水)に発売するファーストアルバムの全容が判明した。タイトルは「第一思春期。」。通常盤のほか、夢アドのイベント会場とオフィシャルHP限定販売のDVD同梱盤は、これまでのMVを全部詰めた超豪華盤となっている。 アルバムには、夢アドのライブを鉄板で盛り上げる名曲たちを余すところなく収録。この1枚を買えば夢アドのライブで即盛り上がれること必至だ。さらに、ライブで好評の未公開音源「どこにでもいる、至って普通」も初収録するなど完全新作の2曲を含め、全15曲のボリュームでリリース決定だ。 12月29日(月・祝)に東京・有楽町の東京国際フォーラム・ホールCで単独公演「輝け!夢アドアワード2014」を控えている夢アド、ファーストアルバム発売で、さらにアイドルとしてのステップを駆けあがる。 「夢みるアドレセンス」は、人気ティーンファッション誌モデルを中心として2012年に結成されたアイドルユニット。荻野可鈴、山田朱莉、志田友美、小林玲、京佳の5人による等身大のステージが、アイドルファンだけでなく、同世代の女の子など幅広い層の支持を得ている。ファーストシングル「マワルセカイ」でオリコンウィークリーチャート10位、「証明ティンエイジャー」では同5位を記録している。■アルバム「第一思春期。」収録曲1. OVERTURE2. ステルス部会25:003. マワルセカイ4. 泣き虫スナイパ→5. 純情マリオネット6. 証明ティンエジャー7. 絶対的シンパシー8. キャンディちゃん9. ひまわりハート10. 17:30のアニメ11. ヒロイン12. どこにでもいる、至って普通13. 涙が出るくらい 伝えたい想い14. JUMP!15. 秘密■夢みるアドレセンス公式サイトhttp://yumeado.com/
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芸能 2014年11月05日 17時59分
“弱冠17歳”吉本実憂の大人まさりの“なまめかしい目つき”がセクシー
“オスカープロモーション期待の新星” である吉本実憂(17)が、ブレイクの兆しを見せ始めている。 11月中旬放送分から、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演)に出演を果たすのだ。官兵衛(岡田)の嫡男・長政(松坂桃李)の後妻・栄姫役という重要な役どころだ。 また、12月15日公開の「ゆめはるか」で、映画初出演にして初主演を務めるなど絶好調で、このチャンスをモノにすれば、一気にブレイクしそうな気配だ。 吉本は96年12月28日生まれ、福岡県北九州市出身。12年8月、15歳で「第13回全日本国民的美少女コンテスト」に出場し、見事グランプリに輝き、オスカー入りして芸能界デビュー。 13年、同コンテストのファイナリスト21人によって、次世代ユニット「X21」が結成され、吉本はリーダーに就任する。「X21」は今年3月、AVEXから「明日への卒業」でCDデビューも果たした。 日本テレビの7月期の連続ドラマ「獣医さん、事件ですよ」(陣内孝則主演)で、連ドラ初出演。獣医である陣内の娘役を演じた。 ここにきて、吉本は「X21」の枠にとどまらず、女優としての注目度が断然アップしている。 タレントウォッチャーのA氏によると、「吉本はまだ弱冠17歳で、あどけなさも残っています。しかし、あのなまめかしい目つきは、やたらセクシーで大人の女まさりなのです。まだまだ少女ですが、あの目で見つめられたら、私はKOされそうです」と語る。 以前、グラビアではビキニ姿を披露したこともある吉本。バストは推定Bカップで、やや小ぶりながら、その“お色気”はなかなかのものだ。同じ事務所の先輩には、武井咲や剛力彩芽らがいるが、彼女らとはまた違う魅力を秘めている吉本に期待大だ。(坂本太郎)
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芸能ネタ 2014年11月05日 15時30分
“なかったことにされる”哀しき芸人
いわゆる、黒歴史。芸能人ならひとつやふたつ、必ずある。有名芸能人であれば、テレビや雑誌のネタになり、業界を騒がせる。しかし、暴露したところで何の価値も見いだせないマイナー芸人の場合だと、ほぼ表に出ない。 たとえば、ピン芸人のチャンス大城。もはや表舞台で見ることがゼロになった彼だが、かつては、心臓が右、心臓以外の臓器もすべて左右反転である特異な体質を生かして、ダウンタウンや嵐の番組に出演。だが、1児のパパになった現在は、アルバイト生活で生計を立てる日々。辛うじてお笑いライブには出ているものの、ギャラはスズメの涙だ。 幼少期はいじめられ、大人になってからも辛酸をなめてばかり。せつないのは、そんな大城と交際していた有名女芸人Kが、その過去を隠ぺいしている点だ。 Kは、吉本興業が運営している芸人養成所NSCに通っていたころから、同僚だった飛石連休・藤井ペイジと交際。その藤井が初体験の相手であったと、テレビでバラされている。 しかし、実のところは、交際していたのは、藤井より大城のほうが先。当然、体の関係を持ったのは、大城が先だ。ところが、もはやカルト芸人に成り下がった大城と関係があったことは、Kにとって汚点。スルリと差し替え、なかったことに詐称した。 似たようなパターンでは、売れていない女芸人が、のちに売れた芸人と交際していた過去を打ち明けることもある。マリア・ゆみみはザブングル・松尾陽介と、ロリィタ族はアルコ&ピース・酒井健太と、なかのよいこは劇団ひとりと、関係があったことをカミングアウト。逆パターンとして最近は、misonoが岸田健作と、プリンセス金魚・大前亮将と男女の関係にあったことを明かしている。 芸能人にとっては、付きあっていた過去より、話題にならない現状のほうが厳しい。芸能界は、リアルに世知辛いということか。(伊藤由華)*写真はイメージ
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トレンド 2014年11月05日 14時00分
福岡屋台が熱い!! ウワサの名店をピックアップ(渡辺通り周辺エリア)
グルメの聖地として名高い福岡。辛子明太子、博多ラーメン、もつ鍋など…数えていけばきりがないが、忘れてはいけないのが、屋台文化である。「観光やビジネスで福岡を訪れたならば、屋台を楽しまなければ帰れない!」と語るグルメライターから、今回は渡辺通り周辺エリアのおススメの屋台を紹介してもらった。■DONマスターが洋楽好きとあって、お店のスタイルも洋風。メニューもピザやペペロンチーノなど、他の屋台ではなかなか見かけないものが多いのが特徴。炭火で焼いた外はパリッと中はジューシーな豚足は女性に大人気のメニューだ。■長浜ラーメンおかもと手間ひまかけたスープで作るラーメンは、一度食べたらクセになる一品。ラーメン以外にももやしいため、チャンポン、串焼、おでんなど各種メニューも豊富だ。■こがちゃん女将さんが長年考えぬいた食べごたえのある「山芋の鉄板焼き」は自信作。ラード・油は一切つかわないからヘルシーな野菜ラーメンは女性におススメだ。福岡の屋台が網羅された「ザ・屋台 酔ってかんね」http://yatai.fukuoka.jp/
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芸能ネタ 2014年11月04日 19時00分
ピンポンダッシュに悩まされる日本エレキテル連合の“コンビ内格差”
「ダメよ〜ダメダメ」のフレーズで今年の流行語大賞の有力候補といわれる日本エレキテル連合。07年に結成し、長い下積み時代を経てのブレークだが、実は“コンビ内格差”がすごいという。 ブレークネタの「未亡人朱美ちゃん」シリーズで、白塗りの朱美ちゃん役なのが橋本小雪で、男性の細貝さん役が中野聡子。もともと橋本が中野に土下座して頼んだことがコンビ結成のきっかけだっただけにコンビ内は中野の“独裁体制”らしい。 「2人は同居していますが、家事全般、近所づきあい等はすべて橋本が担当。モーニングコーヒーを入れたり、ベッドメイクもやっている。一方、中野はネタづくりや衣装を全部担当し、2人は50:50と考えているようです」(芸能ライター) 要は完全分業ということだが、それでもこんなエピソードがあるという。 「仕事が終わって、2人で帰っている際、中野が一緒に歌を歌おうと言った。橋本は自分の担当である仕事関係のメールをしていたので、“ちょっと待って”と言ったら、中野はブチ切れ。荷物を道路に放り投げ、“解散だ”と怒鳴ったそうです。中野にしてみれば、コンビのルールは自分がつくる。自分を優先しろということらしいです」(同) そんな2人が今、悩んでいるのが近所の子どものピンポンダッシュだ。家事担当・橋本のちょっとしたミスがこの事態を招いたという。 「この夏に朱美ちゃんの衣装をベランダで干していたら、それを発見した子どもが家にやってきた。橋本がドアを開けたら“本当にダメよ〜ダメダメがいた”と逃げていった。それ以降、毎日ピンポンダッシュだそうです」(同) 人気の陰には苦労がつきものだ。
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スポーツ 2014年11月04日 15時00分
クビの翌年に優勝チームのレギュラーに トライアウトを経て唯一キャリアハイを挙げた男・宮地克彦(2)
当時、宮地が発した言葉の1つに、「王貞治監督、新井宏昌コーチの指導は新鮮だった」というものがある。微調整ながら、打撃フォームの改造を勧められたのだ。 「新しいことを進んで取り入れる姿勢は大事です。でも、1年や2年で習得できるほど甘いもんじゃない。そのことも分かっていました。でも、この世界で10年以上やって来て、結果が出ていない。やってきたことは正しいのか、いつかできると信じているだけでいいのかと自分に問い掛けました。ホークスに行き、『打撃フォームを変えない』という選択もできたんです。変える勇気がないのか、プライドが邪魔をしているのかとも考えて…」 宮地の出した結論は冒険だった。 これまで積み重ねてきたスタイルを捨てるのだから、微調整でも大冒険だった。チームを変わったのに、今変えなければ、永遠に変わることができない。キャンプ、オープン戦で結果を出すことはできなかった。開幕は二軍で迎えた。「チャンスは絶対にある」と、二軍首脳陣も励ましてくれた。開幕から約3週間が経過した4月13日、一軍昇格の知らせが入った。そして6月に入って、宮地の打率は急カーブを描き、月間打率は3割9分6厘に上がった。ついに、外野のスターティングメンバーの座を勝ち取った。 「新しい打撃フォームのVTRを見るじゃないですか。不思議なもんで新フォームを習得できたと思ったら、だんだん昔のフォームに似てくるんですよ(笑)。変わったのは打撃フォームではなく、精神面なんでしょうね」 これまではヒットが1本出ると安心し、気持ちが守りに入っていた。しかし、いまは違う。1日に3本でも4本でもヒットを打ってやる。オレが首位打者のタイトルを獲ってもいいじゃないか…。気持ちに攻めが出た。 また、当時の宮地は2ストライクと追い込まれても3割強の高打率を残していた。野球アナリストのデータによれば、2ストライク以降のカウントから打って、3割以上の数値を残したのは、宮地1人だけである。 「全てを失いましたからね。ここで打てなくても給料が出ないわけではないし、こっちは、一度生活の糧を失ったわけですからね。『あしたからどうしよう』って思いもした。それに比べたら、怖いものなんかない」 同年、宮地は西武時代には果たせなかった打率3割(3割1分0厘)を残し、プレーオフでもスタメンに名を連ねた。翌05年には初の規定打席数に到達し、リーグ5位の打率3割1分1厘をマークする。 トライアウトを経験して、初めて前球団時代の成績を超えた選手の誕生だった。 「古巣を見返す」なんて、つまらない次元の話ではない。自分自身を変えたのである。
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その他 2014年11月03日 17時00分
話題の1冊 著者インタビュー 安田峰俊 『知中論』 星海社新書 840円(本体価格)
−−仕事柄、中国への渡航は頻繁ですよね。現地の変化は大きいですか? 安田 大きいですね。2001年ごろ広東省の経済特区・深センに留学していたことがあるのですが、今年の春に母校の近所の学生街を訪れると、マックとケンタッキー以外の全てのお店が建物まで新しくなっていて、街並みがガラッと変わっていた。表面的には変化が大きく見える国です。 −−中国といえば、食の安全性やコピー商品氾濫などの悪いイメージがあります。 安田 確かに。ただ、単純化して理解するのは結構危険だったりもします。例えば日本に観光やビジネスでやって来るような中国人の大部分は、自国でもちゃんとカネを出して安全なご飯を食べていて、模倣品も持っていない。一方、反日デモで騒いでいるような層の人たちは、衛生的ではない食事を食べて、コピー品を身に着けているわけです。 私たちは「中国」を一つのイメージでくくりがちですが、どっちの側面もある複雑な国なんです。 −−現在の日中関係は決して良くありません。結果、いわゆる“反中”本も多く出版されています。 安田 これは仕方ない流れだとは思います。現在、各種世論調査での日本人の対中好感度は10%を切っていて、読者も「中国叩き」を求めている。少なくとも外交や軍事の面から見た中国が、日本人にとって“悪い国”なのも間違いありません。ただし、紋切り型の「悪玉論」や「崩壊論」ばかりの視点で中国を理解するのは、彼らが現実的な脅威であるだけに、非常に危険なことだと思います。 −−この本はそれらとはちょっと雰囲気が違いますね。 安田 日本人から見て、彼らが「悪」に見えるのはなぜなのかを、冷静に考える視点があってもいいと思うんですよ。なぜ、中国は覇権主義的で「反日」的で、少数民族を弾圧しているのか? 彼らの考えに同意する必要はありませんが、なぜそう考えているのかを知ることには意味があります。 −−だからタイトルが『知中論』というわけですか。 安田 はい。ちなみに、実はこの本の内容って専門の研究者や中国オタクみたいな人には当たり前に思えることも多いんですよ。ただ、専門家やオタクの認識と、一般の人の中国理解ってものすごく大きな断絶があるんです。安易な内容の“反中”本も、そんな知識の未共有から生まれた商売だと感じます。“反中”本を読んだものの、中国の理不尽さの理由をもっと正確に知りたくてウズウズしている人に、ぜひこの本をおススメしたいですね。(聞き手:本多カツヒロ)安田峰俊(やすだ みねとし)1982年、滋賀県生まれ。ノンフィクション作家。多摩大学講師。著書に『中国・電脳大国の嘘』(文藝春秋)、『和僑』(角川書店)など多数。
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芸能 2014年11月03日 11時45分
坂上忍「有吉君やマツコは毒舌のプロ」と語る
「常識を超えた言動や行動」で世間に名を轟かせた著名人を表彰する「ベスト傾奇(かぶき)ニスト2014」の授賞式が2日、赤坂サカスで行われ、同賞に選ばれた俳優の坂上忍と、女優の遠野なぎこが参加した。 今年に一般男性と結婚し、その後わずか55日で離婚した遠野はその一件について、「恥をさらしたとは思うけど、恥ずかしいとかはない。やり切った感がある」とコメント。さらに、元旦那とはまだ続いていると話し、「正式には任意後見契約という結婚前提ではない、彼との“婚外契約”をしようと弁護士さんにお願いしています」と明かした。 最近毒舌キャラでバラエティー番組に多数レギュラーを抱えている坂上は、報道陣からライバルの毒舌キャラを聞かれ、「よく有吉(弘行)君とか、マツコ(デラックス)とかと毒舌くくりにされるけど、あの2人はプロですからね。僕がプロって言えるのは芝居の方なのでおこがましい」と答え、2人に一目置く姿勢を見せた。 また、坂上は番組でも共演している遠野の超スピード離婚について、「なぎこちゃんにくらべたら僕なんて全然傾奇者じゃない」とコメント。遠野は、坂上の毒の吐き方が、最近雑になっていると話し、「忙しすぎるんだろうね。最近、毒と悪口が混合しちゃっている」と指摘した。(斎藤雅道)
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スポーツ 2014年11月02日 15時00分
俺達のプロレスTHEレジェンド 第44R 日本では不遇の日本人大スター〈キラー・カーン〉
アメリカで築き上げたヒールレスラーとしての看板を引っ提げて、1981年に凱旋帰国を果たしたキラー・カーン。大型外国人選手と比べても遜色ないその体躯はファンの目にも頼もしく映ったものだが、このときはヒール役ではなく日本陣営の助っ人的立場の参戦。あくまでも主役の猪木を支える脇役であり、奇異な弁髪スタイルばかりが注目されるような状況だった。 だが、その直後の渡米でカーンは『アンドレ・ザ・ジャイアント足折り事件』で一躍名を上げることになる(実際はアンドレが自らの過失で足を故障したのをカーンがニードロップで攻めた結果と見えるようにフォローしたものだった)。 そうして“アンドレの足を折った男”との触れ込みで勇躍参戦した'82年のMSGシリーズ。カーンは膝の故障を理由に棄権した猪木の代役として決勝のリングに上がる。相手は“遺恨の相手”アンドレだ。 「このときの猪木の欠場は、本当は故障ではなく糖尿病の悪化が原因だったともいわれていて、確かにこの年に初めて猪木は糖尿病の診断を受けています。ただ、それもありながら一方で、あえて欠場することでカーンを売り出そうという意図もあったのでは」(プロレスライター) そうして迎えた決勝のリング。セコンドにはタッグパートナーのタイガー戸口だけでなく、若手のころからの親友でもある藤波辰爾も付き、檄を飛ばした。 そんな期待に応えるように、カーンは真っ向からアンドレと渡り合う。アンドレの脚に狙いを付けて攻め立てると、場内は一斉の「オザワコール」に包まれた。 最後はアンドレのデッドリー・ドライブ→フロント・ネック・チャンスリー・ドロップ→ヒップ・ドロップというフルコースの前に敗れたが、そもそもアンドレにそれだけ技を出させるのが異例のこと。“敗れてなお強し”の印象をしっかりとファンに刻み付けることになった。 それでいて、以後、日本におけるカーンのポジションは徐々に尻すぼみとなっていく。 長州力率いる維新軍への加入は、その一つの原因と言えるだろう。 「カーンとしては、アメリカでも世話になっているマサ斎藤に付いていったつもりだったのでしょうが、ファンはどうしても長州の脇役として見ますからね」(同・ライター) またカーンのアメリカンスタイルの試合ぶりも、当時の新日ファンから軽く見られる要因となった。 “ストロングスタイルこそが至高”という多くの猪木信者からすると、モンゴル人ギミックを前面に出すカーンは“アメプロに染まったニセモノ”ということになってしまう。そのスケールの大きな試合ぶりも、長州のハイスパートレスリングに人気が集まる中では“大味”と受け取られた。 ジャパンプロレスの一員として全日本に参戦するようになってからは、同じ新潟出身の御大ジャイアント馬場に気に入られたこともあり、いくらか見せ場を回されたが、それでもやはり主流とまではならず、ロード・ウォリアーズなど大型外国人選手の“噛ませ犬”が指定席となりつつあった。 '86年、長州ジャパンプロとの決裂は、カーンせめてもの自己主張だったろう。テレビ実況では「恩知らずのキラー・カーン」などとののしられながらも、日本陣営ではなく外国人扱いでの参戦は、かねてからのカーンの要望でもあった。 「新日時代から日本と並行して参戦していたアメリカのリングでは、最高で1試合2万ドルのオファーもあったといいます。それが脇役扱いでは、面白くないのも仕方ないでしょう」(同) ちなみにそのころの為替レートは1ドル250円前後、2万ドルともなれば500万円近い時代である。 そうして長州の新日復帰と時期を同じくして全日を去ったカーンは、'87年にWWFと再契約。トップヒールとしてハルク・ホーガンら名だたるベビーフェースのスーパースターたちと抗争を繰り広げ、およそ半年の後に引退する。 もともと40歳の前後には引退して第二の人生を送ろうという心積もりだったという。新宿歌舞伎町に開いた『スナックカンちゃん』は故・尾崎豊も常連だったことでも知られ、今も場所を変えながら続いている。〈キラー・カーン〉 1947年、新潟県出身。本名・小澤正志。中学卒業後、大相撲入りするも伸び悩み廃業。'71年、日本プロレスに入門する。'73年、新日に移籍し、海外修業中にモンゴル人ギミックのキラー・カーンと改名した。'87年に引退。現在は西新宿でちゃんこ居酒屋を経営。
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GIジャパンC 世界最強へ ハーツ 2度目のディープ狩りだ
2006年11月21日 15時00分
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マイルCS確定 古谷指名 大穴 ロジック
2006年11月17日 15時00分
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マイルCS メジャーGI連覇だ
2006年11月13日 15時00分
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GII AR共和国杯 ドラゴンキャプテン嵐呼ぶ
2006年11月04日 15時00分
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JBCマイル バトラーV4で決める ダート界制圧
2006年10月30日 15時00分
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GI天皇賞・秋追い切り速報 バランスオブゲームまた固まった
2006年10月25日 15時00分
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GI天皇賞・秋 注目は黄色と黒の縦ジマ勝負服 狙え!社台ファーム2頭 ダンスインザムードとローエングリン
2006年10月24日 15時00分
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GI菊花賞追い切り速報 フサイチジャンク反撃
2006年10月18日 15時00分
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GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
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