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社会 2018年08月07日 12時40分
犯行動機が怖すぎる! 70歳の男、48センチの模造刀で「いてまうぞ」と脅迫
6日、兵庫県神戸市長田区で、隣人に模造刀を振り上げ脅したとして無職の男(70)が逮捕されたことが判明。その犯行動機に、恐怖する人が続出している。 事件が発生したのは6日午前6時半。70歳の男性が隣に住む57歳の男性に対し、長さ約48センチの模造刀を振り上げ、「いてまうぞ」などと叫び、脅迫。通報を受け駆けつけた警察に暴力行為法違反で現行犯逮捕された。 神戸新聞NEXTが報じたところによると、犯行の動機は被害男性の水やり。2階から木に水を与えていたところ、犯行男性宅に水がかかったそうで、激怒。そこから口論となった模様で、最終的に模造刀で「いてまうぞ」と脅すことになった。 このニュースを聞いたネットユーザーは、「それくらい我慢しろ」「長田区怖すぎる」「模造刀があることがおかしい」など、驚きの声があがる。一方で「2階から水をやるのもちょっとおかしい」「煽って逆上した可能性も否定しきれない」など勘ぐる声も出た。 今回は脅迫までだったが、小さな近隣トラブルが殺人事件に発展することは多々ある。2017年には隣人が仲間を集めバーベキューに興じていることに腹を立てた男性が刃物を持って庭に押し入り、参加者の1人を刺し殺す事件が発生している。 犯人の男は以前から騒ぎ立てる隣人に不満を募らせており、イライラが爆発してしまった様子。このほかにも殺人事件まではいかなくとも、近隣トラブルによって数多くの揉め事が発生しているのが現状だ。 脅迫や殺人行為は容認されるものではないが、近隣の迷惑を考えない行為が人をイラつかせることもまた事実。周りに配慮した生活を送るよう心がけたいものだ。
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アイドル 2018年08月07日 12時30分
嵐のメンバー、ようやく結婚“解禁”される? 一番手はニノか松潤か
SMAP解散後、ジャニーズ事務所の看板を背負っているのが人気グループ・嵐だ。 今秋からはデビュー20周年を記念した5大ドームツアーを開催。 5大ドームツアーは、7年連続10回目で、7年連続は、自己記録を更新しアーティスト史上初となる。 11月16日の札幌ドーム公演を皮切りに18公演を予定しているが、2010年から2011年にかけて達成した過去最高動員86万人を大幅に上回る、グループ史上最大の動員数になりそうだという。 「嵐の集大成とも呼べるツアーになりそう。そのため、チケットはこれまでで最も熾烈な争奪戦が展開されることになりそうだ。ファンのためにも、メンバーたちはファンを刺激するような言動を慎まなければならない」(芸能記者) 嵐が現在、甲子園球場で開催中の「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」の応援ソング「夏疾風」を担当。 8月3日に生放送された「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)では、甲子園で同曲を熱唱した。 そんな嵐のメンバーたちのプライベートだが、二宮和也は元フリーアナウンサーの一般女性と、松本潤は女優の井上真央と交際中だが、この2組が結婚に向けて動いていることを、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。 二宮は事務所幹部に対し、強硬に結婚を認めるよう迫り、事務所サイドもそれに押され、しぶしぶながら結婚を認めたのだとか。 ただし、デビュー20周年イヤーを無事終えてからという条件付きだという。 一方、松本は16年末にセクシー女優との“二股報道”があったものの井上とは別れず。 その報道があったことから、井上の母からの風当たりが強くなったという。そのため、水面下では結婚への準備を着々としているという。 事務所はどちらを先にゴールインさせるか悩みどころだというが、どちらが結婚してもファンは立ち直れないほどの“ニノロス”&“松潤ロス”に陥りそうだ。
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スポーツ 2018年08月07日 12時20分
四面楚歌の山根会長 ガッツ石松、トミーズ雅…元プロからのコメント続々
日本ボクシング連盟の山根明会長が追い詰められている。助成金の流用や、試合の不正判定、連盟の私物化など数々の疑惑が取り沙汰されている。連日テレビに出て釈明会見をするも、その特異なキャラクターがむしろ面白がられている印象も受ける。 長年にわたり、アマチュアボクシング界に“帝王”として君臨してきた山根会長に対する、プロたちからの厳しい意見も相次いでいる。 ロンドン五輪の金メダリストであり、WBA世界ミドル級王者の村田諒太選手は、五輪の決勝戦でセコンドを山根会長の息子に急遽変えられ、「リングの下にもうひとりの敵がいた」と名言を残している。村田選手はフェイスブック上で、「何よりも現役アマチュアボクサー達にとって良い環境になるよう願っている」と言葉を選んだコメントを発表している。 一方で、元プロボクサーでお笑い芸人のトミーズ雅は、4日放送の関西系の番組『せやねん!』(MBSテレビ系)において、村田選手のセコンド交代について、「ボクサーは戸惑う」、さらに、インターバル(休憩)時間に口に水を入れる回数を変えたことについては、「選手にとってフラストレーション(ストレス)になる」と元プロならではの視点から苦言を呈した。 元WBC世界ライト級チャンピオンでタレントのガッツ石松は、6日放送の『ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)に出演し、山根会長とは面識があるとし、「良きにしろ、悪きにしろ、真っ正直な人」「何がなんでもボスになりたかったのでは」と人柄と騒動の背景を語った。 これらのプロの言葉は、山根会長にゆるやかな引導を渡すものでもあるだろう。さらに、一部では、連盟の山根会長派の理事が電撃辞任とも報じられている。まさに四面楚歌となった山根会長の今後の動向にも引き続き注目が集まりそうだ。
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芸能 2018年08月07日 12時10分
キムタクの主演映画、山P超えは厳しそう? 二宮との異例の舞台挨拶も話題だが…
元SMAPで俳優の木村拓哉が6日、都内で行われた主演映画「検察側の罪人」(24日公開)の完成披露試写会にて、今作で初共演する嵐の二宮和也と共に舞台あいさつをしたことを、各スポーツ紙などが報じている。 各紙などによると、2人は同イベントで初の2ショットをお披露目。木村は、「マイクがなくても胸を張って言えるんですけど、一緒に作業していてこんなに信頼できる共演者は珍しい。頼りがいのある後輩」と二宮を絶賛。 木村から肩を抱かれ、ピースサインをした二宮は、「平成という時代の元年から終わるギリギリまでトップで走り続けてきた木村拓哉と、一緒に作品を作りたいと思っていた。滑り込めた。恵まれている。感謝」と共演を心から喜んだという。 「2人は上映前と上映後に舞台あいさつ。2度の舞台あいさつはかなり異例ですが、2回とも各メディアが大々的に取り上げ、絶大なプロモーションになった。今後は公開に向けて2人は番宣を重ねることになる」(映画業界関係者) 木村といえば、昨年公開された主演映画「無限の住人」が思わぬ不入り。今作はいわば、「絶対に負けられない戦い」となりそう。 とはいえ、作品自体はそこそこの客入りが見込めそうだが、ジャニーズの後輩である山Pこと山下智久の主演作には“大敗”しそうだ。 8月4日〜5日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、首位は2週連続で山下の主演映画「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」。 週末2日間で動員51万6700人、興収6億9900万円を稼ぎ、公開10日間で累計動員は283万人、興収は36億円を突破したのだ。 「公開初日に100億突破を掲げたが、それも可能になりそうな勢い。おそらく、キムタクの映画の興収は作品の内容からして、20億行くかどうかといったところだろう」(同前) 今年のジャニーズの“映画王”は山Pになりそうだ。
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芸能 2018年08月07日 12時00分
『この世界の片隅に』のんと片渕監督が広島市平和記念式典に参列 TBSドラマ版は…?
8月6日、女優ののんが、広島県広島市の平和記念公園で行われた平和記念式典に参列したことが報道された。のんは2016年に第二次世界大戦中の広島県を描いたアニメ映画『この世界の片隅に』に主人公のすず役で出演。式典には同作の監督である片渕須直氏も参列した。 『この世界の片隅に』といえば、現在TBSでドラマ版も放送されているが、TBSドラマ版と劇場アニメ版は現在に至るまで両者の間で静かな争いが続いているという。原因は、TBSドラマ版がエンドクレジットに「スペシャルサンクス」として劇場アニメ版の製作委員会が記載されているのだが、実際のところ劇場アニメ版のスタッフはTBSドラマ版を関知しておらず、公式HPにおいて「本委員会は当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」と表明する一文を、公式Twitterともども掲載。バチバチの冷戦状態が続いているといわれている。 この余波もあり、現在TBSドラマには、原作および劇場版アニメのファンから批判が集中しているのだが、前述の平和記念式典および8月6日の「広島・原爆の日」に関する認識・取り組み方に関しても一部、視聴者の間でその違いが取り沙汰されている。 劇場版アニメはのんおよび片渕監督が参列した一方、ドラマ版はスタッフおよび出演者が式典参加のため広島へ向かったという情報はなく、また、公式Twitterの8月6日更新分にも「広島・原爆の日」に関して特にコメントを出しているわけではないため、「なんのためにドラマを作っているのか」「戦争被害を描いたドラマなのに何もコメントなしなのはどうなのか」といった強い批判が出ているという。 もちろん、ドラマ版に関しては、原爆投下のシーンはまだ放送されていないため、あえて触れる必要はないのかもしれないが、高い視聴率を誇っている人気ドラマだけに「失望した」という声は多く、劇場アニメ版ののん&片渕監督の行動がより目立った形となった。 スペシャルサンクス問題に、広島・原爆の日問題……『この世界の片隅に』をめぐる争いはまだまだ激化するのだろうか。
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社会 2018年08月07日 12時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第282回 生産性向上こそが経済成長の道
少子高齢化による生産年齢人口比率の低下は、わが国に高度成長期並みの人手不足をもたらそうとしている。特に少子高齢化に加えて若者の都心部への流出が続く「地方」の人手不足は、すでに半端ない。 日本商工会議所の三村明夫会頭は7月19日、加藤勝信厚生労働大臣と懇談し、年々、深刻化する人手不足や、若者流出による地方の疲弊などを訴えた。 「各地の人手不足は悲鳴にも近い」 と、三村会頭は発言している。 日商の調査によると2018年は65%の企業が人手不足の状況にあるという。人手不足に陥る企業の割合は、毎年5%ずつ上昇している。しかも政府が「残業規制」を含む働き方改革法を通した。残業時間が規制されることで、納期の遅れや、機会損失が生じる可能性が高い。さらには、大企業が残業時間を厳守することで、中小企業へ「しわ寄せ」が向かう事態も、当然ながら想定できる。 さて、人手不足問題を考える際に、まずは注視しなければならないのは、生産者1人当たりの生産量、すなわち「生産性」である。日本の生産性は、高いのだろうか、低いのだろうか。答えは、少なくともG7諸国の中では「最低」となる。左図(※本誌参照)は労働者1時間当たりの生産性を、購買力平価USドルで比較したものだ。日本の時間当たり労働生産性は、実はG7諸国最低が続いている。(※労働者1人当たり生産性でも同様である) 日本の生産性の低さはマクロ面、ミクロ面で理由が異なる。 マクロ面の生産性は、付加価値の合計(GDP)÷労働者数となる。デフレという需要不足が続いたわが国の生産性が低いのは、マクロ面から見ると当然だ。ミクロ面では、企業や政府が生産性を高めるための投資を怠ってきたことを意味している。特にひどいのが、先日も取り上げた「サービス業」である。 サービス業の資本装備率(1人当たり○万円)は'95年には1310万円だったのが、'16年には何と486万円にまで落ち込んだ。資本装備率が、ピークから4割以上も下がってしまったのだ。デフレ突入後、日本はヒト余りが進み、労働者が買いたたかれる状況が続き、サービス業は次第に「労働集約的」になっていったわけである。資本主義的には退化だ。 結果的に、日本はマクロ面でもミクロ面でも生産性が高まらず、その状況で人手不足に突入した。そうであれば、人手不足に対する回答は1つしかない。もちろん、生産性向上のための投資をすることだ。 もっとも、デフレで疲弊した企業が生産性向上の投資に踏み込むのは困難である。当然、政府が「需要面」「投資面」と2つの面から生産性向上をサポートしなければならない。 具体的には、 「長期安定的に需要が見込めるよう、財政出動を長期プロジェクトで実施する」 「各企業の生産性向上の投資を税制面で支援すると同時に、政府自らも技術やインフラに投資する(要は長期プロジェクトだが)」 この2つでいいのである。日本の生産性がG7最低ということは、その分、伸びシロがあるとも言える。特に、サービス業はそうである。というわけで、まずは政治家、企業経営者、そしてすべての日本国民が、 「人手不足は生産性向上で解消を」 「生産性向上こそが経済成長の道」 であるという、資本主義国として当たり前のことを再認識する必要がある。ところが、わが国は人手不足を「外国人労働者で解消を」とやっているわけだ。 政府は7月24日に関係閣僚会議の初会合を開き、'19年4月に外国人の新たな在留資格の運用を開始することを決定した。具体的には、技能実習生の在留期間について、農業、介護、建設、造船、宿泊の五分野について5年から10年に延ばすとのことである。さらには、適用業種を5分野以外にも広げていく方針だという。安倍政権は、資本主義に抗う「反・資本主義政権」である。 ちなみに、筆者は別に、 「現在の日本にいる外国人労働者は、全員、追い出すべきだ」 などと、移民排斥を主張しているわけではない。 留学生や技能実習生が担っている分野は、速やかに生産性向上のための技術投資、設備投資を実施し、期限が来たら祖国にお戻りいただく。元々、実習生にしても留学生にしても、日本で「学んでいただき」、将来的に彼らの祖国に貢献してもらうことを前提に受け入れているのだ。また、高度人材とやらが担っている分野は、速やかに「日本人」の技術者を養成する必要がある。 そもそも外国人高度人材に頼らなければ、技術不足に陥るなど、わが国は江戸時代に回帰したとでもいうのだろうか。外国の高度人材に頼らざるを得ないなど、まさに発展途上国である。 あるいは、 「日本人がやりたがらない仕事を、外国人に担ってもらう」 などと、移民受入を正当化している人は、二重の意味で差別主義者といえる。特定の職業に対する蔑視と、外国人に対する蔑視があるのではないか。 いわゆる3K仕事にしても、介護産業にしても、技術開発と設備投資で資本装備率を上昇させ、「もうかる仕事」にすればいいのだ。他の人のために尽くす仕事に貴賤はない。誰かに貢献する仕事は、すべて尊いはずだ。それにも関わらず、よくぞ「日本人がやりたがらない仕事」などといった表現ができるものだ。 日本は、これまでの3K仕事や介護職などに就き、一生懸命働けば、やがては車や家を建てられる国を目指すべきだ。そして、日本はそうなることが可能なのである。 それにも関わらず、日本は「人手不足を外国人で」などとやっている。 日本の人手不足は、生産性を引き上げるための投資で補わなければならない。繰り返すが、それが資本主義国の王道なのである。生産性向上こそが経済成長の道だ。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能 2018年08月07日 11時30分
「じじいが追いついていない」マツコ、学校のクーラー設置問題に苦言 批判的な中高年はまだ存在するのか
タレントのマツコ・デラックスが6日放送の『5時に夢中!』(TOKYOMX)に出演し、猛暑の対策についての中高年の意見に苦言を呈した。 この日の番組では、猛暑の影響で学校のクーラー設置が進んでいることを紹介。そして、それに対する意見として中高年から「甘えだ」などという厳しい声があることを伝えていた。 これを受け、マツコは「今いろんなものが意識を新しい時代にシフトしていかないといけないのに、じじいが追いついていってないよね」とコメント。そして、「理屈じゃない」と批判した。さらに、社会は変わるものだから、それに順応する柔らかい頭になることが大事とし、「できない人はもう多分無理」「こいつらが子供の頃に比べて、尋常でない暑さになっているの知ってるわけじゃん。感情はまた別」とぶった切った。 このマツコの発言に対し、ネット上では「その通りです。50年前とは比べものにならない」「高齢者はクーラーは贅沢品だと思ってる」「精一杯やるのと過酷な環境で無駄に苦労するのは別問題」といったマツコの意見に賛同する人が続出。さらには、「僕らは10代の頃、旧世代のオッサン共を『頭が固い』『俺らのことわかってない』とか言ってましたが、ブーメランになって帰ってきました」「エアコンの事しかり、生き方働き方の事しかり、部活動の在り方しかり。自分は柔らかい考え方を持っていたいと思う今日この頃」とマツコの言葉に考えさせられる人まで出て来た。多くの人がこの問題と向き合うきっかけになったようだ。 一方で、「最近はそうでもない人が多い気がする。高齢者も最近の暑さは異常って言っている」「そんなこという人そんなにいないと思う。叩きたいだけ」と、番組に対して疑念を抱く人もいたようだ。 確かに、最近では各所で猛暑の対策を呼び掛けており、これまで我慢することを美徳としていた多くの人の意識が変わってきたようにも思う。だが、熱中症による事故が相次いでいることは事実だ。そう思うと、今回番組で取り上げ、マツコが意見したことは少なからず意味のあることであっただろう。
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社会 2018年08月07日 08時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 麻生太郎・千賀子夫人(下)
新婚生活を満喫していた代議士2期生の麻生太郎は、その甘い夢を結婚わずか1カ月で打ち砕かれた。昭和58年(1983年)暮れの3期目の選挙で、よもやの落選となったからであった。 落選した麻生が、まず再起への教えを乞うたのは、「選挙の達人」田中角栄元首相であった。田中はここで、選挙のノウハウを厳しく諭した。 「鼻を空に向けているような奴は、選挙民は相手にしなくなる。死にもの狂いで地元を回ることだ。戸別訪問3万軒、5万人と握手せよ。そして、辻立ち(=街角での演説)を毎日やれ。選挙に僥倖などはない。甘く見るな」 “超セレブ”、人に頭を下げるなどは滅相もなかった麻生だったが、さすがにこれを実行した。まさに「人生最大の挫折」感を味わった瞬間でもあったのである。 一方の妻・千賀子は、どうだったか。「令嬢」から一変、見事に「根性妻」に変身してみせたのだった。麻生の“再起戦”を取材した政治部記者の、こんな証言が残っている。 「当時、選挙区の炭鉱の町として知られる筑豊あたりは、まだまだ“川筋気質”が強かった。とくに、男性はガラッパチで威勢よく、飾らない気質の人が多かった。ために、土地の人以外はあまり受け入れてくれない空気がある。ここで、千賀子夫人の“根性”を見ましたね。 父親(=鈴木善幸元首相)の地元は岩手県だが、東京育ちの夫人は東京弁を品良く話してもなかなか受け入れられないのを知ると、一念発起で“筑豊弁”を勉強、マスターしてしまったのです。例えば、鮮魚店を見つけると、筑豊弁で『私も岩手の魚屋の娘です』などと、腰を90度に折って挨拶していた。夫人が地元に受け入れられたことでの、麻生の“再起戦”の勝利だった」 以後、この「根性妻」が麻生の選挙を長く守り続けた。これには、地元記者の次のような証言もある。 「麻生は徐々に出世の階段をのぼっていったこともあり、忙しくてなかなか地元に帰れない中、夫人がよく地元に帰ってきていた。行事ごとは一人で切り盛り、田植え、稲刈りのときなどは車に長靴を用意しておき、田んぼに知った人を見つけると靴をはき替えて『お元気!』などと言いながら田んぼに入り、握手をするなど“全力投球”だった。地元では、『夫人あっての麻生。あの夫人なくば、以後の麻生はなかった』の声がある」 ちなみに、東京の自宅でも、麻生が遅く帰っても家の玄関で出迎えるのが千賀子であった。昨今の世のカミサンのように、ダンナの帰りが遅いからと鼻チョーチンを出して先に寝てしまうのとは雲泥の差である。 さて、3期目の当選を果たしたあとの麻生は、まずは順風満帆で出世の階段をのぼっていった。経済企画庁長官、外務大臣、自民党幹事長と要職に就き、その間、3度も自民党総裁選にチャレンジしたが、これはいずれも敗れている。シブトイのも麻生の身上で、前任首相の福田康夫が政権を放り出したことで、その後釜としてついに自民党総裁(首相)に選出されることになったのだった。平成20年(2008年)9月である。 しかし、麻生内閣は積極的な景気対策へ舵を切ったものの、消費税論議で自民党内が二分されるなどで支持率が低迷、翌平成21年7月、起死回生のため衆院を解散することになる。総選挙は「歴史的大敗」となり、麻生政権は1年足らずで幕を引くこととなった。と同時に、自民党長期政権は崩壊、政権は野党の民主党の手に渡ったが、この民主党政権も政権担当能力なしの馬脚を現わしたことで、民主党政権崩壊後、小泉純一郎退陣を受けて首相の座に就いたものの体調不良で政権を投げ出していた(第1次政権)安倍晋三が再び政権に就き(第2次政権)、安倍は今日、戦後3番目の長期政権となっているというのが“近政治史”ということになっている。 一方、麻生は、その安倍第2次政権以降、舌禍ぶりは相変わらずだが、現在、副総理として内閣の「屋台骨」の位置付けにある。兼財務大臣として、例の「森友」に関する決裁文書改ざん問題で揺さぶられたが、責任問題などどこ吹く風、弟子格の岸田文雄政調会長の「出番」を模索、「キングメーカー」たるを睨んでいる。 また、帽子をナナメにかぶった姿はなかなかシブく、米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、「ミスター・アソーは“ギャング・スター”みたいだ」と報じたものだった。なんとも似合いすぎるのである。思うのだが、日本のヤクザ映画に高倉健、松方弘樹といったスターはもはや不在、麻生が俳優に転じればかなりイイ線いけるのではないか。だが、「キングメーカー」の魅力には勝てないということではないか。 「根性妻」「賢夫人」の名前をほしいままにした、言うなら「猛妻」千賀子夫人の現在の心境はいかに、と知りたいところではある。=敬称略=(完)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2018年08月07日 07時00分
飲料業界、家電量販店に吹く猛暑の追い風
過去に例のない酷暑に見舞われている日本列島。まだ8月に入ったばかりだけにウンザリといったところだが、一方で当然、ウハウハ状態の業種も続出している。 まず、受注拡大の波に乗るのは、ビール・飲料各社だ。 「どのメーカーも、事前に今年の夏は猛暑になることを見込んで、前年同期比1割程度の増産を計画していました。しかし実際には、その想定をはるかに上回る暑さとなり、そこからさらに生産計画を上積みしている状況です」(飲料メーカー関係者) キリンビールでは、もともと7月において、ビール類全体で前年同期比1割の増産を計画していたが、7月下旬以降は2割増に引き上げることを決定している。 「特に今年3月に発売した第3のビール『本麒麟』(350ml缶、500ml缶)が、6月下旬の時点で年間販売目標にしていた510万ケースの7割を突破。そのため年間710万ケースに上方修正したが、この調子であれば、さらに上乗せもあるのではないかと見られている」(同) さらにキリンでは、ビールのメーン商品である『一番搾り』などを昨年比で1〜4割の増産体制を取っているという。 「また、第3のビールではアサヒビールも『クリアアサヒ』を7〜8月で5%増産に打って出る。サントリーも、主力ビールの『ザ・プレミアム・モルツ』を前年同期比で2割増に引き上げ。若者のアルコール離れが進む中、ここぞとばかりに需要の取り込みに躍起になっているのです」(業界紙記者) そのアルコール分野では今、RTD(レディ・トゥ・ドリンク)も好調だ。RTDとは、缶酎ハイなどの、割らずにすぐ飲めるアルコール飲料のこと。 「RTDでは、アルコール度数7〜9%を中心に右肩上がりで、'17年度が売上高約3400億円。価格の安い酒で早く酔いたいという中高年層を中心に受けて、2桁成長を続けていた。それが、この酷暑で伸びに拍車がかかっています」(同) 熱中症が心配される中、清涼飲料やアイスの販売も急増。例えば、キリンビバレッジの塩分補給清涼飲料水『ソルティライチ』の7月の販売量は、7月23日現在で前年比で約2割増だという。 「コカ・コーラボトラーズジャパンが凍らせて販売しているスポーツ飲料『アクエリアス冷凍ペット』も、この暑さで需要が販売計画を上回ってしまい、品薄状態が続いている。そのため本州、九州、四国などでは一時休売の処置を取った。ポッカサッポロフード&ビバレッジでも、熱中症対策飲料の『キレートレモンCウォーター』が前年比3割増の生産でも追いつかないほどだという。赤城乳業も大ヒットアイスで年間5億本売り捌く『ガリガリ君ソーダ』が、7月中旬時点で3割程度伸びているというから驚きです」(大手スーパー関係者) 夏に欠かせない家電製品のエアコンも、もちろん需要が高まっている。 「エアコンは今年、どの家庭でも早い段階からフル稼働しているためか故障が増え、それが買い替え需要につながっています」(家電量販店店員) では、どれぐらい伸びているのか。 「ヨドバシカメラのAkiba店では、7月販売が対前年比5割増。ビックカメラ全体では前年同期より6〜7割増。ケーズホールディングスでも、エアコンなど冷房製品が6〜8割増。メーカーでいえば、ダイキンなどは今年、国内外で過去最高の755万台の売上を見込む勢いです」 プールのあるレジャー施設も大賑わいだ。東京都の『としまえん』では、7月の入場者数が7月22日現在で6万5000人と、前年より2割弱増えているという。 「ほか、暑すぎることから屋内用プールがあるホテルも人気で、例年になく予約が多いといいます」(ホテル関係者) 百貨店などでの売れ行きで目立つのは日傘などだが、女性用では例年の2割ほど売れ行きが伸びている。 「目新しいところでは、今年は男性用日傘を買い求める若いサラリーマン風の人が多い。暑さで倒れ、職場に迷惑をかけたり、日焼けしすぎて見た目違和感が出てしまうのを避けたい、との声も多く聞こえてきます」(同) ドラッグストアなどでは経口補水液や制汗剤なども飛ぶように売れている。 「経口補水液は通常ではやや高めなので、なかなか売れない。だが、今は水と電解質を素早く補給できるというので熱中症予防で伸びている。出荷数が対前年比の2倍と聞きます」(ドラッグストア関係者) 大手生保関連のシンクタンク調査によれば、夏場の気温が1℃上昇すると関連消費は約3000億円押し上げられるという。つまり3℃で約1兆円ということ。酷暑恐るべしだ。
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スポーツ 2018年08月07日 06時40分
【DeNA】”キューバの至宝”ユリエスキ・グリエルと"第6の男"ネフタリ・ソトを比べてみた
☆史上最強打者の触れ込み ユリエスキ・グリエル。2014年のシーズン途中の6月にDeNAベイスターズにやってきた「キューバの至宝」。攻守走そろった内野手で、2003、2005年のワールドカップ、2004年のアテネオリンピックのキューバ優勝の中心メンバー。もちろん期待は大きく、「史上最強打者グリエル横浜上陸」のグッズが発売されるなど、横浜はグリエルフィーバーが起こった。 成績は62試合出場、打率.305、ホームラン11本、打点30。セカンドのレギュラー、石川雄洋を外野に回すなど、チームに与えた影響も多く、ボブ・ホーナー(元ヤクルト)レベルのセンセーショナルな活躍を期待していたファンには、少々物足りない数字だった。評価の高かった守備も、平均の守備力を0とするUZRがセカンドで-2.6、サードで-4.8と平均以下の数字であった。 野球以外では日本食を受け付けず、球団はキューバ料理を用意。さらに、「飛行機恐怖症」で沖縄への遠征をボイコットするなど、なかなかのわがままを通した。 翌年は3倍強増となる年俸3億5000万円プラス契約金を含む計5億円で契約締結。弟のルルデスも共に契約を果たすが、怪我を理由に来日を拒否。シーズン開幕後の4月2日になって契約を解除するという、前代未聞の事件を起こし退団。最後の最後までお騒がせエピソードを残した。現在はメジャーリーグのヒューストン・アストロズに所属している。☆テスト入団ネフタリ・ソト ネフタリ・ソトはプエルトリコ出身の長距離砲。テスト入団で、当初はファースト、ホセ・ロペスとサード、宮崎敏郎のバックアップとしての獲得と見られていた。6人外国人が所属するベイスターズでは、登録枠の問題もあり、"第6の男"と言われていたソト。ところが、オープン戦からインパクトを残し、開幕一軍の座を掴むも、怪我で2戦目にしてファーム行き。そして、再び上がってきてからは、不慣れな外野やセカンドもこなし、59試合出場、打率.289、ホームラン16本、打点43。主に攻撃的2番打者として起用され、今ではチームに欠かせない存在となっている。 ファームで調整の際、万永貴司二軍監督は全力で野球に取り組む姿に感銘を受けたという。ホセ・ロペスの日本の配球のアドバイスへも素直に耳を傾け、いい結果を出している。 グリエルと遜色ない成績を残している、年俸3500万円の優良外国人助っ人ソト。もちろんグリエルには華があり、直接球場で観てみたいと思わせる雰囲気があった。キューバ出身グリエルとプエルトリコ出身のソト。共に祖国を離れ、異国で活躍する二人。人により好みは分かれるだろうが、個人的にはどちらも成功してほしいのである。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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社会
社会問題となっていた“クレジットカード現金化業者”が全国初の摘発
2011年08月06日 17時59分
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スポーツ
甲子園大会直前に一時帰京? プロアマ交流戦でスカウトは大忙し
2011年08月06日 17時59分
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スポーツ
西田隆維のマラソン見聞録 第7話「無駄のない走り方」
2011年08月06日 17時59分
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トレンド
有名映画評論家も大絶賛!! 美少女アイドル大場はるか主演の『あぜみちジャンピンッ!』が公開中
2011年08月06日 17時59分
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ジャスティン・ティンバーレイク、ボディーガード逮捕された!
2011年08月05日 19時00分
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リアーナ、復縁!?
2011年08月05日 19時00分
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キャサリン妃、ヴァニティ・フェアのベスト・ドレッサー賞!
2011年08月05日 19時00分
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芸能
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、世界興収10億ドル突破!
2011年08月05日 19時00分
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芸能
ジョージ・クルーニー、元女子レスラーが今度の恋人!?
2011年08月05日 19時00分
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芸能
ダフト・パンク、忘れ去られた曲を発見!
2011年08月05日 19時00分
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レジャー
関越S(オープン、新潟ダート1800メートル、6日)藤川京子のクロスカウンター予想!
2011年08月05日 18時10分
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芸能
トニー・ベネット、録音にレディ・ガガら参加!
2011年08月05日 17時00分
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芸能
エマ・ストーン、スパイダーマンとデキちゃった!?
2011年08月05日 17時00分
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芸能
この夏注目! 怪談芸人とは!
2011年08月05日 15時30分
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レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(8/6)関越ステークス 他4鞍
2011年08月05日 15時30分
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レジャー
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(8/6) みなみ北海道S・関越S
2011年08月05日 15時30分
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トレンド
レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第42回>
2011年08月05日 15時30分
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レジャー
あのNEOキャバクラはいずこへ…
2011年08月05日 15時30分
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スポーツ
3位争いに敗れれば、大型補強? 星野監督が勝っても「仏頂面」のワケ
2011年08月05日 15時30分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分