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芸能 2019年06月04日 21時15分
桜田元大臣の言う通り!?「池江の代わりがいない」競泳日本“エース不在”大ピンチ
東京五輪の試金石ともなる競泳のジャパンオープンが6月2日に閉幕した。同大会が五輪出場の選考レースでもあることは言うまでもないが、日本勢の活躍がイマイチだったのは、異例のスケジュールが影響していたのかもしれない。 「男子200メートル平泳ぎは、すでに代表当確を決めている渡辺一平が優勝したものの、タイムは2分7秒87。渡辺自身が持つ世界記録に約1秒も遅い結果となりました。女子200メートル平泳ぎは渡部香生子が制しましたが、タイムは派遣標準記録に及びませんでした」(スポーツ教会詰め記者) 競泳の個人種目だが、男女各17種目のうち、男子は15種目、女子は16種目が埋まっていない。4月の日本選手権も好タイムが出なかった。昨シーズンから日本競泳陣は伸び悩んでいる。その状況を打開するため、代表選手たちは強化合宿を強制された。 「国際大会前、強化合宿を張り、練習をするのはいつものこと。でも、今回はちょっと違いました。春先から2週間前後の合宿を何度も行い、徹底的に鍛え上げられていました」(同・記者) 強化合宿の連続は、今後も続いていくという。日本選手権に次いでジャパンオープンも“あとひと押し”が足りなかったのは、合宿による疲労も影響していたのだろうか。関係者は選手団の疲労説を否定していたが、こんな声も聞かれた。 「若い選手は才能もあるが、諦めるのも早い。一生懸命やっていますが、無意識のうちに手を抜いてしまうというか、練習も本番も必死になろうとしないんです。天才が70%の力しか出さずに練習しても、指導者には分かりません。連続での強化合宿には、選手の意識を改める目的もあります」(関係者) 成果はまだ出ていない。しかし、今後に期待する雰囲気も高まっている。 「合宿が続いたことで、男女とも選手間の仲は良くなりました」(同) 病気療養中の池江はツライ練習が続いても、他選手を明るくする力があった。練習を含め、競泳が好きだったので決して手抜きはしなかった。日本水泳連盟は池江に代わるまとめ役の出現にも期待しているようだ。
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芸能 2019年06月04日 21時00分
田口容疑者と小嶺容疑者、保釈後“帰る家”に注目集まる あの人が連れ去る可能性も?
大麻所持の疑いで逮捕された、KAT−TUN元メンバーで歌手の田口淳之介容疑者は当初、6月2日が勾留期限となっていたが、東京地裁が3日間の延長を認め、同5日まで東京・湾岸署に勾留される予定だ。 また、ともに逮捕された恋人で同居人の小嶺麗奈容疑者も勾留延長が決まり、同じく5日に起訴か不起訴処分かが決定する見込みだ。 「5日といえば、午前中にコカインで捕まったピエール瀧被告の公判が東京地裁で行われる。それに加え、田口・小嶺両容疑者が保釈請求して認められたとなれば、湾岸署に報道陣が集結する。バタバタの1日になりそうだ」(芸能記者) 田口容疑者と小嶺容疑者の交際はすでに10年以上。5歳年上の小嶺容疑者が田口容疑者を“コントロール”していたことが報じられている。 「母親は交際に反対したが、田口容疑者は聞く耳を持たず。マイホームをプレゼントするほど母親思いだったのに、今や絶縁状態。おかげで、小嶺容疑者の誘惑に負け“大麻漬け”にされてしまいました」(レコード会社関係者) 田口容疑者の逮捕を受け、予定されていたツアーは中止に。多額の賠償金を支払うハメになってしまった。 そして、今後、どのようにして更生するかが注目される。 「田口容疑者にとっては、小嶺容疑者と別れるいいきっっかけ。田口容疑者の母親もそう思っているならば、田口容疑者を連れ戻して一緒に住ませるはずです。小嶺容疑者としては、母親に田口容疑者を渡したくないのでは。とはいえ、決めるのは田口容疑者ですが」(先の芸能記者) 保釈決定後、2人が元の同居先に戻るのか、それとも別々の家に戻るのか。注目が集まる。
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芸能 2019年06月04日 21時00分
元AKB48メンバー人妻フェロモン全開(2)
2人目“子作り”前田敦子 元祖『神7』と呼ばれていたメンバーも次々とゴールインしている。「言うまでもありませんが、その7人とは、前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、板野友美、小嶋陽菜のことです」(音楽ライター) 昨年7月30日、俳優の勝地涼と結婚した前田敦子(27)は、今年3月4日に長男を出産した。「産後、まだ3カ月も経っていませんが、ほとんど元のスリムな体形に戻っています。早く仕事がしたくてウズウズしているようです」(前出・芸能レポーター) 産後の骨盤矯正で、いち早く体形を戻したようだ。「産後3週間は安静にするのが基本ですが、逆に長期間放っておくと出産で広がった骨盤が元に戻りにくくなってしまう。なので、産後2カ月位までに施術を受けるのがベスト。彼女は誰かからアドバイスされて、実行したようです」(医学ライター) 6月には2本の出演映画が公開される。「この映画の舞台挨拶が、産後初の仕事復帰となりそうです」(映画ライター) 前田といえば、結婚前は“恋多き女”として有名だったが、勝地との夫婦仲はよさそうだ。「彼女の外出中は、勝地が長男をみてくれるので、心置きなく外出することができるようです。川栄と同様に、前田も“ママタレ界”進出を目論んでいる」(前出・テレビ局関係者) 万が一失敗しても大丈夫。「勝地の実家は資産家ですから心配ご無用。経済的に困るようなことはありません。むしろ勝地の母親は“あと2人”と前田にハッパをかけているそうです」(前出・芸能レポーター)
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芸能 2019年06月04日 20時00分
中居正広も苦笑い? 「路上CD踏みつけ騒動」の女性歌手、“甘すぎる考え”にツッコミ殺到
3日、中居正広がMCを務める『中居くん決めて!』(TBS系)が放送。世間を賑わせたある騒動の被害者が登場し、中居がアドバイスを送った。 今回のゲストは、今年1月に起こった「路上ミュージシャンCD踏みつけ事件」の被害者である小出美里さん。メジャーデビューを夢見て路上でパフォーマンスをしていたところ、ある男性が近づいてきてCDを購入。すると、男性がその場でCDを放り投げ目の前で踏みつけた。この行為を男性はネットにアップし、大炎上となった。男性の言い分としては、路上でパフォーマンスをするためには警察の許可がいる日本で、ゲリラ的にパフォーマンスをする彼女たちへの注意喚起のつもりだったという。この行為は賛否両論を生み、小出さん自身は「またやられるかもしれない」と路上で歌えなくなってしまったとのこと。中居はこの男性の行動について、「あのCDを作るためには色んな人の汗がある」と残念がっていた。 「その後、彼女は路上をやめてネット配信をするようになり、月10万円程度の収入があるのだとか。路上の頃より潤ってはいるものの、番組の密着では、人前ではなく、画面に向かって歌うことへの葛藤や、ファンを取り込むために何度も配信をしなければいけない過酷さなどが映し出されており、中居も“もうちょっとポップなヤツないですか?”と苦笑いを浮かべていましたね」(エンタメライター) そんな彼女は、人前で歌いたいと言う気持ちから、路上でパフォーマンスをすることに寛容なニューヨークに行きたいと夢を語る。しかし、アメリカに知り合いもいなければ英語も出来ない……と何も準備をしていない彼女に、ゲストのメイプル超合金のカズレーザーは「目的なんですか?」とツッコミ。アドバイスとして中居は「期限付きで行くのが良い」と言い、「挫折するのも大事」と諭した。 「ネットでも“ダラダラ配信だけしてる人が圧倒的に甘い考えのもとニューヨークに漂う……”、“手ぶら過ぎる”、“現実を見なさい”と苦言を呈す人もいましたね。戦略もなく、準備もなく、甘すぎる考えだったので、中居のアドバイスは適切だったのかもしれません」(同上) 小出さんは6月末、実際にニューヨークへ行くことになったという。彼女の今後の活躍に期待したい。
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社会 2019年06月04日 18時10分
『スッキリ』、SHOWROOM前田氏の「ネットが彼を救っていた」に賛否 殺害された英一郎さんはネット依存だった?
4日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)での、SHOWROOM代表・前田裕二氏のコメントが話題になっている。 この日の番組では、1日に元農林水産省事務次官・熊沢英昭容疑者が長男・英一郎さんを殺害した事件を特集。その中で、英一郎さんが殺害されるまでの異常な行動が紹介された。英一郎さんはTwitterで「中2の時、初めて愚母を殴り倒した」と母への暴力を明かし、「成績が悪いと大切な玩具を叩き壊す愚母」「万死に値する」などと批判を繰り返していた。英一郎さんはオンラインゲームに熱中しており、英一郎さんとゲームで知り合った女性は「一度嫌いになるとトコトン悪口をずっとTwitterで言い続ける」など、印象は良くなかったと番組内で証言している。 これを受け司会の加藤浩次は前田氏に対し「Twitterをやっているときの人格と本当の人格っていろいろ違う人っていますよね?」と質問。前田氏は「もしかしたら(性格が)分裂してるかもしれないですね」と前置きしつつ、「ネットが彼(英一郎さん)を救っていたかどうかが考えるべき論点」などと、ネットが必ずしも人に悪影響を与えるとは限らないと指摘。「(事件前まで)現実世界であまり変な行動を起こさなかった一つの理由として、ネットの中ではすごい彼はスターだった。認められていた点もあったかもしれないと思うと、必ずしも家に引きこもってゲームをしていることが、本当に社会的に悪いことなのかが分からない」と英一郎さんにとってネットが居場所になっていたと分析した。 これを受けてネットでは、「ネット上で職ができたり、人の繋がりが実社会での居場所に結びついたりする」「根本的なのは何故引きこもる事になったのかだよね。リアルでそうなったからネットに居場所感じたんやないかな」など前田氏に共感する声が出た一方、「現実でダメな奴はネトゲでもバカにされるポジションに落ち着く」「ネット上で会話している相手も人なのです。オフ会になれば、結局人に会わなきゃいけない。あなた(英一郎さん)は一人では生きていけない」など、ネットが救いの場所になるとは限らないという反対意見も見られた。 前田氏の言うように、実生活に居場所が見いだせず、ネットが心のより所になっている人もいるだろう。 しかし、引きこもりが増加している問題と、ネット依存が密接に関係していることも無視できない。
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社会 2019年06月04日 18時00分
大相撲夏場所千秋楽でトランプ大統領に歩み寄った3人の著名人は“偶然”か“忖度”か
三役経験のない平幕・朝乃山(高砂部屋)の初優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。国賓として来日したトランプ大統領が千秋楽を盛り上げた。 日本相撲協会は4月6日の前売り券の販売を前に、警備スペース確保の理由から、トランプ大統領の着席が予想される周辺の席を協会側で相当数押さえた。 「砂かぶりには平沢勝栄衆議院議員や日朝友好議員連盟、日韓議員連盟幹事長を務める河村建夫衆議院議員など与党政治家の姿が目立ちましたが、観戦を終えて退場するトランプ大統領と、升席にいた作家の門田隆将氏、評論家の金美齢氏、ジャーナリストの桜井よしこ氏が満面の笑みを浮かべて、握手をしに退場通路まで出てきたことに驚きました。この3人は安倍首相に極めて近い人だけに、ネット上では『自腹?』『総理のご招待?』などの声が相次いでいました。週刊新潮出身の門田氏は、『升席を確保した』とツイッターしていましたが、NHK中継では、両首脳が退場する際に立ち止まり、『一般のお客さんと握手を交わしています』と放送され、10秒弱ほど金美齢、桜井よしこ両氏の画面がズームアップされていましたね」(テレビ観戦したジャーナリスト) 門田氏のツイッターによると、《大相撲の升席をやっと確保できたので、いつもお世話になっている金美齢さん、櫻井よしこさんをご招待して千秋楽を観戦した。退場するとき、安倍首相とトランプ大統領が近づいてきて、何とお2人と握手。隣にいた私も握手させてもらった。サービス精神旺盛のトランプ大統領らしい驚きのシーンだった》などと報告している。 トランプ大統領と安倍首相、そしてお三方の共通項は“台湾独立推進派”ということである。「米国は1979年の米台断交と台湾関係法の成立後、米台高官の相互訪問を自主的に制限してきましたが、トランプ政権は、米国と台湾の閣僚や政府高官の相互訪問の活発化を目的とした超党派の『台湾旅行法案』を成立させましたし、台湾を中国から防衛するため、軍事・防衛面で後押しする方針を明らかにするなど、これまでの米政権下で行われた台湾政策を180度転換しています」(国際ジャーナリスト) それにしてもお三方だけズームアップとは。偶然か、それともNHKによる安倍首相への忖度だろうか。
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芸能 2019年06月04日 18時00分
『ラジエーションハウス』、鈴木伸之の演技力に「お辞儀まで…」の声 ストーリーも酷評
月9ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)の第9話が3日に放送され、平均視聴率が11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。第8話の13.3%からは1.8ポイントのダウンとなった。 第9話では、杏(本田翼)が病院内で意識を失って倒れ、頭を打ってしまうというストーリー。一方、病院には大物政治家が、辻村(鈴木伸之)の父親で大学教授の丈介(名高達男)の指示で、政治資金に関するスキャンダルから逃れるために極秘入院。その主治医に辻村が指名され――という展開となった。 鈴木伸之演じる辻村のフィーチャー回となった第9話だが、視聴者からはある不満の声が聞かれているという。 「これまではあくまで脇だった鈴木ですが、ここにきてその演技力の低さで物議を醸してしまったようです。鈴木演じた辻村は教授の息子でありながら、実は落ちこぼれだったという過去を持っているものの、それ以上のキャラクターの深みはなく、鈴木もそれ以上は表現できなかったようで、『全部棒読みで見てられない』『同じEXILE系でもこれは町田啓太の方が良かった』といった声も寄せられてしまいました。主演の窪田正孝は好演技を見せているだけに、余計悪目立ちしてしまったようです」(ドラマライター) 作中では、手術のシーンやお辞儀のシーンもあったものの、「手術シーン見て下手だなと思ったのは初めて」「お辞儀まで棒」といった辛辣な声も集まってしまっていた。 「『ラジエーションハウス』といえば、本田の演技も酷評されていたものの、本田は第9話で病床に伏して出番が少なかったこともあり、視聴者の厳しい目がすべて鈴木に行ってしまった形に。ストーリーもひねりがなく、予定調和的な結末を迎えたため、普段より酷評も集まってしまいました」(同) 残り2話となった本作。今話で集めた酷評を塗り替えることはできるのだろうか――。
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スポーツ 2019年06月04日 17時40分
過去14シーズンで5回 交流戦期間中に頻発する監督交代劇
本日4日から、戦いの火ぶたが切って落とされるプロ野球交流戦。初年度となった2005年から、今年で15年目の節目を迎えた。 交流戦の歴史の中では、パ・リーグがセ・リーグを圧倒するいわゆる「セ低パ高」を筆頭に、様々なトピックが誕生している。過去に5回勃発している「監督の途中交代」もその一つだ。今回はこれまでに起きた交代劇を、交流戦開幕を前に改めて振り返っていきたい。 初めての事例となったのは、2008年オリックスのテリー・コリンズ。5月21日阪神戦後に辞意を表明し、一軍ヘッド兼内野守備・走塁コーチの大石大二郎が急きょ代行を務めた。なお、8月1日に正監督となった大石は、最終的にチームを2位まで浮上させている。 次に交代劇が起こったのは、2010年ヤクルト。それまでは高田繁が指揮を執っていたが、チームが交流戦に入って9連敗したことも影響し辞任。後任を務めたのは、現在第2次政権の真っただ中にいる小川淳司だった。 これ以降は、しばらく交流戦期間中の監督交代は無かったが、4年後の2014年からは、2年連続で政権交代が勃発。2014年は埼玉西武の伊原春樹(6月4日DeNA戦後/後任は田辺徳雄)、2015年はオリックスの森脇浩司(6月2日巨人戦後/後任は福良淳一)がそれぞれ休養し、前者は6月27日、後者は8月31日をもって正式に退任となった。 そして、直近の例となるのが昨年の楽天。同年は2016年に監督に就任した梨田昌孝の3年目のシーズンだったが、開幕からチームは低空飛行。結局、6月16日阪神戦後に無念の辞任となり、現在の監督である平石洋介がそのバトンを受け継いでいる。 以上の事例を踏まえると、交流戦期間中に監督交代が起こる可能性は約「35.7%」と決して低くはない。先日セ・リーグワーストタイの16連敗を喫したヤクルトの小川監督などは、場合によっては決断を迫られる可能性も否定できないだろう。 チームの成績のみならず、体制にまで大きく影響を及ぼす交流戦。全108試合の中で、各球団の情勢はどのように推移することになるだろうか。(文中・一部敬称略)文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年06月04日 17時30分
選手会主張の「現役ドラフト」で巨人が骨抜きにされる?
この新制度の導入は、ほぼ間違いないだろう。しかし、「対象選手」は“日本流”に拡大されそうだ。 6月3日、日本野球機構(NPB)の理事会と12球団代表者による実行委員会が開かれた。主テーマは来シーズンの日程。東京五輪の影響でペナントレースが変則日程となるため、開幕戦は例年よりも1週間ほど早い3月20日に設定された。すでに決定していたこの日程に対し、一部から「2月1日のキャンプインも前倒しする必要があるのではないか」と提案されたのだ。 「結論としては、現状のまま2月1日のキャンプインと決まりました。先に行われたNPBとプロ野球選手会の事務折衝の内容についても、改めて報告されています。会議の主テーマは日程問題ですが、本当は、出席者は選手会との折衝内容を確認することに重点を置いていたようですね」(ベテラン記者) その事務折衝は、5月20日に終わった。一部報道にもある通り、選手会は出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト」の導入を提案している。 同26日、選手会は改めて現役ドラフトについて説明している。出場機会に恵まれないプロ選手の移籍を促進しようと、ある一定の基準を決めて、一軍出場の試合登録日数がそれに満たない選手を対象にした“新・ドラフト会議”を行う。指名後は金銭トレードの手続きをし、移籍となる――。いくつかの海外プロ組織ではすでにこの制度が導入されている。メジャーリーグでは、「ルール5ドラフト」と呼ばれている。メジャーリーグの試合出場が可能な40人枠に入っていない選手が対象となり、加えて、契約したときに19歳以上だった選手は4年、18歳以下は5年が経っているとの条件が定められている。 「獲得したら、次年度のシーズンは、必ずシーズンを通じて、ベンチ入り登録の25人の中に入れなければならないと決められています。できなかった場合は、旧在籍チームに返す約束になっています。ジョシュ・ハミルトン、ヨハン・サンタナのように、このドラフトでチャンスをつかみ、のちにリーグを代表する選手に成長したケースもあります。でも、大半は試合に出るのがやっと…」(米国人ライター) 選手会は、このメジャーリーグ式のルール5ドラフトをイメージしているそうだ。コーチ経験を持つプロ野球解説者がこう言う。 「選手が移籍することで活躍の場、出場機会が増えるのは良いことだと思います。とはいえ、若手選手が移籍先で活躍すると、旧在籍チームでは現場批判が起こります。選手会は交換トレードをもっと増やしていくべきとも提案していましたが、その方が経営陣も歩み寄れると思います」 旧在籍球団への批判を懸念する声は少なくなかった。三軍制のソフトバンク、巨人は特に標的とされるだろう。しかし、こんな意見も聞かれた。「若手選手でなければ、ダメなのか」――。 「出場機会を奪われたベテランも対象に入るのなら、旧在籍チームへの批判も出にくい。ベテランが必要とされ、移籍チームのために尽くし、中堅・若手にこれまで学んできたものを教えるのなら、その方が球界全体のイメージアップにもなります」(関係者) リストラからはい上がるストーリーは日本人が好むもの。若手ばかりではなく、全ての年代にチャンスを広げるのならば、経営陣も前向きになれるだろう。NPBは今回の選手会の提案に対し、明確な回答をしていない。 「選手会と対立すると、今秋のプレミア12、東京五輪、次回WBC大会の選手派遣にも影響してくる。穏便に解決したいというのも、経営サイドのホンネです」(前出・同) 日本式のルール5ドラフトが確立される可能性は高い。
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スポーツ 2019年06月04日 17時00分
球界摩擦勃発へ ソフトバンクが米ドラフト1位候補闇討ち強奪
トランプ米大統領が来日する中、今年6月のMLBドラフト会議で上位指名が確実視される大物新人投手がソフトバンク・ホークスに強奪され“球界摩擦”が発覚した。昨年、MLBのドラフト会議でブレーブスから1巡目指名(全体の8番目)を受けた最速158キロ(98マイル)右腕、カーター・スチュワート投手(19)と契約に合意したとMLB公式サイトが伝えたのだ。 「スチュワート投手は昨年、ブレーブスから契約金450万ドル(約4億9500万円)を提示されたが、身体検査で右手首に異常が見つかり200万ドル(約2億2000万円)に減額。これで交渉が決裂し、スチュワート投手は大物代理人のスコット・ボラス氏と契約し、東フロリダ州立短大に進学して今回のドラフトに備えていた」(スポーツ紙デスク) そこに割って入ったのが、負傷者が続出し、急な戦力補強を迫られていたソフトバンク。かつて松坂大輔や田中将大を手がけたボラス氏の売り込みに乗り、ブレーブスが当初提示した条件に近い6年総額700万ドル(約7億7000万円)で獲得に漕ぎ着けたのだ。 まだプロで1球も投げていない新人にこれだけの巨額を投じるのは、確かにリスクがある。しかし、孫正義オーナーには、したたかな計算もあるという。 「日本のプロ野球界でトップ選手に育て、ポスティング・システムを使ってメジャーに売り付けるのです。そうすれば20億円の譲渡金が入り、十分に商売として成り立ちます。この間、ソフトバンクの戦力にもなり、一石二鳥。『第二のスチュワートを物色している』という怪情報も飛び交っています」(同) ここで問題になるのが、日米の新人選手獲得の不均衡だ。日本の球団がアメリカのアマチュア選手を獲得することに、ルール上の縛りはない。 だが、日本には、2008年にドラフト1位指名候補の田澤純一投手が日本球界入りを拒んでMLB入りした際、「日本球界を経ずにMLB入りした選手は、日本に戻っても高卒選手は3年間、大卒・社会人は2年間、日本の球団と契約できない」という通称“田澤ルール”が存在する。「この不均衡に目くじらを立てているのが、“アメリカ・ナンバー1主義”を掲げ、貿易摩擦の解消に躍起になっているトランプ大統領です。アメリカの優秀な若者が日本でプレーできるのに、日本人選手がメジャーでプレーすると、帰国時に条件が加えられる。これでは日米の経済に悪影響を与えかねないという。たかがベースボールとはいえ時期が時期だけに、関係者は不均衡の是正を迫られているのです」(在米ライター) この“田澤ルール”さえなくなれば、高校卒業後に即メジャー入りを目指した菊池や大谷のような選手が多く出現するはず。楽しみは増えるが、同時にMLBに日本のトップアマチュア選手を総ざらいされる危険性も併せ持つ。 今回のソフトバンクの英断は快挙だが、日本球界存続の危機でもある。
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