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社会 2020年05月05日 12時00分
コロナ関連発言、炎上したのは「デマ謝罪」だけじゃなかった? 玉川徹氏、問題となった発言
「モーニングショー」(テレビ朝日系)でコメンテーターを務める玉川徹氏。新型コロナウイルス感染拡大後は、その発言が政府や議員など各方面から批判されている。 そこで今回は、その炎上発言と批判を取り上げてみたい。・もっともっと新型コロナウイルス感染死者は多いかもしれない 『モーニングショー』が葬儀社の声として、「肺炎で亡くなった患者も新型コロナウイルスで死亡した人と同様すぐに火葬している」などと紹介する。これを見た玉川氏は「今まで日本は新型コロナの死者数が少なくて、『日本は優れた特徴があるんじゃないか』っていうようなことをいう人が結構いたけど、調べてない。調べてない以上、分からない」「もっともっと死者は多いかもしれない」などと話し、「肺炎として死亡した患者の中に新型コロナウイルス感染者がいるのではないか」という見方示す。 この放送には賛否両論あったが、後にTwitter上で葬儀社社長を名乗る男性が「葬儀社の勝手な判断で24時間以内に火葬することはできない」「テレビで誤解を広めるのはデマを広げるから止めてほしい」と批判した。 真相は現在のところ不明で、この後葬儀社社長を名乗る男性の発言について、番組も玉川氏も表立った反論を見せていない。・PCR検査を「さっさとやれ」 新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあった2月末、高熱を出した妊婦の女性が「感染者との濃厚接触がない」として検査機関に断られたニュースを紹介。そして、厚生労働省担当者が「医師の判断で検査を要請した時に、保健所が検査を断るというのは無しだ。運用を改善する必要がある」と他人事のように話したと取り上げた。 これを見た玉川氏は「さっさとやれ」「見ているなら早くやれ」などと激怒する。しかし、3月の放送ではPCR検査について、「やらなければいけないことは決まっていて、医療崩壊を起こさないことが一番大事。PCR検査をした方がいいとかしない方がいいとか、そんな話は終わった話だと思っています」とPCR検査の「絞り込み」について賛同するような発言をした。 この件について、細野豪志衆議院議員が自身のTwitterで、「コメンテーターの発言は責任を問われない」「玉川氏は3.11後、宮城と岩手の瓦礫の広域処理に徹底的に反対した。あの発言も撤回はされていない。平時はいい。危機管理における発言だけは影響が大きすぎる」と、糾弾した。 玉川氏については、同じ系列の朝日新聞社会部記者も、「コロナ報道におけるテレビ朝日・玉川徹コメンテーターへの疑問」と題した記事内を投稿。「出演者個人の問題ではなく、多くの人々の生命に関わる感染症について専門外のコメンテーターが論じること自体の限界があぶり出された」と、玉川氏が新型コロナウイルス関連の発言が変遷していることに触れ、「視聴者が求めているのは知識に基づいた確かな助言」が求められると苦言を呈している。 PCR検査については、土日の検査は民間のみで行っていると事実と異なる発言をし、番組内で謝罪。全責任は自らにあるとして深々と頭を下げたところを見ると、キツいお灸をすえられたのだろう。 玉川氏の炎上発言で、視聴率は好調の『モーニングショー』。玉川氏のコメントを楽しみにしている人も多いが、緊急事態で確証の取れていない発言を、影響力の強い公共の電波で発信することについて、身内からも批判されている状況。番組と玉川氏はこのような批判をどう受け止めているのだろうか。
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スポーツ 2020年05月05日 11時30分
コロナ禍でも衰え知らず? 張本勲氏の上半期炎上発言3選
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントが軒並み中止になっているものの、毎週『サンデーモーニング』(TBS系)内での過激発言が物議を醸す張本勲氏。今回は2020年4月までの炎上発言を振り返ってみたい。・大谷翔平に「プロレスラーじゃない」「走り込め」 アメリカメジャーリーグ、アナハイム・エンゼルスの大谷翔平が、2020年シーズンのスプリングキャンプで大幅にビルドアップした姿を見せ、張本氏は「ダメだねえ大谷は。あんな身体作っちゃダメだよ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要な身体だけでいいんですよ」と、強烈なダメ出しをする。 さらに、「身体を大きくすると膝に負担がかかる」「上半身ばかり鍛えてもダメ」と話し、「もっと走り込むべきだ」と、これまでの「走り込み至上主義論」を展開した。 この発言に、「大谷も考えての行動。頭ごなしに否定しないでほしい」と怒る声と、「確かに余計な筋肉は付けるべきではない」という意見で議論が巻き起こることになった。・ヤクルト嶋基宏の骨折に「避けるのが下手」 3月に無観客で行われた、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦で、阪神タイガースの中田賢一の投げたボールが、嶋基宏の右手に当たり骨折した様子を見た張本氏は「嶋には悪いけどね、下手だねえ今の選手は、デッドボール逃げるの」と指摘。 さらに、「背中で受けなければダメ」と技術不足を指摘した上で、「あれを教える人が今、少ないんですよ。バントの構えとか、バントする技術。あるいはデッドボールで逃げる。教えるコーチがいないんだねえ」と指導者にも批判を浴びせた。 この発言も、「技術不足は否めない」「間違ったことは言ってない」と擁護もあったが、「ぶつけられた選手を悪く言うな」「嶋を責めるのは間違っている」という批判が噴出することになった。・元気の秘訣は「ラフィーネアルファ」を飲む 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、張本氏のみ出演となった4月5日の放送。関口宏からコーナー冒頭で、「元気の秘訣」を聞かれた張本氏は「後で教える」と話す。 そして、コーナー最終盤で「それと最後に、元気なのは健康食品のラフィーネアルファというのを飲んでるの」と、発言。関口は「PRじゃないの?」と困惑してしまった。 張本氏はラフィーネアルファのCMにも出演しているだけに、一部視聴者から「宣伝するな」と批判されることになった。 発言が炎上・批判されることが多い張本氏だが、発言の注目度は高い。これからも、その過激発言で視聴者を楽しませてほしい。
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スポーツ 2020年05月05日 11時00分
衝撃の事実を明かした動画も プロ野球OBユーチューバー“トップ3”の最高再生動画、ゲスト招集がヒットのカギ?
2018年4月24日に高木豊氏(元大洋、横浜他)がOBとして初めてユーチューブチャンネルを開設して以降、参入者が相次いでいるプロ野球OBユーチューバー。現在(4月28日)までに、25名以上のOBがチャンネルを開設している。 その中で現在チャンネル登録者数トップ3に位置するのは、約27.2万人の里崎智也氏(元ロッテ)、約21.6万人の高木豊氏(元大洋・横浜他)、約14.9万人の片岡篤史氏(元阪神他)の3名。この3名の動画の中で、今年1月から現在(4月28日)までにそれぞれ最高再生回数を記録している、人気を集めた動画がある。 現在の球界の制度やトピックへ持論を展開しファンの支持を集める里崎氏のチャンネル。その里崎氏が今年自身のユーチューブチャンネルにアップした87本の動画の中で、最も再生回数が多いのは2月26日公開の『【新企画!!】これが10億円で組む最強チーム里崎だ!!!』で約45万回。本動画で里崎氏は、アンタッチャブル・山崎弘也が自身に提案してきた「年俸総額10億円で作る最強チーム」という企画にチャレンジしている。 10億円以内に収まるように投打12名の選手を選出する里崎氏に、ネット上からは「やっぱり山本(由伸/オリックス)はコスパいいし選ぶよな」、「自分だったら年俸4500万の村上(宗隆/ヤクルト)は絶対入れる」といった反応が寄せられた。ちなみに、本動画をきっかけに高木氏、片岡氏も、それぞれ自身のチャンネルで同じ企画に挑戦する動画をアップしている。 高木氏のチャンネルは自身の人脈を生かし大物ゲストを登場させる動画を数多く投稿しているが、今年公開した123本の動画の中での再生回数トップは、1月31日公開の『【最強の巨人三本柱を受けてきた捕手が語る!!】凄い投手の特徴はこれだ!村田真一さんと語ります!』で約48万回。本動画には村田真一氏(元巨人)がゲスト出演し、90年代の巨人で先発の“三本柱”と呼ばれた斎藤雅樹、槇原寛己、桑田真澄の3投手をテーマにトーク。当時を知るファンからは懐かしむ声が多く寄せられた。 片岡氏のチャンネルも高木氏と同じく大物ゲスト、特にPL学園時代からつながりのあるゲストがしばしば登場しているが、今年投稿された64本の動画で最も多い再生回数を記録したのは4月14日公開の『コロナウィルスに感染しました』で約294万回。この動画で片岡氏は、自身が新型コロナウイルスに感染していることを公表。鼻に酸素供給用のチューブをつけ病床に横たわり、かすれた声で感染を報告する片岡氏の姿はファンの衝撃を呼んだ。数多くのメディアでも取り上げられたことにより、動画公開以降にチャンネル登録者数は1万人ほど増加している。 野球関連の動画に絞ると、最高再生回数を記録したのは1月1日の『【清原和博が選ぶベストナイン】昔を振り返りながらベストナインを決めていきました!ベスト監督と清原賞もあります!!あけましておめでとうございます!』で約166万回。本動画には清原和博氏(元巨人他)がゲスト出演し、現役時代に対戦した選手の中から自身が選んだベストナインを発表している。 以上3本の動画内容を見ると、独自企画やゲストを招いてのトークがファンの支持を得ていることがうかがえる。里崎、高木、片岡の3名は現役時代から高い知名度を誇ったOBだが、知名度に乏しいOBでも企画力や人脈次第では再生回数をアップさせられるのかもしれない。 新型コロナウイルスの影響により開幕延期が続いていることもあり、ファンからの需要も高まっていることが予想されるOBユーチューバー。そのトップに位置する3名の動画は今後も注目を集めていきそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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社会 2020年05月05日 07時00分
芸能界でもブーム、社会現象に?「どうぶつの森」が国民的人気ゲームに成長したワケ
Nintendo Switchのゲーム「あつまれ どうぶつの森」がいま若者を中心に大ブームとなっている。SNSには毎日、多くの人が自身の「島」の写真をアップしており、通称「あつ森」は日に日にプレイヤーを増やし続け、通販サイトや家電量販店では、Switch本体とともに「あつ森」も品薄状態が続いたことも話題となった。 芸能界でも「あつ森」プレイヤーは多く見られ、モデルの藤田ニコルや歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ、タレントの指原莉乃や、イベントやコンサートがなくなった多くのアイドルたちも自宅待機の時間を使ってプレイ。また、海外でも人気モデルのクリッシー・テイゲンも熱中するあまり、システムに対しツイッターで暴言を吐くこともあった。 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、多くの人が自宅にこもっていることも手伝い、ブームとなったと言われている「あつ森」だが、プレイヤーを夢中にさせる理由はほかにもあるという。 「『どうぶつの森』シリーズは、01年にNINTENDO64ソフトとして発売されて以降大ブームとなり、これまで数々のシリーズが作られてきましたが、本作で初めて、自身で川や崖などの地形を変えられるという要素が追加されたことで、プレイすればするほど、自分の満足のいく島ができあがるというシステムに。終わりがないため、こだわり次第でさまざまな世界観を作ることができます。また、自分の好きなアーティストの衣装を作り、島全体をコンサート会場にアレンジすることで、ライブに行きたい欲を発散するプレイヤーや、島を結婚式会場にし、友人を呼んで中止になってしまった結婚式を再現するカップルも。さらに、自分の満足の行く出来となった島の風景を撮影し、SNSに投稿するプレイヤーも多くおり、外出できない今、ゲームをやり込むことで"SNS映え”欲を満たすことができるため、女性人気も高くなっているようです」(ゲームライター) 現実に会って遊ぶことができないため、「あつ森」内で会って友人と交流するという人も多くいるとのこと。新型コロナウイルスの影響で売上が伸びたのは間違いなさそうだが、ここまでプレイヤーを夢中にさせているのは、やはり「あつ森」自体に大きな魅力があるからのようだ。
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スポーツ 2020年05月05日 06時30分
WWE史上初の無観客試合で開催された『レッスルマニア』で見せた新たな領域
世界最大のプロレス団体WWEにとって年間最大のビッグイベントが『レッスルマニア』だ。WWEに所属するスーパースターたちは、毎年『レッスルマニア』に出場することを目標に、メジャーリーガー並みのハードスケジュールで連日試合やパフォーマンスを続けている。 36回目となる今回は、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームススタジアムでの開催が決定していたが、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大により、会場をフロリダ州オーランドにあるWWEパフォーマンスセンターに変更。無観客試合とし、日本時間4月5、6の2日間にわたって世界配信された。無観客も2DAYS開催も『レッスルマニア』史上初のことだった。 『レッスルマニア』は8万人から10万人近くを動員するマンモスイベント。近年では、会場近くで『レッスルマニア』前後に世界中の団体が興行を行うのも恒例になってきており、『レッスルマニアウィーク』と言われるようになっていた。ただ今年、WWEでは新日本プロレスの獣神サンダー・ライガー氏も出席予定だった殿堂入りセレモニーをはじめ、『レッスルマニア』関連イベントの全てを中止にしたため、日本を含むアメリカでの興行を予定していた各団体は中止を余儀なくされている。 『レッスルマニア36』の対戦カードは事前に発表されていたが、2日間の振り分けは放送を見るまでシークレットとされていた。既に主力ブランドのロウ、スマックダウンもWWEパフォーマンスセンターから無観客試合で世界配信されており、スーパースターたちは、よりカメラの向こう側を意識したパフォーマンスを繰り広げていた。一番感じたのは試合中、選手がとにかく対戦相手に対して挑発の言葉を投げかけること。これを実況が邪魔することなく、しっかり拾っているのだからスゴイ。 またジ・アンダーテイカー対AJスタイルズの墓場マッチは、壮大な墓場のセットで両者が死闘を展開し、まるでハリウッド映画のアクションシーンを見ているかのようなプロレスの試合だった。さらに、ジョン・シナ対ブレイ・ワイアットでは、シナが過去の幻想の世界に引きずり込まれ、現実に戻ると敗北を喫するなど、WWEは無観客試合でしか味わえない新たな領域にチャレンジしている。 フロリダ州ではWWEの無観客試合継続を認めており、コロナが収束するまではこのスタイルを続けていくようだ。日本時間11日に開催する次回PPV 『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』のMITBラダーマッチは、WWE本社ビルで開催されることが発表されており、ここでも我々の想像を超えたものを見せてくれそうだ。(どら増田 / 写真・©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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社会 2020年05月05日 06時00分
62歳男、タクシー3万6千円分無賃乗車で逮捕 コロナ禍の中、身勝手な動機に呆れ声
新型コロナウイルスが猛威を振るい、人々の関心が「コロナ一色」になっている昨今。その陰で、様々な事件が起きている印象がある。 しかし、そんな中でも「どうしようもない事件」が存在する。中でも、救いようのない事件が4月9日に発生している。 事件があったのは北海道。62歳無職の男が、札幌市東区路上でタクシーに乗ると、「知り合いの理髪店に行く」と伝え、約50キロメートル離れた岩見沢市へと向かう。その後、髪を切ると、再び札幌市東区の自宅へ。その距離は、実に100キロメートルにも及び、料金は約3万6000円だった。 運転手としては良いお客様だったのだろうが、男の自宅に着くと一変。金を支払うどころか、「金がない」と告げ、料金を支払わなかったのだ。連絡を受けたタクシー会社が警察に通報。詐欺の現行犯で逮捕された。男は逮捕時所持金ゼロの状態で、警察の取り調べに対し容疑を認め、「どうしても知り合いの所に行きたかった。金がないのはわかっていた」と話しているという。 コロナ禍の中、発生したあり得ない事件に、「62歳にもなって無賃乗車100キロなんて…。呆れて物も言えない」「狂っているとしか言いようがない。そんなに岩見沢に行きたいのなら、自転車で行けばいい」「呆れた。同じようなことを今までもやっていたのでは」と怒りや驚きの声が上がる。また、「コロナで失業者が増えるとこういう事件が増えそう」「格差が広がると、こういう事件が増える」と憂う声や、「強盗しなかっただけマシ」「運転手に危害が及ばなくてよかった」と言う声も出た。 男も苦渋の行動ではあったのだろうが、タクシーは対価を支払って乗るもの。「あり得ない行動」と言われても致し方ないだろう。
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社会 2020年05月05日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第367回 国民の敵と化した安倍内閣(前編)
第2次世界恐慌が始まり、日本経済は恐ろしい勢いで縮小している。 4月8日に報じられた、ゴールドマン・サックスの試算によると、日本の4〜6月期の経済成長率は、前期比年率マイナス25%(!)に落ち込み、統計開始(1955年)以来、最悪になるとのことである。 2019年10〜12月期は、消費税増税の影響で、前期比年率マイナス7.1%であった。’20年1〜3月期も、マイナス成長である。日本経済研究センターによると、’20年1〜3月期見込みは前期比年率マイナス2.89%。つまりは、3期連続の「凄まじい」マイナス成長になることが確実なのだ。 ゴールドマン・サックスの予想では、’20年は暦年も年度も、共にマイナス6%と、やはり1955年以来の最悪値をつけるとのことだ。つまりは、GDPが少なくとも30兆円減ってしまう。しかも、ゴールドマンの試算値は、前回取り上げた(わずか)16兆8000億円の補正予算の執行が前提で、かつ、「’20年7〜9月期は新型コロナウイルス感染が収束に向かう」「経済対策の効果や海外経済の回復」 が想定されているのだ。疫病蔓延が終わらなければ、さらに落ち込む。 日本は、戦後最大、最悪の危機を迎えることになった。今年の日本経済は、政府が最低でも閣議決定済みの補正予算16兆8000億円に、GDPの6%+αを加える、つまりは対GDP比10%強の財政赤字=新規国債発行を決断しない限り、破滅的なマイナス成長になる。 それにも関わらず、日本政府は相も変わらぬ「緊縮財政」に固執しており、いまだにプライマリーバランス(基礎的財政収支、以下PB)黒字化目標を取り下げていない。 麻生財務大臣は、4月13日、衆議院の決算行政監視委員会で、2025年までにPBを黒字化する目標について、「今回、借入金が増えるのでプライマリーバランスが悪くなることになるが、この目標を放棄するという考えはない」 と発言した。ということは、今回の(わずか)16兆8000億円の財政赤字にしても、将来的には増税もしくは政府支出削減で「取り戻す」という話になってしまう。PB黒字化目標を堅持する以上、そうならざるを得ない。 麻生財務大臣は、同監視委員会において、消費税減税を強く否定すると共に、「借金を返していくという姿勢がなければ、マーケットで途端に日本の国債が売りを浴びせられかねない。マーケットをよく見ながら、考えていかなくてはならない」 とも発言している。 国債は「借金」といえば借金だが、そんなことを言った日には「現金紙幣」も日銀の借金であり、「銀行預金」も市中銀行の借金になってしまう。国債は政府の、現金紙幣は日銀の、銀行預金は市中銀行の「バランスシートの貸方に負債計上される」のだ。これは、地球上の誰も否定できない事実である。「借金」が問題だというならば、麻生財相は今後、現金紙幣や銀行預金を使うのはやめるべきだ。 また、マーケットとやらが何を意味するのか知らないが、日本国債が売られたならば、日銀が買えば終わりである。なぜ、日本銀行の国債買いオペという「通常業務」を無視するのか。それ以前の話として、日銀の量的緩和が「年に80兆円の国債を購入し、マネタリーベース(以下、MB)を拡大する」ことを目標にしている以上、「日本国債がマーケットで売り払われる」 ことを問題にする時点で、金融政策と不整合だ。そもそも、日本国債がマーケットで売られなければ、日銀の量的緩和目標は達成できない。 というよりも、現在は国債市場から日本国債が消滅したのも同然で、日銀はもはや国債を買うことが不可能な状況に追い込まれているのだ。 信じがたい話だが、日本銀行は’20年2月、3月と、連続してMBを減らしている。すでに、3月のMBは昨年4月水準に戻ってしまった。 理由は、言うまでもない。もはや国債市場には、買える国債がないのである(だからこそ、日銀は懸命にETFを買っているが、焼け石に水)。 わが国は、財政政策については完全に間違え(PB黒字化目標)、日銀の金融政策も限界に達したタイミングで第2次世界恐慌を迎えることになった。 それにも関わらず、消費税やPB黒字化目標に固執し、「日本国民を救う」ことを拒否する麻生財務大臣は、国民の敵だ。その上、財務省(※日本の)の公式見解とも反している。財務大臣ともあろうお方が、財務省の公式見解を無視し、「国の借金」「財政破綻」といった嘘のプロパガンダを煽る片棒を担ぐとは…。【日本の財政に関する財務省の公式見解(※「外国格付け会社向け意見書」より)】〈日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているの〉〈日本は変動相場制の下で、強固な対外バランスもあって国内金融政策の自由度ははるかに大きい。更に、ハイパー・インフレの懸念はゼロに等しい〉 前記が、日本の国債デフォルトやハイパー・インフレに対する、財務省の公式見解である。 財務省の見解を読むと、財務官僚が、「変動為替相場制で独自通貨国の日本が、自国通貨建て国債のデフォルト(財政破綻)に陥る可能性はない」 と、主権通貨国(日本、アメリカ、イギリスなど)における財政破綻があり得ないことを、正確に理解していることが分かる。無論、ユーロ加盟国、固定為替相場制の国、外貨建て国債がある国は、普通に財政破綻する。とはいえ、主権通貨国は、財政破綻しようがない。これが、真実なのである。 問題になるのは「インフレ率」のみだが、そもそも安倍政権の「建前の目標」は、デフレ脱却である。第2次世界恐慌を受け、日本が財政を拡大し、国民を救い、デフレ脱却したとして、何が問題なのだろうか。 無論、財務省がこだわるPB黒字化目標の達成は不可能になるが、だから何なのだ。有害なPB目標よりも「国民の生命」の方が大事であると考える、筆者の価値観が間違っているのだろうか?***************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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芸能 2020年05月04日 23時00分
ジュニア、劇団ひとりもハマる! コロナ自粛中に芸人が一芸を身につけてメディアを席巻か?
新型コロナウイルスの影響で、テレビ収録や劇場公演などが軒並み中止。自宅にいることが多くなった芸人は、仕事もないため、SNSで活発に活動や自己表現をしている。これまでSNSは活用していたものの、動画サイトには参戦していなかったサバンナ・高橋茂雄は、YouTubeチャンネルを開設。めったに出演しない今田耕司らを巻き込んだリモート飲み会を配信し、話題をさらった。 そんな中、時間が空いたため、様々なことに手を出している芸人は多い。その様子をSNSにアップし、フォロワーを喜ばせているのだ。家電芸人でもある劇団ひとりは、3Dプリンターを購入。バイクのエンブレム、マスク、iPhoneケース、さらには自身の銅像などを作り上げた。時にはフォロワーに教えを請い、その完成品をTwitter上にアップ。称賛が集まっている。 千原兄弟・千原ジュニアは、工具置き、モンキーレンチなどを粘土で製作。Instagramで公開中である。また、彼が粘土で作った本のタイトルは、昨今のコロナ問題と絡めて、「それは、あのコがマスクを外すトキ」や「終息」といったもの。ウイットに富んだ書籍名のため、コメント欄も大盛り上がりとなっている。 「若手芸人は、コロナ後のことを考えて、いろいろなことに挑戦しています。コロコロチキチキペッパーズ・西野創人は、自身がOfficial髭男dismのボーカル・藤原聡に似ているということから、『100日後にPretender弾けるようになる西野』と題して、ピアノに挑戦中。ニューヨーク・屋敷裕政は、ほぼ毎日、芸人を模写した版画を製作し、Twitter上で完成品と共に動画もアップしています。ちなみに、屋敷は版画だけではなく、西野に感化されて、『100日後に三味線弾けるようになる屋敷』と題して、三味線にもトライしていますね」(芸能ライター) このほかにも、様々な一芸を身につけようと奮闘している若手芸人は多い。コロナが終息した後は、テレビや劇場で、自粛期間中に「どんなことをしていたのか?」触れる機会もあるだろう。そこで、繰り出す彼らの一芸に注目したい。
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芸能 2020年05月04日 22時30分
Cocomi・Kōki,姉妹、好感度はKōki,の圧勝? 姉妹インスタライブが話題に
俳優の木村拓哉と歌手の工藤静香の娘であるCocomiとKōki,が、最近頻繁に話題になっている。 妹のKōki,は、18年5月に「ELLE japon」(ハースト婦人画報社)の表紙を飾り、モデルデビュー。その後、ブルガリのアンバサダー、シャネルの日本初のビューティーアンバサダーにも就任し、その年末には映画に出演していないにも関わらず、エル シネマアワード2018の映画賞「エル・ガール ライジングスター賞」を受賞して顰蹙を集めた。一方、Cocomiは、今年3月に『VOGUE JAPAN』(合同会社コンデナスト・ジャパン)の表紙で、モデルデビュー。同時期には『ディオール』のアンバサダーにも就任している。 二人については、新人モデルとしては異例の扱いということで、常に賛否が巻き起こり、七光りならぬ“十四光り”と言われることも。インスタグラムは、更新するたびにネットニュースになるという現象も起こっているが、コメント欄は多くの場合、批判の嵐に。そんな中、4月14日に行われたインスタライブで、二人の印象が大きく変わったというネットユーザーもいるという。 「この日、二人は母の工藤静香の誕生日を祝うインスタライブを行い、生配信しながらケーキを作ったり、質問に答えたりしていました。しかし、ケーキを作るなど作業をしていたのは、基本的にKōki,だけ。Cocomiはマイペースにファンとやり取りし、Kōki,から『作業せずにイチゴを食べてばかり』と指摘され、無言で再びイチゴをつまみ食いするなどしていました。これまでプライベートの姿はほとんど見ることができなかったために、母のために一生懸命ケーキを作るKōki,には『案外普通の17歳なんだね』『ナチュラルな姿が可愛かった』という声が上がった一方、Cocomiには『傍若無人って感じ』『顔からして性格がキツイのがKōki,だと思ってたけど逆だったみたい』という声も。姉のマイペースぶりをフォローするKōki,に好感が集まったようです」(芸能ライター) Cocomiと言えば、モデルデビューした一方、フルート奏者としての顔も持っているものの、いまだ国内レベルで、過去には全国大会出場を何度か逃したことも。「世界レベルのフルート奏者」と煽るメディアに対し、疑問を抱いているネットユーザーも多くいた。 推され続けている姉妹だが、果たして明暗分かれてしまうことはあるのだろうか――。
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社会 2020年05月04日 22時00分
「復帰後に浮きそう」「通信料が心配」新型コロナの影響をモロに受けそうな新大学1年生
日本中に感染者を出し続けている新型コロナウイルスは、ゴールデンウィークに突入した現在においても収束の気配を見せていない。 2019年末に中国で初の感染者を出し、1月には国内で複数人の感染者を確認。2月には国内で初の死者を出し、4月には緊急事態宣言が出されるなど多大な影響を出しており、それは4月から新しい生活をスタートさせる予定だった若者にも大きな影響を及ぼしている。 4月から入社する新社会人は、多くの企業でZOOMなどを使ったリモート入社式を行ったことが話題になったほか、入社したものの現在まで出社できていない新社会人も数多いという。春からの入社に備えて引っ越しなどしていた新社会人は「いつ出社できるのか…」と不安な日々を過ごしているという。 また、コロナの影響は新社会人だけではなく、4月から入学するはずだった大学1年生にも影響を与えているという。 今年入学した大学1年生は、現役の場合、3月に行われるはずだった高校の卒業式を開催できないまま卒業となり、大学へ入学したのだが、当然入学式は行われず授業も延期。9月入学説まで発展し、「こんなはずじゃなかったのに…」と精神的に辛い日々を過ごしているという。 さらに、大学はガイダンスを受けて履修届を出さないと講義を受けることができないのだが、初めて大学に入学した新入生はガイダンスをZOOMなどで聞き、慣れない履修届もネット上で行っている。 特に、移住圏でない大学へ通い始めた下宿組の新1年生は、周囲に友人や知人が一人もいないまま、ネットでの履修届や授業を受けることになり、「仮に元通りになっても学部内で浮かないか心配」という声もあるという。 また、下宿組は家庭が困窮しているため、アルバイト収入を見込んで大学に進学した人も少なくないので、「バイトも減らされそのままでは大学生活を送れない」とする1年生のほか、ネットを使ったリモートで授業を受けるにしても、「通信料がかかるので負担が大きい。速度制限を食らったらまともに受けられなくなるかも」との声もある。 新大学1年生のコロナとの戦いは、まだまだ続きそうだ。
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やけっぱちで流行の不倫スキャンダルが登場しそうな月9
2017年10月31日 20時01分
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社会
現代版“大阪城冬の陣” 天守閣の近くを「商業施設にすな!」の怒号
2017年10月31日 14時00分
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その他
台湾とついているのに台湾に同じものがない不思議…台湾ラーメンは名古屋発祥
2017年10月31日 13時20分
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芸能
欽ちゃんに救われた香取慎吾
2017年10月31日 12時33分
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芸能
海老蔵に新恋人か 飛び交う批判と納得の声
2017年10月31日 12時29分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分