スポーツ
-
スポーツ 2018年12月03日 21時30分
CCWカナディアン王座奪取のガッツ石島、プロレス「インディー統一」を高らかに宣言!
プロレスリングGOING-UP『ガッツ石島デビュー14周年・マスクドミステリーデビュー13周年記念興行』▽1日 新木場1stRING 今年4月に解散したプロレス団体・ガッツワールドを継承する形でインディー団体として切磋琢磨してきたHEAT-UP(田村和宏社長=リングネーム・TAMURA)が、翌5月にガッツ石島を代表として立ち上げた初の別ブランド団体・GOING-UP。5月に行われた旗揚げ戦から、GOING-UP制圧のため乗り込んできたのが、藤原秀旺率いるアライヴァルだ。 藤原はプロレスリングアライヴ&メジャーズに所属するインディー界注目のレスラー。“ターザン後藤直系レスラー”であるガッツとは、藤原が使用している入場テーマ曲が、後藤と同じ『汚れた英雄』であることから抗争に発展。これまで、GOING-UP勢とHEAT-UPの18歳・井土徹也が、アライヴァル勢と抗争を繰り広げてきた。 アライヴァル勢は、場内実況の弥武芳郎氏を襲撃し、藤原がマスクドミステリーに快勝しCCW認定カナディアンヘビー級王座を防衛した際には、葬式を決行するなど、制御不能状態に。11月大会ではついに団体制圧に成功、団体名を『秀ING-UP』として興行を開催していた。 この大会のメインで行われた4対4のイリミネーションマッチで、GOING-UP&井土が勝利を収めたため、団体の看板は取り戻した。だが、何をしでかすかわからない藤原の人気は一気に上昇した。ファンに対して暴言を浴びせ続ける藤原に、ガッツは王座挑戦をアピール。「大きな箱(会場)なら」と条件をつけた藤原にガッツは応じ、新木場1stRINGでの対戦が決定した。ガッツがこの会場で12月に試合を開くのは14年連続。デビュー14周年をデビューの地、新木場のメインで迎えることとなった。 GOING-UPとアライヴァルの対抗戦は3試合が組まれ、第2試合では黒田哲広&渡辺宏志が、塚本拓海&スーパー・ドクター・秀と対戦。ドクターの薬物攻撃で渡辺が戦闘不能になったが、続いて黒田を狙ったドクターの薬物が塚本の口に入ってしまい形勢逆転。最後は黒田がラリアットでドクターから勝利を収め、GOING-UPが先勝した。 続く第3試合ではマスクドミステリーが、松田慶三&YUJI KITOのIWA熱波軍と越境トリオを結成した。ミステリーは11月24日にHEAT-UP宮前スポーツセンター大会で行われた『灼熱王』トーナメント1回戦で松田と対戦。松田が勝利を収め2回戦に進出していた。 3人は松崎和彦&木村太輔&秀・オブ・ザ・イルミナティと対戦。松崎は松田の師匠だったこともあって、見応えのある攻防を展開。試合は熱波軍の連携から、この日がデビュー13周年の記念試合だったミステリーが、今年一番高いチョークスラムでイルミナティから3カウント。試合後、お互いに感じるものがあったのか、ミステリーと木村の間にはシングルで対戦しよう、という雰囲気があった。これでGOING-UPが2連勝。最高の形でメインのガッツにバトンを渡した。 メインでは挑戦者のガッツ石島が先に入場。続いて、第7代王者の藤原秀旺のテーマ曲『汚れた英雄』が流れる中、アライヴァル勢がグレイシートレインならぬアライヴァルトレインでリングの周りを一周。観客がステージに釘付けになっている隙を突いて、藤原が入場し、大きな「秀旺」コールが発生した。 コーナーで仁王立ちになり、藤原を待つガッツの手には、11月25日にメビウス新木場大会で奪取した金のふんどしが…。GOING-UP初のビッグマッチ、そしてガッツにとって14年目の新木場のリングは、97〜98年にかけて新東京プロレスで防衛戦が行われたカナダのタイトル・CCW認定カナディアンヘビー級王座への挑戦となった。チャンピオンはGOING-UP旗揚げとともにめぐり合ったライバル・藤原秀旺だ。 試合は序盤、タイトルマッチらしく藤原がクリーンなファイトを展開。ガッツもトップロープを回転し、飛び越えてエプロンからプランチャを放つなど、丁々発止のスタートとなった。藤原は長身から繰り出す打点の高いドロップキックを放つなどコンディションは良さそうだったが、徐々にアライヴァルのセコンドが介入。ガッツに濃度の高いアルコールを飲ませたり、鳩サブレ(36枚入り)のふたで殴打するなど、ラフな攻撃でガッツを追い詰めた。 しかし、ガッツは新しい鳩サブレのふたをふりかざした時にニールキックで吹っ飛ばすと、藤原のムーンサルトをかわして、ゴーストバスター2連発から、フェイスバスターを完璧に決めて3カウント。第8代王者に輝いた。なお、藤原とアライヴァルはノーコメントで退場した。 金のふんどしに続いて2冠王となったガッツはリング上で「GOING-UPがインディーの統一と、世直しをします!」と高らかに宣言。会場の外でファンとともに行われた祝勝会では「まずはGOING-UPとHEAT-UPをひとつにするから。16日の王子大会ではHEAT-UPのユニバーサルチャンピオン兼平大介と、灼熱王の2回戦で対戦する。チャンピオン対決だよ。この試合に勝って、26日の新木場大会で準決勝、決勝も勝ってオレが優勝して、世直しをする」とファンに約束している。 リアルライブの取材に対してガッツは「国内外問わずチャンピオンとして1回でも多く防衛戦を行って、この素晴らしいベルトの価値をさらに高めていきたい。(外国人との防衛戦は?)もちろん。カナダのベルトですからね。藤原秀旺もプロレスリングアライヴ&メジャーズの選手も黙ってないでしょう」と、今後について語った。 「(藤原は)きょう何かコメント出してました?」とガッツは逆質問。「ノーコメントでした」と伝えられると、「そういうのが不気味だよね。リング上でも言いましたけど、藤原秀旺という最高のライバルにめぐり会えただけでもGOING-UPをやらせてもらって良かったなと思いますよ。そこは新しい舞台を用意してくれた田村社長にも感謝してます。オレと秀旺との闘いはまだ始まったばかりだと思ってますし、(大谷)譲二や(井土)徹也もまだやり足りないでしょう」と今後の対戦カードについても語った。 GOING-UPがアライヴァルに全勝したことについては、「GOING-UPは、ミステリー、熱波軍、黒田さん、(渡辺)塾長とベテランを揃えて万全の布陣で臨んだので、心配はしてなかったです。全敗したあいつらが年明けに何をしてくるのか?お手並み拝見ですよ。まあ負けないけどね」とケロリ。「インディー統一という言葉をリングでお客さんを前にして話したのは初めてかな。これはずっと思っていたこと。そこは田村社長とも話しながら、進めていけたらいいと思うし、これを聞いて興味がある団体や選手には集まってきてもらえたらいいですね」と軍団抗争を振り返りつつ、プロレス界のインディー統一に向けて意気込んだ。HEAT-UPの田村社長は「GOING-UPからインディー統一という新しいテーマが出てきたのはいいこと」と、前向きに捉えていた。 全国には数多くインディー団体が存在するが、GOING-UPがどこまでインディー統一に向けて動いていけるのだろうか。ガッツ石島の手腕が期待される。取材・文 / どら増田写真 / T-サモハン
-
スポーツ 2018年12月03日 18時00分
羽生結弦選手 またも右足首故障!“ナルシスト病”で選手生命の危機
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦ロシア杯で、五輪2大会連続金メダリストの羽生結弦(23)が優勝した。 羽生は公開練習中に転倒し、右足首を故障。急きょ、演技構成を見直して優勝し、松葉杖姿で表彰台に上るシーンに世界中が感動したのである。 「ただ、予定されていたエキシビションの出演は見送りました。今までの羽生なら、松葉杖をついてまで人前には出なかったはず。かなり重症と見ていいでしょう」(スポーツ紙記者) 言うなれば、平昌五輪の“再演”である。 羽生は昨年11月のNHK杯前の公式練習中に重傷を負った。一時は選手生命すら危ぶまれたが、GPファイナル、世界選手権、そして平昌五輪の団体戦まで回避し、ぶっつけ本番で金メダルを獲得したのだ。 ロシア杯での羽生の姿に当時を重ね、再び涙したファンも多かったようだが、事態は思ったより深刻だ。 「痛めた箇所が、同じ右足首なんです。ロシアの病院で診察を受け、『3週間の安静』と診断されました。額面通りに捉えれば、12月6日開幕のGPファイナル、同20日の全日本選手権は出場できません。本人は『出る』と言っていますが…」(同) 周りの関係者は、「今回は無理をするべきではない」と、必死で説得に当たっているという。 「帰国後、羽生はもう一度、日本の大きな病院で診察を受け直す予定です。羽生はセカンドオピニオンとして、早期復帰を後押しするような結果を期待しているが、周囲はヒヤヒヤですよ」(連名関係者) 関係者たちが最も懸念しているのは、「同じ箇所の故障」であること。けがを負った原因も同じ着地の失敗で、けがが慢性化することを恐れているのだ。 「羽生は12月で24歳になります。他競技のアスリートからすれば、これから脂の乗ってくる年齢ですが、フィギュアスケーターとしては早くも年齢的な問題がチラついてくる。次第に無理も利かなくなってくるはず。けがと強行出場の繰り返しになれば、選手生命が短くなることも避けられないでしょう」(同) ナルシストとしても金メダル級の羽生くん。少女マンガの王子様よろしく、傷つきながらも最後は勝つ自分に酔いしれているフシもある。それに熱狂するにわかファンは別だが、本当のフィギュアスケートファンは少しでも長く彼の演技を見続けたいと願っているはずだ。今回だけは、どうか考え直していただきたい。
-
スポーツ 2018年12月03日 17時45分
丸佳浩の獲得が繰り返される「巨人は阿部のチーム」
「やっぱり、巨人は今も…」 巨人・山口寿一オーナーが取材陣に対し、丸佳浩外野手(29)のFA補強に成功した喜びを明かした。山口オーナーによれば、丸獲得を進言したのは、高橋由伸前監督だという。丸が国内FA権を取得した8月、巨人の編成スタッフは「広島残留」を決め込んだが、高橋前監督は「努力すべきだ!」と声を荒らげた。その思いを原辰徳監督が引き継いだと説明していたが、プロ野球解説者の大半は「戦力の重複」「若手の出場機会が奪われるだけ」と、批判的な感想を述べていた。「広島の戦力ダウンは必至です。これで来シーズンのセ・リーグは面白くなった」 在京球団出身のプロ野球解説者がそう話してきたが、巨人に対する皮肉だろう。 丸、炭谷銀仁朗、中島宏之、ビヤヌエバ…。中島とビヤヌエバには別途契約金も発生した。今オフの補強は、総額50億円強とも言われている。だが、巨人サイドの話を改めて集めてみたら、丸獲得は宿敵・広島の戦力ダウンを狙ったものではないことが分かった。「巨人が着目したのは、丸の出塁率の高さです」(チーム関係者) 今シーズンの丸の出塁率は、4割6分8厘。リーグトップであり、この数値は日本のプロ野球史においても歴代8位、選んだ四球の数は130個。こちらもリーグトップだ。つまり、丸は選球眼の良いバッターなので、たとえノーヒットに終わっても、「チャンスメイクしてくれる」と判断されたそうだ。 しかも、「長打力のある左バッター」という点が、巨人にとって魅力的に映ったそうだ。「近年、巨人は長打力のある左バッターが育っていません。今季、規定打席に達した巨人の左バッターの中で、最高は亀井の13本塁打。丸は故障で離脱しても39本塁打、97打点を挙げました」(前出・同) 過去5年に遡ってみても、20本塁打を放った左バッターは、16年のギャレットだけだ。 また、長嶋時代にゴジラ松井が鍛えられていたのを思い出すと、当時の巨人は落合博満氏だけではなく、広沢、清原、江藤といったスラッガーも次々と補強していった。当時、若手だった高橋由伸も含めてだが、これらの補強には、成長過程のゴジラ、ヨシノブに相手投手の厳しい攻めを集中させない狙いもあったという。 その相手投手の攻めを分散させるためのスラッガー補強論、丸獲得には新4番・岡本和真の育成を加速させる目的もあった。 巨人に詳しいセ・リーグ出身のプロ野球解説者がこう続ける。「巨人は阿部慎之助のチームでした。4番打者であり、投手陣からの信頼も厚い正捕手でもありました。その阿部の衰えとともに巨人は勝てなくなりました」「打撃力の高い捕手」は、なかなか現れない。その意味で言うと、阿部が元気だった時代の巨人は、捕手がストロングポイントでもあったわけだ。「捕手・阿部」を補うのが炭谷、「左バッター・阿部」の後継者が丸。そう考えると、巨人の今オフの補強には大きな意義があったようだ。第二期原政権時、指揮官は「ウチは阿部のチーム」と口にしていた。勝つためには、「捕手・阿部」と「左の大砲・阿部」がどうしても必要だったのだろう。今も巨人は“阿部のチーム”なのだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2018年12月03日 17時15分
【DeNA】「ハマの二刀流」ジョー・ウィーランドがベイスターズ退団へ…外国人助っ人全員残留ならず
ベイスターズは去年助っ人ピッチャーとして、球団史上初めて10勝をマークしたジョー・ウィーランドを、保留選手名簿から外し、自由契約とした。キレのいいストレートとチェンジアップ、カーブを軸に、テンポのいい小気味よいピッチングで活躍し、昨年チームを日本シリーズへ導いた原動力ともなった。しかし今年は、春先から故障で開幕に間に合わず、復帰戦は4月22日のスワローズ戦までずれ込んだ。この影響もあってか、シーズンを通して去年ようなピッチングを取り戻せず、4勝9敗の成績に終わり、残念ながら自由契約となってしまった。 ウィーランドといえば、忘れてはならないのが“バッティング”。ラミレス監督のこだわる“8番ピッチャー”のキッカケは、ウィーランドの打撃があまりにもいいからだと言われている。昨年はホームラン3本をかっ飛ばし、相手チームの脅威となった。特にカープ戦では相性が良く、自らが先発しCS進出を決めた10月1日の試合では、ピッチングはピリッとしなかったものの逆転スリーランを含む猛打賞の大活躍で、“スラッガー・ウィーランド”を強く印象付けた。 今年も8月3日のカープ戦、6対6同点の延長11回、ツーアウト1、2塁の場面で代打で登場。豪快なスイングで相手を威嚇すると、その後は冷静にフォークを見極めフォアボールをもぎ取り流れを作り、次の打者倉本のサヨナラヒットへのお膳立てを完璧に整えて見せた。今季の助っ人陣、ゴールデングラブも受賞したホセ・ロペス、ホームラン王でベストナインのネフタリ・ソトは早々に契約を更新。タフネス剛球左腕エドウィン・エスコバー、メジャー復帰も伝えられていた“将軍”スペンサー・パットンの残留にも成功。先発、ロングリリーフをそつなくこなした苦労人エディソン・バリオスも残留が基本路線となっている。着々と来季の陣容が整えられる中、ウィーランドは構想から外れた格好となった。 ファンからも愛されたウィーランド。Twitter上では退団を惜しむ呟きが多く投稿された。わずか2年の在籍となってしまったが、「ハマの二刀流」はいつまでも記憶に残る助っ人外国人として語り継がれるであろう。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2018年12月03日 17時00分
非業の死を遂げた名力士 「大翔鳳(小結)」
関取と言えば、体が大きくて力も強く、健康優良児を絵に描いたような存在と言っていい。それが病気にかかってあっという間にしぼみ、短期間に亡くなってしまうのだから、人間の命なんて分からない。そんな絵に描いたような非業の死を遂げたのが、平成のひとケタから10年代の初めにかけて活躍した、元小結の大翔鳳(本名・村田昌巳)だった。 大翔鳳は昭和42年5月7日、北海道札幌市豊平区で生まれた。父親の剛さんは相撲で国体に19回も出場したことがあり、兄もバスケットボールでやはり国体に出場するなど、いわゆるスポーツ一家で、大翔鳳も中学時代から相撲を始め、北海高から大学相撲の名門、日本大学に進んだ。同期にNHK解説者の舞の海さん(元小結)がいる。得意は187㌢、144㌔もあった体を生かした強烈な突っ張りや右四つからの寄りや投げ。 日大時代、学生横綱やアマ横綱などのビッグタイトルには恵まれず、獲得したタイトルも1個だけだったが、上位入賞の常連だった。安定した実力者だったのだ。 卒業と同時に、日大の先輩である大翔山(現追手風親方)が在籍し、日大時代によく稽古に通った立浪部屋に入門。幕下60枚目付け出しで初土俵を踏んだ。平成2年初場所のことだ。 1年後の平成3年初場所、十両に昇進。これを契機にそれまで本名の「村田」で取っていた四股名を「大翔鳳」に改めた。師匠の立浪親方(元関脇羽黒山)と恩師の田中英壽・日大相撲部監督(現日大理事長)が話し合って決めたものだった。 子供がいなかった田中監督夫妻は、この素直で人柄のいい大翔鳳をまるで我が子のようにかわいがっていた。JR中央線の阿佐ヶ谷駅近くの、自ら経営するちゃんこ料理店名も、大翔鳳が亡くなるまで「大翔鳳」(現在はちゃんこ料理田中)で、いずれは養子にするつもりだったと言われている。 半年後の名古屋場所には入幕するなど、出世の足取りは順調そのもの。平成4年秋場所には大きなスポットライトも浴びている。大フィーバー真っ只中にいた貴花田(のちの横綱貴乃花)と激しく優勝争いを繰り広げたのだ。 この場所の大翔鳳は東前頭8枚目ながら、序盤から好調そのもの。8日目には強烈な右からの張り手で貴闘力をKOするなど、快調に勝ち進み、優勝争いに加わったのだ。惜しくも事実上の優勝決定戦と言われた12日目の貴花田戦で善戦むなしく敗れ、賜杯を抱く夢は潰えたものの、観戦していた時津風事業部長(元大関豊山)はこう絶賛している。「相撲を覚えたな」 この場所、11勝をあげた大翔鳳は初三賞である敢闘賞を受賞した。ちなみに、舞の海も同じ場所の13日目の琴富士戦で幕内では史上初となる“三所攻め”を鮮やかに決めて、喝采を浴びている。★32歳で見つかったすい臓がん 2場所後、大翔鳳は東小結に昇進。間もなく足首を痛め、低迷したが、2年後に再び2ケタ勝ち星をあげて2度目の敢闘賞を獲得し、小結に返り咲いた。さらに翌平成8年名古屋場所にも3度目の小結昇進を果たしている。 しかし、このあと、左腕も痛めて突っ張れなくなり、またまた低迷。平成9年春場所からはついに十両に陥落。リハビリを続けながら懸命に幕内復帰を目指していた。 そんな矢先のことだった。予想もしなかった病魔が大翔鳳を襲ったのは…。 平成11年春場所、大翔鳳はみぞおちのあたりが痛むなど、それまで感じたことがないような体の不調に悩まされ、場所後、病院で精密検査を受けた。すると、すい臓に腫瘍が見つかったのだ。かなり進行したすい臓がんだった…。 大翔鳳は日頃から体に気を配り、タバコはまったく吸わず、酒もホンの付き合い程度。健康に関する本をよく読んでいた。「この水が体にいい」 そんな記事を見つけると、すぐさま取り寄せるなどしていたほどだ。どうしてこんな“健康オタク”の男が死病に取り付かれるのか、そのメカニズムはよく分からないが、この突然のがん宣告に大翔鳳は戸惑い、焦り、嘆いたことはあちこちにかけた電話で分かっている。それでも、最後には、次のように腹をくくってみせた。「どうなるか、分かりませんが、がんに打ち勝つためにできるだけのことはやってみる」 とりあえず次の夏場所は全休。場所後の6月11日付で慌ただしく引退して準年寄大翔鳳を襲名し、闘病生活に入った。幕内生活34場所、三役3場所、三賞2回、十両優勝1回。まだ32歳になったばかりだった。 しかし、この働き盛りの若さが逆に災いしたのかもしれない。都内の東京女子医大付属病院に入院したものの、病気の進行は予想以上に早かった。それこそ日ごとに衰えていったのだ。 病魔の進行を食い止めるには、強い薬を使わざるを得ない。するとその副作用で頭髪が抜けた。 関取のシンボルでもあるマゲは、なにごともなければ、引退して1年前後の準備期間を置いて両国国技館で引退相撲を開き、切り落とすのが慣例だ。このときの収入や祝儀が第2の人生の出発資金にもなる。 今年9月30日に開いた元横綱日馬富士の引退相撲には約1万人の観衆が詰めかけ、断髪式では元朝青龍ら、400人もの人がハサミを入れた。その結果、1億円を超す収入があったと見られている。しかし、大翔鳳の場合はあまりにも突然の引退で、かつ深刻な状況だったため、とても引退相撲を開催するどころではなく、体力と比例するようにまだ結ったままのマゲの髪も少なくなる一方だった。 3月時点で140㌔もあった体重も、半年後には90㌔にまで激減した。「やるとしたら、いましかない」 そんな大翔鳳の姿を見た舞の海さんは、自ら発起人となって急遽、断髪式を行うことを決めた。ただし、事情が事情なので、両国国技館ではなく、都内のホテルで。それもごく身近な人だけを集めて。★引退から半年後に永眠その日は10月3日の日曜日だった。参加者は、横綱武蔵丸や元大関のKONISHIKI(小錦)、師匠の立浪親方(元小結旭豊)ら大相撲関係者をはじめ、芸能界からも同じ北海道出身の大黒摩季さんら、計300人が出席。痩せてすっかり細く、また肌も透けるほど白くなった大翔鳳は、全員からマゲにハサミを入れてもらい、切り落とすとマイクを握り、震える声でこう気丈に挨拶し、参加者の涙を誘った。「これまで対戦相手と闘ってきたが、これからは病気と闘っていこうと思っています。涙は今日まで。1日も早く病気を治して土俵で後進の指導に当たりたい」 断髪式のあとのパーティーでは、北海高時代の恩師だった杉本和紀校長が「乾杯」と音頭をとるべきところを、「がんばれ」 と叫び、みんなで大翔鳳を励ました。 しかし、残念なことに、このあと病状は一気に悪化していった。 入院中の大翔鳳について母親の登美子さんは後に語っている。「高校を卒業して上京してからずっと離れて暮らしましたので、その間の息子の生活ぶりは知らないんです。闘病中、家族が交代で付き添っていましたが、私にとってはまるで息子が帰ってきたようで、何年かぶりで幸せなときでした」 このように、現実は想像以上に過酷だったようだ。「薬で朦朧としていたせいか、あの子は突然、ものすごい力で起き上がって病室のドアに向かい、こう言うんです。“札幌に帰りたい。お父さん、お母さん、行こう、行こう”って」(登美子さん) こうして、引退からわずか5カ月後の12月4日午前10時47分、命の限りを燃やし尽くした大翔鳳が、家族や立浪親方らに見守られながら静かに息を引き取った。遺体は大翔鳳が最後まで帰りたがっていた故郷の北海道に運ばれ、札幌市内の斎場で2日後の6日に通夜、7日に告別式が営まれた。「あの歌を聞きたい」 7日の葬儀の前には、大翔鳳がしきりに言っていた北海高の校歌が流され、棺の中には大好きだった大黒摩季のCDや愛車のベンツの最新モデルのカタログなども入れられた。 実はこの日、舞の海さんらも参列する予定だったが、千歳空港が大雪で閉鎖され、参列できなかった。 最後のお別れのとき、葬儀委員長を務めた杉本・北海高校校長は、その雪空に向かって涙ながらにこう語りかけた。「四股名の通り、天国で鳳のように大きく飛翔してください」
-
-
スポーツ 2018年12月03日 06時15分
『札幌大谷』が高校野球・神宮大会で優勝した当然の理由とは
「えっ、マジか?」田中将大投手の妻・里田まいの母校でもある『札幌大谷』が明治神宮野球大会・高校の部で優勝したから世間はビックリした。 11月9日から13日にかけて行われた明治神宮野球大会・高校の部で、一度も甲子園に出場したことがない創部10年の札幌大谷(北海道代表)が快挙を成し遂げた。同大会は来春のセンバツ甲子園の試金石と呼ばれ、優勝校は自動的にセンバツ内定となる。「北海道代表が神宮大会を制したのは、ヤンキースの田中将大投手のいた駒大苫小牧の'05年以来です」(取材記者) 奇妙な縁はさておき、同校の勝因には秘密があるという。「他の中高一貫校とは異なり、中学の野球部も硬式球を使っているんです。一般の中学野球部は軟式球を使いますが、同校は硬式球を導入し、実戦経験を積んできているのです」(同) 中高6年をかけての“硬式指導”が実を結んだというのだ。スポーツライターの美山和也氏が補足する。「甲子園強豪校には、中学野球部の軟式出身者よりも、硬式のクラブチーム出身者が多いんです。札幌大谷の野球部は“私設硬式クラブチーム組織”に所属し、大会にも出場してきました」 中学時代から硬式ボールを扱えば、軟式野球出身者より高校で有利になるのは当然のことだ。「“私設クラブチーム”ではなく“学校単位”での加盟となれば、学校の部活動を統括する連盟が問題視するかもしれません」(前出・取材記者) 高野連も、一部の一貫校のそうした活動を知らされている。中体連にも報告されていたが、その是非は棚上げにされているという。「私立中学が私設硬式クラブチーム組織に加盟することに問題はないはず。今後、中学でも硬式が主流になるのは必至で、高野連はどう考えるのか」(美山氏)硬式野球部を持つ私立中学は同校だけではないが、全国制覇した以上、「高校野球を見据えた中学野球部の在り方」について、今後の議論を呼びそうだ。
-
スポーツ 2018年12月02日 17時30分
球界「酉の市」スクープ ★千葉ロッテが広島・丸佳浩強奪に「4年20億円」は成功するか
予想外の決着となるかもしない…。今オフのFA市場で最大の目玉選手と称されるのが広島の丸佳浩外野手(29)だ。その丸の争奪戦は広島と巨人の一騎討ちと見られていたが、丸の出身地・千葉をホームとするロッテが水面下で“確実な手応え”を掴んでいた。「何も決まっていないんで」 FA交渉が解禁となった11月15日、丸は淡々とした表情でそう答えていた。前日もカープの施設で練習しており、残留を予想する向きも強まったが、実際はそうではなかった。「丸はこの件で代理人を務める人物を抱えていたんです。ロッテはすでにその人物に連絡を入れ、獲得の意志があることを伝えてあります」(球界関係者) 巨人は原辰徳監督(60)が現役時代に付けていた背番号8を用意し、5年30億円の超大型提示に加え、「誠意」も見せた。ロッテが二歩も三歩も遅れているような報道もあったが、実際はその反対だったのだ。遅れを取り戻そうとし、巨人が背番号の話まで持ち出したのである。「丸は千葉県勝浦市出身。今季、ロッテファンが1番盛り上がったのは、地元出身の福浦が2000本安打を達成したときでした。『地元』を再認識させられたのです。千葉県内での地域活性化の活動も続けており、丸の代理人はそれに関心を示していると」(同) その丸が交渉解禁と同時に動かなかったのは、ロッテとの交渉の予約が入っていたせいばかりではない。やはり、赤ヘルへの愛着もあるという。「どうも、新井貴浩が助言したらしく、それが利いているみたいです。新井はFAで阪神に行き、伝統球団の重圧、大阪のキツい野次にも苦労させられましたから」(スポーツ紙記者) 丸は「日本一を目指して」とシリーズ後に語っていた。この発言は「広島に残って頂点を目指す」という意味にも聞こえたが、「もっと強いチームへの移籍」とも解釈できる。交流戦でセ・リーグを圧倒するパ・リーグ球団への移籍か…。「丸は日本シリーズで25打数4安打。ソフトバンク投手陣の『落ちるボール攻め』は、ロッテに移籍した場合のサンプルケースにもなります」(同) こうした情報を整理すると、代理人と投合したとされるロッテへの移籍も絶対とは言い切れない。「プロ野球界にとって、誠意とはカネ」(前出・関係者) 巨人の逆転もある。ロッテの地元の意地が通用するかどうかは、今は換金できない「監督の約束手形」次第なのかもしれない。
-
スポーツ 2018年12月02日 06時00分
サッカー日本代表次なる戦いはアジアカップ 頂点を目指して
サッカー男子日本代表は11月20日にキルギス代表に勝ち、今年の全日程を終えた。 2018年は4月、3年間指揮を執っていたハリルホジッチ監督を解任してワールドカップロシア大会に臨んだ。2大会ぶりにベスト16に進出し、ベルギーに惜敗。また大会終了後には五輪兼任監督としての森保体制がスタート。これまでにない出来事が相次いだ1年となった。 4勝1分けと景気のいい話題で締めくくった森保一監督ではあるが、次なる試練が来年早々に訪れる。1月5日からUAEで開催されるアジアカップだ。■過去4度、王者に君臨 ハンス・オフト監督(当時)が率いて初優勝を果たした1992年の広島アジアカップから前回大会までの7大会で、日本の優勝回数は4度を数える。 川口能活、中村俊輔、中澤佑二らが中心となった2000年、2004年大会では連覇を成し遂げ、2011年大会でも本田圭佑、長友佑都らの活躍でアジアを制している。優勝に届かなかったのは1996年、2007年、そして前回の2015年大会。初優勝以降、日本は2大会続けてアジアカップを逃したことはない。 日本にとって未知のステージでもあるW杯のベスト8を目指すに、もはやアジア勢に対しては常に凌駕するレベルにいなければならないはずだ。前回大会のUAE戦では、日本は相手の守りを崩せずにPK戦に持ち込まれ、敗れた。今大会でも同じシチュエーションが再び訪れることは想像に難くなく、自らが主導権を握りゲームをコントロールする中でいかにして得点を奪うか、その戦術が求められる戦いでもある。■東京五輪へ向けての実戦として さらに今回、森保監督にはもう一つミッションがある。「五輪世代」の育成だ。 昨年のU-20ワールドカップにも出場した堂安律、冨安健洋はすでにフル代表の核として全試合に召集されて試合を重ねてきた。他の五輪世代メンバーも今年はジャカルタ・アジア大会、先日行われたドバイカップといった世代別の実戦の場で経験を踏んでいる。東京五輪では開催国として出場が決まっており、予選を勝ち抜く必要がある他国とは真剣勝負の場数が異なり、フル代表に比べると試合の数も少ない。フル代表を兼ねる森保監督が五輪メンバーを国際Aマッチにどれだけ呼ぶことができるか、来年のアジアカップでも選手の顔ぶれには注目だ。 日本サッカー界にとって激動の2018年がもうすぐ終わり、新たなステージに踏み出す。その重要な一歩として挑む1月のアジアカップUAE大会。現役時代に選手として優勝経験を持つ森保監督が日本代表の指揮官となり、どんな戦いを見せるか大いに期待したい。(佐藤文孝)
-
スポーツ 2018年12月01日 17時30分
球界「酉の市」スクープ ★矢野阪神 「戦力外選手大量採用」で始まる超ジミ〜な黒字野球
矢野燿大監督(50)の下、新体制となったタイガースのオフの補強は「弱気の一辺倒」だという。 正式な契約はまだだが、阪神は新外国人投手、ピアース・ジョンソン(27=SFジャイアンツ)と最終交渉に入ったという。今季はメジャー37試合に登板して3勝2敗。防御率は5点台だが、奪三振率も高く、堅実な補強をしたと思われているが、肝心の“大型補強”は全く進んでいなかったようだ。「阪神はオリックスの西勇輝投手を狙っています。実は、球団幹部が交渉解禁とほぼ同時に会っていたんです。近年、FA選手と交渉をする際、阪神はマスコミに日時を知らせ、大々的に報じてもらってファンを盛り上げてきました。それが“内々”に会っていたということは、獲得に自信がないのでしょう」(ベテラン記者) 一昨年、オリックスからFAとなった糸井嘉男との交渉時とは対照的だ。「来季、39歳になる藤川球児を本気でクローザーに戻す計画が進められています」(同) ロートルの復活まで伝えられたのは、今オフの補強がショボい結果に終わりそうだからだろう。 さらに、信じ難い情報も交錯していた。トライアウト選手を大量獲得するというのだ。「トライアウトを受験したということは、現役を続ける意志があるわけです。年俸がダウンしても、現役を続けられるのなら問題にしないはず」(球界関係者) ソフトバンクの攝津正、寺原隼人、五十嵐亮太、ヤクルトの成瀬善久、巨人の中井大介、中日の若松駿太…。実績十分のベテランや、まだやれそうな中堅も多い。彼らを低年俸で雇えるのならお得感はあるが、例年のような派手さは全く感じられない。「西との下交渉がうまくいかなかったせいもあります。それと金本政権のときは外国人選手に泣かされてきたので、『確実に計算が立つ日本人選手』という流れになったのです」(前出・ベテラン記者) 矢野監督もまだ決めかねているようだ。伸び悩む若手を目にし、「金本監督が怖くて萎縮していただけ」との分析があるため、心機一転で若手に期待を寄せる声もあるが、「本当に大丈夫か!?」と矢野監督は半信半疑の状態だという。 来季からメッセンジャーが日本人扱いとなるので、外国人投手は最初から獲得するつもりで動いていた。だが、それ以外の補強、つまり打撃陣の補強に関しては、突然の監督交代によって方針が変わるなど、二転三転してしまったのだ。「当初、阪神は西武の浅村栄斗に興味を示していました。地元の大阪桐蔭出身で強打の内野手ですから。監督が交代して内野手は自前で育てることになったんですがね…」(同) その一方で西に関する情報収集も慌てて始めたのだ。「西サイドに探りを入れて交渉の余地アリと見たら、いつものパフォーマンスで監督の直接出馬となります。西の本心が分からないから動きようがない」(17日時点/在阪記者) 西獲得に失敗したときに備え、例年以上に熱心なトライアウト選手の視察を行ったわけだ。「藤浪晋太郎が復活すれば、阪神は自動的に優勝圏内に浮上できます。それは矢野監督も分かっているはず。トライアウト選手にまで目移りをするということは、復活の手応えがないからでしょう」(同) 来季の観客減が早くも予想される中、矢野監督が早くも追い詰められている。
-
-
スポーツ 2018年12月01日 06時00分
名古屋グランパス対湘南ベルマーレ J1残留を懸けた因縁の最終節
川崎フロンターレが連覇を達成した2018年のJ1リーグ。最終節を前にV・ファーレン長崎、柏レイソルのJ2降格も確定している。 残留争いのもう一つのポイントはJ1参入プレーオフへの出場ラインとなる16位。勝ち点41の横浜F・マリノスとジュビロ磐田、勝ち点40の湘南ベルマーレ、サガン鳥栖、名古屋グランパスの計5チームがプレーオフの可能性を残して今年のリーグ最終戦を迎える。 そして、その5チームの中で唯一の直接対決となる名古屋グランパス対湘南ベルマーレはさまざまな意味で注目を集めることになりそうだ。■最終節、予想される展開とは 全試合が同時刻キックオフとなる最終節、両チームの試合展開として予想されるのが「勝ち点1」狙いのゲーム運びと言われている。ジュビロ磐田、サガン鳥栖が大きくリードを許すなど他の3チームの試合状況によっては、引き分けに持ち込み、ともに1ポイントを上積みすれば15位以上が見えてくる。 これまでも2016年の最終節、残留を争っていたアルビレックス新潟が負けていたにもかかわらず試合途中から守りを固め、失点を防いでJ1残留を決めたというシーンがあった。また、記憶に新しいのはロシアワールドカップでの日本代表がグループリーグ突破のためにポーランド戦で1点ビハインドの状態を保ち続けた。ジュビロ磐田、サガン鳥栖は上位チームが相手となるだけに、直接対決となる名古屋対湘南でも両チームがあえて1ポイントを狙う、ともすれば互いにゴールに向かうこともない消極的な試合内容となることも考えられる。 ところで、このカードにはもう一つ、思い出されるシチュエーションがある。それは名古屋グランパスにとってはあまりにも苦い記憶になるのだが。■名古屋に蘇る苦い記憶 名古屋グランパスが初のJ2降格を喫した2年前、同じく最終節の相手が湘南ベルマーレだった。 この2016年シーズンは開幕から低迷が続き、途中18試合にわたり勝利を逃すなど苦戦を強いられた。夏場以降、監督交代や前年に退団していた闘利王の復帰、同じく残留を争っていた新潟との直接対決での勝利など、息を吹き返して来た中で迎えた2ndステージ最終戦。既に降格が決定していた湘南を相手に勝ち点を得れば自力での残留が決まるという有利な状況に置かれていた。 しかし、ホームで行われたこの試合、名古屋は早々に2点を失う。後半にPKで1点を返すも、その後、山田直輝にこの日2得点目となる3点目を奪われた。グランパスが切り札として復帰させた闘利王が山田に振り切られての失点。決定的であり、かつショッキングな3失点目だった。多くのサポーターの目の前でグランパスは「地獄」に叩き落されたのだ。 くしくも同じように残留を懸けたシチュエーション。引き分ければ残留が近づきそうだが、どちらか勝った方は残留が確定する。一方、敗れれば参入プレーオフに回る可能性は高い。名古屋は2年前の借りを返すために勝ちをつかみにいくか、それとも他の試合状況により戦い方を選ぶのか。湘南は今季ルヴァンカップを制しており、王者としての意地とともに「湘南スタイル」で再び名古屋に屈辱を味わわせるのだろうか。 名古屋グランパス対湘南ベルマーレのJ1残留を懸けた最終節は本日12月1日、2年前と同じく名古屋のホーム・パロマ瑞穂スタジアムで行われる。(佐藤文孝)
-
スポーツ
ボクシング WBCフェザー級新王者の粟生に待ち受けるイバラ防衛ロード
2009年03月13日 15時00分
-
スポーツ
戦極 小見川が野生化! 猫パンチも習得
2009年03月13日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 柴田がミノワマンに下克上宣言
2009年03月13日 15時00分
-
スポーツ
WBC 侍ジャパンがカブスに辛勝
2009年03月13日 15時00分
-
スポーツ
プロ野球裏スコアブック 韓国攻略のカギは縦の変化球駆使する岩隈軸に
2009年03月12日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 粟生がKO予告
2009年03月12日 15時00分
-
スポーツ
戦極 山田哲也に3つの必殺技
2009年03月12日 15時00分
-
スポーツ
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(5) 長嶋「もしあの時に辞めていたら…」
2009年03月11日 15時00分
-
スポーツ
K-1 「女子格闘技の祭典」開催表明 レスリング“絶対王者”に参戦ラブコール
2009年03月11日 15時00分
-
スポーツ
K-1 谷川EPが秋山に恨み節
2009年03月11日 15時00分
-
スポーツ
ボクシング 粟生リベンジへ余裕のKO予告
2009年03月11日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル H軍に不協和音
2009年03月11日 15時00分
-
スポーツ
WBC 原の奇襲 第2ラウンドに“切り札”投入
2009年03月10日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 青木真也が桜井“マッハ”速人に再戦熱望
2009年03月10日 15時00分
-
スポーツ
戦極 元高校球児の川村が珍特訓
2009年03月10日 15時00分
-
スポーツ
WBC 侍ジャパンに不穏な空気
2009年03月09日 15時00分
-
スポーツ
WBC 反撃に燃える韓国
2009年03月09日 15時00分
-
スポーツ
DREAM KIDも苦言!フェザー級GP厳しい船出
2009年03月09日 15時00分
-
スポーツ
DREAM ウォーレン格上に流血TKO勝ち
2009年03月09日 15時00分