GP1回戦でロニー・牛若と対戦する。英国最軽量級の最強戦士と称され、16勝1敗1分の戦績を誇る強豪だが、「負ける気はしない。3つのフィニッシュパターンも浮かびました」と臆することはない。
3種類のフィニッシュとは「小学生のころから読んでいる。全巻、持っている」という格闘マンガに出てくる技だ。山田は、主人公の範馬刃牙が同じ高校生ファイターという境遇から「刃牙が好きで自分と重ね合わせていた」という。「最近、読み返してみたら、地下闘技場のシーンで使える技があった。刃牙が夜叉猿を倒した技とか…」。
そんな思いを抱くのも当然。今月3日には同漫画の作者・板垣恵介氏と雑誌の対談で会い、激励された。「グラップラー…」は実在する格闘家そっくりの登場人物が出てくるだけに「いつかモデルにしてもらえたらうれしい」と、試合当日に来場する板垣氏の前で結果を残して“リアル刃牙”を目指す。