スポーツ
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スポーツ 2018年12月09日 15時00分
“ド演歌ファイター”越中詩郎デビュー40周年興行のメインは平成維震軍対平成世代軍!
“ド演歌ファイター”越中詩郎が、デビュー40周年を記念して来年の1月30日に『侍祭り〜平成最後の平成維震軍〜』を後楽園ホールで開催する。同大会の実行委は全対戦カードを発表した。全日本プロレス、大日本プロレス、DDT、プロレスリング・ノア、ZERO1、W-1、K-DOJO、ドラディション、東京愚連隊、浅草プロレスなどが協力、参加する。 越中は全日本プロレス出身。新日本プロレスでジュニアヘビー級の時代を築き、平成維震軍として活躍。お笑い芸人のケンドーコバヤシがモノマネしたことでも脚光を浴びた。メインでは越中が、AKIRA&青柳政司&齋藤彰俊&X with ザ・グレート・カブキの平成維震軍で出陣する。対戦相手は全員平成生まれの橋本大地&遠藤哲哉&芦野祥太郎&最上九&清宮海斗。団体の枠を超えたHEISEI GENERATIONSだ。 越中は「Xは平成維震軍の新メンバー。平成生まれの選手を選んだ」と話す。平成が終わってもプロレスリング・マスターズなどで平成維震軍としての活動は継続していく考えだ。越中はコンディションをキープしており、動きやキレも変わっていない。必殺のヒップアタックはもちろん、侍パワーボムなどの力技も健在。まだまだ元気なところを見せてもらいたい。 セミファイナルでは藤波辰爾が参戦。藤波はかつて越中とドラゴンボンバーズを結成。古くは2人のタッグで、前田日明&高田延彦と名勝負を繰り広げた。今回は佐藤耕平、現在調整中のXとトリオを結成し、NOSAWA論外&MAZADA&KAZMA SAKAMOTOと6人タッグで激突する。藤浪と越中は最近でもタッグを組むなど切っても切れない仲。藤波が越中の記念大会に出場することには運命を感じる。 第3試合では、長井満也が雷神矢口と異色タッグを結成し、TAJIRI&関本大介の新旧大日本タッグと対戦する。このカードは試合内容が全く予想できないところが非常に面白い。それぞれの絡みに注目したいところだ。その他、第2試合ではカズ・ハヤシがアレハンドロとの「W-1提供マッチ」に臨む。オープニングマッチでは「カーベルプレゼンツ」として、越中とつながりがある大森隆男がカーベル伊藤とタッグを組み、青柳優馬&岡田祐介の全日本新鋭タッグと激突する。 ベテラン選手による周年興行は、かつてのライバルやレジェンドを呼ぶ傾向が強いが、越中は敢えて新世代を中心にマッチメイク。この大会は単なる記念興行ではなく、プロレス界の歴史を新しい世代に伝承していく大会になりそうだ。越中詩郎の侍魂を受け継ぐ平成世代は現れるのか?注目だ。取材・文 / どら増田写真 / ©︎リデットエンターテイメント
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スポーツ 2018年12月08日 17時40分
丸、巨人移籍で広島が狙うプロテクト漏れ 陽岱鋼「台湾マネー」②
台湾利権獲得で人的、金銭補償 丸の退団が決定した11月30日、広島の鈴木清明球団本部長は「(年俸が)高くても獲りに行く可能性が高い」と、意味深なコメントも発していた。リスト漏れする巨人のベテラン、移籍組には「複数年契約の途中」という選手も多い。それらの選手を指しての発言であり、広島が着目したのは、台湾出身の陽岱鋼(31)だ。 「台湾では、日本のプロ野球が有料チャンネルで放送されています。そもそも、巨人が陽を獲得したのは台湾市場に興味があったからですが、パ・リーグの試合なら契約していれば全試合、好きにチャンネルを選択できるのに対し、後から参入した巨人の試合を見るには単独契約が必要です。それでも、巨人がそれなりの契約数を確保できたのは、陽が台湾で一番人気のある選手だから。その陽が試合に出ていないので、目下、巨人戦の契約数は頭打ち状態です。広島が陽を獲得すれば、台湾市場は確実に動きます」(同) 鈴木本部長の先の発言には、様々な意味が込められている。「チーム功労者でも獲る」という巨人への宣戦布告はもちろんだが、やはり、丸の退団は痛かった。 捕手だが打撃力の高い20歳の坂倉将吾のほか、メヒア、西川龍馬らにも丸と同じ外野の練習をさせているが、丸は6年連続ゴールデングラブ賞受賞者であり、今季39本塁打、97打点を挙げた攻撃の核だ。 「丸は出塁率が高い。4割6分8厘は歴代4位タイ。選球眼もいい」(同) 広島は次々に若手が出てくるが、丸クラスとなるとすぐには出てこない。陽は一発もあり、俊足強肩。広いマツダスタジアムに適応でき、坂倉らが一人前になるまでの時間稼ぎにもなる。 しかも、台湾市場への収益拡大も望め、巨人の過剰な若手ガードは、むしろ好都合と言えそうだ。「カープ女子は健在です。でも、すでに全国区となって久しく頭打ち状態。台湾市場は魅力的」(地元記者) 丸の加入で出場機会が激減する陽にとっても、水面下でのラブコールは悪い話ではない。「パ・リーグは’16年から台湾のTV局と3年契約を交わしました。日ハムが台湾のスター、王柏融の獲得に乗り出したのは’19年以降の台湾マネーを見越してのこと。巨人は陽に提示した年俸3億円を、台湾からの観戦ツアーでとっくに回収しています」(球団職員) 広島は“台湾利権”を奪うことで巨人に報復する。来季の開幕カードとなった両球団の激突は、台湾でも放送されるという。
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スポーツ 2018年12月08日 15時00分
史上最多収入を記録した夏の甲子園 “目先”の取り組みも大事では?
第100回記念大会にふさわしく、大いに盛り上がりを見せた今夏の甲子園。複数メディアの報道によると、今夏の入場者数「101万5000人」、収入「約7億8000万円」、剰余金「約2億3000万円」はいずれも過去最高。また、報道の中では、56校が出場したことにより日程が2日増えたことや、外野席が有料化されたことなどが主な理由として挙げられてもいる。 一方、気になる剰余金の行方だが、現時点ではその大部分が「高校野球200年構想」に用いられるという。「普及」、「振興」、「ケガ予防」、「育成」、「基盤づくり」の5項目からなるこの取り組みには、1億5000万円もの大金が充てられるとのことだ。 もちろん、これから先の“未来”を見据えた前述の取り組みに、それ相応の費用をかけることは大事なことではある。ただ、筆者個人としては、選手に寄り添った“目先”の取り組みにも力を注いでほしいという思いもある。 7月19日配信記事でも取り上げたが、酷暑に見舞われた今夏は予選の段階で選手や観客が熱中症に見舞われる例が頻発。その後迎えた本大会でも、暑さの影響からか選手が足にけいれんを起こしたり、審判が熱中症による交代を余儀なくされたりといった場面がいくつか見られた。不幸中の幸いで死者こそ出なかったものの、このままでは悲劇が起きるのも時間の問題だろう。 そんな悲劇を現実のものとする前に、大会を預かる人々にはできることがあるはず。日程に余裕を持たせたり、積極的にナイターゲームを設けたりするだけでもかなりのリスク軽減となるはずだ。 また、もし「費用がかさむ」ということであれば、チケット価格の更なる値上げに踏み切ってもいい。カネが絡むとその分批判も増えるが、選手を守るための“必要経費”と考えるなら安いものだろう。 100回の歴史を重ねるうちに、冒頭の数字を叩き出すほどの人気コンテンツとなった高校野球。ファンの熱を未来につなげていくためには、目先の選手を守ることも礎作りの一環なのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月08日 06時00分
大晦日のRIZINは1日2興行!『平成最後のやれんのか!』開催!朝9時開催の狙いは?
総合格闘技イベントRIZINは7日、『RIZIN.14』(31日15時から、さいたまスーパーアリーナ)を直前に控えた31日の朝9時から『RIZIN平成最後のやれんのか!』を同会場で開催すると発表した。 『やれんのか!』は2007年、PRIDEの米UFCへの売却を受け、元PRIDEのスタッフが「大晦日は格闘技」という伝統を残すべく、DEEPなどに協力を求めて実現した伝説の大会。1988年に沖縄で藤波辰爾(当時は辰巳)が飛龍革命をぶち上げた際にアントニオ猪木氏が放った言葉が名前の由来となっている。 関係者の話によると詳細は後日発表するとのことで「朝の9時から3時間ぐらいの大会になると思う」としている。 現在、渡米中の那須川天心は3階級制覇のホルヘ・リナレスとメイヴェザー対策に取り組んでいるという。メイウェザーのジムで公開練習し、メイウェザーと再び会見を行うなど、アメリカでも精力的にプロモーションしている。ところで、今回の『RIZINやれんのか!』の開催時間は、アメリカではゴールデンタイム。何か勘ぐってしまう。ちなみにアントニオ猪木対モハメド・アリは11時50分に試合が始まり、全世界で視聴された。テレビ朝日での全国中継は13時からの後追いだった。当日はゴールデンタイムでも特番が放送された。アリのギャラが莫大だったことから、アメリカのゴールデンタイムに合わせたのだ。UFCの日本公演も午前中から開催することで、アメリカでのPPV収入をメインに捉えている。 とはいえ、『RIZIN.14』のカードとしてチケットを販売している以上、もしも天心対メイウェザーを『RIZINやれんのか!』で開催することになれば大混乱を招くことは確実。だが、“メイウェザーファースト”になっている現状から考えれば、その可能性も捨てきれない。 一方で、榊原信行実行委員長が言うように「大晦日に出たいという選手がたくさんいる」のも事実。RIZINキックトーナメントが来年に延期されたこともあり、12月31日のスケジュールが空いている多くのキックボクサーがSNSを通じて参戦をアピールしている。昨年まで2日間(29日と大晦日)行われてきたRIZINの大晦日興行だが、昨年、榊原実行委員長「皆さんもシンドイでしょう。私もシンドイ。来年は考えます」とポツリ。元旦の一夜明け会見では「今年は大晦日だけにします」.と漏らしていた。しかし、結果的には1日に2大会を一気に開くことになった。チケット形態が異なり、観客は入れ替えとなる模様だ。 どんな発表となるか楽しみではあるが、格闘技ファンにとって、長い長い大晦日になることも確定した。取材・文 / どら増田写真 / ©︎RIZIN FF
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スポーツ 2018年12月07日 21時30分
巨人のプロテクト名簿漏れは宝の山!広島と西武が狙う報復
オフの主役に急浮上してくるかもしれない。巨人がFAで埼玉西武から炭谷銀仁朗捕手、広島から丸佳浩外野手を獲得した。ファンの関心は「プロテクト名簿」に移っている。西武、広島はプロテクト名簿に記載された28人以外の巨人選手を獲得することができる。かつて広島は大竹寛(35)を巨人にFA流出させた際、若手投手の一岡を引き抜き、その一岡は今も一軍戦力として活躍している。巨人側からすれば、生え抜きのベテランを守るのか、それとも、有望な若手を死守するのか、迷うところ。西武も「第二の一岡」を狙っているだけに、巨人とFA喪失球団側との心理作戦も始まっている。 「丸が巨人移籍を表明した直後(11月30日)、広島の鈴木清明球団本部長は『(年俸が)高くても獲りに行く可能性がある』と明言しました。若手ばかりをプロテクトし、ベテランを外すようなら、そのベテランを容赦なく一本釣りするという意味ですが、陽動作戦でしょう。広島は若手野手が育っているので、投手狙いだと予想されています」(スポーツ紙記者) しかし、巨人の若手投手に有望株は少ない。その影響だろう。あるベテラン投手が注目を集めている。元広島の大竹だ。 イースタンリーグの首脳陣がこう言う。 「今季、二軍では9勝を挙げ、防御率は2点台。巨人では戦力にならなかったようですが、上(一軍)でも十分通用すると思う。広島時代の実績もあるし、ひょっとしたら、巨人の一軍捕手との相性が悪くて。勝てないだけかも。環境を変えてやれば蘇るというのが、対戦したチームの一致した見方です」 広島が一度出て行った大竹を呼び戻すのは、考えにくい。しかし、黒田、新井を呼び戻して自軍で引退させたことにより、広島は「将来の指導者候補」を確保した。また、彼らの帰還にも広島ファンは好意的だった。黒田とは退団した経緯も異なるが、戦力になるのであれば、ファンも考え方を変えるだろう。 「巨人二軍と同じイースタンリーグの埼玉西武は、今季の大竹を見ていますからね。ベテラン投手は好不調に関係なく、ゲーム主導権を握る方法を知っています。西武投手陣はまだ若いので生きた教材としてのベテランを欲しています」(前出・同) また、西武においては16年オフの失敗もある。岸孝之を東北楽天に奪われた際、西武は人的補償を狙っていたが、「めぼしい選手がいなかった」とし、金銭的補償に切り換えた。今オフ、浅村をやはり東北楽天に奪われたが、また、「お目当てのタイプの選手がいなかった」なんてことになりかねない。炭谷を獲得した巨人からの人的補強を強くアテにしているという。 「西武は救援陣が弱いので、リリーフタイプの投手もほしいはずです。同じくFAで巨人入りしたものの、活躍できなかった森福にも興味を示しています。阪神でくすぶっていた榎田をシーズン途中にトレード補強し、復活させたように、西武は左投手の蘇生が巧いんです」(球界関係者) 一部メディアによれば、野手では陽岱鋼が調査されているそうだ。吉川光夫、野上亮磨、吉川大幾、石川慎吾、立岡宗一郎など移籍組も同様である。こうしたFA、トレードで途中加入した選手を巨人は生かしきれなかった。そんなくすぶっている選手を復活させれば、それだけで、広島、西武両球団への見方も変わるはずだ。いや、主力選手を奪われた報復にもなる。 補強した選手の能力をフルに発揮させる方法とは…。 巨人は岩隈久志まで獲得した。丸、炭谷を獲っただけでも“余剰人員”を増やしたというのに、「まだ補強は終わっていない」とも語っていたそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月07日 18時05分
貴景勝初優勝 八角理事長が恐怖におののく「貴乃花の怨念」
ニューヒーロー誕生だ。九州場所(福岡国際センター)は25日、幕内最年少の小結貴景勝(22)が大関高安(28)を振り切って見事、初優勝した。そのけれんみのない闘いぶりに前師匠、貴乃花親方の姿をダブらせたファンも多かったはず。この模様に、八角理事長をはじめとした協会首脳は、元貴乃花親方の残した“怨念”に、おののき続けた。 誰がこんな生々しく、また皮肉な結末を予想しただろうか。「(相撲協会を告発した内容についての)事実は曲げられない」 優勝22回を誇る平成の大横綱、元貴乃花親方が、相撲協会に不満を爆発させ、退職届を叩きつけた9月25日から、わずか2カ月弱。無念の思いを託された弟子の貴景勝が序盤から気迫あふれる相撲で白星を積み重ね、初賜杯を勝ち取った。 もし貴乃花親方の退職が1場所遅かったら、どんなことになっていただろう。突然の退職のとき、元貴乃花親方が最も心配していたのが弟子たちのことだった。「(別れることは)無念というか、悲しいけど、土俵で活躍することが何よりも優先されるべきこと。(これからは)師匠ではなくなるが、お父さんという気持ちで触れていきたい」 退職会見では、こう腹から絞り出すような声で話し、11月2日に去年まで貴乃花部屋の宿舎があった福岡県田川市内で催された祭りでも、弟子たちと再会したあと、こう漏らしている。「(元弟子たちと心が通じ合っていたかどうか)本場所の相撲を見てみないと分からない。九州の皆さんには勢いのある相撲を見せないといけない。もう師匠ではないけど、厳しい目で見ています」 この言葉の裏側にあるものを、担当記者は次のように解説する。「元貴乃花親方の心の内が透けて見えるセリフですね。『オレの気持ちは分かっているな、しっかり頑張れ』と言っているようなものです。退職した貴乃花親方にとって、弟子たちが大暴れしてくれることが協会首脳に対する恨みを晴らす唯一の方法。おそらく協会首脳も、毎日ノド元に刃を突き付けられているような思いで貴景勝の快進撃を見ていたんじゃないでしょうか」 それにしても、九州場所における貴景勝の奮闘ぶりはすごかった。元貴乃花親方の弟子たちは、そのカリスマ的な人気に憧れて入門した“信奉者”がほとんどだが、中でも貴景勝はその最右翼。兵庫県芦屋市出身にもかかわらず、小学4年生の頃から東京の貴乃花部屋で開かれていた相撲教室にはるばる通い、その薫陶を受けてきた。 先場所後、貴乃花部屋が消滅し、親方と別々の道を歩かなくてはいけなくなったときも、その思いを次のように熱く語っていた。「小さい頃から、貴乃花親方についていくと思ってこの世界に入った。心の中では貴乃花親方の根本的な教えを忘れず、しっかりと自分の幹として叩き込んでいかないといけない」 年齢は若いが、こうと思い定めたときの貴景勝の信念の固さは、脱帽もの。高校相撲の名門、埼玉栄高出身で、「5日間も休めば弱くなる」と言われて修学旅行にも行かずに稽古していた、というエピソードにもそれがよく表れている。 相撲も175㌢、170キロの丸い体を目一杯使った突き押し一辺倒。この九州場所は、その上に元貴乃花親方の怨念ものっていたのだから、威力は倍増。初日、稀勢の里を左からはたき込んで腹ばいにしたときも、ニコリともせずこう話した。「テレビで見ている人にヘタレな相撲は見せられない。たとえ負けても積極的な相撲を取ろうと思いました」★協会真っ青のモロ貴乃花!「テレビで見ている人」とは、もちろん元貴乃花親方のことだ。 気迫負けして敗れた稀勢の里は、この4日後にあたる5日目の朝、「このままでは終われない。もう一度、チャンスをください」 と、師匠である田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)に申し入れ、休場している。貴乃花退職劇のとんだ犠牲者と言っていい。 こうして貴景勝は好調の波に乗ったが、「この強さは本物だ」と協会首脳が青くなったのが、9日目の大関栃ノ心戦だった。怪力自慢の大関に強烈なモロ手突き2発。1発目で体が後ろに吹き飛び、2発目で175㌔の体が浮き上がり、ドッと横倒しに転げ落ちた。「どうなったのか、覚えていない」 栃ノ心はこう言ってうつろな目をしていたが、勝った貴景勝は澄まし顔。「相撲は15日間の勝負ですから。9日目の成績は当てにはならない」 この貴乃花親方譲りの精神力が初優勝を呼び込んだ。 14日目、1差で追いかけていた高安との直接対決は土俵際で逆転負けし、涙を飲んだ。しかし、2敗で並んだ千秋楽では先に勝ってプレッシャーをかけ、御嶽海と戦う高安の敗北を誘い込んだ。 22歳3カ月は史上6番目のヤング優勝。小結の優勝は史上9人目だ。にもかかわらず、優勝が決まった瞬間、貴景勝は顔を真っ赤にしただけ。「場所前、新しい部屋になったけど、一生懸命がんばることが(結果に)繋がると思ってやった。白黒を考えず、内容を求めてやったのがよかった」 優勝インタビューでも、こうはっきりと話し、大きな拍手を浴びた貴景勝。 来場所は、早くも大関取りの声もかかる。この元貴乃花親方の“申し子”の快挙に、協会首脳は戸惑いを隠せずにいる。
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スポーツ 2018年12月07日 17時40分
丸、巨人移籍で広島が狙うプロテクト漏れ 陽岱鋼「台湾マネー」①
広島・丸佳浩外野手(29)が巨人移籍を表明した。松田元オーナーを始めとする広島首脳陣は丸の決断を応援するコメントを発表したが、内心は違う。後日、巨人側から提出される「プロテクト名簿」が、新たな遺恨劇の幕開けとなりそうだ。 「丸が巨人入りを表明した時点で、広島側は人的補償の行使を示唆していました。要するに、広島も丸の退団を想定し、巨人選手の誰を引き抜くかを検討していたわけです」(スポーツ紙記者) 早々に覚悟を決めていた分、考える時間も十分にあった。広島側は丸の人的補償を「市場拡大」の手段に変えようとしている。“カープ女子”の台湾進出案だ。 巨人サイドから、こんな情報も伝わってきた。「丸が国内FA権を得た8月、その獲得を提案したのは、高橋由伸前監督でした。編成スタッフは『動かない』と見ていたんですが、調べてみたら、可能性があると分かった。長打力のある左バッターは念願の補強ポイントでしたので」(関係者) 大型補強は、原辰徳監督(60)の意向でもあった。その丸には5年30億円とも35億円とも伝えられる“球団史上最高の札束”が提示された。炭谷銀仁朗捕手には「3年総額6億円」。元オリックスの中島裕之には1億5000万円で、新助っ人のビヤヌエバは200万㌦(約2億2000万円)。この2人には契約金も発生しており、50億円強の戦力補強がされた計算だ。「4季連続でのV逸に、球団首脳は危機意識を強めています。球団ワーストの5年連続となったら、読売グループの全体、関連企業の収益にも影響しかねませんから」(スポーツ紙記者) ’18年シーズン、丸の年俸は2億1000万円で、広島の日本人選手ではトップだった(金額は推定)。FAのルールに従えば、広島が人的補償の権利を行使しても、丸の最終年俸の50%を合わせて要求できる。巨人が8月から調査していたということは、それなりの“出血”を覚悟し、広島への選手流出も最小限に食い止める名簿作りを検討してきたわけだ。「’13年オフ、巨人は広島から大竹寛をFAで獲得した際、一岡竜司を喪失しました。若く、伸びしろのある投手を奪い取った広島の勝利でした」(同) 28人をプロテクトする正式な名簿の提出は、12月半ばの予定。巨人側は一岡の失敗を繰り返さないため、今回は「若手中心の名簿」作成になるという。菅野智之、坂本勇人、岡本和真らはガードするが、若手流出を防ぐため、貢献度の高いベテラン、中堅選手が外されるようだ。 「長野久義、亀井善行だけでなく、阿部慎之助、内海哲也も名簿から外れると聞いています。大竹のほか、吉川光夫、野上亮磨などの移籍組も名簿漏れです」(前出・関係者)(明日に続く) 一般論として、人的補償を行う球団は高額年俸のベテランを避ける傾向が強い。阿部、内海、長野らを外すのはその傾向に従った賭けでもあるが、広島側もそうした巨人側の情報はキャッチしているという。
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スポーツ 2018年12月07日 17時20分
「黄金のタイガーマスクで戦いたい」“世界マスクマン・トーナメント”は船木ブラック・タイガーJrが優勝!
<12月6日 後楽園ホール> “過激な仕掛け人”新間寿がプロデュースし、初代タイガーマスク・佐山サトルが認定する「原点回帰プロレス」の第5回大会が行われた。今年の最後の興行は、世界マスクマン・トーナメントの優勝者を決める2018年の締めにふさわしい大会となった。 前大会で決勝進出を決めていたブラック・タイガーJr.は、10月24日の会見で自らマスクを脱ぎ、正体は船木誠勝であることを明かした。「ジャパニーズスタイル、日本式の試合でルチャと闘いたいと思います」とコメント。決勝はあくまでもブラック・タイガーJrとしてマスクを被るが、日本式とミックスしたファイトスタイルになりそうだ。 その相手を決めるドス・カラスJr.対イホ・デ・ブラック・タイガーは2試合目に組まれた。大型マスクマン同士の対戦は序盤、お互いの力量を図るかのようなグラウンドの攻防が続く。試合開始5分、ドスカラスが場外にトペ・スイシーダを放ち試合が動き始めた。対するタイガーもセカンドロープからの雪崩式ブレーンバスターで反撃。さらにマスク剥ぎを繰り返す暴挙に出た。 その後もお互い丸め込みを試みるなど、一進一退の攻防を繰り広げたが、ドスカラスを持ち上げたタイガーの足がレフェリーに当たってしまうアクシデント。レフェリーが悶絶している間にドスカラスは自らマスクを脱ぎ、顔を覆いながらタイガーを指さし"マスクを剥がされた”とレフェリーに猛アピール。それを信じたレフェリーは、タイガーの反則負けを裁定。意外な形でドスカラスが決勝進出を果たした。 ブラック・タイガーJr.とドスカラスJr.の組み合わせとなった決勝戦。今日2試合目のドスカラスに対し、ブラックタイガーは序盤、スタミナを奪うかのようにじっくりグラウンドで攻める。対するドスカラスも本場メキシコのジャベで対抗。タイガーのキックを腕で振り払うなど、持ち前のパワーを発揮。さらに走り込んでのニーやスピアーなどで軽量なブラックタイガーを攻め込んでいく。しかし地力で勝るブラックタイガーは、切れ味鋭い浴びせ蹴りやハイブリットクラスターを狙った。「日本式で戦う」との宣言通りのファイトを展開し、最後は胴締め式肌締めでフィニッシュ。見事優勝を果たした。 リング上でトロフィーと"黄金のタイガーマスク"を佐山サトルから贈られた船木ブラック・タイガーJrは「半年かけてブラック・タイガーJr.としてやってきたが、いろんな意味でプレッシャーだった」と語ると、いきなりマスクを脱ぎ「すごくさっぱりしました」と心境を口にした。「33年前、15歳の時、新日本プロレスに入門したときには、初代タイガーマスクが引退した後だったので、2代目タイガーになりたいと思ったが、スパーリングで夢は一瞬でなくなった」と、タイガーマスクに憧れていた過去を明かした。 会見場に場所を移し、黄金のマスクを見つめ「本当のタイガーマスク。本当にうれしい。入門したときの船木優治に言ってやりたい。『おまえいつかタイガーマスクになれるぞ』って」と喜びを語ると「これ、被れますね」と口にし、黄金のタイガーマスクに変身。「次はこのマスクで防衛したい。一回だけ黄金のタイガーマスクで試合してみたい」と、まるで少年に戻ったような表情で夢を語り、会場を後にした。取材・文・写真/萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月07日 17時10分
佐山タイガーマスク、ライバルの早すぎる死に追悼の10カウント「ダイナマイトキッドを忘れないで」
<12月6日 後楽園ホール> 初代タイガーマスク・佐山サトルが認定する「原点回帰プロレス」の第5回大会で、5日に亡くなったダイナマイトキッドさんを追悼する10カウントが鳴らされた。 試合開始前、平井丈雅代表がキッドさんの逝去に触れた。一昨年のテレビ番組の企画で、闘病中のキッドさんに佐山が「トミー(キッドの本名)、ウェイクアップ!レッツゲットファイティング!オレたちはまだまだやれる。病気も吹っ飛ばせる」と激励したエピソードを明かした。 休憩後、全出場選手と新間寿氏、タイガーマスク姿の佐山サトルがダイナマイトキッドさんの写真を手にリングに。追悼の10カウントゴングセレモニーを行った。佐山はマイクを手にし「昭和56年4月23日、劇的な出会いがありました」とタイガーマスクとしてのデビュー戦を振り返った。「イギリス帰りの自分の鼻をへし折られた。素晴らしいライバルだった」と話す佐山はゆっくりとした口調。「タイガーマスクがあるのは、ダイナマイトキッドのおかげです。ダイナマイトキッドを忘れないでください。みなさまの脳裏に焼き付けてください」と呼びかけ、リングを降りた。 セレモニーを終えた佐山は会見場で報道陣に対応。訃報は昨日、食事中にスタッフからのメールで知ったという。「覚悟はしていたが、大変なショック」と苦しい胸の内を吐露。リングでも「泣きそうになった」という佐山からは、マスク越しでも友を失った辛さが伝わってきた。キッドさんのファイトについては「攻撃でも防御でも見習うことが多すぎた」。「お互いに尊敬し、分かり合えていた。相乗効果があった」と、ライバルとして、戦友としてかけがえのない存在だったことを明かした。最後にも「キッドの勇姿を忘れないでほしい。世界一のレスラーを忘れないでください」と述べ会見を終えた。 佐山の言うとおり、空前のタイガーマスクブームは、名好敵手ダイナマイトキッドがいたからこそのブームだったに違いない。享年60歳。くしくも自らの誕生日に他界した。さらにライバル・佐山の今年最後の興行の前日に息を引き取ったことも何かの縁なのか。佐山は「必ず訪ねて来てくれている。私には感じる」と、会場に亡き友の魂が来ていることを確信していた。ここまで偶然が続くと、この言葉にも説得力があった。 現在は体調不良のためリングに上がることができていない佐山。「来年はプロレスを世の中のために使っていきたい」と復帰を示唆した。早くして亡くなった最高のライバルの分まで、リングの上で暴れ回ることを期待したい。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月07日 16時42分
オリックスからFAの西勇輝、阪神が契約合意を発表!糸井嘉男と再びチームメイトに!
阪神タイガースは7日午後、オリックスからFA権を行使していた西勇輝とこの日3度目の交渉を行い契約に合意したと発表した。 結果的に最後にオリックスのユニフォームに袖を通した日となった先月の25日に、京セラドーム大阪で開催された『Bsファンフェスタ2018』終了後に駐車場に現れた西は、前日の24日に行われた阪神との2度目の交渉について、「非常に熱意を感じたし、短い時間だったけど、しっかりした話ができました」と好印象だったことを明かし、「そろそろ決めなきゃいけないと思っている。長引かせるのは良くない。家族と話して決めたい」と早期に決断する旨を報道陣に話していた。 ファンフェスの3日後となる28日には、自身のブログで「まだ何も決まっていない」「決断したらご報告します」という旨、心境を示していたが、今月の6日、オリックスの後輩である山岡泰輔、澤田圭佑とともに、“オリックス・バファローズ”の西勇輝として、大阪市内のホテルでチャリティーイベントの開催が決まっていたことから、このイベントが終わるのを待って、翌7日に阪神と3度目の交渉を行い契約に合意したものと思われる。オリックス時代はファンからは“神対応”と言われていた西のこうした“配慮”を察したファンからは、感謝の気持ちやエールが込められたコメントがSNS上に溢れている。 オリックスから阪神にFAで移籍するのは、糸井嘉男以来2年ぶり。糸井とは再びチームメイトに。2014年にオリックスを引っ張った平野恵一打撃コーチや、ピッチャーでは桑原謙太朗がいるのも心強いだろう。また、生活の拠点を変える必要がないのも大きな決め手になったと思われる。阪神は今シーズン投手力に悩まされていただけに、西の獲得は矢野燿大新監督にとって大きなプレゼントとなった。 2008年に菰野高からドラフト3位で入団。プロ3年目の2011年に初勝利を挙げると、そのシーズンは10勝を記録。以降、5シーズンで二桁勝利を収めており、オリックスではエース金子千尋、ディクソンとともに先発三本柱の一角を担った。今シーズンは初の開幕投手を務め、金子に続くエースとして期待されたが、オフに国内FA権を行使。複数の球団が興味を示したようだが、最終的には阪神とソフトバンク、そしてオリックス残留の3球団に絞られた末、阪神の入団を決断。来シーズンから新しくなるオリックスのユニフォームに袖を通すことなく、来シーズンはタテジマのユニフォームに袖を通す。 球団だけではなく、リーグもパ・リーグからセ・リーグに変わることは西にとって新たな挑戦となるが、オリックスで培った実力を発揮して、甲子園のマウンドで躍動する姿を見せてもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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K-1 新時代到来!前田が重量級で大金星、MAXはRISEと提携
2009年03月30日 15時00分
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スポーツ
ZERO1 曙大暴れ。ベルト獲りに意欲
2009年03月30日 15時00分
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スポーツ
ZERO1 “あいのりレスラー”崔が新王者に
2009年03月30日 15時00分
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スポーツ
ゴルフ アーノルド・パーマー招待 石川遼予選落ち
2009年03月28日 15時00分
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スポーツ
元川悦子のサッカー魔法陣(14)
2009年03月28日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 同郷・松坂に続く! 小島“豪腕”復活だ
2009年03月28日 15時00分
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スポーツ
K-1 ボンヤスキーVSオーフレイム舌戦展開
2009年03月28日 15時00分
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スポーツ
K-1 新イメージガールに赤井英和の娘ら
2009年03月28日 15時00分
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スポーツ
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(11)スーパースター長嶋をつくった食生活
2009年03月27日 15時00分
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スポーツ
K-1 権威失墜の危機!
2009年03月27日 15時00分
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スポーツ
DREAM 笹原プロデューサーが郷野に熱烈ラブコール
2009年03月27日 15時00分
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スポーツ
ノア 力皇&ヨネ新軍団「Dis Obey」始動
2009年03月27日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 浜亮太が曙に弟子入り志願
2009年03月27日 15時00分
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スポーツ
ゴルフ 石川遼6オーバー102位タイ
2009年03月27日 15時00分
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スポーツ
WBC 城島ノート出版計画浮上
2009年03月26日 15時00分
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スポーツ
WBC 原監督は侍ジャパン卒業へ
2009年03月26日 15時00分
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スポーツ
戦極 瀧本ウエルター級で再起へ
2009年03月26日 15時00分
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スポーツ
ハッスル ボノくんが悩殺KOされた
2009年03月26日 15時00分
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スポーツ
ハッスル ノア・志賀が2代目モンスター℃に
2009年03月26日 15時00分