世代交代を誓い序盤から積極果敢に攻めた。エルボー、ミドルキックなど得意の打撃でペースを握った。だが、王者も簡単には沈まない。ドラゴンスクリュー、足4の字固め、ヒザ十字の足攻めから、スパイラルボムで逆に追い込まれた。それでも意地で立ち上がり反撃。得意のシドマスから、最後はスカイキックで3カウントを奪取した。
新時代の扉を開いた崔は、3月まで放送されていた恋愛観察バラエティ番組「あいのり」(フジテレビ系列)で、一緒に旅をしたメンバーから祝福され「これからは若い俺たちが新しい時代を作る」と所信表明した。
リングに上がって次期挑戦を表明してきた関本大介(大日本プロレス)に握手で応え、タイトル戦が濃厚となった。
さらにベルト獲りに色気を見せる曙に対しても「全然オーケー。どんどん売り込んできてください」と応戦の構え。そればかりか「新日本(プロレス)、ノア、インディーでもいい。全国のプロレスラー、やりたかったら上がって来い」と吠えた。
新王者は団体活性化に向け、新たな風を吹かせようとしている。