世界一となった侍ジャパンの指揮官は、代表卒業を示唆。次の目標としてセ界制覇との2冠獲りを宣言した。
−−帰国して今の気持ちを
「世界一になって日本に戻ってくることができました。正々堂々戦って世界のつわものと、勝ち抜くことができた。29人、それぞれが覚悟と潔さを持って、日本力(にほんぢから)を見せつけてくれました。私の考える日本力とは気力、粘りの2点です。韓国戦も気力、粘りを見せつけて勝てた」
−−チームをまとめる上で心を砕いた点は?
「私は何も言っておりません。同じ目的をもって1つになって戦ってくれた。1日1日進化して強くなっていきました。イチローくんが、きょうの会見で『向上心』と言っていたが、まさにそれを持って戦った」
−−チームに戻って忘れないでほしいことを
「日本野球人にとってジャパンというチームは誇りであり憧れです。29人の戦士が日の丸を背負って戦いました。それらを胸に日本の野球を支えていってほしい。2連覇の偉業は未来永劫(えいごう)残るだろう」
−−代表監督として振り返ってください
「5カ月間、侍ジャパンという監督の命を受けてやってきました。会見を最後に侍ジャパンを卒業したい。この会見が終わると同時にジャイアンツの監督として(リーグ)3連覇を目指します」